牡鹿会議、旧玉梨小学校2011年11月29〜12月1
石巻、そしてふくしま子ども元気村へ。

29日横浜を出発。夜中に高速のSAで仮眠をとって、30日石巻に到着。今週末に開催する牡鹿半島の海の清掃「カヌーディin石巻」、放射線量の高いところに住んでいる母子を同じ福島県内の放射能の低い自然の中で癒すプロジェクト「ふくしま子ども元気村」の準備をします。
積んできたカヌーを下ろしに小渕浜漁協に行き、委員長にご挨拶。大原の集会所に行き、区長に「古民家再生IBUKIプロジェクト」の件でご挨拶。匠はそのまま牡鹿会議なるものに出席し、わたしは明日早朝出発の元気村の準備のため、一足先にベースに戻りました。今回匠は「カヌーディin石巻」、わたしは「ふくしま子ども元気村」、日程が重なっているため、ふたりで分担して活動します。
1日、石巻ボランティア支援ベース絆の朝7時のミーティングのあと、福島県金山町へと出発しました。北海道からガッテン、そして東京から炊き出し班の関川シェフが初参加、強力な助っ人が来てくれました。第三回目の今回からは地元金山町のスタッフが主体となって運営していくということになり、絆スタッフ7名がそのサポートに向います。
「 ふくしまの子どもたちのためにできることをしたい。」「やっとふくしまの支援ができる。」
それぞれの思いを胸に金山町へ到着。山の上にはうっすらと雪が積もっていました。今日は買い出しやスタッフの顔合わせをして、みんなで温泉につかって明日からはじまる元気村にそなえます。(よ)

ohanaのワカちゃん、空の色2011年11月28
Tarot Reading.

ふろむあーすカフェohanaにてタロットリーディングが終わったあと、久しぶりに友人と会いました。 震災後ほとんどプライベートで人と会う機会を持たずにいたため、時間の経過を感じました。お話しながらカードを引いたり、生きることと死ぬことについて話したり、時間はあっという間に過ぎていきました。3・11のときには覚悟を決めて行動していたけれど、半年たち、また数ヶ月がたち、人って変わるものだとつくづく実感しました。あのときには未来があるかどうかを考えることより、どう終わるかを日々考えていたような気がします。未来は永劫に続くものではなく、限りのあるもので、必ず人は死に向って進んでいくのだから、残された時間をどう生きるか、ということばかり考えていました。燃料や食事や睡眠がとれるようになって、生きられる(生きやすい)ような環境が整ってくると、のど元過ぎれば熱さ忘れるというのか、日はまた昇るというのか、あのときの殺伐とした心境とは違う自分がいて、なんだか変な気がします。たった半年でこんなに変わるのかなあ、と思うくらいです。こうして再び友人と一緒にご飯を食べたり、おしゃべりしたりできるのですから。けれど、この平和的な時間はずっと続くわけではなく、次の震災や人災がいつ起こるのか、誰も予測できない…といいたいところですが、予測できている人もいるみたいで、次の震災に備えよう、といっても実際にはどうしていいのやら、とまどうことばかりです。ですが、ぶっつけ本番でも、何か事が起こったときに、冷静に見て、判断して、行動をとれるようにしておきたいです。寒い冬の最中、電気ガス水道がダメになって、焚き火でお湯を沸かしたり、お鍋でご飯を炊いたりして、かつて自分たちのご先祖様たちが歩んできた道のりを体験することになるかもしれません。わたしたちが望むと望まないとに限らず、地球は呼吸し続け、動き続けるのでしょうから。 (よ)

はからめランド風景2011年11月22〜25
新月手帳。

朝のはからめランドのテント室温−3℃、とうとう氷点下になりました。朝の地面には霜が降りて、凍てつき始めた大地を感じます。冬の寒さが深まる頃、二十四節気の小雪(しょうせつ)です。
暦作業のため横浜へ、朝の室温18℃。まだ秋が残り、紅葉も今がピークといった感じでしょうか、これから冷え込んでくる気配です。
25日、霜月の新月です。15:10分、月は射手座に位置します。射手座の司るところは直感、真実の探求、体の部位では足になります。新月の日にお願いごとをしたら叶うといわれています。
本日も手帳が完成しました。このところずっと作っては発送をしているのですが、新月に完成した手帳、ちょっと嬉しかったりします。待っている方のところへ、月のパワーとともに届きますように。

