久々ダッチオーブンパン

材を刻む 2014年7月30日(水

朝食はダッチオーブンでパンを焼きました。昨夜こねて形成しておいたパンはちょうどいい感じで発酵していて焼き加減もバッチリでした。焼きたてのパンにオリーブオイルと塩、幸せな朝食です。その後はもくもくと材を刻む作業にとりかかりました。ハリをノミで加工、柱をホゾキリで刻んでいきます。トシくんの一泊二日のはからめランド滞在、あっという間ではありましたが一緒に過ごせて楽しかったです。また来てくださいね。(よ)


作業風景

土用の丑の日 2014年7月29日(火

土用の期間の丑の日です。梅干しはお天道様に干して今日で三日目。三日目は夜も干すと夜露で柔らかくなって長持ちするそうです。
匠くんは製材した木の刻み作業をしています。寸法を計ってノミで削っています。材が真っすぐでないので考えながらの作業です。設計図を見て「まちがってる…。」とか「まちがえた…。こうしよう、あ、ああすればいいんだ…。」とぶつぶつつぶやいています。
午後、ゲストがやってきました。家作りに興味があるとのことで手伝いに来てくれました。自給生活を目指していて、お米作り、野菜作り、セルフビルドで家も建てたいとのこと。手作りのお米をいただいたので早速今夜の夕ご飯に土鍋で炊いていただきました。作った人のお米を一緒にいただける食卓はとても嬉しい最高の御馳走です。(よ)


新月

新月 2014年7月27日(日)

しし座の新月です。今日からまたひと月がはじまります。太陰暦ではひと月のはじまりはいつも新月です。月が満ちていくとともに物事も形づいていき、月が明るくなるとともに物事も明らかになっていきます。毎月新月が来る毎にこうして気持ちをリセットできるので新月はちょっと特別な日としてとらえています。
新月の日に願い事をすると叶うという考え方があります。自分が何を望んでいるか、どうしたいか、どうなりたいか、そんな気持ちを毎月新月の日に10個紙に書き出して心の中を整理するという行為そのものが、目標に向かって進んでいくための方法のような気がします。新月じゃなくてもいいと思います。ただ、新月(新しい月、新たな月)っていう言葉が既にもう何かを決めたりスタートさせるのにいいような響きです。ちなみにしし座は創造力や決断力を司る星座といわれているので、星座の力も味方につけて願い事をするという人たちもいます。
昨夜はユウキくんとたくさん話をしました。ユウキくんは匠が四万十塾でスタッフをしていたときに塾生としてやって来て、数ヶ月間一緒に四万十で過ごした仲間です。今は那珂川でガイド業をはじめています。好きなことをやっていくためにはどうすればいいか、思う通りにいかないことを思う通りにいかせるためにはどうすればいいか、いろいろ話を聞きました。話を聞きながら自分たちの生活を顧(かえり)みます。「はからめ」は「月とカヌー」として、月の暦とカヌーの世界を創造していきたいと思います。(よ)


梅干し

梅干し 2014年7月26日(土)

洗濯物を干す、絨毯を干す、布団を干す、梅干しを干す。どうやら梅雨が明けたようです。じめじめしていた空気が熱気に変わりました。物干場を作ってもらったので大活用しています。
お昼頃、那珂川近くに住むユウキくんがやってきました。ワニガンを開けて焚き火でお昼ご飯を作りました。毎回のことですが、ワニガンの中の木の食器がカビていました。梅の土用干しというようにこの時期の太陽はとても強いエネルギーを発しているので、いろいろなものをお日様にあてて日光消毒しました。森の中は涼しいとはいえ日向はさすがに暑く、夏が来たという感じです。


時間をはずした日

時間をはずした日 2014年7月25日(金)

