アースキャンプ 2010年8月30日 (月)
アースキャンプ

愛知県に住む友人、大ちゃんから今年10月8〜11日に愛知県世や豊田市で行なわれるイベント「アースキャンプ」のチラシが届いた。
このイベント、いろいろと興味深い所がある。まずは開催期間が長い事だ。みんなは、数日間野外で生活した事があるだろうか?仕事や、その他いろいろな事情を抱えている現代を生きる僕達人間には、出来るようでなかなか出来ないだろう。そんな日常を過ごす中で、もし、少しでもキャンプとかしてみたいという気持ちがあるのならばこんなに良いチャンスは無いのではないかなぁって思う。
それと、みんな知っているだろうか、「おむすび通貨」という地域通貨を。簡単に言えばお米のお金。詳しくは下記サイトから「おむすび通貨のページ」へ。今みんなが当たり前のように持って、使っているお金というものに関して、じっくり考える時間をぜひ持ってもらいたいと思う。
なお、入場料は無料。お金もかけようとしなければほとんどかからないどころか、期間中ボランティア活動などを通じて「おむすび通貨」を稼ぐ事も出来るという。僕達も会場に足を運ぶ予定なのでぜひ興味がある方は一緒にアースの上でキャンプしよう、楽しいはず。
キャンプと通貨、これらは”住まい”と”お金”、この2点は僕達人間が生きる上でとても大きな要素である事は分かっている。だからいま本気で今を生きるためにしっかりとこの2つの事を自分なりに考え出来れば言葉にしてみる必要があると思っている。(考えるだけの人は沢山いるし言葉にしないと覚えられないから。)
期間中は、カヌーも乗ることが出来るし、マーケット、お店も出ていていろんなプログラムが用意されている。東京から車で3時間ちょいかな、ぜひ遊びに来ていただきたいと思う。そうそう、チラシのデザインは僕。 (匠)


関連サイト: EARTH CAMP

親族・教会にて 2010年8月29日 (日)
結婚式

弟、渉とパートナーのメグちゃん結婚式が南青山にある教会で行なわれた。2人は昨年12月に籍を入れていたのでもう顔なじみではあるのだが、メグちゃん側のご両親をはじめ、ご親戚の方々に会うのは初めてだったのでとてもいい機会だった。
南青山の路地裏の教会で結婚を誓い、その後、親族で食事会。僕達は品川で行なわれた2次会にも参加させていただいた。周りには知っている顔が多数。弟が勤めている会社(一蘭というラーメン屋さん)の関係者の皆さんも、話しやすく面白い方が多く、弟夫妻がこういった方たちに囲まれながら今を生きているんだなぁと感じた1日でもあった、普段会うことはめったに無いので。よく他人を通してその人の人柄が見えるというが、今回とてもよく感じた。
明日も明後日もお幸せに。2人の幸せが僕達の幸せでもあるのでね。  (匠)