月の手帳、秋野イサム お隣さんに柿をあげたら、咲いていたマユハケオモトの花と白い菊をくれました。
「亡くなったお父様おじいちゃま、おばあちゃまにどうぞ。」「ありがとうございます。」
仏さまにお花を捧げて、お線香をともしました。亡くなった人のことを思いました。
11月23日に画家の秋野イサムさんが亡くなりました。ガンだったのだそうです。驚きました。
「日本を出て、次から次へと国を旅していたら、次の目の前にある国が日本だった。また日本に戻ってきてしまった。地球は丸いってことがわかったよ。」と笑ってお話していた姿をよく思い出します。イサムさんの描いた絵が好きで、旅に絵本を持ち歩いていました。今日は菊の絵を描いて、イサムさんを偲びたいと思います。(よ)

はからめランド風景2011年11月20〜21
虹、はからめランドへ。

虹を超え南会津を経由して、トンネル抜けて白河に到着。生酒を購入してはからめランドに着いたのは夜9時過ぎでした。目を見張るほど満天の星空、「今日は綺麗なものを沢山見たね。」 薪ストーブに火を入れ、今日を振り返りました。
21日快晴。朝の室温は0℃。沢に水を汲みに行き、ストーブに火を入れ、お湯を沸かします。久しぶりのはからめランドは紅葉(もみじ)だけが赤く残っていました。沢の水は透明で豊かに流れていて、空は澄みとてもすがすがしい朝、晩秋というよりももう冬、といった感じです。晴れていたかと思えば急に雨が降り、雨かと思えばいつの間にか雪に変わりました。しんしんと寒さが増してきて、季節が訪れたことを実感します。はからめランド、冬の到来です。
山ちゃんガイガーカウンターで放射能レベルをチェックします。空気中は0.15マイクロシーベルト、地面は0.22マイクロシーベルトでした。沢辺にセリが生えていました。ここに植えたら増えるかもしれないと、セリの根を移植したのは去年のこと。雑木を切り、日が入るようになったためセリにとっていい環境になったのでしょう、青々と群生していました。嬉しい反面、ちょっと悲しい気持ちにもなり、セリには手をつけず、そのままにしておきました。
テントの中でPCを開きます。インターネットはつながらないけれど、電気がきているのでPC作業もできるようになりました。今日は手帳を折り作業。保存食と乾物中心のご飯をつくり、生活をはじめます。晴れているのに雪が降っています。きっとはからめランドの上にも虹が出ているんだろうな、明日は白河へ行き、各種手続きを済ませる予定です。 (よ)

