亜弥さんお別れ会2010年10月28日
亜弥さんお別れ会

雨の渋谷の街へ、知人のお別れ会に行ってきました。旦那さまがDJというお仕事柄、亡くなった亜弥さんのお別れ会は渋谷のクラブで催されました。ちょうどロンドンから来日していたGills Peterson氏がDJを務め、MCは高木寛氏、なんだかとても大人の雰囲気のする素敵な演出の中、亜弥さんの写真のスライドショーが流れていました。とてもいい写真ばかりで友人知人たちと思い出話をしながら静かな時間を過ごしました。先日会った友人の「亜弥ちゃんの残したものは偉大だよ。」との言葉、ほんとにその通りだなあ、と感じました。亡くなった人は生きているわたしたちへ、とても貴重なメッセージを残していってくれます。亜弥さんの一生の中でのほんの短い間でしたが、出会えたことに感謝、お別れを告げられる事に感謝をせずにはいられません。そして、こうやって縁あった人同士が集まれるの亜弥さんのお陰、ありがたいことです。 (よ)

 

渋谷の夜空も満月がくっきり、アースガーデンにて2010年10月23日
アースガーデン@代々木公園

毎年恒例秋のアースガーデンが代々木公園で開催されました。昨日までの雨もあがり、すっかり秋空、気持ちのいいお天気となりました。昨日はカレンダーをちくちく縫って、夜はシソの実とりをしていたら、気づけば朝になっていました。満月の夜だから血が騒いで眠らずとも過ごせたのか、シソの実収穫への責任感からなのか、5キロくらいのシソの実を洗っては枝からはずし、塩水でアク抜きして、とやっていたら、いつの間にかみんなが朝食を食べにキッチンにくる時間になっていました。朝食用にシソの実の佃煮をつくってみんなで食べてから、わたしたちはカレンダーを持ってアースガーデンに営業に行きました。営業といっても扱ってくださっているお店の方に会いにいったり、友人に会ってカレンダーができたことを伝えたり、と楽しいひととき。「ビールでも片手に…。」と匠くん。1人2本は飲んだでしょう、匠くんはポケットからつまみを出して、みんなでちょこっとずつ珍味を食べながら、秋のクラフトフェアを楽しみました。(よ)


関連サイト: アースガーデン

なめこの味噌汁、しそカヌー2010年10月19〜21日
シソの実収穫@はからめランド

数日空けていたはからめランド、気になる周りの変化をチェックします。前回咲いていたシソの花が実をつけていました。収穫できるものはこのシソの実だけ、でもとってもたくさんありました。今日は一日カヌーの中でシソの実とりをしました。まもなく日が暮れる、という一歩手前で「ナメコ生えているか見に行こう。」と二人で森の中に入っていきます。「あった!やっぱりナメコ生えていたね!」と大喜びの匠くん。よーく見ると、もう終わりかけのとけそうなナメコでしたが、なんとか救出できるものを採取し、匠くんの大好きなナメコのお味噌汁にしていただきました。
ラジオでは奄美大島が大雨により大変な被害にあっているとの情報がひっきりなしに伝えられています。13人のグランマザー会議(世界から13人のシャーマンおばあちゃんを招いて会議する)が奄美で行なわれるはずですが、この雨で開催がどうなることやら心配です。ラジオではその件には触れていませんでした。
昼間もストーブがないと寒くなってきました。ランドの葉も少しすつ落ち始め、紅葉もはじまっています。カエデ類はまだ色づいていませんが、ウルシ、ヌルデの類がほんのり赤くなり始めて秋の紅葉を先取りしていました。森の中も探索したいし、完成していない玄関前室も手がけたいけれど、明日にはここを出発して、カレンダー&手帳制作工場へと向かう予定です。今が旬のカレンダー、はからめランドにはシソの実収穫に来たんじゃないか、というくらいずっとシソの実をとっていました。出発する直前になってもとりきれず、「あとは横浜でやる!」と見えているすべてのシソの実を枝ごと切ってビニール袋に入れ、たくさんの宿題を抱えて出発しました。今月も移動月です。 (よ)

