落合さん

落合さんとアースデイ 2013年5月26〜27日

震災前からはからめランドに来たいと言ってくれていた岡山県在住の落合さんが連絡をくれました。南米ボリビア・ペルーの暖かい手作りの商品と日本のみんなとの架け橋である落合さん。「PUENTE(プエンテ)」という名前でフェアトレード活動をしています。 そんな落合さんが福島方面へ来る予定と合わせ、一泊二日のランド泊。自然農をやっていきたいと聞いていたところ、その後自然農のエキスパートである男性と出会い、これから本腰でやっていくために家と田んぼを準備して一緒に生活をしているとのこと。パートナーは福島県出身で、震災後岡山に移住、岡山に田んぼをかりて農業をしているそうです。縁とは不思議なものです。一晩語りあい、翌朝那須で開催されているアースデイに行きました。
山の中落合さんは福島の用事を済ませたパートナーと会場で待ち合わせ。わたしたちも会えるのを楽しみにしていました。とても気さくな素敵な方でした。落合さんが「ここのカレーすっごく美味しいんだよ。」と紹介してくれた「あいかけん」さん(愛のカレー研究所)で北海道在住のレイコさんとばったり。二人に紹介しようとすると、先日そのカレー屋さんで会いましたね、というアースデイらしいシンクロニシティも感じながら、わたしたちは那須の温泉へ、落合さんたちは東京へと向かいました。那須では鹿の湯に入り、母の友人がはじめたカフェに寄らせてもらいました。陶器やうつわのコレクションを生かして「うつわカフェLotus」というギャラリーカフェをやっていて、美しい器で美味しい食事を出してくれます。器好きな方には那須に行ったらおススメなカフェです。(よ)


関連サイト PUENTEアースデイ那須あいかけんうつわカフェLotus




ストーンサークル 2013年5月24日(金)

基礎16個の石を設置しました。石を選んで穴を掘って砂利を敷いて石を置いてコンクリ練って石をあげてコンクリ敷いて石をのせて砂利を入れて土をかぶせて、を16回。すべてがきれいに並べられるとまるでストーンサークルのよう。設置しているときには遺跡を掘り出す作業の逆回転みたいでおもしろかったです。
束石草がすごい勢いで伸びています。青々してとてもきれいですが、生活圏内の草は刈っていってます。タンポポ、オオバコ、ヨモギ、場所によりスギナ。ヒメジョオンやハルジョオン、ヘビイチゴもたくさんたくさん。いっぺんにやるともうイヤになりそうなので、今日はここ、と決めてちょっとずつやっています。草刈り機も使いますが、草刈り機を使えないところを手でちょこちょこやって、日に日にキレイになっていくのを楽しんでいます。草むしりは結構瞑想的な作業だと思います。(よ)


はからめランドの畑

小満 2013年5月21日(火)

陽気がよくなり、草木が茂り始める頃、小満(しょうまん)です。二十四節気の8番目、旧暦では4月中旬、万物が次第に成長して一定の大きさに達してくる頃とあります。じゃがいも畑のジャガイモの芽が10cmくらいに成長してきました。今年は種芋を購入して植えたのですが、購入したときに「美味しいジャガイモの作り方」というメモが添付してあり、それによると10cmくらいに成長したら大きな芽を2本残してあとは芽かきをするのだそうです。知りませんでした。葉に栄養がいってしまうためだそうで、どうりで昨年までのジャガイモが小さかった訳です。ワイルド栽培がいいと思っていたのですが、手をかけてあげることで人間の望みにかなうかたちにできるのですね。
ヤマト便の方が届け物をしてくれたときに「何か飼っているんですか?」と畑の柵を見て尋ねてきました。「畑なんです。イノシシ除けで柵を作ったんです。」確かに、小動物を飼えそうな柵にも見えてきました。他の人の畑を見ると、野菜がきれいに整列して生えていて雑草はほとんど生えていないのですが、はからめランドの実験場としての畑は草ぼうぼうです。芽かきとともに草むしりもしたのですが、気になる草しか抜かないので、どれが野菜なのか分からないかもしれません。現在畑ではジャガイモと大根を育てています。
石基礎用の石を16個選んで運びました。高圧洗浄機で石を洗おうとしたら、「壊れてる…。」とたくみくん。しばらく動きません。「これ、結構高かったのになあ…。」代替案、ホースとたわしを持ってきて洗いはじめたとたんに雷が鳴り雨が降り始めました。お空が石を洗ってくれる、とはいかず、雨があがったらたくみくんは高圧洗浄機を分解しはじめました。(よ)