虹匠、癒しの森2011年11月19〜20日
雨、金山町へ。

13時、金山町に到着。今回「ふくしま子ども元気村」をとりまとめてくれているお茶屋さんこと長谷川さんのお店に伺いました。金山町の水害のときにはたくさんのボランティアたちがこちらのお店にお世話になりました。匠くんもわたしもあのときには、またこちらのお店にこういう形で訪れることになるとは思いもしませんでした。不思議なご縁です。お母様お手製のおいしいシュークリームをいただきながら、元気村のしんご村長と4人で打ち合わせをしました。雨ではありましたがさっそく当日の下見としてブナ林の散策に出かけました。こちらのブナ林の入り口には「癒しの森」とか書かれた看板があり、散策コースが記されていました。お茶屋さんの案内で癒しの森に入っていきます。雨も気にならないほどとても歩きやすい道、森の中には落ち葉の絨毯が敷き詰められ、霧に浮かぶ山が見えてとても美しい景色でした。実際に森の中に入ってみて当日のアイディアがわきました。散策のあとは源泉かけ流しの温泉「松の湯」へ。こちらの温泉はしんご村長が毎日通っている温泉で、いつまでもからだが温まっていられるいい温泉でした。村長曰く、「この温泉に入るとやせる気がするんよなぁ。」これは女性に人気の温泉になるかもしれません。今夜はお茶屋さんのはからいで民宿「こばやし」さんにお世話になることに。夜8時、朝日屋さんのかずおさんも交えてみんなで打ち合わせをしました。下見をさせていただいてよかったことももちろんですが、事前に仲間同士で顔をあわせて話し合うことで、アイディアもわき、元気村をいろんな意味で成功させることにつながるんだろうなあ、と思いました。
不思議な形の雲、生活体験間20日朝、自然教育村会館(旧玉梨小学校)の体育館に保管してもらっていたカヌーを積み、しんご村長の案内でそば打ち体験の場所として使用させていただけるという生活体験館を見に行きました。使いやすいように設備が整っていました。こちらでおそばを打って、その打ちたてのおそばをいただく昼食はとても楽しい経験になると思います。
それから沼沢湖湖畔にあるその名も「湖畔」という民宿に伺いました。こちらは沼沢湖で唯一のヒメマス漁をしているところ。3日日のヒメマス塩焼き体験にご協力いただくことに。金山町でヒメマスを扱っているのはこちら「湖畔」さんだけ。ヒメマスはカルデラ湖にしか生息せず、水温も10℃から17℃くらいのところにしかいないそうです。養殖している湖もあるそうですが、沼沢湖のヒメマスはすべて天然もの。とっても貴重な魚だということを教えてもらいました。そのヒメマスを獲っている人も今ではこちらのご主人だけ。「後継者がいなくてね。ここで終わってしまってはもったいない…。」とおかみさんが言っていたのが印象的でした。こちらではヒメマスに串に刺して、炭火で焼く体験をさせていただきます。外ではみんなで芋煮クッキング、湖畔でいただく昼食はとってもいい思い出となりそうです。午前中に今回の下見打ち合わせを終え、約一月ぶりのはからめランドに向けて出発しました。雨と晴れが交差する中、何度もいろいろな虹を見ました。今日は美しいものをたくさん見れた日でした。 (よ)

カレンダー製作風景2011年11月15〜18
手帳、カレンダー、手帳、カレンダー。

かえちゃんが無事に旅立ち、とうとう制作には私たち2人だけが残りました。まず部屋を片付け、手帳とカレンダーを効率よく作れるようにセッティングをします。優先順位をつけ、同時進行で洗濯やご飯の準備もしつつ、どうすれば時間を有効に使えるか頭の中で考えてから作業に着手。手帳作りは途中で中断せずに集中して作る方が効率もよく、仕上がりもきれいなので、まずは精神統一。家事やメールのやりとりを切り離して作業します。あっという間に夜になりました。夕食は2人でカレーライスをつくりました。家族の分、明日の昼の分、明後日の昼の分、明々後日の昼の分まで。はからめの手帳とカレンダー合宿がはじまりました。
朝は出来るだけ早く起きて、夜はできるだけ遅くまで作業、の日々が続きます。はからめ暦の更新も、編集中の報告書への作業時間も極力削って、今自分の目の前にある手帳に集中。一日10冊を目標にします。
カヌー仲間と電話でお話、「みんなによろしく、楽しんでね、」ヨガのクラスに行くのも忘れ、ひたすらカレンダーと手帳に集中します。たまには外食したい、ちょっと息抜き、もなしです。今年はいろいろなことが予定通りに進まないので、今がんばるしかありません。震災があったからカレンダーも手帳もできませんでした、とはしたくない。はからめランドが放置されても、カヌー工房の夢が遠のいても、家に帰れなくても、手帳とカレンダーだけは作りたい。たとえ眠らなくても。
ボランティア支援ベース絆の報告書の編集が大詰めです。けっこう大変、というか、かなり頑張っています。匠くんも調整せずにはいられなく、夜遅くまで電話をしていました。そして、19日、20日で次回の「ふくしま子ども元気村」の開催地である金山町に下見と打ち合わせにいくことになりました。明日は5時起きで出発です。ファイト〜。 (よ)