玉姉妹のタマちゃんと、よし子たそがれの房総半島2010年10月18日
やどかり@房総半島

三浦半島まで車を走らせ、海のそばで簡単な朝食をつくり、今日のスケジュールを聞きます。今日は匠くんが一日の計画をたててくれています。お昼頃フェリーで房総半島へと向かい、一泊のんびりと過ごしてから福島に向かう予定とのこと。いつも計画は二人で決めているのですが、今日はお任せすることにしました。途中横須賀に寄り匠くんの友人たまちゃんに会いにいきました。たまちゃんはずっとつきあってきた病気を克服したばかりで、いろいろな話を聞きながら、すべてがこのタイミングで治療できたんだね、というところに行きつき、やっぱり食は大事だよね、という話で盛り上がりました。旦那様はたまちゃんを治療するために鍼灸師になり(もちろんそれだけではないでしょうが)、鍼灸の先生も食のことをとても注意されているそうで、わたしたちも気づけばまわりに同じような感覚で生活する人たちが増えているように実感しています。食と環境が人をつくる、そう思います。
昼のフェリーに乗って房総半島、館山へと向かいます。明るいうちに今日の宿「やどかり」に到着しました。地下から湧き出ている水で沸かしてくれた五右衛門風呂に入って、夕食まで海岸を散歩しました。すごい数のカラスを見ました。夕食はとれたての有機野菜でつくってくれたおいしい和食、金目鯛の煮付けとアジ、カワハギの刺身、宿の息子さんが鴨川で作っている無農薬のご飯とお味噌汁。どれも手作り、とってもおいしくて癒されました。食は大事です。食べ物から人はたくさんのエネルギーをもらいます。こちらの「やどかり」さんは、今日のためにたくみくんが食にこだわって探してくれていた宿でした。めったに宿に泊まることのないわたしたち、これまでのはりつめていた糸が切れてバタンキュー、これまでにない睡眠をとれた一日でした。素敵な誕生日プレゼントをどうもありがとう。
翌朝リクエストに答えてくださって玄米ご飯の朝食をいただいて、おみやげに梅干までいただいて、大満足で宿を出発し、ゆっくりと福島はからめランドまで戻りました。到着したときには真っ暗でしたが、ストーブに火をいれ、芦ノ湖、三浦半島、房総半島をかけぬけた数日を振りかえって暖まりました。 (よ)


