カヌー安全、奈良を歩く 2009年3月31日 (火)
奈良

昨日の30日でカヌーデイの片付けがなんとなく終わり一段落。今日から4月7日12時関西国際空港発までギャレットとアレクサンドラと一緒に京都〜四万十川、往復の旅に出る。のだがその前に、せっかく古都にいるのだからと俣野さんお得意の観光コース奈良の大仏へ案内してもらった。僕もここを訪れるのは10年ぶりくらいだ。
大仏様は大きい、本当に大きい。それが入っている東大寺はもっと大きい。その東大寺の中に、知っている方も多いだろうが、柱の1本に大仏様の鼻の穴と同じ大きさの穴が開いている。それをくぐる事ができると幸せになれると言われている穴だ。子供ばかりが通っている穴だが、大人も通れないことは無い。まずアレクサンドラがチャレンジ、見事スルー。出口ではギャレットがカメラを構えている。続いてよし子。さすが身体が柔らかい、スルー。そして、引っかかって身動きが取れなくなっている自分を誰かが前から後から引っ張っている姿を想像しつつ僕もチャレンジ。無謀だったか?と思う一瞬もあったが何とかクリア。やったぁ、これで幸せになれる。アイムゴーイングトゥハッピーだ。
奈良から秘密基地のある京都までの帰り道、古くからある竹細工屋さんに立ち寄った。メイン州の伝統的なバスケット作りの技術を持っているアレクサンドラは竹で編まれた籠に興味津々。小さな籠をひとつお土産に買っていた。明日からは4人で四国の旅だ。どんな事が起こるのか楽しみにしながらギャレット達を秘密基地へと送り届け、僕達は友人日和子、マサ宅でお世話になった。 (匠)

WS風景、参加者のみんな 2009年3月29日 (日)
CANOEDAY 最終日

今日もなんだか良い天気。一昨日スタートしたワークショップも今日の午前中で終了。
昨日の夜の盛り上がりで朝のヨガプログラムは参加者ゼロかと思いきや4人も参加していただいた様子。嬉しい限りだ。四万十塾による朝ご飯でみんな残り半日のエネルギーを補給。
みんなほとんどパドルの形になっていて、あとは形を整えていくだけといったところまできているみたい。延べ3日間一枚の木と向き合い触り続けてできたパドルとそれに費やした時間は一生の宝物となることだろう。
ワークショップの終わりにアレクサンドラがみんなに話してくれた言葉は、自分にカヌーの事やパドルのつくりかたを教えてくれたの師匠が喜んでいる事だろうといった内容の事だった。私は伝統的なこのパドルのスタイルを受け継ぐ為にいるだけ・・・・みたいなニュアンスを僕は感じた。
通りを見る、特大焼ソバ 四万十塾最後のお昼ごはんは特製特大鉄パンで一気に40人前作る焼ソバだ。特大ヘラをシャキンシャキンいわせているとーるさんと四万十塾のスタッフの周りにはお腹を空かせながらカメラを手にした人たちがいっぱいだ。
ワークショップは午前中で終わりの予定だったが、誰も終える様子なし。このまま引き下がってたまるか視線を感じたため、「午後も工房を開放します」とつい言ってしまったが、アレクサンドラを始め、みんながそれを望んでいたみたいだった。
5時過ぎ、参加者のみんなと少しの別れ。次は水の上で手作りパドルと一緒に会うことになるだろう。
それからスタッフみんなでお片付けタイム。明日も片付け時間があるからと軽めで切り上げ、ギャレット&アレクサンドラも一緒に「お疲れさま〜!」。乾杯の挨拶をする1秒前に、「カヌーデイが無事に終わった、ホっ」とはじめて思った。誰一人欠けていても成り立たなかったカヌーデイ、やはりこの夜も長くなったのは言うまでも無い。  (匠)


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パドリングレクチャー 2009年3月28日 (土)
CANOEDAY 2日目