関連サイト: 一蘭

作ったコンポスター、梅干つくり 2010年8月15〜26日
はからめランドにて

木々の下、土をいじり、水でジャブジャブしていると、パソコンに向かって文章を書こうという雰囲気にならないものだ。15日から26日、約10日間を振り返るように一気に書くことにする。
まず梅干だ。土用の間、干すことが出来なかったので、ホームセンターで笊(ざる)を買い、ひとつひとつ箸で並べる。太陽が当たらなかった日もあり、通常3日間干すところ、4日半ほど干した。干しながら夕飯などに頂くのだが、我々ながらかなりの上出来、うれしい。
後は何をやったか・・・・・そう、今回は場所を決めて2人で1カ所を徹底的に綺麗にする作戦を取ってみた。木を残そう残そうと思ってしまう考えを少し改めて太陽の光を地面に当てるよう、切れる木は切ると考え、2人で木を切っては薪にする長さにそろえた。そして地面は、切った枝などをそのままにせず、出来るだけ綺麗にかき集めて燃やす。そうする事によって、草刈機による草刈がしやすくなる。そんな感じで2年後、3年後を見ながら作業を進めた後のビールはやっぱり美味しかった。
大根収穫、薪作りそういった作業を繰り返していると薪がどんどん増えてどこに薪を置いて乾かそうかと考えなければいけなくなる。3年ほど乾かした薪を使うのが良いと聞いた事があるが、昨年の冬過ごした感じだと、1年でも充分乾燥していて薪として使える、木の種類にもよるのだろうが。薪置き場を作り、薪を運んで、薪を積む、そんな作業の繰り返しでもある。
あと、コンポスターを作ってみた。堆肥(たいひ)の事をコンポストと呼ぶのだが、それを作るための容器の事である。簡単に説明すると、生ゴミなどの有機物を微生物に分解してもらい、堆肥化するための部屋である。これがうまく循環すれば、生ゴミの処理、そして畑の肥料と一石二鳥。今回の作業でよし子が一番喜んでくれたのがコンポストかな、なんだか嬉しかった。
そうそう、畑に植えたキュウリや大根がちゃんとした形で出来たのも嬉しかった。毎日作業が終わると沢で冷やした瓶ビール、そしてキュウリ味噌、これがたまらなく美味しい、幸せ。時々町に出たときに氷を手に入れたりすると焼酎ロックなんていう贅沢な飲み物も作ることができる。夜はパソコンで映画を見たりすることもあるが、2日ほど曇りが続くと映画を2時間見られるほどの電力が発電できず2日で1本、以前3日で1本といったこともあった。寂しいけれどそんな経験も面白い。お昼、作業しながら「僕はあいつが怪しいと思うんだけどなぁ」「私はあの人がだと思うなぁ、だってあの時ああ言っていたもん」とか映画の途中が丸1日あるっていうのは良いんじゃないかなぁって思ったりもする。
そんなこんなではからめランドでの生活もだんだんとキャンプから生活って感じになってきた。今回地元の電気屋さんと話しをすることができ、10月の終わりくらいに電気を引く事ができそうだ。(これから下見やらなにやらいろいろあるのですんなりいくかは分からないが・・・。)そうしたらまだまだテントではあるがいろいろ動く事も少なくなり、そうしたら建築計画もどんどん進んだりと物事が動くスピードが加速するんじゃないかなぁと今から思っている。
2,3日後には僕の弟、渉の結婚式が東京であるので一時帰国。その後はカレンダーの制作も大詰め。はからめランドも待っている、身体をこわさないようにできるとこまで頑張ろうと思う。   (匠)

片貝盆踊り 2010年8月14日(土)
片貝盆踊り

14日、よし子方親戚の皆さんに見送っていただき、はからめランドに向かう。途中僕の大好きなジョイフル本田で盛り上がり、夕方明るいうちにはからめランドにたどり着く。
今晩は、僕達の住む片貝地区の盆踊りが、来年で休校という話しも聞いている片貝小学校のグランドで行われる。昨年お隣さんに誘われて顔を出したこの盆踊り、僕達が参加させてもらうのは今年で2回目となる。
去年と違ったのは、僕もよし子も盆踊りの輪に加わった事だ。見ているととても難しい振り付け。「みなさんどこで習われるんですか?」「いや〜、どこでも習わないよ、ばあちゃん達の後さくっついて真似してればいいんだよ。」僕達は、踊りがはっきりしている女性のを1人決めて、太鼓と笛にあわせて体を動かした。できているような、できていないような・・・・。
輪から外れて休憩していると、男性が1人近づいてきて話しかけてきた。初めまして、と僕が言うと、どうも初めてじゃない様子。話を聞くと、僕達がその人のお家を手作りのケーキを持って訪ねた事があるというのだが、僕もよし子も全く記憶に無い。しかし、僕達がカヌーを作ろうとしている事など、まるで本当に僕達の記憶が消されてしまったのではないかと思うほど、いろいろと知っている。僕は、あまり深く考えず「じゃあ今度またお邪魔しに行きます。」と言って別れた。今後の展開をお楽しみに。
踊っていると時間が過ぎるのが早い。特にプログラムという何かがあるわけではないのだが、時間が来たみたいで「来年も元気で会いましょう」と、地元青年団の方が挨拶。学校の出口ではくじを引くことができて今年は、僕は4等ティッシュペーパー、よし子は3等牛乳石鹸が当たった。
はからめランドに戻り、明日から思いっきり作業ができる事を喜び、ちょっとお酒を飲んで眠った。  (匠)