ohanaプレート、カフェohana2011年11月14日 (月)
Tarot Reading

手帳作りをお願いしていた トモちゃんに一日延泊してもらい今朝私も一緒に出発しました。私はタロットの予約が入っているので三軒茶屋のカフェOhanaに向います。かえちゃんは引き続き今日も手帳制作をしてくれています。
久しぶりのOhanaです。今日はワカちゃんがシェフでした。
クライアントさんとはお互いに後になって分かったことなのですが、石巻でお会いしていた方でした。狭い世間、広い世の中です。さて、ニュースレターにも寄稿させていただいているフェアトレードショップ「地球雑貨 ふろむあーす」 さんが、新年と同時にふろむあーすカフェOhanaと合体します。どちらも同じコンセプトのお店、カフェとフェアトレード雑貨とライブとワークショップとギャラリーがひとつの場所で楽しめるようになります。大きな世界がひとつの空間にぎゅっと詰まって、これまたニューワールドが展開します。
匠くんはボランティアベース絆の名刺デザイン、サンライスプロジェクトのロゴデザイン、カヌーデイのHP、報告文の作成、修正、そしてはからめの手帳の印刷、カレンダーの印刷と、休みなくお仕事しています。そんな大変なときに、なんと、プリンターが壊れた…、というか、調子が悪く、苦戦していました。人も機械もお休みしたい、そんなサインなのでは。わたしは帰ってきて仮眠をとってから、ようやくカレンダーに着手しました。気になるはからめランドまではまだ遠い…みたいです。  (よ)

かえちゃんともちゃん、手帳製作風景2011年11月12〜13
手帳合宿

手帳合宿が始まった。ひとつひとつ心を込めて手帳を縫い上げていく。本日は最近はからめ暦によく登場するライターの”やまおかえ(山を買え?)”こと”山岡かえ”ちゃんからのレポート、よろしこ。 (匠)

12日。はからめ実家居候の再スタートです。前回は3日間カレンダーを作っていましたが、今回は手帳。友人のアクセサリー作りを手伝っているともちゃんと2人で、手帳講習を受けて、手帳合宿が始まりました。ページ数が多いだけに、紙を折るのも、紙を並べるのもひと仕事。1冊縫うのも40分〜1時間ほどかかります。「かがり綴じ」という綴じ方なのですが、集中していないと間違えそうなので、無心でちくちく。時間の感覚も薄れるほど、手帳と向き合いました。手帳を買ってもらえる人に、制作の工程を動画で見て欲しい!と思うほど、1冊に手がかかっています。ひとつひとつ、手で折って手縫いしています。夕食はご家族と一緒に湯豆腐。タバスコならぬ「ゆずスコ」「醤油スコ」「ショウガスコ」をかけて堪能しました。
リンケ、野菜パンケーキとリンケ13日。朝食は匠さんの妹まみさんの、手作りケーキ。熟したカキとサツマイモを使ったしっとりケーキです。こちらのお宅ではカボチャケーキは「カボケ」、バナナケーキは「バナケ」と略して呼ばれているので、今朝のケーキは「カキケ」でしょうか。手帳も2日目になると、体が覚えているようで、メモを見なくても作れるようになりました。紐を引っ張る加減や縫うコツも少しずつわかってきて、昨日よりキレイに綴じることができた気がします。コツコツちくちくやっていると、無心なりすぎて自分の世界に入ってしまいそう。でも、うまく綴じられたときの喜びは大きく、達成感があります。今日の夜はワイン&ビールで乾杯。純和風のおかずの数々もおいしくいただきました。食後のデザートは長野の姫リンゴを使った「リンケ」。とても楽しい夕食になりました。今日は流星群の日。流れ星が見えるかどうか楽しみです。 (かえ)

大犯土モグラ、手帳完成2011年11月11日 (金)
11.11.11 望月;月の手帳完成

朝5時16分、満月ちょうどの時間です。今日はしとしと雨が降っています。横浜もだいぶ肌寒くなってきました。今日から大犯土(おおつち)のはじまりです。干支の土と土が重なる日で、この期間は土を休ませてあげる期間といわれ、土いじりや動土は控えた方がよいとされています。アスファルトに覆われた都会ではあまり聞かれなくなりました。はからめ月のカレンダーではモグラの絵で表しています。
2011年11月11日11時11分、はからめ月の手帳が完成いたしました。2011年版よりもさらに進化して、より使いやすい手帳となって登場です。例年に比べ、約一月遅れの完成となりました。お待たせしていたみなさん、すみませんでした。そして、あきらめずに待っていてくださったみなさん、ありがとうございます。匠くん、とってもがんばっていました。今年は津波や地震、放射能の被害によりいろいろなところが影響を受けて大変な年でした。少なからず、みなさんのところもなんらかの余波を受けたかと思います。そんな中で月のカレンダー、そして月の手帳を作ることができたということは、福島のはからめランドをあきらめないわたしたちにとって、とても大きな意味を持ちます。11年11月11日、6本柱の日、はからめにも柱が建ちました。 (よ)

