新月、鶴見川 2009年2月25日 (水)
如月 新月 10:35 The new moon

横浜では雨水を過ぎたとたん、雨の日が続いています。雨の日は寒いですが、まもなく3月だと思うと、春の訪れがすぐそこまで来ていると期待してしまいます。
25日午前10時35分、魚座の新月を迎えます。魚座は神秘性や寛容さをつかさどる星座です。ある人から教えていただいた新月の願い事の仕方は、7つ思い浮かべて5つ書き3回唱えるという方法です。人それぞれいろいろな方法があると思います。効果のある方法や何か気づきを発見したら、はからめまでご連絡していただけますと、検証して暦のパワーアップに務めさせていただきます。  (よ)

ロールケーキ、物件見学 2009年2月19〜21日
沢沿いの土地

今回見学するのは、静岡県から愛知県にかけた山沿いの物件4件。どれも土地だけの物件で沢水の利用ができそうな物件を選んでの見学だ。
「不動産物件に掘り出し物は無い」という教えの通り、どの物件もそれぞれたどり着く度に「だから安いんだな」と納得する。そして、ひとつの物件を見回ってはここにアレを建てて・・・・とか、ここにこうやって車で入ってきて・・・・とか頭の中で想像する。送られてきた地形図では沢と描いてあっても、覗いてみるとU字溝があるだけで水は無かったりとガックリの連続だ。4件中1件、夢が広がる土地があったが、その場所まで車で行けなかったり、日当たりが良いとは言えなかったりの理由で今回も決まらなかった。しかし、必ずどこかで僕たちを待っている土地があると自分達に言い聞かせた。
2月20日は、自分で言うのも変だが、僕の誕生日だ。3時頃よし子がコーヒー入れるよと、車の後でごそごそと、すると3本のみつろうキャンドルがささったロールケーキが。いつも2人で一緒にいて内緒の行動が中々取れないなか、驚かせようと、どうもありがとう、サンキュウ、ナイスよし子。夕方、愛知県新城市あたりの宿にたどり着いた。そこでは温泉、猪鍋、浴衣に布団、至れり尽くせり、旅館ってすごい。
前回の旅では、建物付きの物件探しから土地だけの物件を探そうと変わり、今回の旅では、静岡、愛知、山梨あたりで見つけたいと思っていたのから、北関東も考えてみようという事に。旅をする度に思いや考えやが大きく広くなっていくような気がしている。動いたら何かが変わる、これホントっぽい。
宿で充電して、翌日、近くの鳳来寺に立ち寄ったあと、のんびりとはからめ号と共に横浜まで帰る。これでまた元気になって僕達を待つ場所探しだ。  (匠)

多摩川に架かる橋の上から 2009年2月18日 (水)
川沿いの家

今日も自転車でプチサイクリング。コースは川崎駅近くから多摩川まで出て、土手沿いを海へと向い羽田近くまで、そこから川崎大師を通って帰ってくるといった感じだ。
天気がいい。左の写真、これは多摩川の河川敷に住む人たちだ。川沿いや、橋の下に住む人たちの事を聞くとブルーシートを想像してしまうが、写真のとおりである、家があるのだ。家があるからホームレスではない。
2人で橋の上から数分観察してみた。ほとんどの方は多分空き缶集めの仕事に出ているのだろう、人の気配は少ない。にしてもしっかりと作ってある家だ。よく見ると増水対策の為に単管パイプで床を上げてあり、家の中にはシンクが設置してありちゃんとした台所まである。気になるのは家の作りがそれぞれ似ているという事だ。このコミューン(そう呼んでも良いだろう)の中には大工がいたり、床を上げる仕事の人がいたり、調達屋さんがいたり、もしかしたらカフェがあったりと、小さな社会ができあがっているのであろう。日当たりは良好、畑をやっていたり、ニャンコを飼っていたりと、のんびりとした時間の流れをこの場に感じた。
自転車で町を走っているとゴミ捨て場がやはり気になってしまう。1週間、町を走りまわりゴミ捨て場からいろんなものを集めれば、結構な生活ができることだろう。
ちょっとお買い物をしに、普段は車で来るコーナンというホームセンターに立ち寄る。店内の出入り口付近で売っている玄米黒ゴマ大吉だんごは80円は行くと必ず食べてしまう一品だ。その後、川崎大師では久寿餅2〜3人前、700円を購入してベンチに座って食べる。久しぶりに食べた、美味しい。
明日は物件見学の旅の出発だ。そして明後日は僕の誕生日、宿に泊まる予定だ。どんな旅になるのかとても楽しみだ。  (匠)