にじまる家 アースデイカフェ

にじまる 2013年5月18〜19日

福島市のにじまる家で開催されるアースデイカフェに行ってきました。18日に到着したらこの日は準備日に変更になっており、静かなカフェでした。なんという偶然、前日のワークにきていた整体師のゆうこさんが帰る直前でした。昨夜背面と腰が痛くて、温熱療法を試してみようとネットでやり方を検索していたときに氣道協会で学んだいう治療院のサイトに行きつき、ゆうこさんのことを思い出していたところ。神様が準備してくれたのでは、と思うような出来事でした。ゆうこさんにからだを調整していただいてほんとにありがたかったです。
カードリーディング午後はみんなで明日の準備をしました。石巻で活動している応援のしっぽの広部くんと一緒に網戸の張り替えやレイアウト変更、以前ここで一緒に大工作業をしたヒロキくんがカフェマスターとなり、これまた出会いが繋がって場所ができていくのを感じました。
19日、イベントは朝のヨガ&クリスタルボールからはじまりました。なんと、ふくしまこども元気村のときに地元参加してくれたうららちゃんがクリスタルボールを響かせてくれました。カフェではベジカレー、ベジタコス、レアチーズケーキなどのおいしいメニューがみんなを楽しませてくれます。 仙台から参加のちーちゃんのエステ、地元ママサロンのちえさんによるカラーセラピー、けいちゃんみゆきんぐと子どもたちのアートワークなども開催されました。
網戸の張り替えわたしはヒーリングカードのリーディングでみなさんとコミュニケーションをとらせてもらいました。イベント中たくみくんは外の木の剪 定作業をして電線にのぼってツタを切ったり、桜の木を復活させたりと影ながら頑張っていました。すごい成果で、外周りのうっそうとしていた茂みが明るくなりました。今回行って、にじまる家が人の集まる拠点になってきているのを実感しました。人が集まるとたくさんのエネルギーが流れます。その流れをどうしていくかが今後の課題かな、そう感じた2日間でした。(よ)


関連サイト SORamU「にじまる家」のWEBサイト



一江ウタカ復興コンサート

一江ウタカの歌家族 2013年5月12日(日)

静岡県の牧ノ原に住むミュージシャン、一江(ひとえ)ウタカとジュンペイ君が福島復興コンサートで近くまで来るというので、車で1時間くらいの白河までコンサートを聴きにいった。コンサート前の控え室に案内してもらい、ウタカとジュンペイ君の笑顔をみるとなんだか安心するものがあった。どのような経緯でここ白河でコンサートを行う事になったのかというと、まず数年前にウタカの実妹であるノンフィクション作家の城戸久枝さんが書いた「あの戦争から遠く離れて」という作品が出版された。その本を読んだ白河の戦争を語り継ごうという取り組んでいる方が興味を持ち、久枝さんをイベントのゲストで呼んだところからはじまる。その後その作品はNHKで「遥かなる絆」というタイトルでドラマ化。その挿入歌をウタカが歌っていたので今回の運びとなったという事だ。
会場には久枝さんも来ていて沢山の人で賑わっていて、地元の方々が気持ちよく受け入れてくれているのだと感じた。着物を着た司会のお姉さんが元気で面白かったのが印象的だった。コンサートはみんなで一緒に歌ったりして結構盛り上がって、僕もなんだか嬉しかった。
ウタカが今、力を入れている酵素ジュースという物がある。ご存知の方も多いと思うがこの酵素ジュース、原料はなんと数十種類の野草。色々な可能性がある酵素を美味しく体内に取り入れる事ができるのが良いところ。
コンサートの後、僕たちは東北道で横浜へ向かった。夕飯は宇都宮で餃子かなぁなんて話しながら車を走らせているとレッドロブスターの看板を発見。「おぉ、メイン州の味だ、行こう。」餃子の事は忘れてお店に入る。席に座りメニューに書いてある金額をみてビックリ。「え〜、ロブスターはいつかまたメイン州に行った時に食べよう」と意見一致。結局レッドロブスターのお店に入ったけれどロブスターを注文する事無く、シーフード店の雰囲気と味を楽しんだ。
関東では、「月の手帳」を次なる段階へと思い、打ち合わせなどなど。最近、はからめランドのテント内では「夜に1時間はカレンダー作業」といって来年のカレンダーと手帳を作り始めている。さて来年の暦、どうなるかお楽しみに。(匠)


関連サイト 一江ウタカオフィシャルブログ「ウタカゾクblog」あの戦争から遠く離れて・「遥かなる絆」


コンクリート基礎がとりあえず完成。

新月 2013年5月10日(金)

5月1日に作業を開始してから10日目。独立基礎のコンクリート部分×8個が形になった。ここ数日間は大体午前中にコンクリ作業、午後は製材作業といったペースだった。基礎工事は、この後さらに16個の石基礎を設置して完成となる。
製材作業は、1本1本どの部分に適しているかを決め、あらかじめ決めてある長さや太さに加工していくといった感じ。なかなか気の遠くなる作業だが「1本作れば、確実に1本分進むんだ。」と自分に言い聞かせチェーンソウや丸ノコをブンブンいわせている。
山の中お昼前に、先日放射線量を計ったシドケ(もみじがさ)が不検出だと聞いて、久しぶりに山の中を散策。3年ぶりに山菜を食べるために収穫した。この3年間で山は間伐されていて、直径20cmほどのスギや雑木がゴロゴロしていた。間伐が下手なのだと思うが、以前はかろうじて道があり歩きやすかったのだが、今日は間伐した木が行く道をさえぎってとても歩きにくくなっていた。
途中、タラノメやコシアブラなどの山菜も見つけるが、それらは線量が高いので見るだけにしておく。お昼ご飯に食べた3年ぶりのシドケは、本当に本当に美味しかった。
今日は新月。最近は夜に外へトイレしに行く時に、月を見るというよりも夜の明るさで月齢を感じる。朝の新月だったけれど、みんなお願いごとしてるかな。(匠)


