今年初お目見えの革の手帳カバー、カレンダー&手帳2008年9月29日 (月)
新月、月のカレンダー・手帳の発売

今日、僕達が作った月のカレンダーと月の手帳の発売開始だ。一度使っていただいた方々はご存知だろうが、このカレンダー、日付と曜日以外にすごく沢山の内容が記載してある。僕達が思ったことや経験したことから描いた絵や、感じたメッセージをはじめ、何百年も何千年も前から、この世の中が誕生した時からある「こよみ」ってやつに簡単にふれられるように作ってある。
世の中の摂理ぜ〜んぶ、これが「こ」だ。数字の最後、九(ここの)つの「こ」。「ぜ〜んぶ」って体で表現する時に手が「弧」を描くように「こ」はぜ〜んぶだ。その世の中のぜ〜んぶを「読み」、人類が(人類じゃないのもいたかも・・・・)紐解き明かしてきたもの、それが暦(こよみ)だ。この暦はあまりにも大きく、ちょっとやそっとの事じゃかなわない。誰かとケンカして寂しくなっちゃたりする気持ちも暦にはかなわない。仕事で失敗しちゃったりした事なんて全然暦にはかなわない。ましてや「もう人生嫌になっちゃった」って言って命を投げ出したいそんな気持ちも暦にはかなわない。(ずーっと空が濁った都会の中だけで生きていこうとしちゃだめ、わからなくなっちゃうから。)ちゃんと言うと、楽しい事も暦にはかなわないのだけれど。暦を感じていたら、心大きく生きられる・・・・・・ような気がする。
暦は毎日の色、温度、匂い、風、季節・・・・、全て。そんな全てを感じる事ができるみんなが、知の旅に出る時に通る扉にこのカレンダーがなったら良いなぁって思いながら毎日チクチク全て手作業で作っている。このカレンダーは日本全国、世界にもちょっと広がっているから、旅先で目にする事があったらそれを使っている人と扉(カレンダー)を開いた時の話をしてみると面白いと思う。んでは、カレンダー2009、スタート!  (匠)


関連サイト:はからめ月のカレンダー

人人人、ナマステインディア2008年9月28日 (日)
ナマステ!インディア

カレンダー発売日前日の今日、都内にあるカレンダーを扱っていただいているフェアトレードショップに納品をしに行った。カレンダーも集まると結構重たいものだ。お店のスタッフの方々にも久しぶりに会え、話がはずむ。
渋谷にあるぐらするーつを訪ねた時、いつもお世話になっている桜井さんが代々木公園でナマステインディアというインドフェスタをやっているよと教えてくれたので、インドが好きなよし子とカレーライスが好きな僕は行かないわけにはいかず足を運んだ。
すごい人が集まっている。インド人も沢山、そのほかの国の人も沢山、日本人も沢山。いるかな〜と探していた人がいた、カドマン。都内にとどまらず野外でのイベントのケータリング(イベントなどで飲食や会場の設営などを行なうサービス)を仕切ったりしている髭とめがねと帽子の似合うアニキのアニキ。最近はサスケという犬と仲良くするのが日課だという。いつも会うのはイベントの最中だから今度ゆっくり飲みたいねなんて話しながら3人で人ごみを眺めていた。会うだけでホッとする人の1人でもある。
サモサ、カレー、ナン、そしてビール。基本的にはお酒を飲んではいけない国インド。そのインドのフェスティバルでほとんどの人が片手にビール、インド人にしてみたら、インドで行なわれるフェスティバルとは全く違った感じで面白いかもしれない。
明日はいよいよカレンダー発売日だ。準備を結構前から始めていたからちょっと待ち遠しかったその日がもうすぐやってくる。  (匠)


関連サイト:ナマステ・インディア2008

最近は日々カレンダーのパッケージング、これがカレンダーのモグラ2008年9月27日 (土)
大犯土(おおつち)

