ダンボールの山、満月 2010年1月30
ブルームーン

ひとつきに2回満月があるとき、2回目の満月のことを「ブルームーン」と呼ぶことがあります。これは月が青く見えるからということではなく、さまざまな言い伝えや誤認が転じて、いつしかこう呼ばれるようになりました。英語で「once in a blue moon」とは「極めてまれなこと、めったにないこと」を表す熟語として使われています。今月は今日が2回目の満月(15:17)です。最近は日が伸びてきましたね。
先日義妹の引越しを手伝いに昭島に行きました。フキノトウが生えていて、荷物と一緒に横浜まで運び、天ぷらにしてみんなでおいしくいただきました。少しずつ春の訪れを感じます。今日は食べヨガという講座を受け、食事の大切さを実感しました。「パートナーになる人や友人は選ぶのに、食べ物はそれほど選んで食さない人が多い。一緒にいる人の影響は受けやすいが、食べ物は直接からだに取り込んでからだをつくる。何を食べるのかにもっと関心をもつことは、自分を知る上でとても大切なこと」と教えてもらいました。そして何より精神的なことがいちばん強く影響すると。 (よ)

2010年1月28日 小犯土(こつち) 

2010年1月23日 上弦の月(じょうげんのつき) 

はからめ月のカレンダー 2010年1月20
暖かい大寒、大犯土はじまり。

二十四節気の大寒(だいかん)には、寒さが最も厳しい頃と記述されています。今日は気温が20度を超えるところもあったようで、全国的に暖かい陽気となりました。毎年気候の変化による環境の変化を感じていますが、ついに暦にも影響を及ぼしてきましたね。二十四節気とは、太陰暦(いわゆる旧暦)を用いていた時代に、季節のズレを修正するために太陽暦で一年を24等分して、それぞれに季節の名称をつけたものです。もともと中国で考案され、日本では江戸時代の暦に採用されました。江戸時代といえば今から400年前ですから、気候や環境が変わりつつある現代、新しい二十四節気の名称を考えてもいいかもしれませんね。
今日は二十日正月といって、 お正月の終わりとなる節目の日でもあります。この日の早朝に、お正月にお迎えしていた神様たちがそれぞれの居場所へお帰りになると考えられていました。世間一般的にはお正月気分は今日をもって終わりなのでしょうが、旧暦で祝うお正月や、立春正月という考え方もありますから、お正月気分を味わいたい方にはまだチャンスがあります。好きな暦を選べるというのはいいですね。
土用の最中、今日から大犯土(おおつち)がはじまりました。土を犯してはならない期間といわれていますので、穴掘りなどの土木作業、植木の植え替えなどの土いじりには不向きです。はからめ月のカレンダー&手帳にはモグラのいる茶色いラインで示しています。この期間は土を休ませてあげるのがいいでしょう。 (よ)

革細工 2010年1月17
冬の土用入り

立春の前18日間は冬の土用の期間です。土用とは暦における雑節のひとつで、五行思想に基づいて分類された土の期間です。五行思想とは、この世のすべてを木火土金水(もっかどこんすい)の5つのエレメントに分類して考える思想です。それを季節にあてはめると、春は木、夏は火、秋は金、冬は水となります。そして土は季節と季節の分かれ目にあてはめられていて、この期間を土用とよんでいます。土には死(土に還る)と生(芽を出す)を司る力があると考えられ、ひとつの季節が終わり、次の季節が始まるという間の期間にあてはめるのにはぴったりだったのでしょう。
さて、暦によればこの土用の期間には土を犯すような行為は慎むべきとあります。土を犯すとは、土を動かす、穴を掘るなどの土木作業のことをさしています。ので、はからめランドの土木作業はお休みして、横浜でデスクワークをすることにしました。はからめランドは月のリズムや暦を用いての生活をする実験の場でもあるので、誰にも納期や建築のことを指摘される事もなく、月と暦のリズムで開拓計画をたてていこうと思っています。現代の速さからいくと、考えられないくらいスピードダウンに感じられますが、今のわたしたちにはちょうどいいペースです。もちろん、予算的なこともあります。現在はからめランドではお金を生み出せないので、街に降りてきて仕事をする必要があります。土いじりは一旦お休みして、横浜で内勤作業にとりかかります。ちなみに間日といわれる日は土いじりをしてもいいようです。はからめ月のカレンダー&手帳には土用の期間にブルーのラインをひいています。間日にはラインがひかれていないので、いつが土用でいつが間日かがすぐわかります。どうぞご活用ください。ちなみに今日は間日ですね。
阪神・淡路大震災が起こったのは15年前の1995年1月17日でした。この震災をきっかけに、翌年から1月17日が「防災とボランティアの日」として制定されました。ニュースでは毎年この話題がでますね。先日のハイチ地震、深刻な状況のようです。
17という数字は素数(割り切れない数)であり、俳句(五七五)の文字数であり、タロットの大アルカナでは星(意味することは希望、信頼など)のカードです。立春になる17日前、あと17日で春、そう思うとこの寒さもこの季節だけと、実感できるような気がします。 (よ)