「13の月の暦」という1990年代に作られた暦法があります。ひと月を28日として一年を13ヶ月とする太陽暦(364日)で、7月25日を「時間をはずした日」として一年を365日とします。その暦によると新年が7月26日、7月24日が大晦日にあたいします。昨日が大晦日、明日は新年、そして今日は時間をはずした日ということで、この「13の月の暦」を使っている人たちや地域ではお祭りやイベントなどが開催されています。
「13の月の暦」はニューエイジの思想家ホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻によってグレゴリオ暦の不合理を改める暦法として作られました。彼らがマヤ暦の研究をしていたので、マヤの紋章や言葉などが取り入れられているため、マヤ暦と解釈される方もいますが、実際のマヤ暦とは異なるようです。古代マヤ暦には「ハアブ暦」「ツォルキン暦」という暦法があり、シャーマンは2月を新年だとしているとか、他の暦法では毎年違うとか、マヤ暦にはいくつかの暦があり、どの暦を用いるかによって異なります。
この「13の月の暦」は1990年代に作られた新しい暦、通称ドリームスペルとも呼ばれています。以前アグエイアスご夫妻が来日して暦のワークショップを開催したときに参加したことがあるのですが、なかなか興味深い考え方に基づいて作られた暦でした。
どの暦で生活するのかは個人だけでなく家族や仕事にも関わってきますが、いずれにしても、「時間をはずして過ごす日、時間にしばられない日」という考え方はおもしろいですね。一年に一度くらいはそんな日を意識してみるのもありだと思います。(よ)


製材終了

大暑 2014年7月23日(水)

関東地方の梅雨明けニュースを聞きました。はからめランドの湿度は90%近く、晴れていたと思えば夕立ちで水たまりができています。梅雨時期を外して旅に出ていたのですが、帰国してもしばらくは日本の梅雨を体験、作業は牛歩です。
昨日で丸太の製材が終わったと匠くんが喜んでいます。チェンソーでの製材は難儀な作業でした。なんでも購入すれば簡単に早く使える時代、やりたいことをやるには忍耐と努力が必要だということを実体験する工程でした。古い材木も玉切りして薪にして片付け、土の上をきれいにすることができて心晴れ晴れです。
二十四節気の大暑(たいしょ)、一年で最も暑いとされる時期といわれています。アブが出はじめ早速襲われました。服の上から刺すので対処の仕様がありません。スズメバチが薪積み場に巣を作り始めました。はからめランドでは刺されると危険な虫たちが活発になる時期です。(よ)

製材が終わった。この先も何本か製材する事があると思うが、とりあえず終わった。製材していた場所を片付けてスッキリ。使わない丸太を運ぶときは腰を痛めないようにしないといけない。最近腰が弱っているように感じるので必要以上に気をつけるようにしている。んだけれどついユンボを移動させて、ロープ掛けて、運んで、ユンボから降りて、ロープ外して、ユンボを除けて・・・といった作業を考えると「これくらい」と手で運んでしまう。予防でコルセットを腰に巻くのもありだが、毎日汗びっしょりの作業を考えるとできれば巻きたくない。けれど腰をヤッてしまった後の事を考えると・・・そんな事を考えながらの作業だ。
次は「刻み」の作業、線を引いて寸法通りに穴を空けたり、削ったりする作業だ。失敗したらまた製材しないといけないので、できれば失敗はしたくないのだが・・・。(匠)


洗濯物干

海の日 2014年7月21日(月)

