SENDAI光のページェント

仙台 2013年12月28日(土)

夜の仙台、石巻で一緒に活動した仲間ジョージさんが働く「三陸かき酒場」で一杯引っかけた後、友人に連れられ「SENDAI光のページェント」と呼ばれる光の通路を歩く事になった。
面白いのは約60万個あるオレンジ色のLED球の中に、いくつか赤く光るLED球が仕込まれているという。それを見つける事ができたら「幸せ」になれるとかなれないとか・・・。もし見つけられなくても、上の写真のように人が上向いて指差しているから嫌でも分かってしまう。みんなお幸せに。 (匠)


関連サイト OPENJAPAN


IBUKIプロジェクト

石巻・牡鹿半島 2013年12月26日(木)

冬のはからめランド、木を倒し、電柱をも倒すという本格的な積雪となりました。安全を確保して、手帳とカレンダーを縫い上げ、煙突掃除をしてお正月飾りをつくり、荷物をまとめて石巻へ出発します。気にかけていたことや、会いたい人に会おうと、短い時間ではありますが年内に訪れようと予定を決めて北上しました。オープンジャパンの事務所に寄って、牡鹿半島へと向かいます。日は沈み、古民家へは明朝行くことにして小渕浜を訪れました。大原ベースのチセちゃんとおちあい、現状を聞きました。
翌朝古民家再生IBUKIハウスを拝見しました。床板が張られ、屋根の一部が修復され、立派な神棚、カウンター、ところどころが丁寧に作られて養生されていました。今日は市内で事務手続きがあるということで、チセちゃんは先に出発し、私たちは区長さんや地元の小野寺さんにご挨拶をして大原の生活センターにある御神輿を見させて頂きました。人々の生活がある限り、ゆっくりとですが前に向かって進んでいます。

湊中学校の桜

6月から工事に着工しているという湊中学校に寄りました。校舎には新しいガラスが入れられ、武道場の床も張り替えられていました。挨拶をして校庭に入れてもらうと、そこには枠で囲われた桜の木が残されていました。桜を避けてダンプや工事車両が行き交っています。かなり作業の邪魔をしているようですが、みんながその桜を守って工事を進めてくれていました。記念樹として思いと共に植樹したみんなの気持ちを大切にしてくれているのだと心が暖まりました。
オープンジャパンに到着、代表タケちゃんがカーシェアリングの電気自動車を見せてくれました。充電料500円くらいで約100km走るそうです。事務局鈴木さんとお話をして、放射能測定器を使用させてもらいました。福島県矢祭町の農産物直売所で購入してきた椎茸(原木)を測定しました。100ベクレル以下であれば店頭に並べても良いという直売所。できれば検出されないでほしいな、という気持ちとは裏腹に、セシウムが45ベクレルほど検出されました。
「……。」テレビでは放射能被害に悩む人の疲れ果てている姿や、未来への不安が取り上げられています。はからめランドの近くの農産物直売所(原発から60kmの距離)の椎茸からもセシウムがこれだけ検出されます。今は事実を知るには自分たちで調べるしかないのだというのが現状です。店頭に並べられてモニタリングしています、検査しています、と貼られていても、国の基準値以下であればそれにどれくらいの放射線量が含まれているのかなんて明記していません。日々その悩みに疲れ果てさせられてしまう前に、明るい未来を想像できるような生き方を模索中です。 (よ)


関連サイト OPENJAPAN


クリスマスツリー

はからめランド・クリスマス 2013年12月24日(火)

はからめランドで光るのは、サンタさんから頂いた紙製の光るクリスマスツリー。クリスマスソングも流れてきちゃうハイテクなツリーだ。他、いろいろな方からの贈り物を眺めながらなんとなくクリスマスを感じている。サンタさんありがとう! (匠)


大雪

はからめランド・冬 2013年12月20日(金)

夜、外に出なくても雨が降っているのは分かる。キャンプなどでテントを使って眠った事がある方は同じ気持ちがわかると思うが、雨が一粒一粒テントのシートにあたるのが全て聞こえてくるのだ。うるさくて眠れないんじゃない?と思われるかもしれないが、「慣れ」かどうか、耳が、体が受け入れてくれる。これが工事現場の音など人工的な音は受け入れにくいのだが、特に水の音はかなり大きな音でも体をスリ抜けていくように気にならなくなる、ような気がする。
そして寝床についてから数時間、雨の音がしなくなりウトウトしながらも「止んだかなぁ」と思いながらまた眠った。今思えば、止んだのであればテントの上を覆うように伸びているケヤキの枝から滴る残り雨がポタッポタッと聞こえていたはずなのだが。そう、結果、雨は雪に変わってバサバサ降り続けていたのである。
朝起きると、これは朝飯前に雪かきだなと感じる。レインウェアを着て長靴を履いて脚立とドライワイパーを手に持つ、これが我が家の雪かき体勢だ。屋根はシートのため登れないので脚立でサイドから攻める。そしてスコップを使うと穴があいてしまうので、ドライワイパーで引きづり落とすといった作業。他2つ倉庫としているテントもつぶれる前に雪かきだ。
何とか今年の冬はこのテントでやり過ごし、来年こそ上っても大丈夫な屋根のある家に住むぞ、なんて考えながらの雪かきの後の朝食を頂いた。 (匠)


クリスマスケーキ

クリスマスパーティー 2013年12月15日(日)