すっかり秋の気配になりました。涼しさにからだが冷やされていくのを感じます。そろそろ洋服を入れ替える準備です。店頭ではすっかり秋冬ものに入れ替わり、秋の味覚の栗や柿が並び始めました。
今日から7日間は大犯土です。はからめ月のカレンダーではモグラのマークでその期間が分かるようになっています。ウィキペディアによれば、この期間は「土公神(どくじん)が土中にいるため、土を犯してはならない。穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採など土いじりは慎むべき」とあります。高知県の中村市(現在は四万十市)にいたときに、「林業や森林組合のカレンダーには必ずこの大土表が書いてあるよ。この期間に木を伐採すると、虫が入りやすく、腐りやすいんだよ。」と教えてもらいました。調べてみると、ほとんどの暦の本にも大犯土、小犯土が載っています。
もともとは宮大工の間で伝えられていたとの記述もありますが、日本以外の国でも同じようなことが伝えられているそうですから、自然と共生してきた先人たちの知恵なのでしょう。本来具えている人間の感覚も、自然のリズムと共生することで目覚めてくるのかもしれません。 (よ)

赤い彼岸花、白い彼岸花2008年9月23〜26日 (金)
秋分の日、お彼岸

曼珠沙華が綺麗に咲いています。お彼岸の頃に咲くので彼岸花と呼ぶ方が多いですね。あの赤い花の群生を見ると、かの方の世界を感じます。仏教では「天上の花」という意味があるそうです。横浜の家の近くでは、白い彼岸花も咲いていました。秋分の日は祝日法によれば「先祖を敬い、感謝する日」として定められています。秋分をはさんで前後3日間はお彼岸です。お墓参りに行ったり、実家に帰ったり、オハギを食べたりして過ごしました。この頃はほぼ昼夜の時間が等しくなる頃です。わたしはこのころの夕方の時間がとても好きです。秋分の日は実際には昼の方が10分近く長いそうです。その10分の空が綺麗なのです。空と雲と夕焼けが、とても鮮やかに見えるんです。これから徐々に、夜が長くなっていくのですね。今わたしたちは横浜でカレンダー制作をしています。もう来年のカレンダー?と思うかもしれません。はやいような気もするのですが、月のリズムで作って、みなさんの手元に届けたいなあと思っています。(よ)

ダンカン氏のクラス、200名収容のスタジオ2008年9月19〜21日 (日)
yoga fest 2008

パシフィコ横浜で開催されたヨガフェスタに参加してきました。この3日間、様々なスタイルのヨガのレッスンが開催され、受講希望者はチケットを購入してレッスンを受けます。全国からたくさんのヨギーが集まって、とても賑わっていました。わたしはボランティアとして参加、1日1レッスン受講させていただきました。さすがヨガのフェスティバルとあって、有名講師が集まっていました。雑誌『ヨギーニ』モデルの吉川めいさん、タレントの千葉麗子さん、モデルのSHIHOさん、マドンナに指導したことでも有名なダンカン・ウォンさん。わたしはケン・ハラクマ先生、綿本彰先生、三浦利志郎先生のクラスを受講し、瞑想や指導の仕方などを教えてもらいました。3日間会場にいると、ヨガ友だちにも会います。いろいろなスタジオの講師の方もレッスンを受けに来ていたり、ヨガでつながる人たちが集結した感じで楽しかったです。ここで知り合った友人もできました。今のヨガの世界を垣間見たような、とても学びのある時間を過ごしたと思っています。 (よ)