ハッピーマンデー制度により7月第三月曜日は国民の祝日「海の日」に制定されています。
海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としています。もともとは「海の記念日」として2003年に祝日法が改正されるまでは7月20日が祝日でした。この「海の記念日」は1876年に明治天皇が東北地方巡幸の際、それまでの軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」で航海をし、横浜港に到着された日が7月20日だったことに由来しています。
「海の恩恵に感謝する、日本の繁栄を願う、」その趣旨で是非原発の海への影響を調査し、海の恩恵に与える影響を深く深く考えなければと思います。海岸線に行くと海産物の工場や店舗を見ます。海の近くのスーパーでは新鮮な地元の魚介類が売っています。これを手にして安全だろうかと考え続けて3年と4ヶ月が経ちました。考えて答えが出る問いではなく、自分で1キロ購入して検査をするしかありません。細かく刻んでクール宅急便で測定所まで送れば答えは出ます。数字が知りたいだけなら検査もしますが、今日の夕食のおかずにと購入するものを毎度測定には出せません。地元のスーパーには福島県産のモモや野菜、魚介ではときにタコなどが並んでいます。他県産と比べると非常にお安い価格で売っています。販売しているからには国の基準値100ベクレル以下なのでしょう。以前直売所でシイタケを1キロ購入して測定してみたところ、セシウムが45ベクレル検出されました。福島県じゃなくても心配ですよね、食べたい食材を1キロも購入して検査に出している人はどれくらいいるのでしょうか。
海はつながっていて、海流は海外へも到達しています。津波後の瓦礫がカナダやアメリカ西海岸に漂着してビーチクリーンをしているニュースがたくさん報道されていました。古代ハワイの言葉に「ホ・オポノポノ」という言葉があります。近年広められた「ホ・オポノポノ」は「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています。」の4つの言葉をセットで唱えることで癒しや浄化がもたらされるという考え方です。海の恩恵に感謝するとともに、ごめんなさい、許してくださいという反省と愛を持つことができればいいのにな、と思います。ちなみに「ホ・オポノポノ」はハワイ語辞典によると「心の洗浄。祈り、議論、告白、後悔、互いの補償と許しによって関係を整える家族会議」と定義されているようです。
はからめランドでは今日ようやく洗濯物干し場をつくることが出来ました。この土地にご縁ができてから5年近く、常に移動キャンプ生活で普通の暮らしとはほど遠い生活でした。ガザ地区やウクライナのニュースを思い、当たり前の生活ができることがどれほどありがたいのかをかみしめています。(よ)


夏土用

夏土用 2014年7月20日(日)

立秋の前の18日間のことをいいます。土の気が盛んになるといわれています。
土用は五行思想(万物は木火土金水の5つの元素から成るという自然哲学)に基づいて設けられています。春は木、夏は火、秋は金、冬は水に割り当てられ、土は四季の間にあってその生成を助けるものと考えられています。この5つの元素は互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環すると考えられています。
土用の期間は土の気が盛んになることから土を犯すことを控えるようにいわれています。18日間ある土用の期間には間日が設けられていて、この日には土いじりをしても差し支えないとされています。夏土用の間日は「卯・辰・申」の日と定められています。はからめ月のカレンダーでは青い線で土用の期間を表しています。間日には青い線を消していますので、土いじりや動土をする際に参考にしてください。
夏の土用の丑の日にはウナギを食べる習慣があります。スーパーやウナギ家では「土用丑の日」と書いた宣伝文句を広告にしている様を見かけます。この習慣は丑の日に「う」のつく食べ物を食べると夏バテしないといういわれをウナギ家を助けるために博物学者の平賀源内が広めたという説があります。「う」がつく食べ物であれば、梅干しやうどんでも夏バテ予防ができそうですね。はからめ月のカレンダーでは土用期間中の丑の日にはウナギの絵を描いています。(よ)

1年間は365日、これを五行思想の5で割ると73日。それぞれの「春(木)」「夏(火)」「秋(金)」「冬(水)」の4季節は73日ずつ。残る「土」も73日間を持っているので、その73日をそれぞれの季節の間に4等分に割り当てると18.25日ずつ(正確に言うと閏年の関係もありちょっと違うのだけれどだいたい。)。これが土用が18日間である理由。(0.25日の埋め合わせで土用が19日間の場合もある。)(匠)


『黒川能』と『林家舞楽』

『黒川能』『林家舞楽』 2014年7月12日(土)