盆飾り、迎え火 2010年8月13日(金)
お盆

祖母が亡くなって初めてのお盆。新盆(アラボンともニイボンとも読む)といって、わたしの母の実家では親戚一同集まって亡くなった魂が帰ってくるのをお迎えする行事がなされました。13日の今日は盆の入りといわれ、朝5時頃家の前で麻殻を焚いて魂を家に迎え入れます。玄関には提灯を飾り、おうちの中には竹やほおずきで祭壇をつくって季節の花や果物を供え、ナスとキュウリで馬を作って飾っていました。キュウリは足の速い馬にみたてられて、あの世から早く帰って来るように、ナスは歩みの遅い牛として、あの世にゆっくり帰ってくれるようにとの意味合いが込められているそうです。なかなかアミニズム的な日本の文化ですね。
お盆のいわれは仏教行事の盂蘭盆会(ウラボンエ)からきているそうです。ウラボンエの語源はインドのサンスクリット語のウランバナといわれています。サンスクリット語の起源から考えると、古代イラン語のウルヴァン(霊魂という意味)が語源だという節が有力で、古代イランでのフラワシ(ゾロアスター教における精霊)信仰が祖先信仰と結びついてインドに渡って盂蘭盆の起源になったとか。叔母たちがゾロアスター教に周知しているとは考えられませんから、お盆とは日本独自の先祖供養の風習として定着しているのだと考えられます。かつては旧暦7月15日に行なわれていたため、毎年夏の満月の時分になると先祖の霊が帰ってくると考えられていました。盆踊りも夏の満月に行なわれていたので、月夜に太鼓とお囃子のリズムに合わせ、老若男女と霊魂がひとつの輪になって踊る姿はかなり原始宗教的だったと思います。現代では新暦の8月15日におこなわれているため、必ずしも満月の夜にならないのが残念です。
お盆にはご先祖さまがかえってくると同時に、子供たちが帰郷したり、お盆休みがもらえたりと、「盆と正月が一緒にやってきた」との慣用句にもなる程、一年の中では大きなホリディ、喜ばしいことのたとえにもなっています。今年のはからめのお盆は、わたしは母の実家で水屋係り(お茶入れ)、匠くんは急遽どうしてもと頼まれたデザイン仕事(ここはインターネットが繋がるので)をして過ごしました。二人でご飯をつくって、お座敷でみんなで食事会、霊も人間も集まってとても賑やかなお盆となりました。(よ)

DVDと匠、ohanaでみんなと 2010年8月7日(土)
東京にて

青森をあとに、八甲田さんの湧き水を汲んで一路関東へと車を走らせ、途中何度もパーキングで仮眠をとりながら母を送り届け、昼前に横浜に到着。たまっていた洗濯をしたり、荷物を運び出したりしているうちに約束の時間がきます。
6年前にWPPD(World Peace&Prayer Day)世界平和と祈りの日というセレモニーが富士山の近くで行なわれたのですが、そのときのDVDができたというので、その上映会を三軒茶屋のカフェohanaをかりて行ないました。久しぶりに会う友人もいて、近況報告したり、おしゃべりしたりでなかなか上映に進みません。オーナー藤田さんが気をきかせてくれて、ようやく始めることができました。内容は約1時間半にまとまっていて、夏至の日の祈りのセレモニーにいたるまでのプレイベントから、先住民族のお話、各エリアの写真などをちりばめ、どんなことをしていたのかがわかる内容になっていました。肝心のセレモニーだけが撮影禁止のため記録に残っていませんでしたが、6年前のことを今になって振りかえる機会をもらったことに感謝しつつ、終電で横浜に帰ってきました。
原爆投下から65年がたち、広島、長崎では今年も平和祈念式典が行なわれます。世界平和と祈りはいつも人々の心にあるはずなのに、実現できていないと思われる今の地球環境。人間社会が作り出した成れの果てがこの姿なのでしょうか。それとも、誰もが平和を実感できる世界をつくりだすのが人間の使命なのでしょうか。あなたはどういきますか?わたしは今を生きる生き方と、周りに与え合う影響について考えて行動していきたいと思います。  (よ)