28日晴れ。湖からあがる朝陽浴びながらヨガのプログラム。朝5時半という時間にもかかわらず8名の方が参加してくれた。そして四万十塾キッチンによるおいしい朝食。
今日は終日パドルつくりの予定だったが、明日の天候が読めなかったため、本来ならば明日の午前中に行なうパドリングレクチャーを前倒しして行う事にした。
と、水に入る前に、水辺にはカヌーの新艇が3艇並んでいる。という事は進水式×3だ。ワークショップ参加者のもっさん、ヨウコちゃんペア?がそれぞれ1艇づつ、そして同じくワークショップ参加者のシン君が1艇。1艇に1本シャンパンのコルクが空を舞う。もっさん、ようこちゃんと1艇づつ静かに水の中へ滑り流れて行くと同時に「おめでとー!」の歓声と拍手が湧き上がる。進水式を仕切ってくれた四万十塾のとーるさんも、琵琶湖の水は冷たいからと最初で最後の沈の儀式は行なわれなかった。(最初にひっくり返しておけばもうひっくり返らないという気持ちを込めた儀式、日本の和舟文化の中にも初めに3回ひっくり返すなどといった進水式のスタイルが残っている。)そして3艇目のシン君が水の中へと入って行ったときだった、バランスを崩し琵琶湖の中へジャポンといったのは。
CANOEDAYパン、Well canoe パーティー シン君が着替え終わった頃、ギャレットとアレクサンドラのパドリングデモンストレーションがスタート。僕達が普段見ないスタイルのパドリングを見せてくれる。これは後に思うことなのだが、日本とメイン州では地形が異なり川の流れも異なってくる。メイン州では3マイル(約5キロメートル)も続く瀬があるっていうし。すると自然とパドリングのスタイルもそれぞれのものができあがってくる訳だなぁと。
今日もまたまた四万十塾による豪華昼食を頂いたあと、再びパドルつくりの作業にとりかかる。今日あたりから手作業での削り出しが増えてくる。みんなはじめて使う道具や目の前にある木と一生懸命お話をしながらイメージするパドルに近づけていく。
ワークショップ参加者は5時ぎりぎりまで作業を続ける。そして相乗りでお風呂に入りに行ったり、お風呂なんて・・・と「作業を続けても良いですか?」なんていう声も。みんなの熱心な姿になんだか僕も嬉しくなってくる。
スライドショー、岡野弘幹ライブそして琵琶湖の水面が濃い青に変わってきた頃、夜のメインイベント”Well Canoe パーティー”だ。ワークショップ参加者のもっさんによる乾杯の音頭は、今後僕達の間で流行る事になりそうな素敵なものだった。毎晩パーティーじゃんと思われる方もいると思うが、その通り、毎晩パーティーなのだ。なんとウッド&キャンバスカヌーがテーブルに!その上には「C」、「A」、「N」、「O」、「E」、「D」、「A」そして「Y」という形に焼かれたベーグルサンドが!これは僕達の行きつけのパン屋さんで、安曇川にある「HANABANANA」のバナナちゃんのご協力、どうもありがとう。そしてシアターではギャレットによるカヌー、メイン州、森の生活などをちりばめたスライドショー。もうおなかも頭もいっぱいとなった頃、今回のイベントに賛同して頂き駆けつけてくれた岡野弘幹さんのライブ。毎度お馴染み和蝋燭の大與の灯りと、急遽応援に駆けつけてくれた竹キャンドルのクボッチの灯り共に、みんな狼になったり、鹿になったり、熊になったり、男になったり、女になったりと楽しい時間を音楽と共に過ごしていた。夜はどこまで続いたのか、それは最後まで起きていた人にしか分からないけれど、カヌーというキーワードひとつで沢山の輪の繋がりを確認しあった時間、素敵な時間だったなぁと感じた。 (匠)


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ワークショップ風景 2009年3月27日 (金) 
CANOEDAY 1日目

