カヌー風景2010年11月26〜28日
フィールアース2010@本栖湖

横浜でカレンダーと手帳の作業をしてから、カヌーを積んで本栖湖に向かいました。台風の影響で一ヶ月伸びたキャンプイベント「フィールアース」での四万十塾のカヌーカフェを手伝いに、西から東からたくさんの仲間たちが集まりました。
まもなく12月となる富士山の麓はさすがに寒く、常に焚き火をして火を絶やさずにいました。わたしはカヌーカフェの受付を、たくみくんはガイドとして参加しました。約70名の方が本栖湖でのカヌーを楽しみ、寒さや風が強かったにもかかわらず、みんな笑顔で楽しかったといってフィールドを満喫している姿をみてわたしたちも元気をもらいました。それにしても、四万十塾の機動力、集客力はすごいです。お客さんももちろんですが、なによりその場を一緒に手伝ってつくっていってくれる仲間がとってもたくさんいるというのは、素晴らしいことです。とーるくん、ケンくん、ジョンくんの魅力あふれるお人柄ゆえなのでしょうね。
夜の風景、バーカウンター 初日には信州からガタさん敏子さんも遊びに来てくれました。2日目にはケビパさんミエさんも来てくれ、大盛況のカヌーカフェを手伝ってくれました。ケビンが天に召されて寂しい気持ちはあるのですが、幸せだったケビンのことを思うと、星がきれいだったり月がきれいだったりすると、ふっとその中にケビンが思い出されてなんだかやすらかな気持ちになります。ケビンはみんなにもとっても愛されたワンちゃんでした。
さて、フィールアースといえば毎年お買い物天国となるイベントです。が、今年はあまり物色していないためお買い物も少なくてすみました。ところがミエさんとユキ姉が300円のものを10個買ったという話を聞いて、「えー!わたしもお買いものしたい!まだあるかなー。」ともう片付け始めているブースをユキ姉と物色し、3着500円で服を購入しました。来年のフィールアースでは「ユキ姉と行くお買い物ツアー」を企画しようと思います。ちなみに私は昨年8000円でメレルのスニーカーを購入し、今年亀裂がはいってもう壊れていしまいました。いいお買い物には実力と運が必要ですね。 (よ)


関連サイト: FEEL EARTH 2010 ・ 四万十塾 ・ Mob@Kevi Kevi

焼きたてパン、内装2010年11月21〜24日
はからめランドの冬支度。

前回までの紅葉した葉はすっかり落ち、はからめランドも寒々とした冬景色になりつつあります。テントの中の朝の温度は3℃。ストーブには常に火が入っている状態でないといられません。外の水道で顔を洗おうとしたら、水が出ない。どうやら凍ってしまった様です。日が出てきて、ゆっくりと解凍されて水は出るようになりましたが、まもなく解凍もされないくらい寒くなるでしょう。今回はテントの中での寒さ対策をしようとツーバイ材で内枠をつくりました。中に布を張って、少しでも防寒しようとの試みです。今回は枠のみ、次回布を張ってみようと思います。この時期カレンダーと手帳の制作が佳境なので、またすぐ横浜に向けて出発です。 (よ)

干柿、手帳2010年11月18日
月の手帳好評発売中。

手帳制作をしています。印刷をして、紙を折り、9ステーションにわけてから穴を開け、麻糸に針をとおして、1ステーションずつ縫い上げていきます。なかなか面白い作業なのですが、綺麗に縫い上げること、糸がたるまないようにきつく締めながら切れないように気をつけることなど、作業はかなり真剣に取り組まないとなりませんので気がぬけません。よって手帳制作の途中で他の作業をすることはできないので、取り掛かる前にある程度の雑用を済ませておかないと、といつも段取りを考えています。先日叔母の法事で群馬に行った時に、祖父の植えた柿の木からたくさんの柿を収穫させてもらいました。今日はお天気もよかったのでとってきた渋柿をむいて、干柿を作る作業をしました。季節のものを収穫し、保存食をつくる作業も楽しいものです。祖父も既に他界しているのですが、親族やその周りの人たちが食べられるようなものを植えてくれているのはありがたいことです。命は尽きてもいのちはつながっていく、柿をむきながらそんなことを考えていました。 (よ)