関連サイト: ohana

父のお墓参り、キッチンカーザ 2010年8月5〜6日
大館〜青森ねぶた祭り

昨夜はとてもゆっくりと眠りました。朝から4回も温泉につかり、旅館を満喫して大館市に向かいます。昨日母と合流し、今日は匠くんと3人で父のお墓参りをしました。かなり長い間訪れていなかったので、お寺周辺の変化を著しく感じました。魂はお墓にはないんだな、と実感。ただそこにお参りに行く行為が魂とつながる行為なのかな、などいろいろ思いながら、お墓をぴかぴかに磨き上げてお花とお線香をお供えしました。大館には住んだことがないので知人もいないのですが、三茶にあるカフェohanaでお料理をつくっているワカちゃんのご実家のお店があるので、訪れてみました。来てみてびっくり、まるで器のギャラリーのようなお店です。日本中の陶器すべてが揃いそうな品揃え、ガラス製品、キッチン用品、雑貨類などが、倉庫を改築したという広い店内にきれいに配列されていて、一日過ごせそうな見ごたえです。ワカちゃんのお母さんも素敵な方で、お店のセンスのよさが感じられました。こんな素敵なお店があるなら、もっと頻繁にお墓参りに来てもよいかも、とさえ感じてしまう素敵スポットでした。
最近はLEDも使われている、ねぶた祭りこのあとどうしようか、と3人で計画を練ります。ここで役に立ったのはスマートフォン。検索したら今青森でねぶた祭りをやっているみたいです。「高速で行ったら2時間くらいかな。」と匠くん。ねぶたは夕方18時30分くらいから21時までで、今から向かえばちょうど18時くらいに到着しそうです。「ここまできたら行っちゃおうか、青森!」「ねぶた祭りみた事ないからみてみたいね。」とみんなの意見が一致し、一気に青森まで向かいました。はじめて見るねぶたはかなりの迫力、これは芸術作品だよ、すごいねえを連発。来た甲斐がありました。昨夜は居心地のよい温泉旅館泊でしたが、今夜は道の駅で車中泊することにしました。浅虫温泉まで車を走らせ、3人ではからめ号を宿に海辺で眠りました。
6日、最近流行の早起きで海を眺めます。はからめ産チビじゃがでポテトサラダサンドイッチをつくり、豆を挽いてコーヒーを入れ、イスを出してワニガンをテーブルに朝食をとりました。海をみていると「日本丸はまだ来ていませんか?」と声をかけてきた男性がいました。双眼鏡で船を探しながら、1945年の8月のことを話してくれました。戦時中に疎開してきたら、こんどはここが空襲にあってね、と当時小学生だった頃の体験を教えてくれました。広島に原爆が投下されてから今日で65年目。オバマ大統領が就任してから核兵器をなくそうという動きが世界中に伝えられています。平和祈念式典でのメッセージにもあったように、日本がその役割を担う使命を持っているのかもしれません。被爆者が生きているうちに核兵器のない世界を実現させて、あやまちは二度とくりかえしませんから、と伝えなければ、わたしたちはいつまでもあやまちの世界で生き続ける事になってしまいます。合掌。 (よ)

地球食堂bonobo、蓮の花 2010年8月3〜4日
秋田にて

最近のマイブームは早起きです。早起きするといいことができる、おきる、やってくる。三文の徳です。さて今朝はスターンの仕事が早いということもあり、朝5時に出発、海辺の道の駅で仮眠をとりながら秋田へと向かいます。特に知り合いがいるわけでもなく、情報があるわけでもない秋田市街中、蓮の花咲く千秋公園付近の駐車場に車を停めて、ふたりで周辺を歩きました。新しい町を歩く時にはいつもカレンダーを扱ってくれるショップを探しながら歩いています。ここ秋田で匠くんが足をとめたのは現在制作中のカフェ地球食堂bonobo。枕木と植物を使った手作りっぽい内装のかわいいお店です。声をかけるととても感じのいいご夫婦が自分たちでカフェをつくっているとのことでした。月のカレンダーを渡してお話をしていると、以前東京に住んでいてカフェスローによく行っていたとか。偶然にもカフェスローにも月のカレンダーをお取り扱いしていただいているので、はじめて会ったのに親近感を感じました。オープンは8月14日だそうです。秋田市に行ったら是非立ち寄ってみたいお店、出会えた偶然に感謝した約1時間の秋田市滞在でした。
朝ご飯、青い湖 それから地図をたよりに水のある場所へと車を走らせます。明日午前中に盛岡に行きたいので、その途上にある田沢湖を目指しました。日が暮れる頃田沢湖畔に到着。キャンプ地を見つけ、「あとで辰子の像見に行ってみようよ。」「ライトアップされているかも、夜でも大丈夫だよね。」と話しながら、夕ご飯をつくります。今日は玄米と梅干、イワシの缶詰、はからめランドで収穫したジャガイモ(かなり小芋、直径約1cm)とわかめのお味噌汁。旅の間の食事はシンプルです。いつもキュウリを買っていて、ご飯をつくりながらプシュっと一杯、キュウリ味噌と枝豆をつまみながらで飲んでいるうちにご飯が炊けるという感じです。いい気分でお腹も満足したあと辰子の像を見に行きました。水の透明度が高く、夜なのに魚が泳いでいるのがはっきり見えます。辰子さんは黄金に輝いていました。
4日早起きして水辺にカヌーを運びます。遊覧船があるようですが、朝6時前なので人も舟も出ていません。雲の間から朝日が見え隠れし、山からはもやが湖に降りてきてとても幻想的な景色です。田沢湖の水の色は驚くほど美しいブルー、とっても透明度が高く、どこまでも青く深い感じでした。水の上に浮かび、朝日のショーを見ながら、コーヒーとサンドイッチの朝ご飯を食べました。
朝カヌーを楽しんで、お昼前には盛岡に到着。冷麺発祥の店、食楽園にてお昼ごはん。今まで食べた冷麺で一番おいしかったです。盛岡に行く機会があれば是非ご賞味あれ。850円でかなりの満足です。
そして今夜は鹿角にある大湯温泉に宿をとり、ふかふかのお布団とお料理でおもてなししてもらって旅の疲れを癒しました。 (よ)