関連サイト: やどかり

CampKAVU2010年10月15〜17日
Camp KAVU 2010 @箱根 芦ノ湖

毎年秋に行なわれるアウトドアブランド、KAVU(カブー)の野外イベント。今年は1泊2日、箱根の芦ノ湖湖畔にあるキャンプ場で開催された。今回は、シアトルから社長のベイリー、副社長ジョー、撮影担当タイラーに加えて、料理研究家で野外料理も得意なジュリーとハーカー夫妻も来日して一緒に楽しい時間を過ごした。
芦ノ湖でのキャンプインという事もあり、毎年恒例のよし子のヨガプログラムに加え、今回はカヌープログラムも開催。毎回6人と少人数のプログラムで、基本的なカヌーの動かし方を身につけて、後はのんびりと水の上に浮かんで時間を楽しむといった感じの内容だ。
突然だが、僕が感じているカヌーとは、空間や時間を繋ぎ、それを越えるものである。人間は水の上を歩けないので、こっち岸とあっち岸、今いる所と行きたいと思っている所の空間を繋ぐ物、カヌー。1艇のカヌー(木で作られている物)は、何回でも直しながら先代から次の世代へとスピリット(心・精神)と共に時間を繋ぐものである。僕がプログラムの最中、そんな話をしたかしないかはさておき、ゲストのみんなとカヌーの上でコーヒー(など?)を飲んでいると1人がこんな話をしてくれた。彼は自分で木のカヌーを作った事があり、今も手元にカヌーがあるのだけれど、乗り方などは知らなかったので、あまり乗っていなく修理が必要な状態になっているという。僕が、どうしてカヌーを作ろうと思ったのかなぁと疑問に思っていると彼は話を続けた。数年前、兄と父と一緒の時間が少なくなり、何か3人で一緒にできることを考えた時、3人で1艇のカヌーを作る事を思いついたのだと。そして、時間をかけ3人でカヌーを見事完成させたのだが、その後すぐに父親が他界してしまったのだと。その話をしてくれた時、不思議な時間と共に水の上を風が通り抜けた。大げさに聞こえるかもしれないが亡き父親と一緒に作ったカヌーがそのスピリットと共に今も生きているという事だ。僕はその話を聞いた時、これこそがとても大きく、優しく、人の心を包み込み、生きる力強さを与えてくれるカヌーの姿だと感じた。カヌーは肉体であり、それをどう動かすかを決める魂はパドルであると師から伝えられた僕は、今まさにそれを感じている。今回、カヌーを持っている彼をはじめ参加してくれた方々にパドル=カヌーを動かす術(すべ)を伝える事ができたことをとても嬉しく思っている。
CampKAVUさて、朝のヨガプログラムは広場にあるデッキの上で行なわれた。毎年ヨガプログラムに参加してくれる人の中には昨年より体が柔らかくなったと1年間の暮らしがどんなものだったかを実感する人もいたみたい。たまたま朝のヨガと朝のカヌーの時間が同じだったので「夫を取るか、妻を取るか悩むなぁ」と笑わせてくれた人もいた。
そして今回のCampKAVU、マイクを取ったのは(渡されたのは)ミスターウルトラライト、山登り、ハイキングに軽さを求めたら彼の右に出るものはいないと言われているHiker's depotの土屋さん。KAVUにあの声が戻ってきたと感じる人も少なくなかったのでは。毎年2泊3日のKAVUイベントだったが今年は1泊2日という事もあり、後1泊した〜い、という声もチラホラ。しかし1泊だからといって今までの内容を1日1晩に詰め込んだりしないのがKAVU、そしてA&Fのスタッフの皆さんののんびりしたいい感じだなぁと思いながら、ジュリーの料理を楽しみ、1年ぶりに再会するKAVUファミリーと充実した楽しい時間を過ごす事ができた。
17日、みんなに別れを告げて箱根を後にした僕らは、明日のイベント?のために三浦半島を目指して車を走らせ、途中ご飯を食べ、暗くなったので三浦半島の先端あたりで車を停めてぐっすり眠った。さて明日はどっちだ。  (匠)


関連サイト: KAVU ・ A&F ・ Hiker's depot

アースキャンプ2010年10月7〜13日
Earth Camp @豊田 矢作川

愛知でのCOP10の関連イベントとして、Earth Campというイベントが開催されました。ここではおむすび通貨という地域通貨が使われ、ティピやドームテントが建てられた公園内の敷地でキャンプしながらワークショップやカヌーを楽しむ企画がありました。主催者はカヌー仲間の大ちゃん。匠くんがフライヤーを作ったご縁もあり、四万十塾のカヌーツアーのサポートもあり、ということで、準備から撤収までの5泊6日を過ごしてきました。
10日の日にはお隣豊田スタジアムでトヨロックなるロックフェスティバルが開催され、スタジアムは賑やかでしたが、Earth Campは終日 とっても穏やかな環境でした。矢作川のカヌーツアーは毎日満員御礼、スタッフも休むまもなく出動し、気づけばカフェのテーブルにしていたカヌーまで川旅に出る盛況ぶりでした。名古屋の友人たちがちょこちょこと遊びに来て、久しぶりに会う仲間の近況を聞いたり、いつの間にか彼らがカヌーに乗ってはしゃいでいたりする姿を見て、遊ぶってこういうことなんだな、とキャンプのよさを実感しました。四万十塾はカヌーツアーとカフェ(BAR?食堂?)を開催していたので、お手伝いのみなさんもたくさん来てくれて、終始賑やかなたまり場となっていました。あまりに大きくお店を広げすぎたのか、12日の撤収も一番最後。いつになったら片付け終わるのか、途方にくれる前にわたしたちは出発し、16日からのKavu Campの下見に芦ノ 湖へ向かいます。途中やっぱり日が暮れて、下見は13日になり、なんとか横浜基地にたどりついて、カレンダー作業&明後日からのCampKavuの準備に勤しんでます。 (よ)