関連サイト:yogafest 2008

12角形ハウス、三島さんと2008年9月16日 (火)
軽井沢ガラスギャラリーArms

2006年7〜8月、軽井沢で大工仕事をしていた事がある。それがここ、ガラスギャラリーArms(アームス)を作るためだった。(過去のはからめキャラバンを読んで頂けるとその時の様子が分かる。)
KAVUDAYが終わった午後、軽井沢近郊の高峰温泉で一汗流し、そのまま近くの公園?で車を停めて野営。なぜか食材が沢山あり、食事はものすごく豪華だった。
翌日、ちょっと思い出残るガラスギャラリーArmsを訪ねてみる。オーナーの三島さんが明るく迎えいれてくれた。僕達が離れてから2年ほど経つのだが、その間、ずいぶんと変わっている。しかもなんだか良い方に変わっている気がする。三島さんの腕の広げっぷりというか経営の仕方が素晴らしいのか?庭には沢山の植物、しかもキャベツやシソなど、食べられるものが結構多い、大きなひまわりが建物を背中にして咲いている。「三島さんってこんな人だったっけ?」と、2人で顔を見合わせる。隣にはカフェができていて、お客さんも沢山入るようだ。
コーヒーを出していただきいろいろと話を伺った。やはり関西人、話していると具体的な数字(金額)が沢山出てくる。「これには幾らかかった」「今あそこで幾らであんなのが出ている」とか、それが結構面白い。なんだか三島さんが以前よりもいきいき明るく若く元気になったように感じた。
「また来るね」と別れの挨拶をすると三島さんが「種持って行く?」とひまわりの種と、もうひとつ名前の分からないけれどきれいな花が咲くという花の種を頂いた。「ありがとう」、また僕達は顔を見合わせた。
帰り道、当たり前のようにおぎのやの釜飯を食べてから帰ったら結構早く横浜まで着いた。近いなぁ軽井沢、ここら辺で家でも・・・・んなわけ無いか。  (匠)


関連サイト: ガラスギャラリー Arms

雨の中のヨガ、青空ヨガ2008年9月13〜15日
KAVUDAY 2008

KAVU(カブー)というアウトドアウェアのメーカーのもと、毎年秋の始めに開催されるKAVUDAY。僕達はからめも参加させていただいて今年で4年目になる。メインはよし子の青空ヨガ、僕はサポート。
13日キャンプ場での朝を迎えると早速ゲストを迎える準備。今年で9年目を迎えるKAVUDAYは、ゲストのみんなもかなり緩やかな感じ、早く来たり、遅くなったりとマイペース。そんなKAVUDAYの魅力のひとつに毎年KAVUの本社があるアメリカのシアトルからKAVU社長であるベリーがわざわざやって来てくれることだ。今年は副社長のジョー、経理担当マット、パソコン関係担当のミスターIT、そして昔KAVUで働いていた事があり今は京都の大学で英語を教えているクリスのシアトル男5人衆で会場を盛り上げてくれた。
初日は小雨が降ったりやんだりのお天気、何とか持ちこたえてくれと願いながら時間を過ごしていた。ぎりぎり持ってくれたと思った雨は、午後4時半、ヨガに集まったゲストの皆さんが始めて間もなく今日一番の勢いで落ちてきた。アウトドアイベントとはそんなものだ。しかし、前田さん率いるコールマンチームのおかげで瞬間でタープを張って何とか屋根の下で続ける事ができた。ゲストの皆さんには少し狭い思いをさせてしまったけれど「そんなこともあったね」と後で笑い話にしていただいたら嬉しい限りだ。
お料理教室、トレイルランニングに参加。2日目、朝はまず青空に挨拶。7時からの早朝ヨガにはたくさんの人が集まってくれた。準備したヨガマットが足りなくなり、僕達が使っているキャンプマットまで出動、それでも足りないほどだった。たくさん来て頂けるのは僕達にとって、とっても嬉しい事、皆さんどうもありがとう。
この日僕達は昼前に2人で、トレイルランニングというプログラムに参加してみた。このトレイルランニング、どんなものかというと、普段ハイキングするような山道を歩かないで走るってもの。最近走ってないなぁ、大丈夫かなぁと思いながらその体験会に参加した。いざ走ってみると、緑の中を駆け抜けるのが結構気持ちがいい。そして、走り方のコツやトレイルランニングに関するいろいろな事を教えてくれたトレイルランナーの石川弘樹さん、彼が気持ち良さそうに走るので、僕もつられて心の中では「ヤッホーイ」とか言いながら飛ぶようにして山道を駆け回っていた。なんだかひとつ新しいものをやってみた感じが新鮮でよかった。
僕はヨガの時間以外、基本的にキッチンにいて料理隊長の飯田さんのサポートをしていた。KAVUDAYの食事を毎回担当してくれる飯田さんは一緒にキッチンに立っていて楽しく時間の過ごせる人だ。今回は料理教室の先生、そして夜のパーティー料理を作ってくれた室井シェフ夫妻も一緒だった。銀座でお店を持っていた室井さん、料理をしている最中は話しかける隙が無い感じがしたが、夜、一通り終わった後、話をしてみると繋がる繋がる、世間は狭いのか僕達が狭いところにいるのか、いろんな話をしたり聞かせてもらったりと、楽しい時間を過ごす事ができた。
また、ゲストの子供達と1日中遊びまわってくれていたKIDSチームの皆さんはすごいの一言。子どもを良い気持ちにさせて、しかも自分達も楽しそうだ。「あの技はすごいね・・・・」と2人で感心。
日中のプログラムは他に、マウンテンバイク、クライミング、ハンモック、ハイキング、KIDSプログラム、もちろんKAVUウェアの格安販売も。なんと参加者にはKAVUのフリースがプレゼントされた。そして、KAVUの事、シアトルの事、話をしたければいろいろな情報がすぐそこに、誰でも参加できるイベントでこんな豪華盛りだくさんなのは他に無いのではと思ってしまうほど。来年はKAVUDAY10周年、実行委員長の金川さんも「やりますよ来年も!」と宣言!? どんな催しになるのか、楽しみにしながら1年間過ごせそうだ。  (匠)


