カヌーカヌー2012年5月25〜27日
ナチュラルハイ! 2012

毎年この時期に山梨県の道志村で行われるイベント「ナチュラルハイ」に今年初めて参加させてもらった。
本番は25日の前夜祭、そして26,27日と僕達にとっては2泊3日の野外イベント。さてこのナチュラルハイで僕はカヌー、よし子はタロット占いと朝のヨガ、2人でOPEN JAPANのトークと朝から夜まで2人ともやる事が盛り沢山な2日間だった。
会場は道志村キャンプ場という所。キャンプ場内に池があり、そこにカヌーを浮かべさせてもらいスイスーイと。僕にとっては初めての場所なのだが、ひっくり返っても大人なら足が届くこの池(人工池)は初めてカヌーに乗る人や子ども達にとって、すごくいい場所だなぁと感じた。特に思ったのは、初めての方でも小さなお子さんと一緒にカヌーに乗る事ができるというところ。それと子ども達だけでカヌーに乗っても、お父さんお母さんが水辺で見守っていられる事。自然フィールドの水の上では、なかなかこれが出来ない。カヌーを練習するという点から見てもとてもいいし、気軽に乗る事ができるというのもいい。いい事沢山、やるからにはいいところを沢山見つけてそれを沢山感じようという気持ちで取り組んだ。
タロット、ヨガ今回嬉しかったのは、初めてカヌーに乗る人が沢山いてくれた事。2日間で何回レクチャーしたかは覚えていないけれど、初めてカヌーに乗る瞬間に立ち会えるのかと思うと毎回のレクチャーが楽しかった。舵を取るというあの感覚を感じてくれた瞬間の「おぉぉ、これかぁ!」の声や、「こんなに動くんだ!」って言う声は、いつも新鮮、何度聞いても嬉しいものだ。自分で水をつかみ、行きたいと思った所に自分の力で行けるんだ、という気持ち。そしてそれって陸の上でも一緒なんだっていう感覚を少しでも感じてほしい。そのためにまた、多くの人を水の上に人を連れていきたいなぁと改めて僕は心に思った。
そして今回はカヌーにもうひとつ夜の顔があった。それは水の上でキャンドルを囲みながら好きな飲み物、そして出会った仲間と一緒に幻想的な時間を過ごす「カヌーBar」。これは僕が書くより一緒に乗った方に文章を書いてもらいたいなぁ、とそんな感じ。僕は「すごく素敵な時間を過ごすことができた。」と、ただただ書いておこう。
イベント中、よし子はほとんどの時間を池から離れたところにあるタロット占いのブースにいたため、あまり一緒に行動をしなかった。という事もあり一緒に回してくれたみんな、手伝ってくれたみんな、本当にありがとう。いつもだったら一緒に段取り組んだり準備したりのタロット占いや、ヨガだけれど、今回は全く顔を出す事すら出来なかった。おかげでカヌーに専念できたので良かったのかなとも思う。
カヌーBarの様子もうひとつ今回「OPEN JAPAN」での活動をみんなの前で話す機会を作ってくれた。ので、僕達がスライドと一緒に石巻、福島の現状を話させていただいた。知名度の低い僕達なので、話し始めたときは数人がチラホラとイスに座っていただけだったけれど、話しが進むにつれて人が集まってきてくれてちょっとホッとした。ちなみに来月6月の石巻は、今のところボランティアの数がすごく少ないというのが現状。ぜひみなさん、石巻に来たことがある方も無い方も、いろいろな発見があること間違いなしなので足を向けて頂けると嬉しい。
最後に、このナチュラルハイに関して、いろいろお世話になったのは、「キャンプよろず相談所」。いろいろな野外フェス、野外イベントで、その名の通りキャンプに関するいろいろな相談(時には人生相談も?)に乗ってくれる心強い方々だ。何人かは被災直後の石巻で一緒に活動していた方もいる。パワーみなぎる滝沢さんをはじめとするキャンプよろず相談所のみなさま、本当にありがとう。 (匠)