はからめランドの風景 2010年1月13〜16
氷点下のはからめランド、新月伐採。

はからめランドの新月伐採に向けて、13日塙町に向かいます。途中、ホームセンター、農産物直売所で必要なものを購入しました。必要なところにお金を使うので、普段は節約モードになります。たまには外食したいなあ、なんて思い、2人で行きたい外食ベスト5や、飲みたいお酒勢ぞろいの話なんかしたりしています。
塙町はからめランドはとっても寒いです。雪は少なめですが気温は常に氷点下、日のあたらないところには雪が残り、霜柱は20センチ以上、地面はカチカチに凍っています。前回まではテント内の薪ストーブで暖かいね、なんて話していましたが、今回は薪ストーブを焚いていても寒さを感じました。「テントじゃ無理だ。」というお隣さんや地元の人たちの言葉が何度もよみがえりました。今回はロフトに敷布団を敷いて、寝袋と羽毛布団に湯やんぽを入れて眠りました。眠るときは暖かいのですが、朝の冷え込みは相当なものがあります。朝になると外と中の温度はほとんど一緒。水は凍っているし、結露も凍っています。昔の人はどうやって暮らしていたんだろうと過去に遡って考えてしまいますが、現代人の快適な生活を目指していきたいと思っています。
伐採、伐採 まず、あたたかい食事を作って体を温めて、それから作業にとりかかります。この季節、外で作業している人なんかいるんだろうか、とは言わずに、服を何枚も着こんで靴のなかにカイロを入れて、山に入っていきます。たくみくんはチェンソーと草刈機で冬のブッシュ地帯を開拓していきます。わたしはその山盛りの熊笹と木の枝を燃やしていきます。キリがない、終わりはあるのだろうか、と思えるほどの量です。それでも火を焚いていると暖かいので、しばらくはがんばれます。が、わたしの持続時間は約1時間、寒さと体力、気力、集中力は関連性があるようです。だいたいそれくらいがんばってテントに戻ってテント内作業にきりかえます。たくみくんは食事以外ほとんどの時間を外作業に費やしています。すごいと思います。手伝うにも限界があるので無理はできません。楽しんでやることもコンセプトのひとつなので、やりたくなくなったらやめるようにしています。怪我しますから、集中力の切れるまでと決めています。その分考えて食事をつくっています。娯楽はないので、食事とお酒をおいしく楽しくとることが一番の楽しみです。それでも開拓されて少しずつ切り開かれた森をみるといいな、と思います。人の手のはいっていない森は結構怖いものがあります。足の踏み入れるところもないし、日も入らない。生い茂った草とツルは木々をも侵食していくのだということがよくわかります。枝先にからまったツルがそこらじゅうの木々にからみついているので、1本の木を切っても木が倒れません。隣の木も、隣の隣の木も、全部切らないと空中でツルに編みこまれた絨毯は用意にはほどけません。自然の力はすごいです。工房に使う材用の杉を切るためには、まず木が倒れる事ができる空間をつくることからはじめなければいけなかったようで、新月伐採といっても、なかなか材木用の木まで到達できない感じです。
15日新月。今日は沖縄地方では部分日食がみられたところもあるようです。次に日本で日食が観察されるのは2012年だそうです。新月は山羊座に位置しています。山羊座は目標設定や時間に関することをつかさどる星座です。テントの中ではからめ月の手帳に新月の願いごとを記入し、これからの予定をたてていきます。はからめランド、カレンダー&手帳作業、カヌーデイ’100、もろもろ。明日まで作業をして、土用の期間はデスクワークに切り替えようと思っています。 (よ)