重要無形民俗文化財『黒川能』と重要無形民俗文化財『林家舞楽』の山形公演開催のお手伝い、そして鑑賞をしてきた。黒川能、林家舞楽に関する詳しい内容は、一昨日の記事または下にリンクを貼っておくのでご自身でお調べになって頂くのが良いだろう。今回、能、舞楽といった古くから伝わる芸能を見るというより参加させてもらったといった感じが強かった。
僕は昨日までに能を2回鑑賞した事があった。1回目は中学だったか高校だったかの授業として、2回目は友達が出演していたので誘われて。この過去2回の印象は、今までに能を1、2回見た事があるほとんどの方々と一緒の感想であると思われる。「過去にタイムスリップした感覚、能は何を言っているかは分からないが狂言はギリギリ理解できる、立ち振る舞いや衣装が奇麗、お面の持つ力はすごい」など。
今回、500年以上続いているといわれている能と、1200年もの歴史を持つ林家舞楽に携わって感じた事は、これを開催しようとする動き、そして舞台と客席、その全てがそれぞれの歴史の一部なのであるという事だ。これは単なる歌や演劇のプロ集団のショーを見に来ているのとは完全に訳が違うと感じた。公演前にみんなが舞台上で確認し合っている様子はまるで町内会のお父さん御一行の温泉旅行を思わせるような感じ。黒川能に関しては農民同士(現在は仕事が多種類にわたっているが)が築いてきたものだというのが一目で伝わり、その歴史深さを肌で感じた。公演後に行われた交流会でちょっとお酒が入ると町内会のお父さんぶりがさらに増して、とても楽しい雰囲気に包まれた。交流会では地元山形を中心に活動している和太鼓ユニット「La!ハラトミ太鼓」の元気元気な演奏もあり会場は盛り上がっていた。
交流会も終了し、みんなとお別れの挨拶をしていると、谷地八幡宮の禰宜(ねぎ)である林郁子さんから「月のカレンダーを使わせて頂いています」と声をかけて頂いた。神社で使ってくれているとの事、とても嬉しかった。他にも出演者の方、スタッフの方、沢山の方々から僕たちが作る月のカレンダーを使ってくれているとの話しを聞き本当にアリガタヤアリガタヤ。今回の公演の主催でもある「ギャラリー迦哩迦」の升川繁美さんから広がった月の縁、感謝×100。(匠)


関連サイト 林家舞楽(谷地八幡宮) ・ 黒川能 ・ La!ハラトミ太鼓 ・ ギャラリー迦哩迦


『黒川能』と『林家舞楽』

満月の『黒川能』と『林家舞楽』 2014年7月10日(木)

重要無形民俗文化財『黒川能』と『林家舞楽』の山形公演が7月12日(土)午後1時30分から山形県の山形テルサで開演されます。重要文化財『黒川能』はおよそ500年もの間、山形県庄内地方出羽三山の麓・黒川地区の鎮守春日神社への信仰を支えに農民の手によって今日まで絶えることなく守られてきた貴重な民俗芸能です。『林家舞楽』は谷地八幡宮の代々の神職「林家」が一子相伝の秘宝により伝承してきた舞楽です。今年で11回目の開催となる『黒川能』、主催しているのは山形市内にある『迦哩迦』、ご縁で今回お手伝いさせていただくこととなりました。残席あるようですので、ご興味のある方は『迦哩迦』までお申し込みください。満月の黒川能と林家舞楽、時を経てつながる歴史的体験ができるかもしれません。(よ)


関連サイト ギャラリー迦哩迦


草刈りDAY

復興の財源確保のためって・・・ 2014年7月8日(火)