昨年の9月から、メイン州に住むギャレットとアレクサンドラと連絡を取り始め、今日までいろんな準備や想像をしてきた。そしてようやくこの日がやってきた。カヌーデイだ。
27日10時ワークショップ参加者集合。まずはメイン講師であるアレクサンドラからどんなパドルを作るのか、自分達が伝えていきたいパドルとはどんなものなのか、を説明。そして早速、パドルを削りだすための材を選んで作業にとりかかる。今回みんなに削ってもらう木材はモミの木。クリスマスツリーで知られているこの木は針葉樹で削りやすく軽いため、初めて木を削ったりする人にはとても良い材だと思う。もう1種類用意したのが、ホワイトアッシュという木材。日本ではタモと呼ばれ(育っている場所が違うから厳密にはアッシュとタモは違うものだと思うが・・・)野球のバットの材料などに使う硬くてネバリのある材だ。男性はなんとしてもアッシュで作ってみたいようだ。
Welcomeパーティー、WS風景四万十塾による豪華昼食を頂き、午後、再び作業にとりかかる。僕達スタッフも参加者も興味深々、アレクサンドラが次に何を言い始めるのかを耳を研ぎ澄まして聞いている。みんなの熱心な姿がアレクサンドラを興奮させ、それがまた彼女の熱意にかわり、みんなに伝わっていく。木工作業初心者が多いと聞いていたので少し心配ではあったが、思ったよりも進みが早く「おっ、これはいいぞ」と心のなかで小さなガッツポーズ。
夕方、皆さんようこそ琵琶湖へWelcomeパーティー!!旅のカフェによるパーティ料理はとてもおいしく、みんな大満足。お腹が膨れてきた頃、ギャレットとアレクサンドラの師匠のパドリングする姿を納めた貴重なビデオテープをみんなで見る。これはみんなの心の録画機に地上デジタルスーパーウルトラハイビジョンよりも鮮明に刻まれた事だろう。
数日前は草むらで歩く事も用意でなかったウドゥンボートセンター周りのテントスペースを草刈、そしてトイレに行きやすいように階段を作ってくれたりと、WS成功の為にいろんな役を買って出てくれたとーるさん、四万十塾スタッフのみんなにありがとう。そしてそのできたてのテントスペースに張られたテントの中にみんないろんな思いを抱きかかえながら入っていく。みんな自分のパドルで漕ぎ出す夢とか見てるのかなぁ。 (匠)


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この八角形は?、みんなが覗き込むのはアレクサンドラが作ったパドル 2009年3月26(木)
CANOEDAY 前日 ギャレット、アレクサンドラ
&スタッフ集合!


午前中は、とにかく準備、掃除などなど。四万十塾のスタッフジョン君も到着して作業も早く進むのがうれしい。
午後、俣野さんの車がブ〜ンとやってくる、って事は、そう、ギャレット&アレクサンドラが到着だ、地球の裏っ側から本当に来てくれたんだ。ナイストゥミーチューアゲインから始まった会話は、ゆっくりとだけれど次から次へと聞きたいこと、聞いて欲しい事が出てくる。ゆっくりしていただきたのだが、スタートが明日に迫っているので集まっているスタッフでミーティング。日本語半分英語半分の声が机を囲む。
ミーティングが終わる頃、ギャレットとアレクサンドラが持ってきてくれたのは長く木でできているケース。中に入っているのはもちろん今回の中心的品物のパドルだ。みんながそのパドルを手にして盛り上がる。そしてメイン州からの贈り物を頂いたり、日本の物を受け取ってもらったりとコミュニケーションの嵐。素敵な風が流れる。
夜は早速、四万十塾による料理で前夜祭。集まってくれたスタッフみんな「ようこそカヌーデイ(前日)へ!」本番は明日。どうなるのか想像つかないけれど、想像つかないって事は、想像もつかないことが毎瞬間起こるって事だ。これはラッキーだ。ラッキーおやすみ。   (匠)


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試飲するケンくん、島にかかる虹 2009年3月25(水)
CANOEDAY 2日前 虹が出た

琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶじま)は弁財天を祀っている聖地です。かつてここ今津には竹生島に巡礼する旅人たちを乗せる巡礼船の出る港がありました。
暦によれば今日は干支の己巳(つちのとみ)、弁財天を祀る日です。雨が降る前に湖岸のビーチクリーン、草刈作業をしました。このあたりは晴れていても雨が降ることが多く、地元の人は高島時雨と呼んでいます。早朝温度2℃の冷え込んだ朝となりましたが、時雨れた午後には湖に虹がかかり、とても美しい風景を見せてくれました。以前旅のカフェではじめたクラシカルカリグラフィー(書道)のワークショップが今も続いていて、講師の木原くん、参加者の細田さんとは2年ぶりに会う懐かしい再会でした。
センター敷地できれいな鳥を見つけました。水鳥センター館長の村尾さんにきくと、見つけた鳥はヒレンジャクというそうです。時雨れた午後に村尾さんと木の根元に埋葬します。虹の橋を渡って、彼方へと旅立って行ったことでしょう。 (よ)

夜、俣野さんから「無事に到着しました」との電話。ギャレットとアレクサンドラが関西国際空港に無事に到着した。俣野さんに迎えに行って頂き、そのまま京都にある秘密基地へ。着いてすぐに銭湯に行ったみたい。明日、ギャレットとアレクサンドラは本当に目の前に現れるのかなぁ・・・とそんな気持ちでいるのは僕。のわりにはカヌーデイが始まる実感がわいてきて、”アレは忘れてないか?アレは忘れてないか?”といった考えが頭を回る。 (匠)

パンミーティング、ケンくん 2009年3月24(火)
CANOEDAY 3日前 ケン入り

早起きして準備にとりかかります。一年ぶりに会うご近所さんとお話をすると、桜の開花日や、鮒の産卵日など、季節の暦をよくご存知で興味深いお話を教えてくれました。京都から俣野さんがきて確認をします。いよいよ明日AlexandraとGarrettが日本に到着します。京都で一泊して、明後日に琵琶湖入りの予定です。お昼にパン屋さん「HANABANANA」のハナちゃんが訪ねてくれました。パンをいただきながらのミーティングで、おもしろいアイディアが浮かびました。午後には高知から四万十塾のスタッフケンくんが登場しました。タイムテーブル、ライブの決定、徐々に睡眠不足になっていきます。 (よ)

実行委員会事務局、ボートセンター 2009年3月23(月)
CANOEDAY 4日前 四代目

風の強い朝を迎えました。今日はとても寒い一日となりました。匠くんはワークショップ用の机にバイスをとりつけ、カンバンの下書きをして参加者の食事の手配をつけています。作業を終えてから、友人大西くんに会いに行きました。大西くんは今津伝統工芸の和蝋燭屋四代目。4月に結婚式を控えているという状況です。お店を訪ね、三代目にご挨拶します。大西くんは昨年四万十塾のツアーに参加しました。四万十とのご縁もできて、夜遅くまで語らいました。 (よ)

朽木日曜市、エアストリームの前で打ち合わせ 2009年3月22(日)
CANOEDAY 5日前 雨の朽木村へ

今日は朽木村(現在は高島市)に買出しに行きました。朽木村の道の駅では毎週日曜市が開催されています。今日は鯖街道まつりというイベント日で、鯖寿司、栃餅、山菜の天ぷらなどを販売していました。しし鍋の振る舞いがあったり、若狭の幸を販売していたりと賑やかでした。吉田ファミリーと一緒に市を楽しんでから、わたしたちは近くにある「てんくう温泉」に行き身体をほぐします。キャンプ生活には温泉療法がよく効きます。CANOEDAYの制作をしていく過程でいろいろな人が訪ねてきて、交流しながらそれぞれの役割をこなしつつ、共同生活をしていくというのは、かなり学び多きことです。朽木から安曇川にあるHanabananaというお気に入りのパン屋さんに寄って、酒屋でお酒をチェックして、近所の湧き水ポイントで湧き水を汲んで、生活しながらCANOEDAYのイメージを膨らませていきます。 (よ)