関連サイト ナチュラルハイ 2012

砂利敷き後、砂利敷き中2012年5月22日 (火)
軽トラック名義変更、いわき

22日、高知県の四万十町に住む仲間、モッチャンが被災地のために支援してくれた軽トラックが、現在はからめランドで使われている。今日はその名義変更をするためにいわき市まで2人軽トラで走った。はからめ号(トヨタハイエース)と違い車内の空間が狭い、そして今日はあいにくの雨。なので荷台には濡れても大丈夫なものしか乗せる事ができない。こういう時に限って防水バッグを持っていない・・・・・人生はそういうものだと分かってきたような気がする。
実は震災翌日に来て以来、実に1年以上ぶりのいわき市となる。途中仮設住宅が並ぶ地域を車で通ると、「ん?なんだ?」とブレーキ、車を停める。なんと仮設住宅がログハウスなのだ。大熊町から避難された方々が住んでいるこの仮設住宅、アイデアはすごく良いなぁと思ったのと同時に、こういった仮設住宅が自分のところから近くにあるということを今まで知らなかったという事にちょっと寂しさを感じた。
名義変更はスムーズに終了。無事に高知ナンバーからいわきナンバーへ。湯元にある220円のさはこの湯という温泉でリフレッシュをしてから海岸近くを通ってはからめランドを目指す。海に面した集落は少しボロボロになった基礎コンクリートが残るのみ、瓦礫も片付けられている被災地の例の風景だ。
勿来(なこそ)からはからめランドに向かい山を登っていくと途中「インドカレー」と書いた看板が目にとまった。ここで食べていこうかと100mほどバックしてお店を訪ねるとなんと本日定休日。あらら・・・、とまわりを見てみると隣に明りがついている。お隣はなんだかおしゃれなカフェ、名前はMOMO。コーヒーでも飲んでいこうかと、シトシト降る雨の中、カフェの扉を開けた。ご結婚されているのか聞かなかったが若い男女お2人で営んでいるカフェみたい・・・・・、早速コーヒーとケーキを注文。「綺麗なお店だね」とあたりを見回しながら本棚にある本を見てみるとネンキの入った「地球の上に生きる」の初版本。「これはどなたが手になさっていた本ですか?」とお店の方に聞くと、「父が昔から持っていた本だと思います。」と。実はこの本の著者であるアリシア・ベイ・ローレルさんが今度東北に来るため、よし子が福島、そして石巻とトーク&ライブをアテンドしている最中なのだ。その事を伝えると、声をかけていただき、お父さんがお店までいらしてくれた。話しを聞くとこのお父さんが本日定休日だったカレー屋さんを営んでいるとのこと。そしてなんとお母さんはそのまた隣のギャラリーを経営しているらしく、ご家族みんなで同じ敷地に違うお店を構えているという訳だ。話しがはずみ面白いところに来れて良かったと思っていると、奥に部屋にいらしたお客さんが会計をして帰ろうとしている。「あっ」と声を挙げたのは僕とよし子とそのお客さんの3人、なんと僕達のカレンダーを置かせていただいている「さかな家」の美佳子さんだったのだ、しかも3,4日前に会ったばかり。ここは田人(たびと)という村、同じ福島といっても「さかな家」からこのカフェ「MOMO」まで1時間ほどかかる距離。このばったり偶然は考えれば考えるほど偶然だ・・・・、この前は横浜でゆうこりん(2つ下のはからめ暦を参照)とばったりしたばかり、嬉しいばったりが続いてなんだか不思議。
気分が盛り上がって写真を1枚も撮っていないので、ぜひこのカレー・カフェ・ギャラリーのサイトをご覧になってくれると僕達も嬉しい限りだ。ゆっくりだけれど、はからめランド周辺で時々行きたいお店が増えてきつつある。嬉しい事だ。  (匠)


関連サイト 父「チャンド・メラ」 ・ 母「ギャラリー昨明」 ・ 子「MOMO cafe」

日食の見方、わっか2012年5月21日 (月)
小満・新月&日食

二十四節気の小満(しょうまん)です。陽気がよくなり、草木が茂りはじめるころです。
今日も3日連続の草刈り作業です。はからめランドの草木も茂りはじめました。ヒメジョオン、ハルジョオン、オオバコ、ヨモギ、イタドリ、ワラビ、ほっておくと足下が見えなくなるほど茂ってくるので、次に来たときのために、今のうちに刈っておきます。
今日は新月です。金環月食が観測できるというので、朝からそわそわしています。はからめランドあたりでは7時40分頃に見られるというので、外に椅子を出して準備します。鳥の声がざわついて、気のせいか、森の様子がいつもと違うような気がしました。月食用サングラスを持っていなかったので肉眼で見られるのか心配でしたが、やはりそのままでは眩しくて見られません。直前に匠くんが車の窓のスモーク越しに見るとよく見えるということを発見しました。この天体ショーのライブは圧巻、自然現象は神々しきものでした。  (よ)