今日はカヌー仲間のクリスマスパーティーに呼んで頂き、日々のカレンダー製作にちょっと一息。正午に乾杯、そう聞くと夜にはどんだけ飲んでいるのかと危険な感じもするのだが、この仲間達ではそのような心配をする事も無い。みんなで持ちよった素敵な食事を楽しみ、飲み過ぎる事も無く、ブレイクタイムにはおいしいケーキとコーヒー、そしてテレビを見ながら1年間の反省会などなど。帰りも終電になる前に帰り、明日にひびかない。うん、やっぱ、こういうのが良いね、楽しかった・・・と、ただただ素直に思える時間を過ごす事ができた。時間を共にしてくれたみんな、どうもありがとう。(匠)


上映会

Ohanaで上映会 2013年12月9日(月)

三軒茶屋のふろむあーすカフェOhanaでカヌーをつくる映画を見ました。映画も興味深かったですが、集まった人たちとの交流が楽しかったです。ふろむあーす効果、店長悦子さん効果で、月のカレンダーのマジックが3年の時間を超えて出会いをつくってくれました。この月のカレンダーには人と人を結びつける力があります。こういう楽しい偶然が起こると嬉しいです。サプライズでカヌー仲間も来てくれました。少人数での上映会だったので、みんなで話すことができてよかったです。友だちには明るいニュースもあり、政治や経済の不安定さに流されることなく、個々に地に足をつけた生き方をしている人たちがいると安心できるものだと感じました。 (よ)


関連サイト ふろむあーすカフェOhana


大でも

誰デモ 2013年12月4日(水)

昨夜車を走らせて、東京の代々木公園で開催されているアースガーデン&大デモに参加しました。夜中に秘密保護法案が可決され、たくさんの人が代々木公園に集まって、渋谷の街をデモ行進していました。北海道から伊豆大島から富山から、自分の友人知人たちだけでもずいぶん遠方から駆けつけています。この日はクラフトフェアのアースガーデンとオーガニックナチュラル製品のアースデイマーケットが開催されており、デモ参加者もお買い物に来た人も、出店者もご近所さんも、この場所でいろいろなコミュニケーションがはかられていました。コミュニケーションの場があり、誰もが自由に主義主張を表現できる、という今の日本がいつまでも続けられるでしょうか。災害があり、秘密保護法案が可決され、カジノがつくられたら次に何が起こるでしょうか?
家族と、友人と、そして仲間たちと一緒に自由に生きられる世界にいるために、自分がその世界をつくる一人であると常に目覚めていたいと思います。大切な人を戦場に送り出す悲劇が行われる前に、表現の自由も基本的人権も認められているうちに、自分はどんな世界で生きたいのかを隣の人と話しあって、どうすればいいのかを考えます。ミュージシャン三宅洋平くんが大デモ(だいデモ)なのか大デモ(おおデモ)なのか、どっちなんだっていう質問に対して、「どっちでもいい、どっちが正しいっていうのじゃないんだ。友だちは誰デモって言っていた。誰デモ参加しようよ。」と言っていました。反対するのでなく、否定するのでなく、誰がっていうのでもない、その精神、とても素敵だなと思いました。 (よ)


関連サイト 三宅洋平 OFFICIAL WEB SITE ・ アースガーデン


ふくしま再生シンポジウム

1000日経過 2013年12月4日(水)

大阪で整体道場を開いている津田さんにお誘いいただき、福島県郡山市で開催さ れた「ふくしま再生シンポジウム」に参加しました。
須賀川市にある穀物菜食レストラン「銀河のほとり」でランチ用にお弁当を作ってもらい向かいます。銀河のほとりでは、ちょうど駐車場と入り口付近に石を敷き詰める作業をしていて、持っていたワイヤーカッターと日頃のモザイク作業が活かされました。
12時、郡山駅に津田さんを迎えに行くと、知人の佐倉さんにばったり会いました。東京で活動している佐倉さんが意味なくここにいる訳がない…。 「もしかしてビッグパレットに行くんですか?」「そう。お話させてもらうの。」と、今回の会議でお話をされるとのことでした。津田さんと名刺交換 をしていざ会場へ向かいます。
原発のアクシデントマネジメントをしていなかったのが反省点だと今更のことを述べる大学教授、被害を逆手に環境エネルギーを使った産業観光でビジネスモデルをつくるべきという研究者のプレゼンテーション、佐倉さんはウクライナの健康被害の真実から福島の子供たちを守るためにはというお話をしていました。その後、福島の復興について今何をなすべきか、といったことを4人のパネラーが話しました。福島第2原発の作業をインターネット中継し廃炉にするために事実を明らかにすべきだと試みる原発行動隊、被災者に国が賠償金を払って第二の人生を送れるようにすべきだとの意見、はぎ取り式ではない除染の方法があるなど、時間を超過して熱い話が続きます。問題点が多々あり進まない現状も聞きました。高濃度の放射能汚染により住めない地域の農地にソーラーパネルで電力を生み出す提案をしても、農地の解放がなされないため(現法律では農地は農作物以外の目的で使えない)いつまでもあいた農地が手つかずのままであるとか、多額の復興基金があるのに財務省が許可を出さない限りその予算が使えないとか、被災者の立場にたって問題をとらえるべきだとの意見が出されました。除染をするといっても、住めるところ住めないところがある訳で、住めないところをいくら除染しても仕方がない、帰れない人々にここにはもう住めないとはっきりさせて次の人生設計をたてさせる必要性があるのではとの意見もありました。
参加者約150名以上、わたしたちよりはるかに年齢高めの方々が多く、未来をつくる若者の姿はありませんでした。誰かに期待するよりも、自分たちのできることをやっていくしかない、そんな印象の会議でした。震災から1000日が経過しても時が止まったままの状態がまだあるのですから。 (よ)
銀河のほとり


関連サイト 銀河のほとり ・ 津田さんのブログ「進化体操」

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