太陽、物件を見るよし子 2009年2月12〜15日
春一番到来。

春一番が吹きました。まだ寒いとは感じるものの、冬の冷たさではなく、寒さの中にも春の暖かさを感じました。
はからめの拠点探しをしています。インターネットで探すことが主ですが、前回の物件探しの旅で気づいたことをふまえて2人で話し合っています。
CANOEDAYの制作も進めています。スタッフ、予算、スケジュール、タイムテーブルなど、おおまかに見当をつけていたものを検討してデスクワーク&ミーティングです。先日たくみくんが自転車を直してくれました。蘇った自転車に乗って河原まで行き、水面を眺めながら話し合います。ヌケがないか、どうしたらいいかなど、大空の下で川に映る夕日を見ながら決めていきます。星が出てきたので街まで戻って、明るくて暖かい場所でおいしい飲み物を飲みながら更に話合います。今回のイベントは、水で繋がる人たちが琵琶湖に集まって数日間一緒に過ごすという、これまでにないイベント。いろいろなイメージをふくらませ、できるだけシンプルに、楽しく制作していこうと思っています。ご協力よろしくお願いいたしますm(_ _)m。 (よ)

ジンちゃんと、月2009年2月9日 (月)
正月満月 23:49 A first full moon in this year
チョンウォルデヴォルン

家探し中に立ち寄った川根村ではお茶畑が山の斜面を埋めつくし、どの栽培農家も絶景を眺望できるように山々に点在していました。ここでお茶の手もみを体験させていただき、おいしい川根茶をごちそうになりました。お茶農家さんからお茶の食べ方を教えてもらい、抽出したあとの出涸らしも充分おいしく利用できることを学びました。早速お茶の佃煮とふりかけをつくってみました。体にもよさそうです。
韓国では一年最初の満月のことをお正月の満月、韓国語で「チョンウォルデヴォルン」といって、五穀米を炊いて月を愛で、一年の豊凶を占う慣習があるそうです。韓国人ジンちゃんの日本で過ごす最後の夜、わたしたちは横浜へ帰ってきて一緒にお正月の満月料理をつくって楽しい時間を過ごしました。ジンちゃんはチヂミとキムチチゲを、雅子さんは肉じゃがを作り、わたしは圧力鍋で玄米と赤米、黒米、赤豆、もち粟の五穀ごはんを炊きました。今年は季節を感じながら何度もお正月を味わいました。一年のはじまり、身をひきしめて新しい自分たちの生活をつくっていきたいと思います。 (よ)

つっちーとユタカさん、青野川と桜2009年2月5〜8日
静岡・山梨・長野、家を探しに

今、僕達は2人で住む家を持っていない。実家や、いろいろな人にお世話になったり、心強いはからめ号と一緒に眠ったりしながら毎日生活している。もちろん良い事もあれば、そうでない事もある。
そして立春を迎えた今日、兼ねてからの願いであったはからめの、はからめによる、はからめのための生活の拠点を本気で探そうと2人で動きはじめた。
5日。まず、しばらく足を運んでいない南伊豆の土地に設置してあるポストの中身を取りに行こうと伊豆半島を東からグルッとまわり伊豆最南端へ。少し前に郵便屋さんに「沢山入っていて心配です」と言われたので来てみたが、ポストの鍵を開けてみると中身は空っぽ。ん?誰かに持って行かれちゃったか?それならOK、心配事が無くなっていて一安心だ。次に僕達は一昨年に群馬の秘密基地で育ててその後ずーっと眠っていた、はから米(まい)を籾(もみ)の状態から玄米の状態にしていただける方に出会えたのでお願いをする事にした。無事に、はから米は玄米になり、近いうちに僕達の口に入ることになる。 そして明日の為にと目的地に近い毎度お馴染みのtuttycafeで一晩の宿をお世話になる。つっちーのお腹の中の通称みかんちゃんが大きくなっているのが分かる。元気で出て来るんだぞ。南伊豆で採ってきたふきのとうが、ユタカさんの手で最高の天ぷらとなり食卓に上がる、最高だ、もう春だ。
物件、物件 6日、7日とインターネットで紹介してもらった物件を全部で8件見て回る。丸2日間かけて見回った結果、どこもピンとこないものだった。土地だけではなくボロくても家が付いている物件を当たろうと考え、紹介してもらった8件だったが、金額が安いという事もあり、ほとんど日が当たらない場所だったり、車で入れない場所だったり、その物件自体が無かったり(やり取りをしていて、かなりヤバい不動産屋さんだったのは間違いなかったのだけれど。)と、保留って感じにもならない物件ばかりだった。残念ではあったが色々な場所、土地、人々の生活を見ることで自分達が創っていきたい絵が頭に浮かぶようになったのが良かった。
8日の朝は気田川の辺で、はからめ号のなかで目を覚ました。今日は見に行く物件は無いのだが帰り道、気田川、大井川沿いを走りながら2人で話したことは、「やっぱり土地だけを探して、テント生活から始めようか・・・・」なんて事だった。毎日、玄米を圧力鍋で炊き、ごま塩と梅干とホンのちょっとのおかずで朝昼晩のご飯を自炊していたのだが、それが何よりも楽しかった。この先テントから始めるという事が全く苦にはならない生活だという事を確信した旅でもあった。
藤城清治の影絵と僕達、お弁当 住む場所探しをするにあたって、沢山の方から色々なアドバイスを頂いている。色々な意見や考え方が右から左から頭の中に入ってくる。自分達の生活を創る、本当にこれが今の僕の役目なのか?そんなところに力を使わずにもっと他にやることがあるというのか?住みやすい心地よい空間を創ったとして、そして、そしてどうするんだ?何をするんだ?などなど、自分に対する疑問が次から次へと湧いてくる。そんな疑問に対しては決まってこう答える。「間違っていてもいいからまずやってみるよ。」と。そして、この文章を書いている今も日当たりが良く水が流れている土地が空から降ってくることを頭に思っている。何かがスタートした気がしている。  (匠)