遺影、ランド風景2010年11月15日
十日夜(とおかんや)

旧暦10月10日の夜のことを十日夜といいます。稲の刈り入れが終わり、田の神がこの日山に帰ると言い伝えられ、田の神祭りや収穫祭が行なわれます。案山子にお供物をしてお月見をさせたり、地方によっては亥の子とか亥の子祭りといって、子供たちが藁で地面をたたいてまわって、お餅やお菓子などを貰ったりする風習が残っているところもあるようです。
この日、叔母が亡くなったとの連絡を受けました。とても優しい人で、思いやりに溢れた人でした。こどもがいなかった叔母はわたしのことをとてもかわいがってくれ、匠くんとよく会いにいったものでした。もう会うことができないのかと思うと淋しいですが、随分と苦しんでいたようでしたから、ようやく楽になれたのだなあと、これまでの叔母に感謝の気持ちを捧げました。既に他界している旦那様は登山家で、叔母の遺影も旦那様が撮った山での写真が使われていて、とてもいい時の叔母を見ることができました。思い起こせば優しくしてもらったことばかりで、突然の死は悲しいのですが、やはり死というものは残された人に大きな学びを授けてくれます。お坊さんがサンスクリット語の真言を唱えてくれて、弘法大師様に大日如来のもとへ導いてくださるようにお願いしていました。残された遺族は感謝の気持ちを捧げるだけでいいんだなあ、となんだか安心して叔母を見送ることができました。死を持って経験させていただくことは大きいです。 (よ)

夜も作業、燃やし作業2010年11月10〜14日
焚き火とカレンダー。

今の季節こそ、木の伐採、燃やし作業にもってこいです。葉は落ちて虫も少なく、乾燥しているので、うっそうと茂って歩きにくい森の中の木を切って、その木に巻きついているツルを燃やしていきます。燃やしても燃やしてもまだまだたくさんのツルがあるのですが、あまり大きな火を焚くのは注意して手の届く範囲の焚き火で暖をとりながら作業しています。燃やしたあとの灰は肥料になるそうですので畑に撒いてみました。肥料作りをしてみようと、落ち葉を集めて腐葉土作りにもチャレンジしました。匠くんに枠を作ってもらい、ゴリラ(四輪車)に何杯もの落ち葉を集め入れていきます。集めた落ち葉は踏んで細かくした方がいいと聞いたので、落ち葉のプール?に入って踏み踏みしています。こんな感じで昼は外作業をして、夜はカレンダー&手帳を縫う作業をしています。 (よ)

パン、紅葉2010年11月9日
前室完成。

玄関といった方が分かりやすいかもしれません。前回テントの入り口ファスナーが壊れてしまったことにより、匠くんが取りかかっていた前室が完成しました。山暮らしの人にはわかると思いますが、ほんのちょっとの隙間があると、カメムシが入ってきて越冬しようとします。常にここにいないわたしたちが、久しぶりの我がテントに帰ってきて一番はじめにやることがカメムシチェックです。都会には少ないため、そんなに気にならなかったのですが、山のカメムシの数は信じられないほど、数の脅威です。なので、前室には1mmの隙間もないようにぴったりとすきまテープや小さな材を用いて完全防備で作りました。簡易的なものでも、使っていくうちにこれでOKとなることが多いです。ホームセンターでドアノブを探したのですが、あまり気に入ったものがなかったので、木で仮のドアノブを作りました。これでもいいんじゃない、という気がしてきて、多分このまま木のドアノブで冬を過ごすことになりそうです。毎回出入りするときにファスナーを開け閉めしていたあのめんどうな作業が、片手でドアを開けて出入りできるこの便利さ!山生活ではあたりまえのようなことも自分たちで作っていかなければできないので、ひとつひとつのことに感動を覚えます。新鮮といえば新鮮、時間がかかるといえば時間がかかるのですが、ここでは時簡に追われることもないので、自分たちのペースで作っていこうと思います。