にこまるクッキープロジェクト2011年11月9日 (水)
にこまるクッキープロジェクト

雑貨さろん「もも」で開催しているにこまるクッキープロジェクトに、絆から関川シェフに参加してもらいました。関川さんは事前にクッキーを作り、どうやれば失敗することなく上手に完成させられるのかを東京で実験してきてくれました。以下関川シェフからのレポートです。

炊き出し班の関川です。今回は、にこまるクッキープロジェクトのお手伝いに参加しました。ももさん達がクッキー作りを始めたのは、まだ暑かった季節ですが、石巻も寒い季節になり、夏と製菓作りは勝手が違ってきます。エアコンのある厨房ではなく、外の寒さがそのままの現場では、バターの戻し方だけでも先月とは異なり、同じような作業にはなりません。今回、オーブン用温度計を持参したので、庫内温度を計測したり、粉の混ぜ方など、寒い季節での方法を一緒に考えながらの作業となりました。一緒にお昼を食べてて、石巻の方言を教わったり、皆さんと楽しい時間を過ごせました。新ベースで前日に焼いたリンゴクッキーも差し入れでお渡しして喜んでいただけました。またいつかお手伝いに参加したいと思います。 (写真・文 関川)

関川さんはプロのカメラマンなのですが、絆での活動は主に料理関係を担ってくれています。炊き出しからはじまり、コミュニティカフェへのサポート「お菓子プロジェクト」、そしてボランティアベースでのみんなへの食事など、とてもおいしく手際よくお料理をしてくださるので、シェフとお呼びしています。
今日も朝から会議、会議。匠が朝6時30分に到着して7時の活動ミーティングを終えた後、絆の会議がはじまります。シェフはみんなのためにフレンチトーストに手作りリンゴジャムを添えた朝食を作ってくれ、会議のブレイクにと、スコーンを焼いてくれました。今日の会議は主に編集会議と今後のスケジュール、匠が来たのでウェブ、デザインなどの話もできました。夕方シーカヤッカーのツトムさんたちが戻ってきたタイミングで海辺の瓦礫撤去の打ち合わせ、夜バスに乗るギリギリまで居酒屋で古民家再生IBUKIについてなど助さんちせさんひーさーとーる氏と会談、目が覚めたら横浜。大阪市長選、福島県議選、トルコ地震、タイ洪水。石巻から日本へ、そして世界へ。宇宙の中心は…自分。まず自分とそのまわりの人が立てることが肝心。 (よ)


関連サイト:石巻ボランティア支援ベース絆

サンライス元気村プロジェクト、ミーティング風景2011年11月8日 (火)
サンライス元気村プロジェクト

朝7時の本日の活動ミーティング、参加人数23人。その後昨晩に引き続き、絆の会議です。みんなが揃うタイミングがなかなかないので、いるときにできるだけ決められることを決めていこうということになりました。横浜で仕事をしている匠を急遽招集することになり、いちばんはやく石巻に来られる方法をインターネットで探します。今夜の渋谷初の高速バスで明日の朝6時30分石巻駅着予定で出発してもらうことになりました。同時に明日夜の高速バスを予約し、その日に来て、その日に帰るというスケジュールで動くことに。そのうち光の速さで動き出すかもしれません。
本日から仮設住宅への支援として、毎月3kgのお米にメッセージを添えて仮設住宅に住む独居老人宅へお届けする「サンライス元気村」プロジェクトがはじまります。このプロジェクトは今後絆の大きな柱として取り組んでいくことになりました。今日は早速お米を3kgに小分けして、仮設住宅にお住まいの一人暮らしの高齢者のお宅へとお届けしました。
今夜は夜なべして活動報告書をパチパチと作成します。事務所内がレポートに追われる学生たちのたまり場のように見えました。新ベース絆、大きく動き出すための準備をはじめています。 (よ)