砂利敷き後、砂利敷き中2012年5月18〜20日
じゃ、じゃ、じゃぁ。

5月になってから初めてのはからめランド。途中寄り道をしてランドに着くと、今まで茶色だったところが緑になっている。今年も草刈りの季節が始まったというわけだ。タンポポが大きい気がするのは「夢」を見たからか・・・・・。
石巻に大量に届いた芽が出ちゃってるジャガイモ。芽が出ちゃっているくらいなら全然食べられるし知っている人だったらあげても・・・・・と思ってダンボールを開けると、完全な種芋、芽じゃなくて茎が育っている。芋の水分が茎にいっちゃっている種芋だった。石巻で畑を作る活動をしているボランティア団体や、近所の方々の家庭菜園でもと、みんなで配ってもらっている。僕も福島に植えようとダンボール2箱を頂いてきた。
はからめランドで何かを育てるのは震災以降初めてのこと。ここが畑だった?と知らなければ境界線もないただの雑草地を耕し、ジャガイモを全て土の中に植えた。ダンボールの中で少しの光を求めてがんばって育ったジャガイモが開放されたイメージ。植物は放射線を嫌がっているのか、放射線をいやがる知識を持っているのは人間だけなのか?そんな事を思いながら土に触れ、植物と話しをする。
翌日は砂利敷き。今まで何度となくはからめランド内で車をスタック(ドロドロやスナスナで車がはまって動けなくなっちゃうこと)させてきたことだろう。そんなスタックとも本日をもってさよならスタック。お隣さんの紹介で車で3km走ったところにある砂利を分けていただく事になった。ありがたい、砂利硬い。
ジャガイモ、じゃり・・・・・「じゃ」、「じゃ」ときたので、もうひとつ「じゃ」がほしいところ。最近ジャングルジムに登ってはいないし、ジャマイカからお客さんも来ていない・・・・。ジャイ子から電話もかかってこないし、僕はロックンロールだからジャズって感じでもない。じゃりん子ちえってのもあったけれど思い出す記憶はないし、かん高い声のテレビショッピングなんてすることもない。まあ、無理に3つにすることもないか・・・・。という訳で今日はこの辺で、じゃあまた。 (匠)

中華街にて、恵比寿デザイン事務所にて2012年5月14〜17日
横浜、恵比寿。

カヌークラブ2回目も無事成功し、石巻をあとします。
横浜での用事をすませ、夜の中華街を歩いていると…、「ゆ、ゆうこりん!」「え?!!」中華街でばったりゆうこ先生に会いました。聞けば、いつも通らない道を、たまたま今日この時間に歩いていたとか。「1分違ってもすれ違いだよね、すごい偶然。」震災以来、たくさんのシンクロニシティが起こっていることを再確認。
17日、恵比寿の友人の事務所に打ち合わせに行きました。久しぶりに東京で仕事をしている友人と会うと、自分たちとの生活の違いを実感します。どちらも現実、どちらも好きです。長引いた打ち合わせのあとにみんなで食事を、と思ったのですが、恵比寿の街は平日の夜遅くでも満員のお店ばかり。かつて東京に住んでいたときには、時間の終わりなく一日を過ごしていたことを思い出しました。「仕事があるからやっぱり事務所に戻る、」といったミネを見習って、わたしたちも早々帰宅して明日の準備に備えました。いい仕事にはいいイメージと、自己管理です。 (よ)