関連サイト: KAVU OD-BOX A&F コールマンジャパン outsideBASE 石川弘樹Webサイト

佐渡に沈む夕日、良寛さまの後で何か書き物2008年9月11〜12日
出雲崎 新潟

僕が小学校の頃、家族で毎年夏に新潟県の出雲崎という地に遊びに来ていた。出雲崎は僕の父親方の祖父と祖母の生まれ育った土地であり、僕と同級生の子供がいる親戚も住んでいたので、毎年来るのが楽しみだった。また、良寛さまの生まれた場所でもあり、現在では大事な観光資源のひとつのようで、いたるところに良寛良寛と書いてあるのが目に入る。
そんな出雲崎が片貝から近いと分かり1日予定が空いていたので十数年以上ぶりに訪ねてみた。子供の頃は全く興味がなかったので行かなかった良寛記念館なるところにも足を運んでみた。静かな庭がありとっても良い所だった。また、良寛さま独特の筆の運びが多くの人の心をつかむのもなんとなく分かる、あぁ来てよかった、そんな感じだった。でも、子供の頃に来てもこりゃ面白くないだろうな。新潟県の海沿いはどこでも西に沈む太陽を見るには絶好のポイントだ。新潟市近くのスーパーでちょっとした魚介類を手に入れて静かな浜を探し、日が沈むのを待った。海にではなく、佐渡島に隠れ最後を迎える夕日でお酒が1.5倍くらい美味しくなった。
開く天井を見上げるよし子、光の館外観12日、朝起きるとやはりどこからともなく犬を連れた散歩のおじさん。これは日本全国どこでもそうらしい、散歩のおじさんは必ずいるのだ。今日の目的地は北軽井沢にあるOutsideBaseというキャンプ場。13〜15日まで行なわれるKAVUDAYに参加するために今日は1日ドライブだ。途中、よし子が昔から行きたかったという十日町市にある「光の館」によった。「光の館」は光のアーティストと呼ばれるジェームズ・タレルさんが実験的に作った瞑想のためのゲストハウス。誰でもお金さえ出せば泊まって自由に使うことができる面白い場所。見学もできるというので今回覗かせてもらった、1人500円払って。内装は和を思わせる作りだが、杉の模様が入ったコンクリート壁や、お湯に使った部分が白く光るお風呂、近未来的な光を放つトイレ、ボタンひとつ押すと天井がスライドして空色の天井が現れたりなど、アート作品の中で一晩過ごすのもありかなって思った。
十日町で温泉に入ってからださっぱりした後、軽井沢まで走った。暗くなってから着いたキャンプ場では、約1年ぶりのみんなが笑顔で迎えてくれた。次々と集まるスタッフとくだらない話やくだる話で笑ったりして楽しいイベント前夜を過ごした。   (匠)