町役場から封筒が来ていました。「福島県では平成26年度から平成35年度までの10年間、東日本大震災からの復興や防災施策に要する費用の財源確保のため町民税・県民税の均等割額にそれぞれ500円を加算し〜」という書類が入っていて、振込用紙が同封されていました(口座引き落としなので既に引き落とされていましたが。)要するに、町民税と県民税を10年間値上げします、理由は復興のためです、ということのようです。
線量の低いはからめランドでさえ山菜や野菜から放射能が検出されるものもあり、線量の測定に出しています。測定代金はもちろん個人負担です。土地の除染などの費用も自己負担。県や町では何もしてくれません。原発による被害のせいでお金がかかっているのにもかかわらず、この上復興予算を税金として徴収するなんてナンセンスです。県民税と町民税の値上げダブルパンチが10年間。みんな納得できるのでしょうか。費用がかかる福島県にしてしまった東京電力や原発関連企業に請求してほしいです。県民町民全世帯から徴収したお金はどんな復興や防災に使われるのでしょうか。 (よ)
きゃりーぱみゅぱみゅ。突然だけれど親友の吉川スミスが脚本を努めた映画が公開されるのでお知らせ。映画は『きゃりーぱみゅぱみゅシネマJOHN!』という作品。7月12日より全国のイオンシネマ他全国約70館にて上映されるのできゃりーばみゅぱみゅが好きな人はぜひ見てみてちょ。
今日は雨がちらっとあがったので伸び放題伸びている草を一気に草刈り。毎年草刈りをする時に思うのは、冬の草がない時(地面が見えている時)に石ころや倒木を除けておけば良かったなぁということ。何度も刃を目立てしている刈り払い機の刃もそろそろ寿命。刃が1つ欠けると残りも一気に無くなってしまう。草刈りを快適にするためには、冬から草刈りの目で整地していないと行けないっていう事が分かる。何事もその手前、その手前を考えておくとスムーズに進むという事なのだろう。(匠)


関連サイト 映画『きゃりーぱみゅぱみゅシネマJOHN!』


僕たちと同じ時間を過ごしてきたワイン

In my life 2014年7月7日(月)

一ヶ月ぶりのはからめランドです。 管理された植物は美しいとアメリカで実感してきました。家々の庭や街の街路樹だけでなく、国立公園も人の手によって美しく保たれていました。日本の都会生活で緑は貴重だからとむやみに切ったりすることを躊躇していたくせが抜けず、はからめランドでも緑を多く残していました。が、その考えが変わりました。雑草も、これは薬草だからとか食べられるからと残していましたが、生えるべきところに生えていないものは抜いていかなければジャングルになってしまう環境だということを実感、早速草むしりをしています。確か、ひと月前も草むしりをしていた気がしますが、今回は前より潔くなりました。テントまわりに生えていたセリやミツバも躊躇なく抜いていきます。山の生活では何より植物の力が強いので、せめて自分たちの生活圏は手入れをしなければと強く思います。
結婚して10年が経ちました。月日は滔々と流れているものです。同じ価値観の人と出会えて共に助け合って暮らしてきたこの10年、とてもありがたいことだと感謝しています。いつもどうもありがとう。ラジオからはBEATLESの「In my life」が流れています。(よ)

こちらこそありがとう。(匠)


羽田にて

Japan(日本) 2014年7月4〜5日

4人無事にLAXから羽田空港に到着しました。7月4日の夜に到着したので、横浜の家に着いた時には日付が変わって5日の午前0時をまわっていました。横浜の家ではコストコ(アメリカの大型スーパー)でベーグルやパンをたくさん購入していて、帰国後初の食事は思いっきりアメリカンでした。日本もアメリカ化しているなあとつくづく感じた朝でした。
食に関してはアメリカの食も十分楽しみました。ファーストフードだけはいただけないと実感しましたが、種類のたくさんあるスーパーのパン、トルティーヤ、レストランの食事、とてもおいしくいただきました。自炊をしていたので食材を買いにスーパーによく行きました。好きなスーパーは「WHOLE FOODS」。ナチュラルオーガニック系のスーパーですが、都会にしかないこととお値段が高いことであまり活用できませんでした。
全体の物価は日本より高め、オーガニック野菜は地方のスーパーにはなく、鮮度の微妙な野菜ばかり。レタス1ドル80セント、ブロッコリー1ドル99セント、パプリカ1ドル50セント、小さめのアボカド1ドル99セント、ナチュラルスライスチーズ(11枚)3ドルから4ドル、ベーコン6ドル、スモークサーモン(6枚)10ドル、パンは3ドルから5ドル。パンとチーズとベーコンは激安ものよりちょっとマシなものを選んでいたので 最安値ではありませんが、野菜に関しては遺伝子が組み替えられているのではと思うようなものが多くありました。フルーツも1ドルで買えるものはバ ナナくらい、ファーマーズマーケットに出くわせればいろいろ楽しめたかもしれません。自炊以外で安くあげるならメキシカン、チャイニーズのファーストフードがハンバーガーよりはマシ。味はいけますが、化学調味料がたくさん使われています。おしゃれなカフェのランチサラダが13ドル、夕食のタパスとお酒で50ドル(1人)。ロスやサンフランシスコではお金を出せばいくらでもおいしいものが食べられます。
今回キャンプ用にわたしが持参したものは塩、胡椒、醤油、ワサビ、鷹の爪、ローリエ、七味、カレー粉、アルファ米(20パック!4人で5食分)、乾燥わかめ、乾燥タマネギなど。ほぼ全て使い切りました。キャンプ用に匠リュックに入れてもらった調理器具は、MSRストーブ、コールマンストーブ、鍋セット(大2個、中2個、小2個)マイ箸マイカップ。鍋セットの蓋は調理器具としてもお皿としても使用できるもの。現地調達したものはREIの折りたたみフライパン(34ドル)、MSRメンテナンスキット(15ドル)、クーラーボックス(20ドル)、フライ返し(ナイフで木を削って匠手作り)。包丁はそれぞれ持参したナイフで代用しました。節約キャンプ旅でしたが、時々おしゃれなレストランも楽しみつつ、よくやったなあと思います。(よ)