関連サイト ミネのデザイン会社((STUDIO))のWebサイト ・ 佐野裕子さんの整体「氣道協会」

七つ岩付近で練習2012年5月13日 (日)
第二回 石巻カヌークラブ

先月発足した石巻カヌークラブ。その第2回目が今日行われた。代表の阿部康彦さんの呼びかけにより沢山の人が集まり、青空が見えて天気もいい感じ。僕は水の上の講師として参加した。ここ最近ちょこちょこ降る雨で旧北上川は濁ってはいたけれど、水の上に浮かぶと水だけでなく、山の木々や空気たちが”ようこそ”優しく迎え入れてくれているような感じがした。そう感じたのは、前日まで体調が悪く、今日になって体がすっきりして元気いっぱいだったからかもしれない。前日、準備などをしっかりやってくれた方々、どうもありがとう。
青空の下美味しいランチ午前中、しっかりとしたカヌーの乗り方、動かし方を真剣にレクチャー。(いつも真剣だから「真剣に」とわざわざ書く必要も無いのだけれど・・・・)今日あった人同士のペアリングもなかなかいい感じで、七つ岩と呼ばれている岩の周りで自分が行きたいと思うところに行けるように練習。スタート地点付近の川幅は広くもないけれど狭くもなく、横断する練習をするのにもってこいの場所だ。ベースを構えている場所から対岸の七つ岩までカヌーで横断。簡単に横断というけれどただただ行きたい場所に向ってまっすぐ漕いでいるだけでは思っているところにたどり着けない。それが川、水、時間は流れているって事。カヌーのいろいろな動きを一通りやってみたあと、お待ちかねのランチタイム。メニューはお稲荷さんと集合場所の曽波神(そばのかみ)公園にちなんで、そう、ソバ!みんな結構お腹がすいていたみたい、午後に備えてエネルギー充填だ。
で、午後。出発はしたのだが時間ごとに風が強くなってきて、スタートしてから1時間も漕がないで上陸することに。OPEN JAPANのベースにたどり着きたかったがそれは次回のお楽しみ、旧北上川は逃げる事はしないだろうから。カヌーをみんなで撤収、そしてOPEN JAPANの米ニティカフェでいろいろ語り合う時間もあり、とてもいい時間を過ごせて僕自身結構嬉しかった。石巻に住む皆様、気軽に水の上に浮かぶという事を体験を通して伝える事ができる「石巻カヌークラブ」という団体、団体名だけでもちょっと気にしてみてくれると嬉しい限りだ。 (匠)


関連サイト OPEN JAPAN  スマイルシード

ユカさんの料理教室、関川さんの料理教室2012年5月12日 (土)
料理教室@石巻

絆の炊き出し班で一緒に活動していた仲間たちによる、料理教室が開催されました。
場所はかつて炊き出し夕食サポートをしていた中央公民館、前回に引き続き第2回目の開催となりました。
午前中は料理研究家山戸ユカさんによる大人のための「玄米菜食料理教室」、午後はプロカメラマンでありお菓子作りのエキスパートである関川シェフによる子どものための「マフィン作り教室」。参加者は地元石巻の方、絆のボランティアで一緒に活動した遠方からの仲間、ご縁のある方々などなど。絆から、つながるつたえるプロジェクトとして活動を始めたゆかりさんの主催で、そのお人柄からか、和気あいあいとしたとてもいい集まりになりました。

沖縄には食事の大切さを表す「ぬちぐすい」という言葉があります。命(ぬち)の薬(ぐすい)という意味です。食事の大切さ、食べる事の楽しさ、このメンバーで話すことといえば食の話ばかり。いつまでも、ずっと、飽きもせずに食について語り合いました。興味のあることが一緒だと、活動時間も楽しく過ごせます。ユカさん、関川さんには、ベースのみんなのための食事の用意までしていただいて、とても助かりました。明日の料理教室はなつかしの南境生活センターで開催されます。わたしはカヌークラブのお手伝いで明日の料理教室には行けないのですが、懐かしいメンバーが集っています。(よ)
(写真:関川真佐夫)


