ミョウガ

台風と日常 2013年9月14〜16日

ボタンをポチッと押して「プラズマクラスター・イオン発生機」を注文した。注文したのが連休の初日だったので、なかなか手元に届かないのは仕方がないか。そのせいか、2人の頭の中ではプラズマクラスターの威力が日に日に増していっているような気もする。
カレンダーの制作に取りかからなければいけないのだが、まず、やる気が出るためのテーブルを作ってみた。和船を作った時に残ったスギ材の1枚板を使って。それほど厚くは無いので重厚感には欠けるけれど、テントの中で使うには軽薄感もいい感じだ。
15日。「こんにちは〜ヤマト運輸で〜す。」「お、ついにプラズマクラスター来たか。」とテントの外に出ると、いつものヤマトさんが持っていたのは小さな箱。ベンガル島の住民せいちゃんからの贈り物だった。箱の中身はプラズマクラスターじゃなかったけれど、テントの中がバングラデシュに包まれる楽しい物。ありがとうせいちゃん。
そして台風18号がやって来るのでその対策を、と思ったら、台風が来る前の雨が結構ひどかった。気がつくと敷地内を流れる小川が氾濫してテントの周りが川になっていた。ユンボくんを出動させて即席の堤防を作ってなんとか氾濫を止めた。しかし本番の台風の前にこれでは・・・。なんて思っていたが上陸した台風は速度を上げて以外とすんなりとすり抜けて行ってくれた。おかげではからめランドでの台風の影響は、色々とまき散らしてくれたのと数時間の停電(僕達にはあまり関係無し)くらいだった。ラジオから全国の被害が聞こえてくる。
台風が抜けると空が明るくなってきた。今朝焼いたパン、そして取り放題のシソ、ミョウガ(昨年は検査して放射能は検出されなかったが、今年は検査をしていない。)散歩していると落ちているのはクリ(小さいので食べないけど)やドングリなど、そんな事を肌で感じるとだんだん生活のペースが戻ってきたような、そんな気がした。 (匠)

ランドの様子


草が生い茂るはからめランド

草 2013年9月10〜13日

はからめランドに到着し、テントが無事にそのままだった事を確認するとホッとした。草だらけなのは仕方が無いが、思っていた通りでありそれ以上の驚くほどではなかった。ただただ雑草の種の飛び方ってすごいなぁと関心するばかり。鍵を開けて(一応鍵があるところが良いでしょ。)テントに入るとカビカビカビ、これを美化美化美化したり、濡れた物を乾かしたり、掃除、草刈りその他生活を取り戻すまでに3日間ほど。
この3日間で思った事2つ。1つはやっぱり物は少ない方がいい。絶対にカビちゃうし、カビを拭き取る作業が少なくて済むから。もう1つはある物が欲しい。今まで考えもつかなかったのだけれど、先日葉山の友人の家に行った時に部屋の片隅においてあった電化製品「プラズマクラスター・イオン発生機」これが欲しい! (匠)


葉山

海 2013年9月5〜9日

5日、眠ったり眠らなかったりしながら横浜に到着。カレンダー制作に向けて準備を始める。昨年より1ヶ月遅れてのスタートだ。移動しながらカレンダーのイメージを2人で話し合う。
ちょうどいいタイミングで香港でラーメン屋さんをOPENさせる仕事をしている弟家族が帰国、久しぶりに会った。その合間に友人から連絡があり、少し葉山の海で数時間過ごしたりしたのが結構気持ちがよかった。
さて福島はどんなになっているだろう、テント吹き飛んでいないといいけれど。 (匠)


船移動

お片づけ 2013年9月2〜4日

撤収の3日間、雨、雨、雨。和船の「朋友丸」とバングラデシュ船ノウカの「ベンガル号」はそれぞれの保管場所へ。
僕は残った材木を持って帰る予定だったのだが、それが濡れちゃってなかなか乾かなくて困った。結局4日朝、濡れたまま車に積み込む事となった。残念、カビが心配だ。
4日、44日間のベンガル島を一緒に過ごした仲間達に別れを告げて島を出る。そして四国を出ようと思ったら淡路島に渡る橋が雨で通行止め。おかげで温泉につかってのんびりする時間が持てた。けれど関東に向かう車の運転は眠かったり、休んだり、走ったり、仮眠取ったり、走ったりと大変だったのは温泉のせいだけではないか。
セトゲー。個人的にはいろいろあるけれど、楽しかった事が多く心に残っている。沢山の新しい風に触れる事が出来た事が何よりも嬉しい。それほど大きな風ではなく微風なんだけれどとても気持ちのよい風が吹いていた、そんなセトゲー。
さて、気持ちを入れ替える事ができるか、それが次なる課題だ。 (匠)

本日の様子


関連サイト 瀬戸内国際芸術祭


和船チーム

瀬戸内国際芸術祭 夏会期閉幕 2013年9月1日(日)

7月20日に開幕した「セトゲー夏」の最後の日がやってきた。朝市のゲストは徳島からタマちゃんシゲちゃんと新しい家族のミノリちゃん。船にすっぽりとハマっているミノリちゃんの姿があまりにも奇麗だったので写真を撮ってしまった。
昨日の進水式が無事に終わって、今日は僕達にとって大仕事は無い。しかし最終日の今日に向けて準備を進めている仲間がいるので、なんだかまだ気を抜く事が出来ないでいる自分がいる。今日の本番に向けて、野外でのパフォーマンスを練習してきた日芸チームは、雨が降らなかったら今まで練習してきた場所、雨が降ったら道を1本挟んだ別のドームステージでという選択に迫られていた。ギリギリでは間に合わない選択なので午前中に44日間の期間中43日間使用してきたステージとは別の急遽組み立てたステージでパフォーマンスを行う事を決定した。細かい立ち位置や大道具の配置位置などが全て変わるので大変だっただろう・・・・と、僕は何も出来ないのだけれど。
夕方はバングラディシュ人が期間中作り続けてきた工芸品がオークションにかけられた。すごく安い値がついていて、単純にかわいそうだなと思った。通訳の人が数字を訳すのがつらいと言っていたのが心に残る。でも、全部が全部そうだった訳ではなく、みんなから拍手が起こるほどの接戦のすえ高値がついた品もあり、会場は結構盛り上がっていた。
オークションが終わると閉会式っぽい雰囲気。バングラデシュ人がバングラデシュの大臣から表彰されてステージ上に上がったところで天候は44日間で一番の大雨と風。ドームの下にいるけれど横から雨が吹き込んでみんなビショ濡れ。スタッフはオークションにかけられた作品を雨から守るのに必死。音響設備も壊れてしまったみたいでマイクも聞こえない。この状況で日芸のパフォーマンス。自力で音を出しながらだったが周りのみんながその分盛り上げてくれて、イベントの最後は盛り上がるには盛り上がった。
いつ終わったのか分からない閉会式というかセトゲー夏だった。夜は仲間達と一緒におつかれさま会。何かが終わり、何かが始まる。それって普通の事か。 (匠)

本日の様子


関連サイト Building Setouchi Tenma-sen・ Douglas brooks ・ 瀬戸内国際芸術祭

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