関連サイト: 光の館 House of light 良寛記念館

打ち上げる花火の表。世界一の四尺玉2008年9月10日 (水)
片貝まつり 四尺玉の花火

7日に行なわれたBE-INの次の日、BE−INで出会ったマツオさんから「明日新潟に花火見に行かない?」と電話があり、9日夜、新潟まではからめ号と共に走ることになった。毎年マツオさんが座敷席を取っているのだけれど今回行かれないということで声をかけて頂いた訳だ。マツオさんは電話の先で、「マイルス・デイビスに見せても絶対喜んでもれえるほど素晴らしいエンターテイメントだから見て欲しい」と話すほど面白いお祭りらしい。
というわけで、10日昼前に片貝という町に着く。新潟中越地震の中心となった小千谷市の近くだ。震災の跡であろう所々で古い納屋などが傾いていたり、来る途中にも「復興」の文字を良く見かけた。片貝まつりは昨日9日から行なわれており、今日は2日目。いろんなところで一升瓶片手に山車(だし)を引いているお兄さん、お姉さんがいる。歩きながらラッパ回し呑みが当たり前のようだ。笛を吹きながら、太鼓を叩きながら、踊りながらみんなで呑んでいる。僕達もつられてビールからスタート。奉納先の浅原神社には土俵があり、相撲大会が行なわれている。「往年の名力士〜の登場です」というアナウンスの後に出てきたのはそこら辺でお酒飲んで倒れてそうなおじさん。高校生のいかにも相撲部と対戦。おじさんの目つきが変わる。「はっけよ〜い、のこった、のこったっ!」、おじさんはバシっと上から高校生の背中を叩いて、そのまま高校生は土俵に両手を着いた。さすが力じゃない。と思った試合もあったが、ほとんどのおじ様方は高校生力士に負けていた。夕方になるにつれてどこからともなく人が集まってきてどんどん賑やかになっていく。
夜の様子。とっても心がこもった花火。あたりはすっかり暗くなり、月はくっきり明るくなった7時半、「お待たせしました、間もなくエンカの奉納です。」北島三郎みたいな人が歌でも歌うのか?と思ったらエンカは煙火。花火の事を煙火というらしい。一発ごとにアナウンス、「〜工業株式会社社員のとその家族の健康を祈って、尺玉2発同時打ち、尺玉に2発同時打ちでございます!」、ドン。また、「〜様奉納、祝喜寿マモルおじいちゃん、これからもおばあちゃんと仲良く長生きしてね。尺、尺でございます。」見たいに1発ごとに誰かの思いが込められての打ち上げとなる。これがなんとも言えず素敵な人間関係が見えてくるというか、お酒が美味しく呑めるような、とにかく良い。尺玉が上がるときは「尺、尺でございます。」のアナウンス。ほとんどは尺玉以下だが時々二尺、三尺玉が2,3発、そして最後には世界一の四尺玉が打ち上げられる。直径約120cm、重さ420kgを、打ち上げ高さ800m、花火の大きさ直径800m。これは見たこと無い大きさだ。大きいので花火を正円に近づけるのが難しいらしいがその音と大きさは最高の迫力を感じる事ができた。
新潟といえば日本酒、2人で四合瓶をちびちび頂き夜10半くらいまで続いた煙火奉納と共に空になった。11時になってもまだ太鼓の音は鳴り止まない。地元の人たちが地元の人たちの為に、本当に素直にお祭りを楽しんでいた印象を受けた。僕達もカレンダー作業の毎日がこれから続く前に楽しい時間を過ごす事ができた。そして森の中に停めたはからめ号の中で遠くで鳴り響く太鼓の音を聞きながら静かに眠った。  (匠)