関連サイト OPEN JAPAN  山戸ユカさんのサイト  関川さんのサイト

スマイルシード富士子さん、笑顔の種を届けよう。2012年5月11日 (金)
月命日

朝のミーティング前に、昨日セットアップしてもらった放射能測定器で、福島県会津産の白米の測定をしました。結果は不検出でした。測定器の説明をしてくれた矢島さんに、機械の説明だけでなく、放射能についての見解を伺います。機械ではヨウ素とセシウム134、137だけでなく、カリウムも検出されます。カリウムはバナナなどに多く含まれる聞きなれた物質ですが、これもまた放射性物質だそうです。カリウムとセシウムは似ているから、植物が栄養素だと思ってセシウムを多く取り込むという話しは本で読んだ事があります。カリウムは自然界に存在する物質、セシウムは原発事故以降に検出された物質、さて、人体にはどのような影響が出るのでしょう。わたしの回りにその問いに答えられる人は、今のところいませんでした。セシウムなどの放射性物質はだめだけれど、ラドン温泉(これも放射線物質)は体にいい、という見解はいかがなものか、など、測定器を皮切りに放射線についての話はつきませんでした。放射能について知るには、これから勉強していくしかありません。
今日は月命日。毎月埼玉県所沢市から届くお花に、NPOスマイルシードさんがひまわりの種を添えて、カーシェアリング協会が回っている仮設の自治会長さんのところにお届けするという活動をしています。雨の石巻、ストーブを焚くほど寒くなりましたが、みなさんの熱いエネルギーで今日もがんばっています。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN  スマイルシード

放射能測定器、説明の様子2012年5月10日 (木)
放射能測定器、便器、ベース内のいろいろ

石巻、曇りのち晴れのち雨。本日の活動人数13名。つくば市へのボランティアの問い合わせが頻繁にかかってきます。情報は下記リンクよりオープンジャパンのHPでご覧になれます。ボランティア保険に加入して、現地での活動は安全に注意し、自己責任で行ってくださいね。
今日はベースに放射能測定器が届きました。鉛5センチの遮蔽帯で覆われた、重さ125kgの食品用放射能スクリーニングテストです。竜巻復旧支援から助さんが戻ってきて、ベラルーシ製のその機械の説明をみんなで受けました。機械は直接PCと繋がっていて、操作方法や注意点などを伺い、セットアップしてもらいます。まず調べるものとの誤差をなくすため、設置場所の放射能を測定します。震災以降、この放射能測定器の設置数はまもなく200台にのぼるそうで、主な設置場所はと聞くと、やはり福島県とのことでした。
今日は夕方から仮設サロン(仮設支援のミーティング)、長期組でしばらく外出していたボランティアさんが帰ってきたので、長期で休みなしのボランティアさんが一休み、交代制でサンライスをまわしています。ベース内の環境整備も継続中。女子部屋の扉の修理、男子トイレの便器の修理、匠くんがホームセンターで材料を購入して整備しています。人手が足りないので、工具置き場の棚作りや、米ニティカフェの板材のプレーナーかけ、壁づくりなど、緊急ではない大工仕事は後回しになってしまいます。大工仕事が得意な方は、是非石巻へ来て手伝ってください。
使用禁止札はこの方に、トイレ修理お買い物に行って、スーパーで野菜類も購入します。現在ベースには購入しないと何の野菜もないので、手みやげのお菓子もありがたいのですが、みなさん3食食べるので、パンや野菜などの食事になるものの差し入れが何よりも有り難いです。
毎週水曜日と日曜日には全員でベース内のお掃除をするのですが、使える掃除機が少ないため、順番待ちになります。ご家庭で眠っている調子のいい掃除機があれば、是非譲っていただきたいです。
こちらで生活をしながら活動していると、地元の方との関わりができてきます。いろいろ協力しあって、お互いが助け合っています。ボランティアと被災者という関係から、人と人との交流、つながりができるようになるところまで、ようやく足並みが近づいてきたのかな、と感じます。明日は11日、月命日です。毎月お花を贈ってくださる方から、今日もお花が届きます。(よ)


関連サイト OPEN JAPAN  株式会社アドフューテック(放射能測定器を扱っている会社)

福島支援の打ち合わせ、朝のミーティング2012年5月8〜9日
ベースにて、その2

本日の活動人数20名。サンライスは調整日、カーシェアリングには長期ボランティアさんが加わりました。今日は午前中で活動を終了し、午後帰られる方が7名、だんだんいつもの静かなベースに戻りつつあります。匠くんは昨日に引き続き、PCに張り付いてつくば市での竜巻復旧支援活動のブログアップをしています。
午前中、以前オープンジャパンにいらした大阪からのボランティアさんがやってきて、福島支援のアテンドをしてほしいとの相談を受けました。今できることは今やろうと、さっそく知り合った福島の学校の先生に問い合わせました。夜は6月に来石されるゲストのアテンドのため外出、あっという間に一日が終わります。が、今日はオープンジャパンの報告書の原稿〆切日。日付が変わっても事務所内には、ひたすらPCに向かってがんばっている姿が見られます。 