関連サイト: EARTH CAMP

シソの花、前室の製作2010年10月2〜4日
秋のはからめランド

作成中のカレンダーを持って、約2週間ぶりにはからめランドに向かいました。1日には国勢調査があったはずで、いったいどうなっているかな、なんていろいろ考えながら途中ホームセンターに寄って補修部品を購入し、いつものように車の中でお弁当を食べて、なんとか明るいうちに到着しました。大きな問題が二つ。まず、今回のミッションは入り口を補修すること。そうです、テントの出入り口のファスナーが壊れてしまいました。壊れたファスナーを直すのは不可能だったので、ツーバイ材とコンパネを購入し、なんとか玄関(前室?)をつくることを目標にしました。さて、思いもかけなかった問題がもうひとつ。なんと、倉庫と呼んでいるテントに蜂が巣づくりをしていました。すごい数の蜂たちが出入りしています。あー、こりゃ近づかないほうがいいね、と二人とも蜂に倉庫を明け渡すことを鵜呑みにするしかない状態です。日中尖閣諸島問題とまではいきませんが、はからめ蜂倉庫領土問題浮上です。話し合う余地はなさそうなので、しばらく様子を見ることにしました。
さて、蒔きっぱなしの種はどうなっているかな、と畑をみると、動物が掘り返したあとや、人が踏み込んだあとなどがあり、むむむむ、と苦渋をかみしめつつ、もう一度植え替えたり、間引きしたり、新たにカブと大根の種を蒔いてみました。時期はずいぶんと遅いようですが、冬の食料を確保するため、たとえちょびっとしかできなくてもいいからやるだけやってみようとチャレンジしてみました。先日フィンドフォーンのことを書いている書物を読んだので、荒地でも波動でなんとかできることもあるかも、と土と種に話しかけつつやってみました。フィンドフォーンも最初は思ったようにはできなかったようですし、何ごとも失敗から成功を導くことができると自分に言い聞かせています。フィンドフォーンとは、ひとことでいえば、イギリスのある荒地に立派な作物を育てて暮らしているファミリーのお話で、まるでミラクルストーリーのように世界中の人たちが訪れるようになった場所です。本には振動を与えると書いてありましたが、いわゆる波動のことかな、と思って思いつく限りのことをやってみました。でも、蒔き時期や肥料などをきちんと踏まえたうえでのお話なので、なんともいえませんが、いつかはからめランドが波動ランドとして有名になる日がくるかも、と妄想を膨らませています。
気候は涼しく、虫も少なく、今はまあ過ごしやすい時期のようです。シソは花が咲きはじめ、茗荷も花が咲いていました。同じ町内でも、ここと町中とでは2週間くらいの差があるようです。茗荷は花が咲いているお陰でどこにあるのかが発見でき、たくさん収穫することができました。町ではすでに終わっているキュウリも、ここでは少しですがまだなっていました。去年食べたかぼちゃの種を蒔いてできたかぼちゃを初収穫しました。たくさん発芽したのに実ができたのはこれだけ、しかもチョー小さい。ですがおいしくいただきました。そして、売り物の三分の一のサイズの大根。まあ、二人なのでちょこっとの収穫でも食べていけます。夜はソーラーの明かりでカレンダーをちくちくと縫います。今回は2泊3日しか過ごせないので、作業はあまり進みませんが、ひとまず我が家(テント)をいつまでも空けておくのは心配だったので来られてよかったです。小さな問題はありますが、まだ暮らせそうです。 (よ)

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