コンクリート基礎

煙突掃除 2013年5月9日(木)

立夏を迎えたとはいえ朝は冷えます。今朝のテント内温度は1℃でした。
昨日今日と午前中はコンクリ作業をしています。手練りのコンクリ作業も今日でいったん終了、土台の回りを埋めて平にしました。今日うったコンクリートは乾かすまでに時間がかかるので明日以降に埋める予定です。
今朝ストーブをつけたらバッグドラフト現象が起きたので、そろそろかなと思っていた煙突掃除をしました。この勢いでストーブも外して中を掃除、灰を運んで埋めました。以前は畑に撒くなど肥料として使用していたのですが、震災以降、灰の放射線量を計ったら8000ベクレルもあり、始末に困った末に地面に穴を掘って地中に還すことにしました。
たらの芽を収穫し、須賀川にある銀河のほとりの放射能測定に出したところ、90ベクレル検出との連絡を受けました。畑の実験も継続し、結果も公表していくつもりです。(よ)


コンクリート基礎

こどもの日・立夏 2013年5月5日(日)

今日はこどもの日、端午の節句ともいいます。柏餅やちまきを食べたり、菖蒲湯に入る風習があります。わたしも子どもの頃は柏餅を食べて菖蒲湯に入りました。
たらの芽、もみじがさなどの山菜が出はじめました。お隣さんが毎日のように山に穫りに行っています。道の駅や農産物直売所にも売られています。ある程度の量を収穫できたら測ってみようと思います。
現場朝9時スタートでコンクリート練り練り、枠を準備して流し込んで、次。「もっと砂利入れてもよさそうだな、」砂利を入れて練り練り。フネの中にセメントを入れ砂を入れ混ぜ合わせてから砂利を入れて水を入れて練ります。匠くんが平スコで練っているのを隣で植木用スコップで混ぜてみます。重くてまぜられません。次の段取りをする方がスムーズだと判断し、向いてない作業は諦めて次。手作業ではありますが、毎日ちょこっとずつ進めています。
今日は晴天、二十四節気の立夏です。暦の上では夏になり、夏の気配が感じられる頃です。日本列島、春はもう遠のいて、夏がやってくるのです。(よ)


コンクリ作業

憲法記念日 2013年5月3日(金)

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」という趣旨の国民の祝日です。GWの連休の一つとして捉えている人もいるでしょうね。国の成長とは何でしょうか。国民総生産(GNP)による経済成長か、国民総幸福量(GNH)による心の豊かさか。安倍内閣は憲法改正を論じています。なぜ今憲法を改正しようとするのか、知っておく必要があると思います。
昨日に引き続き基礎をつくる作業をしています。地面を掘って砂利を敷き、U字溝をおいて中にボルトを通します。あいている一面をコンパネで塞ぎコンクリートを流し込みます。どれも大変な作業なのですが、コンクリートを手練りするというのは見ているだけでも疲れます。「ちょっと代わろうか、」とスコップを刺したフネをかき混ぜようとしましたが、重くて動かせませんでした。一日一歩、三日で三歩くらいのペースで進んでいます。でもこの一歩がなければ…、とほんのわずかでも作業をすることを継続しています。匠くんの口癖は「はからめに休みなし。はからめにGWなし。」「…。」(よ)


ヨモギ

八十八夜 2013年5月2日(木)

新茶の季節ですね。立春から数えて八十八日目にあたる日は八十八夜といって、遅霜が発生し作物に被害が出る怖れがあるため、農家に対しての喚起のためにもうけられたといわれる日本独自の雑節です。「八十八夜の別れ霜」ということばがあり、一般的には霜がおりるのもこの日くらいまでといわれています。はからめランドの朝は0℃でした。
作業の合間にヨモギの新芽を摘みました。キレイに洗って陰干しして、それから線量を測ります。(よ)


丁張り

丁張り 2013年5月1日(水)

建物の正確な位置や直角を出す作業のことを丁張りといいます。何度も行ったり来たり、もっとこっち、少しあっち、やっぱりそっちといいながら位置を決め、杭を打ってバケツに水をはって水平をとり、水糸を張りました。家を建てるための作業はずいぶん前からとりかかっていましたが、こうして形に見えてきたのはこの作業からです。3年がかりで木を切って脱根して石を動かして地面を平らにする作業をし、ようやくここから基礎をつくっていく作業にとりかかります。(よ)

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