6日前 2009年3月21(土)
CANOEDAY 6日前

CANOEDAYまで一週間をきりました。日々準備を進めています。外で作業をしていると、いろいろな人が訪ねてきてだんだん賑やかになってきました。昨年ここ奥琵琶湖ウドゥンボートセンターでカヌーを制作した中村さんが夕食に招待してくれました。中村さんの大学時代の同窓生の方たちとの楽しい出会いのひとときを過ごし、CANOEDAYを通して人と人との繋がりができていきます。翌朝、岐阜の矢島ファミリーが遊びに来ました。いいお天気の中、カヌーを浮かべて琵琶湖を散策します。人と水とが繋がって、だんだんCANOEDAYのイメージがかたちになっていきます。一足早くCANOEDAYを盛り上げに名古屋から吉田ファミリーが訪ねてくれました。いよいよキャンプ地の準備もできていきます。 (よ)

つくし、ボートヤード 2009年3月19〜20
春分の日、春のお彼岸

昼夜の長さが等しくなる春分です。春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨とした国民の祝日です。湖岸で生活していると春の訪れを実感します。ボートセンターの敷地にもツクシやノカンゾウ、ノビルが出てきました。これから山菜の季節がはじまりますね。春に向けて身体の調整もはじめていきます。
春分の日を挟んで7日間は春のお彼岸です。 太陽が真東から昇り、真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりだそうです。これは日本古来からの仏教思想で、いつの間にか生を終えていった祖先を供養する行事として定着するに至りました。
昨日は暖かい日でしたが、夜には雨が降り、今日は寒い日となりました。風も強く湖岸に波が立っています。ボートヤードを整地して、階段をつくり、新艇カヌーを並べました。 (よ)

ウドゥンボートセンターの片付け、琵琶湖の景色 2009年3月17〜18
CANOEDAY10日前

昨夜大阪から京都を通り、友人日和子ちゃんに会いに行きました。日和子ちゃんも京都で元気に仕事をしている様子。日和子うどんをごちそうになり、1泊させてもらって、朝はやく琵琶湖へと戻りました。久しぶりの京都、いい感じでした。
琵琶湖にてボートセンターのレイアウトにとりかかります。パドル用の材も調達でき、お昼に俣野さん、とーるくんも合流して、ちゃくちゃくとCANOEDAYの準備を進めていきます。草を刈ってゴミを片付け、どんどん素敵な場所になっていきます。1年ぶりに訪れた琵琶湖、旅のカフェの京子ちゃんも楽しくカフェをやっていて、水鳥センター館長の村尾さんもツリーイングをがんばっていて、カフェのお客さんだったかおるさんは水鳥センターで働き始め、みんな活き活きしている様子です。カフェとの打ち合わせをして、イベントのパーティの準備もすすめていきます。地元の素材を使おうと、早起きしていろいろ買出しチェックに走ります。四万十塾の料理は楽しくておいしいので、ご参加のみなさん、お楽しみに。毎朝湖岸を散歩して、キャンプ地をチェックします。ここの風景はとても美しく、琵琶湖のエネルギーの強さを感じます。キャンプ生活はハードですけれど、一年に一度、こんな素敵な場所で生活できるのはありがたいことです。 (よ)