9日は、大犯土の入りの日です。陰陽五行思想による六十干支の組み合わせのうち、庚午から丙子の7日間を大犯土(おおつち)といいます。この期間は土公神が土中にいるため、土を犯してはならないといわれ、穴掘り、種まき、木の伐採などの土いじりは慎む日とされてきました。元来、犯土とは地鎮祭に相当する儀式を意味していたそうですが、後にそれを禁じる禁忌、その期間へと意味が変化したということです。今日から7日間が大犯土の期間となっています。
石巻、本日の活動人数11名。NHKや日経新聞などのニュース記事を見て、つくば市での竜巻復旧支援活動への問い合わせの電話がかかってきます。メールやブログでもつくばの話題がトップニュースです。今日はNPOスマイルシード代表の富士子さんと話す時間を持ちました。カフェスペースで食事をとりながらのコミュニケーションは、ランチミーティングっぽくてとてもいいと思います。富士子さんのエネルギッシュな行動力と真摯な取り組みに影響をいただいて、ものごとにポジティブに取り組んで行こうと思います。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN

にんにく大会、食事の様子2012年5月7日 (月)
OPEN JAPAN ベースにて

朝のミーティングで竜巻支援に行った仲間のことを伝えます。本日の主な活動はサンライス、カーシェアリング。私はベースに2週間前に届いていたという60kgのにんにくを調理する作業、まかないチームの編成、匠はつくば市での竜巻災害支援に行った仲間の状況をブログアップ、カヌークラブの打ち合わせ、あっという間に日が暮れました。
今日から食事をするスペースと事務作業をするスペースを分けてみました。エントランスのカフェコーナーに夕食を並べ食事はテーブルと椅子に座って落ち着いて食べてもらえる空間づくりにチャレンジ。「作業スペースと食事スペースを分けるのはいいと思う。」と、反応はいいです。グッズコーナーも見やすくなったため、これまでよりも購入してくれる人が増えました。やはり環境は大切です。お片づけヒーリング効果は確実にあると思います。
GWが終わり人の流れも少なくなってきたからこそ、日々の活動を丁寧に、そして新しく来た仲間にここでの活動をやりやすく、と思っています。サンライスの空き時間ににんにく作業を一緒にやってくださった母娘さんに「昨日来たばかりだけれど、ここはとても居心地がいい。みんなが話しかけてくれるし、活動はピリッとしているし。」今日は地元の方が何名かベースを訪れてくれました。カフェでお茶をしながらお話をしたり、差し入れをいただいたりと、来たばかりのボランティアと地元の方との交流スペースとしても活用されています。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN

朝の掃除当番決め、IBUKIミーティング2012年5月6日 (日)
満月、古民家再生IBUKIミーティング@大原浜

昨夜ベースに集まったIBUKIチームでミーティングのためのミーティングを行い、今朝はベースの朝ミーティングのあと大原浜にてIBUKIミーティング。その後大原浜区長と話し合い、午後は区長と地元の方とミーティング。雨風雷地震、センターの中は大丈夫ですが、ニュースによると茨城で竜巻が発生したとの情報。牡鹿半島は夕方には雨もあがり、市内も夕焼け、台風一過のような空となりました。ベースに戻ったのは夕方。今日は一日ミーティングの日でした。話し合いは大切ですが、話し合えば話し合うほど歩みが遅くなるような気がするのはわたしだけでしょうか。何のための話し合いか、それをわかっているチームで進めなければ進まない、そんなどうどう巡りを繰り返しつつ、光が見えるまで歩み続けるしかありません。
夜つくば方面に向って出発するひーさーとトムちゃん、ゴロンとミーティング市内に戻ってくると、ベースエントランスや備品庫などのお片づけヒーリングが完了していました。得意分野を生かしてお片づけ&ディスプレイをしてもらいました。日々全国(今はアメリカと香港からも)からたくさんのボランティアさんが来るベース、みんなが活動しやすいような環境をつくることも大切な仕事です。てるちゃん、ゆきこ、どうもありがとうございました。
今日は地元コーヒーショップRootsのオープニングパーティの日でした。ベースからもみんながお祝いに行っています。なつかしい絆チームも石巻で集っていて、GWの最後はみんなにぎやかに遊んでいました。そんな中、茨城県つくば市で起きた竜巻の被害の情報を収集します。助さん、ひーさー、トム、匠、地元まなみちゃんからの現地情報などでどんな支援が必要か、ベース内で話し合います。今夜、明日とオープンジャパンからも出動する準備で仲間が動いています。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN

明神社のお祭り、スーパームーン2012年5月5日 (祝) こどもの日・立夏
スーパームーン、こどもの日、立夏

端午の節句です。端午の節句の「端」ははじまりを意味するので、端午とは月はじめの午の日という意味です。現在では午(ご)を五(ご)として5月5日に行われるようになりました。もともとは邪気を払い延命を願う祈りと払いの行事でありました。この日は菖蒲湯に入る風習があります。
今日は立夏、暦の上での夏、夏の気配が感じられる頃です。風が強い日ではありますが、半袖で過ごす人もちらほらと見られ、暑い日差しが感じられる日となりました。
今日は月が地球に接近する影響で通常よりも大きく見え、明るさも30%以上明るいというスーパームーンといわれる現象が観測されるそうです。十五夜お月様、明日は満月。5月の満月パワー、何かが起こるかもしれません。
カエリケーキを浴びたコージ、ハッピバースデーフジコチャン匠くんは13日に開催されるカヌークラブのコース作りに旧北上川を下りに行きました。わたしたちは伊去波矢和氣命神社、通称明神社(みょうじんじゃ)で開催されているおまつりのご神事に参列させていただきました。久しぶりにお会いする宮司さん、娘さんとこの1年を振り返り、懐かしい仲間たちと神社で集いました。御神輿がかつがれ、和太鼓の奉納演奏、甘酒や獅子汁の振る舞いなど、とても活気があるおまつりに、「まつりって、いいよね。」「日本人って、いいよね。」やはり、まつりで復興、これはかなりストライクです。
日和山鹿島御児神社では光の芸術祭が開催され、東日本大震災のための祈祷を捧げにブータンからチベットのリンポチェが来石しました。リンポチェのお言葉はとてもシンプルで、「人はいつまでも生きられると思って日々過ごしているけれど、そうではないということをこの震災は教えてくれた。」と話していました。人生とはいつまでも当たり前に続くものではなく、この一瞬一瞬が奇跡のようなものと気づいて過ごしていきたいと思います。
今日はスマイルシードの富士子さんのお誕生日でした。みんなでハッピーバースデイを歌ってお祝いをしました。富士子さん、いつもありがとうございます。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN

湊中のサクラ2012年5月4日 (祝) みどりの日
牡鹿さ、ございーん

今日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」という趣旨の国民の祝日「みどりの日」です。
匠くんが古民家再生に使わせてもらう畳を市内にとりに行っている間、チームふろむあーすでベース内の整理整頓、キッチンまわりのお片づけをしました。昼頃雨もあがり、ふろむあーす組を案内しながら牡鹿半島へと出発します。途中、炊き出しをしていた湊中学校に寄りました。武道場はあのときのまま、がらんとしています。雨が吹き込んだのか、床に水がたまっていました。校庭には炊き出しが終わった日に植樹した桜の木があります。
「まさか、いや、もしかして…」
小さな枝にピンク色の花びらが。他の桜はもう散っている時期です。最後の一房が、まるで私たちを待っていてくれたかのように残っていました。桜の花が咲いたのです。静かなこころで町をあとにしました。
大原アイドルのタケちゃん、花火 牡鹿半島の先端の鮎川浜にて、地元の人の復興まつり「牡鹿さ、ございーん」が開催されています。地元の名産品、地酒、古民家再生IBUKIプロジェクトチームの地元生産者による飲食出店もあり、会場はとてもにぎわっていました。「バナナ蒸しパン50円?」「茎ワカメ200円?」「ビール、店で買うより安いね。」「これ、おいしい!」「ちょっとお土産買ってくる。」と、皆さんかなりまつりを満喫しました。IBUKIチームによる塩麹やきそば、ネギとチーズのチヂミ、めかぶ丼は大好評。ステージではカラオケ大会、会場ではIBUKIチームグラビティフリーによるライブペインティングもあり、雨が降ったりやんだりのドラマを体験しながらおまつりはクライマックスの大花火大会を迎えます。「これ、隅田川並みだよね。」「すごい!」「やっぱ花火っていいね。」目を潤ませながら、個々に人生を振り返ったり、今の瞬間を感じたり、こころに響く時間を過ごさせていただきました。
「これまでボランティアに助けてもらいながらやってきた。これからは自分たちで立ち上がっていこうとやっていく。だから是非楽しんで、遊んでください。」おまつりとのエネルギーとともに、復興していく町のエネルギーを見ました。まつりで復興、石巻。明日は明神社、日和山でもお祭りが開催される予定です。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN  ・ 牡鹿さ、ござい〜ん