関連サイト: 地球食堂bonobo

石段石段、羽黒山五重塔 2010年8月2日 (月)
鶴岡にて

朝7時過ぎ、僕達は杉の巨木に囲まれた羽黒山五重塔の目の前にいた。最近早起き、眠れたり眠れなかったり。誰もいない空間に五重塔1つと人間が2つ、音を出すのは鳥と虫。
その後、2446段の石段を登り汗だくで三神合祭殿でお参り、祭殿の大きな茅葺を葺きなおしている最中だった。広場でよし子が朝準備してくれたキュウリ味噌&梅干を食べる、うん、美味しい。来た道を引き返し始める頃に参拝に訪れる方がどんどん昇ってくる、朝起きは良いなぁって思う。
お昼ご飯は駐車場で玄米を炊き自炊。朝から山登って降りてきて今日1日は満足、なんて思ってからの1日はまだまだ続いた。鶴岡で僕らを迎えてくれたのはスターンこと草島進一さん。地元の川を案内していただける事に。下ろうと思った川が水量が少なかったりと、いろいろ悩んで頂いた結果、車で約1時間ほど走ったところにある川にカヌーを浮かべた。どんな所をカヌーで進んだかは写真から想像していただきたい。僕が求めるのはイメージの中のカヌー。もちろん現実のカヌーも喉から指先くらいを出しながら求めているのだが、それよりも増して求めているのが誰もが目を瞑(つむ)った時にイメージの中で水の上をスーッと行くものだ。今日はそんな所に3人で行く事ができたそのタイミングの良さ、嬉しさ、今、ここにいる意味っていうやつを考えさせられた、というか何かを突きつけられたような気分だった。
カヌーで水の上をいく日が落ちるか落ちないかの頃、僕達はカヌーに乗って日本海までやってきていた。言葉の要らない時間が一秒ごとに変わる空と共に過ぎていった。車にカヌーを積み、夏が旬の岩牡蠣をトゥルッと頂き、もうすぐ創業30年周年のインドカレー屋さんでマハラジャカレー大盛りを注文する。
夜はスターンの事務所と、自宅と、今回お会いできなかったが奥様のベリーダンス教室のスタジオがくっついている素敵な空間にてお世話になった。実はスターン、市議会議員を約10年務めていた過去を持つ政治家。昨年鶴岡市市長選挙に出馬したが残念ながら敗退。現在、政治に復帰するため日々着々と地元に根付いた仕事、活動を行い発信している。実は今日のスターン、朝4時半に起きてだだちゃ豆収穫の仕事を終えた後、僕達と会う時間を作ってくれ、明日も朝4時半起きというスケジュール。夜中、3人で話をすると次から次へと話が出てきて止まらない、気が付くと午前2時近く、理性を働かせて眠る事に。睡眠時間を計る時計の針の角度は小さくなったが、自分達の自分達に対する希望は大きくなったように思えた。 (匠)


関連サイト: 草島進一の「持続可能な鶴岡」日記
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