錦ロイヤル、小郷木材 2009年3月16日 (月)
大阪・京都

朝8時、琵琶湖を出発。奥琵琶湖ウドゥンボートセンターの俣野さんと一緒に大阪にある輸入木材屋さん小郷木材でお買い物。四万十塾の塾長のとーるさんともここで待ち合わせ。今月27日から始まるカヌーデイのワークショップで使う木材を手に入れた。だんだんとカヌーデイの準備が整ってくるにしたがって本当にやるのかぁ・・・と実感が湧いてくる。
その後、みんなで大阪堺にある錦ロイヤルというアウトドアショップにお邪魔する。僕達が愛用してるカヌーなどを扱っていて、いつもお世話になっているお店で、カヌーデイの宣伝もしてくれている。
その後、俣野さんととーるさんと一旦別れて僕達は東大阪にあるブラウンタビーというお店に向った。はからめ月のカレンダーを取り扱ってくれている素敵な古着&雑貨屋さんだ。「アポナシかよー」とユンボ君。コエダ&1才半のトラジはついさっき家に帰ったところだったが、また引き返して会いに来てくれた。どうもありがとう。
最初はユンボ君と、次にみんなと このブラウンタビーはとっても不思議な魅力のあるお店。普段の生活で使われていないモノや、忘れ去られているモノたちが、商品と一緒になんだか活き活きしているような、そんなお店。お店の前を通った人たちが足を止めてユンボ君やコエダと話したり、トラジと遊んだり。今日もどこからともなく表れたのはギンちゃん、たこ焼を持ってきてくれた。数時間前によし子が「せっかく大阪に来たんだからたこ焼きとかぁ・・・・・」って言っていたのが現実となった。引き寄せたのか、引き寄せられたのか。約2年ぶりに会ったコエダ、ユンボ君と話をしているうちに仲間がドンドン集まってくる。なんかこんな感じでいつもみんな集まってくるねとギンちゃん。
「今まで誰もやった事のないような、誰も考え付かなかったような事をやりたい」と話すユンボ君。お店のディスプレイを見るとそれが伝わってくる。何もなければ30秒でグルッと歩けるほどの店内なのに、ユンボ君とコエダの作り上げたその空間は半日はかかる、これホント。ユンボ君が家を建てたらどんな家になるんだろうなぁ、面白いだろうなぁ、ってな考えが僕の頭から抜けなかった。大阪来たらまた寄るね。   (匠)


関連サイト: 小郷木材 ・ 錦ロイヤル ・
 ブラウンタビー ・ 四万十塾

夕方の風景、矢島ファミリー 2009年3月13〜15日
暴風、大雨、雪、そして太陽

13日の夜に横浜を出て高速を走り、14日の朝には琵琶湖に着いている予定だった。出るときに思っていたのは「雨かぁ、カヌーの中に入る水を抜きながら行かなきゃなぁ・・・」とその程度の事だった。(今回は4艇積んでいくので2艇は上向きになる為、雨が降れば雨がカヌーにたまってしまうということ。)しかし心配しなければいけないのは、そんなことではなかった。東名高速に乗った瞬間、ダメだ、次のパーキング(海老名)で停まろうと判断。横風があまりにも強くて走っているのが怖いほど。今日は4艇積んでいるという事もあり、車が横転しても笑い話が一つ増えるくらいなので、明日の朝になってから走ろうと決めて車のなかで寝袋に包まる。
14日朝、朝になったら風が止むなんて誰が言ったのだろう?誰も言っていない。おまけに風で車が倒れそうなくらいの揺れが続き、よく眠れず睡眠不足。今日もここで泊まっていく?なんて話も出るくらい暴風雨が続いていた。しかしタイミングをみて出発(何のタイミングだろう?)。時速60km、スピード違反で捕まる心配が無い事だけが唯一の利点だった。夕方、何とか琵琶湖に到着。祝福の花びらがヒラヒラの代わりに雪がチラチラ。もう今年は雪を見る事は無いと思っていたのに・・・・。寝る前に近所のビジネスホテルの風呂に入りに行くと、受付の方が「ご無沙汰しております」と、覚えていてくれたのがなんだか嬉しかった。湯舟に浸かると普段より神経を使う運転だったので疲れているのが自分でも分かった。
15日昨日のすごい寒さが嘘のように太陽がサンサン。今日からカヌーデイに向けての準備が始まる(「準備を始める」が正しい)。まず、どう準備するのかの準備だ。軽く片付けて、片付けの予定を立てる。いろいろ時間をかけてやることは多そうだ。10時頃、岐阜に住む矢島ファミリーが訪ねてきてくれた。とても良い天気なので久しぶりの琵琶湖にカヌーを浮かべる。蔵人(くろーど)くんと万阿(まあ)ちゃんは水の上も全然へっちゃら、これは未来のカヌーイストだな。また遊びに来てねん。
明日は、京都、大阪まで買い物に、朝早く出発だ。って事は早く寝なきゃ。では、おやすみ。   (匠)

最近よく行く、カフェHAITI 2009年3月5〜8日
啓蟄(けいちつ)