サンライス元気村作業風景、チームふろむあーす&ボンさんのお片付け隊2012年5月3日 (木)
お片づけヒーリング@OPEN JAPAN

石巻ベースにて、朝6時30分からてるちゃん指導によるヨガで一日をスタートします。参加人数5名、そのうち3名はヨガ初体験の男性。体をほぐして、今日一日の活動を気持ちよく始められるので、毎日恒例にしたいです。
今日の石巻は大雨、牡鹿半島鮎川浜で開催予定の「牡鹿さ、ございーん」というお祭りは明日に順延となりました。予定変更、今日の活動は、気の合う仲間が集まったので、気になっていたボイラー室、階段においてあったミミズコンポスト、廊下の荷物、エントランス受付ブースのお片づけに着工しました。一人だと途方に暮れるような作業ですが、3人集まれば文殊の知恵、サクサクと片付け作業が進みます。かなりのやりがいに気づけば昼食タイムを忘れる没頭ぶり。
きれいになったベース内の様子 今日のランチはサダが作ってくれました。食事の大切さ、片付けることによる風通しの大切さを理解している仲間との作業は楽しいものです。自分自身の中からも、無駄なものが省かれてきれいになっていくように、片付け作業は瞑想的なもの、生活している人の鏡です。ゴミをまとめ、床を水拭きし、道具をまとめて、気持ちよく仕事ができる環境を整えます。夕食の準備をして、みんなで温泉に行きました。ほこりまみれになった体がきれいになり、明日の朝もヨガからスタートしよう、とベースに戻ってヨガスペースをみると…。GW、たくさんのボランティアさんが寝泊まりしています。エントランスは女子部屋と化し、ほとんどの平らなところは寝る場所として埋まっていました。深夜にしずかにスペースを作り、明日はここを片付けてヨガスペースにしようというメドをたてて、お片づけ女子3人、「せまくてものに囲まれているけれど、以外と落ち着くね。」「もしここで地震が起きて閉じ込められたらどうする?」「何日ここで暮らせるかな。」と、サバイバルトークをしながら、人知れず、ものに囲まれた部屋で休みました。 (よ)


関連サイト OPEN JAPAN

オープンジャパン事務局にて2012年5月1〜2日
メーデー、八十八夜

May Day、直訳すると5月の日。夏の訪れを祝う日、一般的には労働者の権利要求の日、デモが行われる日として認知されています。
この時期は新茶の季節でもあります。立春から数えて88日目のことを八十八夜といいます。一般に霜は八十八夜頃までといわれており、この時期は遅霜の被害が発生する地方もあるようで、農家に注意を換気するためにつくられた日本独自の雑節です。この日に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きをするといわれています。
はからめ号の車検を通し、その足で石巻へと向かいます。今回は友人てるちゃんと一緒です。てるちゃんの得意技はヨガ、ベースで朝ヨガなんか素敵かな、2日には友人ユキコも合流。二人ともフェアトレードショップ&地球にやさしいマクロビカフェのふろむあーすファミリー、食や生活スタイルの感覚も近いので、さっそくベースのみんなへの食事作りなどを一緒に手伝ってもらっています。  (よ)


関連サイト OPEN JAPAN
2012年6月<  >4月