IMAXシアター 2010年1月11
成人の日、『AVATAR』

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます日」成人の日、今日は国民の祝日です。各地で成人式が開催されました。
わたしはタロット初めの日で、三軒茶屋のカフェohanaに向かいました。スタッフいくくん、わかちゃんにご挨拶。今日はみなさんにカードを一枚リーディングさせていただきました。
そのあと、かねてから楽しみにしていたIMAX 3Dシアターで『AVATAR』(★★★★☆)を鑑賞しました。12年前の構想をようやく現代の技術で映画化できた作品だそうです。映画づくりの仲間入りをしたくなる作品でした。CGとかVFXという言葉を感じなくなる日も近いですね。みずから生き抜こうとする青年ジェイクが選んだ道、その気持ち、よくわかります。 (よ)


関連サイト: ohana

ラジオの前で、七草粥 2010年1月7
人日(じんじつ)、春の七草。

「せり 、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、春の七草。」
いただいたお餅を入れて七草粥をつくりました。横浜の家に生えていたのはハコベだけでしたので、匠母雅子さんが買ってきてくれた七草粥セットを用いました。中国の漢の時代の占いの書によると、1日は鶏、2日は狗、3日は羊、4日は猪、5日は牛、6日が馬、7日に人、8日に穀を占って吉凶をよんでいたそうです。7日は人の日なので人日(じんじつ)とよばれています。この日に七草粥を食して一年の無病息災を願ったり、ご馳走で疲れた胃腸をいたわったりします。元来は旧暦で行なっていたため、この7つの野草はちょうど若草が芽を出す頃に最初にとれるものだったのでしょうね。野菜の乏しい冬の時期に、春のエネルギーをいただく草を食して栄養をとっていたのかもしれません。ちなみに今年の旧暦人日の節句は2月20日です。少しずつ春の訪れを感じ始める頃ですね。
夕方友人ワシくんチシホちゃんを招いてジンギスカン鍋をやりました。ワシくんは鶴見で鍼灸院を開いている鍼灸師、チシホちゃんとご婚約したとのことで、おめでたい席となりました。リュウジくんがカレンダーを買いにきてくれ、みんなで楽しい新年会。気づけば日付が変わる頃、匠くんが時間を気にしながらラジオを持ってきます。匠くんの同級生吉川スミスがJ-WAVEのラジペディアという番組でのレギュラー出演が決まったとのことで、今日がその記念すべき生放送の日。みんなでラジオを囲んで耳をすませます。
今日は人が集まって賑やかな日、おめでたい席となりました。今年一年いい年となりそうです。 (よ)


関連サイト: わしだ鍼灸院

雪に埋もれた薪、今年もよろしくお願いします。 2010年1月1〜5
塙町 雪の元旦、本年もよろしく。

2010年明けました。
31日大晦日、塙町に向かい匠くんとふたりはからめランドでお正月を迎えました。年越しにしんそばをいただいて、ストーブの前で火を焚きながら新年を迎えました。元旦の朝には雪景色、テントの中は凍っていましたが、寒さよりも美しさにこころ奪われる朝でした。
ご近所さんにお呼ばれして、ついたお餅とどぶろくをいただきながら、ご親戚のお正月に一緒にまぜてもらいました。イノシシ鍋をご馳走になり、子どもたちにはからめランドまで送ってもらって、賑やかな元旦を過ごしました。満月のはからめランドは明るくて、ライトなしでも外が見晴らせました。
2日から徐々に作業を開始していきます。まずは雑木を切って焚き火、土地を広げていきます。きれいになると見晴らしもよく、ここ車通れるね、とか、駐車スペースにできるかも、など土地のランドスケープをイメージしやすくなりました。お隣さんがお餅を持ってきてくれ、新年のご挨拶をしました。
3日、元旦に招いてくれたご近所さんが子どもたちと犬を連れて遊びにきました。はからめランドがどうなるのか、興味津々の様子。 4日ホームセンターへ行って材を購入、5日テントの中にプチロフトをつくりました。今日は二十四節気の小寒(しょうかん)です。寒の入り、本格的に寒くなる頃です。テントの中の結露も凍る寒さなので、寝るところをあげてみようという案です。日が暮れ初めた頃作業を終えて、横浜へと向かいます。今日は風が強い日でした。夜中に埼玉の弟のところでお世話になり、翌朝横浜に到着しました。
今年のはからめの予定をたてます。1月から3月までは木を切るのに適している時期ですので、はからめランドの新月伐採をする予定。2月には南伊豆から塙町に住所を移そうと思います。3月カヌーデイ’100@大阪道頓堀を開催、4月アースデイ、5月カヌーツアー。カレンダーは9月22日中秋の名月に発売予定です。2011年版で月のカレンダー10周年を迎えるので、カレンダー10周年パーティを企画しようかな、と考えています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。  (よ)

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