ハムちゃんと一緒に。ピースマーク。2008年9月6〜7日
BE-IN Tokyo 2008

6日カヌー仲間のハムちゃんが、横浜で預かっているカヌーとパドルに会いにきました。もうしばらく預かる事となり、秋に一緒に川旅に出よう、という約束をして一晩明かしました。
7日ハムちゃんと一緒に家を出て、川崎駅でハムちゃんと別れ、わたしたちはBE-INというイベントに参加するために千駄ヶ谷に向いました。駅から明治公園に向う途中、道に迷って将棋会館の前に出ました。最近たくみくんは「月下の棋士」という漫画を読んでいて、「おお、ここが将棋会館かぁ」とうれしそう。そういえばさっき別れたハムちゃんは将棋で有名な羽生さんのご親戚なんだよね、意味のある偶然かしら、と話しながら、突然降り出した雨と雷の中、公園に到着。
BE-INとはベトナム戦争に反対するフラワームーブメントを起源とする平和イベントで、「9.11」をきっかけに復活した平和の集いです。2001年9月11日にNYのWTCビルが倒壊したあの事件、とても衝撃でした。あの事件以来、テロ対策とうたわれ、たくさん制約がされる世の中になってしまいましたね。事件から1年たった2002年、BE-INしよう(human being gatheringという意味あいも)という呼びかけで明治公園に集まりました。そのときにピースキャンドルを灯そう、といって友人日和子ちゃんと祈りの火を灯したことがきっかけとなり、2003年、大きなピースマークのキャンドルを灯しました。BE-INはその後もその時の仲間の西田さんとこころある人たちの手で続けられていて、わたしは5年ぶりに明治公園に足を運びました。
雨の中のキャンドル、守ろう憲法9条みなさんもご存知のあのピースマーク、もともとロンドンで起きた反核キャンペーンのときにデザインされたものだそうで、それがかれこれ50年前。よって今年はピースマーク誕生50周年だそうで、反核、平和、祈り、さまざまな思いを受けて福岡県星野村まで原爆の残り火をとりにいかれた松尾さんと、現在は京都在住の日和子ちゃんと、たくみくんと一緒に、雨の中チョークでピースマークの下絵を描きました。日和子ちゃんと「たしか、5年前も同じことしてたね、」と話しながら。歌を通してメッセージを伝えている人、踊りで表現している人、花を配る人、火を守る人。それぞれの思いを胸に、平和の火を灯していきます。
雨の中、ピースマークが浮かび上がりました。私たち若者(?)が傘やカッパで雨をしのいで参加する中、主催者の西田さん、松尾さんたちはTシャツ半ズボン姿で走り回っています。その姿のかっこいいこと。「ありがとう、ありがとう、」と参加者に声をかける西田さん。「都会の真ん中でさあ、堂々とフラワーチルドレンできる日なんだよ。」と目を輝かせている松尾さん。首相が辞任して混迷した日本で、こんな素敵な大人もいるんだ、と希望がもてた夜でした。わたしにとって、9月11日はこころに火を灯すきっかけとなった日でした。みなさんのこころの火はどこに灯しますか? (よ)


関連サイト: BE−IN 2008

ピカピカにひかる床。いい天気。2008年9月3日 (水)
総持寺まで散歩

昨日の夜、食事の時にビールを飲んだせいか夜9時くらいに眠ってしまった。夜中に目が覚めたものの朝の6時までふとんの中に入っていた。スガスガしい朝は今だけだよと、毎日朝6時には起きているよし子と散歩する事に。家の前のマンションの周りを歩いていたら、朝食のパンを買うのと、カレンダーや手帳の撮影をしに鶴見まで歩こうという事になった。一度家に帰ってコーヒーをポットに入れテクテク出発。7時半に開店する鶴見でお気に入りのパン屋さんに7時20分に入れてもらい、クロワッサン2つとカレーパン1つ、そして食パンを1斤買った。そのまま総持寺というここいら辺では結構大きいお寺まで歩いた。かるくお参りをした後、木陰でカラスに見守られながら朝食タイム。「結構歩いたね。」と僕は言った。
それから、ほとんど完成間近のカレンダーと手帳のサンプル、そして今年初めて売っていこうと思っている手帳カバーを撮影。ちょっと前の寒いくらいな気候が恋しい、なんだか汗が出てくる、暑いみたいだ。今月末にはカレンダーの発売だ。それに向けて準備をチャクチャクと進めることとしよう。
9月3日といえば、ドラえもんの誕生日だ。2112年生まれだからまだだけど、おめでとう。 (匠)

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