関連サイト:石巻ボランティア支援ベース絆

先日の画像、本日の画像2011年11月7日 (月)
古民家再生IBUKIプロジェクト

牡鹿半島大原浜の古民家を再生して、飲食店としてオープンさせ、地元の方たちの働く場と、地域のコミュニティをつくり、軌道にのったらそのお店をそのまま大原にプレゼントするという「古民家再生IBUKIプロジェクト」のミーティングを行いました。絆から助さん、とーる氏、四万十塾ケンくん、大工もろもろのパワースタッフとして、東京からチームバイブレーションズのバブさん、ライブペインティングアーティストのグラヴィティフリーのみなさん、地元との通訳としてとっちくんにも参加してもらい、建物を見ながら今後どう進めていくかを話し合いました。飲食店をオープンするのは愛媛県松山市でお店を営む神野さん。次回神野さんの来るタイミングでみんなで顔合わせをして進めていくことになりました。
残したい蔵、古民家内で打ち合わせ助さんが残したいといって解体を免れた倉も見てもらい、バブさんからは、「大丈夫。直せる。」と嬉しいお返事をいただきました。助さんからこの倉が地元のワカメやお野菜の並ぶ市場になったら、そして、津波を忘れないモニュメントとして残せたら、そんな話をきき、大原のためにみんなで力を注いでいこうというイメージがわきました。 この夜、事務所にて絆の会議を開催しました。和歌山水害支援に入っていたひーさー、和助さんからの報告、そして今後の絆の大きな柱となるプロジェクトの決定、熱のこもった話し合いになりました。 (よ)


関連サイト:石巻ボランティア支援ベース絆

カレンダーを作っています。2011年11月1〜5
はからめ月のカレンダーと月の手帳

ふくしま子ども元気村から帰ってきてすぐに、はからめ月のカレンダーの制作作業にとりかかります。カレンダーを印刷して綴じてパッケージに入れていくまでの作業行程ひとつひとつはすべて流れるように行います。印刷から上がったカレンダーにミシン目を入れ、12枚を合わせ、揃えてから穴をあけ、あらかじめちょうどいい長さにカットしたシルク紐で縫い合わせ、カットした竹の芯を入れます。そして金色のスタンプで願いを込めて1月の絵の上に太陽の印を押し、乾かしてから袋に入れて出来上がりです。誰でもできる作業ではないため、時間もかかります。
今年は石巻、福島で過ごすことが多いため、カレンダー作業に費やす時間を削ることになり、カレンダーや手帳を心待ちにしている方々にも影響を及ぼしてしまっています。今回石巻で一緒にボランティア活動をしていたお二人に、ちょうど移動までに時間があるということで、横浜に3泊4日泊まり込みでカレンダー作業のお手伝いをしてもらいました。ふくしま子ども元気村から一緒に活動していて、寝泊まり食事もずっと一緒だったので、まるで合宿みたいで楽しかったです。おかげでさまで10月中に発送する分のカレンダー作りをこの数日間で取り戻すことができました。
明日6日、仙台にてヨガのワークショップに参加しその足で再び石巻に向かいます。一緒に行く予定だった匠は、手帳のデザインのため横浜に残ることになりました。手帳やカレンダーのデザイン、制作というと、事務的作業のような気がすると思いますが、はからめ月のカレンダーと手帳に関しては、いきものを作るような気持ちでつくっています。一年間生き続ける手帳とカレンダーです。陶芸や絵などでしたら、集中して作品づくりをしなければいいものが作れないということがわかりやすいです。このカレンダーと手帳に関しましても、集中して作らなければ届かないものが実はこっそりと込められているのです。そういう意味で、事務用品としての手帳プラスアルファのものがあるということが、お使いいただければお分かりになると思います。
なんのために今生きているか、なんのために今自分が存在しているか、手帳を使うことにより、自分を知る手がかりとなりますよう、そんな願いも込めています。 (よ)


関連サイト:石巻ボランティア支援ベース絆
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