特製パスタ、林檎と絵2010年11月8日
一日一個の林檎

神無月になりました。はからめ暦では神在月とも表記し、神様の月、出雲大社に神様が集まる月ともよんでいます。旧暦10月の新月は蠍座に位置し、その司るところは個人の力、変化といわれています。
立冬を向かえ、暦の上では冬になりました。約3週間ぶりのはからめランドです。落ち葉の絨毯が敷かれ、モミジが黄色から赤に色づいていました。紅葉真っ盛りです。草も枯れ始め、葉も落ちて、空は高くてとてもいい景色です。はからめランドに来る途中にいくつか林檎農園があります。農産物直売所で林檎を購入しました。「一日一個の林檎は医者を遠ざける。」といわれています。はからめランドでその実験。林檎に含まれるペクチンにはコレステロールを減らす効果があり、カリウムには血圧を正常に保つ効果があるといわれています。この季節、風邪をひきやすいですから、風邪の予防のためにも一日一個の林檎をいただいて、からだを整えていこうと思います。今朝はやく、電気屋さんが電柱を建てる場所を見に来ました。一緒に林檎を食べながら、「いつ頃になりますか?」と訪ねると、「年内には…。」とのお返事。順調にいけば、電気のなかったこの場所に、年内に電気がひかれることになります。電気がきたら、あれもできる、これもできる、といろいろ想像が膨らみます。電気のない生活もよいのですが、電気のある生活になったら、もっとできることがあるので可能性が広がります。
前回収穫したシソの実のオリーブオイル漬けを使ってお昼ご飯を作りました。茹でたてパスタにあえるだけ。こんなに簡単で、とっても美味しかったです。ニンニクのオリーブオイル漬けや鷹の爪、セリなど一緒添えればなんとなく見た目もグー。これはオススメ、シソの実はいろいろな料理に使えそうです。オリーブオイル漬け、塩漬け、味噌漬け、佃煮、しょうゆ漬け、とシソの実もたくさんの味付けで保存できます。「シソの実はアレルギー予防になるから、花粉症にいいらしい。」との情報により、鈴木家のみんなも毎日食している模様です。ごはんのお供にとっても便利、収穫できるものがあるというのは嬉しいことです。この季節、やはり東北地方だけあって昼間もストーブがないといられないくらい寒いです。となると、食べることと呑むことが楽しみの大方を占める気がします。美味しいお酒とご飯があって、林檎を食べていればきっと元気でいられるでしょう。 (よ)

アームレスリング大会、ファッションショー2010年11月2〜3日
カヌー文化の日

誰が言い始めたのか定かではありませんが、11月3日はカヌー文化の日、カヌー文化を振興するカヌーイストたちが長瀞に集まりました。KeviKeviのケビパさん、ミエさん事務局のもと、四万十塾の飛び豆ツアー@長瀞の秋も恒例となり、カヌー文化振興家たちも毎回楽しみにしている様子です。ツアー中のお天気はとっても晴天、この上ない秋晴れで、秩父地方の紅葉も少しずつはじまってきています。
お天気は最高なのですが、 先日までの雨で長瀞の水量は通常の3倍近くにまであがり、かなりの迫力のある小滝となっていました。ホワイトウォーターには塾長とーる氏と進藤さんがトライし、ゲストはもう少し安全な場所でパドリング、みんな筋肉痛になるほどの漕ぎあがりトレーニングをしてへとへとになっていました。
夜は蕎麦処勉強屋さんのバーベキューガーデンで交流会、おしゃれなカヌーイストたちのファッションチェックを行なうカヌーファッションショーも開催され、司会のもっさん(プロ!)の進行のもと、10名のカヌーイストたちがモデルとして登場しました。みなさんウォーキングもまるで練習したかのようなモデル張りで、とってもおもしろかったです。協力してくれたファッションモデルさんたちにはKAVUの帽子をプレゼント。みなさんとても似合っていて、これから川ガール(カヌーガール?)の間でこの青い帽子が流行るかも。その後はアームレスリング大会も行なわれ、秋の夜長@長瀞を堪能しました。 (よ)


関連サイト: 四万十塾 ・ Mob@Kevi Kevi ・ KAVU
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