二十四節気のひとつ、啓蟄。大地が暖まり、冬眠していた虫が目覚める頃。確かに暖かく、久しぶりに見る青空。こんな日は虫たちも気持ちよくお目覚めのことだろう。
花粉症がひどい僕だが、ふかふかふわふわ眠るためにフトンを外に干す。洗濯物は外に干さないのに・・・。手でフトンをパンパン叩くと花粉が舞い上がるイメージがまぶたの裏に見える。このイメージが花粉症の症状をを余計にひどくしているような気もする。
啓蟄というと、数年前に親友の結婚披露宴がこの日に行なわれた事を思い出す。吉川スミス、淳、2人の間に生まれたコトコちゃん、彼らにも久しぶりに会いたいなぁって思う。結婚披露宴といえば、僕達も結婚しているけれど、結婚式も披露宴もしていないで今に至っている。結婚してから4年以上経っっているのだが、いつかみんなの前に立てる場と時間を持ちたいと今でも思っている。新たな場所を探し、そこに住まいを構えることができたら、そんな時間を作っても良いかなぁって勝手に思っている。生活の場所を探している今、まだ見ぬ現実を見る夢がどんどん広がっている。
写真は最近”はからめ会議”をするためによく使わせていただいているカフェハイチ。チェーン店が並ぶフードコートの中にポツンとある雰囲気がいいお店。しかし、一番奥の良さそうな席が喫煙席になっているのがちょっと残念。タバコ人間が少ない時はあえて喫煙席を選んだりもしたり。  (匠)

見に行った土地、お雛様 2009年3月3日 (火)
上巳(じょうし)の節句

3月に入ってから雪が降る寒さとなりました。春を前にこの冬一番の寒さを経験している気がします。寒さと花粉は関係があるのかどうなのか、花粉がだいぶ飛んでいる様子。花粉症の症状には何が効くのか、個人差もあり分かりにくいです。新暦3月3日は上巳の日、桃の節句、ひなまつり、耳の日、民間ラジオの日ともいわれています。わたしの実家では旧暦の3月3日に上巳の節句行事をしていますが、世間一般的には今日のようですね。上巳の節句の由来は漢帝の時代まで遡ります。ある家に3人の女児が生まれたのですが、直後の3日に3人とも揃って亡くなってしまいました。村の人々はそれを怪しみ忌み穢れを除こうと水辺で水浴して洗い流しました。それがちょうど初の巳の日だったので「上巳」というようになったそうです。現在でも中国の一部ではこの日を災難除けの日として水浴をしたり、桃酒を飲み厄を祓い流す習慣が残っているそうです。日本に伝わったときには「上巳の禊」という禊祓い(みそぎはらい)の行事として既に3月3日に定まっていましたが、平安時代に「曲水の宴(ごくすいのえん)」として上流貴族の間で流行しました。この行事を「上巳の節句」といい、江戸時代には武家や一般にも広がり、五節句のひとつとして制定されました。祓いのときに用いる人形(ひとがた)を水に流して忌を清める風習がひな人形となり、時代とともに雛飾りと変化して、女子のいる家での子どもの成長を祝う行事として現在に至るようです。今でも流し雛の風習が残る地方がありますね。沖縄の離島に行ったときには「浜くだり」といってこの日女の人は海に足をひたす風習があると教えてもらいました。ちょうど旧暦の3月3日は大潮の頃でもあり、潮干狩りにいく風習として残っているところもあります。
水のある土地を見に行きました。まだ雪が残りとても寒かったですが、小川流れるとてもいいところでした。帰りに寄った温泉には雛人形が飾ってありました。 (よ)

3月、たくみーティング 2009年3月1日 (日)
そうぞうしてみよう Imagine then create

川崎にあるカフェハイチにて、はからミーティング。Canoedayに向けてスケジュールを調整していきます。現在京都、横浜、四万十、メイン州で電話とメールでのやりとりをしています。できることもあれば、会って話したいこともあります。わたしたちは3月13日頃に横浜を出発する予定でいます。それまでに探している土地を見に行ったり、できる限りのことをする予定。予定予定で定まらないような気がしますが、想像して創造するための準備だと思って、あせらずチャクチャクと進めたいと思っています。 (よ)

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