梅と青空2009年2月4日 (水)
立春 1:50 The beginning of spring

Today is the first day of spring on Japanese traditional calendar. It becomes long daytime little by little. I feel spring coming that last the daytime until 5pm. According to that calendar today is a new year's day that the astrology change new.
Before a couple of day two volcanos erupted in Japan. I am worried about that. I am careful to the volcanoes signs this year. (Yoshiko)

今日は立春です。暦の上では春になりました。日脚が徐々に伸びる頃です。夕方5時を過ぎてもまだ明るいのを感じると、少しずつ春の訪れを意識しはじめますね。九星では今日からが年初め、今年は九紫火星の年です。先日浅間山と桜島が噴火しました。火山の動きが気になる日本です。 (よ)

夜の鶴見神社、昼の潮田神社2009年2月3日 (火)
節分  A traditional end of winter
豆撒き Bean-scattering ceremony


Today is Setsubun in Japan. The term setubun is represented the days marking the change from one season to the next. It is the day of traditional end of winter today.
Some people said that tomorrow is new year's day because spring is coming day, so today is end of a year. On the day of Setubun in many temples and shrines people who are same zodiac in this year throw soy beans, shouting “Oni wa soto! Fuku wa uchi!” meaning “out with the goblins and in with fortune!”.
It is began as a New year ceremony to drive out evil spirits and pray for the family’s well-being. After the ceremony, everyone eats the same number of beans as their own age. It is believed that by doing so, people will be free of sickness during that year.
We went to the most biggest temple in this area to participate in a bean-scattering ceremony inviting a Korean friend Jin. She told us that there are not the event Setsubun but it is written to the Korean calendar, too. We participated in the ceremony of two more Shinto shrines. We had enjoyed and were given a lot of ceremony beans and cakes. We came home then cooked Korean supper, we ate same number of each ages soy beans. We enjoyed Setsubun event very much. (Yoshiko)

戦利品を見せ合うジンちゃんとよし子、総持寺の梅と鶯今日は節分です。節分とは「季節を分けること」を意味しており、立春の前日の節分の行事では各地で追難式(ついなしき)といわれる豆撒きの行事が行なわれます。立春正月という考え方からすると節分は大晦日になり、一年の邪気を豆を打って払い、無病息災を願います。「鬼は外、福は内」という掛け声でその年の年男年女(今年は丑年)が豆を撒きます。拾った豆を自分の年の数だけ食べると一年間健康でいられるなどのいわれがあり、社寺での追難式にはたくさんの人が集まります。
韓国人のジンちゃんに節分について聞いてみました。韓国のカレンダーにも節分と書いてあるそうですが、特に行事はないそうです。ジンちゃんを誘って鶴見の節分の行事に参加してきました。まずは総持寺という、鶴見で最も大きなお寺に行きました。このお寺には俳優の故石原裕次郎が眠っており、芸能人の豆撒きに人が殺到していました。先着2300名が拝殿の中での豆撒きに参加できます。わたしたちは外にある福豆コーナーと福引で総持寺を後にしました。それから鶴見の沖縄ストリートまで散歩をして、沖縄料理の昼食をとりました。わたしは沖縄そばを食べたのですが、お店に張ってあったポスターに「年越しそばに沖縄そば」と書いてあったのが興味深かったです。そこから潮田神社という、かつては海の男たちの住む場所であったため、荒い豆撒きだよといわれる豆撒きに参加してきました。お菓子が降ってくる降ってくる、ジンちゃんと楽しみながらお菓子を受け留めます。たくみくんと3人でたくさんの御下がりをいただきました。最後は、鶴見川を渡って鶴見神社の節分祭に参加させていただきました。こちらでは鱒から豆を撒いていたので、帽子の中に豆を撒いてもらい、帰り道3人で豆を食べながら楽しい家路につきました。社寺を3つもはしごした節分、家に帰って御下がりを広げて一日を振り返り、みんなで年の数分以上の豆を食べます。釜山キムチとビピンパをつくって、楽しい節分を過ごしました。 (よ)

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