ヴェニスビーチにて

Los Angels。 2014年7月3日(木)

朝食はフルーツサラダ。昨日ホールフーズでラズベリーとブルーベリー、バナナを購入しました。メープルシロップであえてパンとマフィンとコーヒーでアメリカの国旗のような朝ご飯を楽しみました。フライトは夕方なのでサンタモニカまでドライブし、時間を決めてフリータイム。3時に戻って遅めの昼食、最後の自炊。最後のお米を炊いてブロッコリーと人参と豆をソテーしてチーズのせたベジタブル丼を作りました。ニンニクショウガ醤油バルサミコ鷹の爪で味付け、あまったフラックスシードオイルをかけて意外や意外、かなりおいしくいただきました。これですべての食材が終わり、荷物も気持ちもスッキリ。と思いきや安バーボンが残っていてコハルが空港で飲もうとペットボトルに詰めています。エレーンの家に置いていこうと思った匠くんが拾ったバカルディのチビボトルをアリトくんが空港で飲もうと持っていきます。
今回の旅、いろいろありました。楽しいだけじゃない旅は印象も深いです。共同生活3週間、ケガもケンカも事故もなく、事件はありましたがみんな無事でよかったです。いかに簡単に安く早く毎日移動しながら食事をつくるかという学び、今のアメリカを見て日本でこれからどう生活していくかという大きな課題、世界がどこに向かっているのかをバングラデシュとアメリカという二つの国を通して感じた半年でした。(よ)


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サンタモニカビーチにて

Los Angels(ロサンゼルス) 2014年7月2日(水)

残った食材で朝食を作ります。まだ数日キャンプをする予定だったので、今日明日で食材を使い切るためのスイッチが入りました。昨夜から睡眠学習でメニューを考えています。今朝はキャベツとタマネギ、クルミとオリーブのサラダにバルサミコとオリーブオイルのドレッシング、パンにメープルシロップ、そしてコーヒー。お昼はダウンタウンで外食なので、夕食は自炊がいいか外食がいいかをみんなに聞きます。「もう外食はいい。」とコハル。お金を出せばおいしいものが食べられますが、チープな食事はわたしももう結構。あっさりと自炊に決定。今夜は残った野菜とオイスターの缶詰でパスタを作る事に決めて、帰りにチーズを買ってワインを開けよう。
UPSでアリトくんのフライトチケットデータを出力、いざダウンタウンへ。アリトコハルが領事館に行っている間ダウンタウンをぶらぶら、と思いきやビルばかりで歩き回るには距離もありすぎるため結局ロビーでまっていました。
手続きから戻ってきた2人には笑顔が戻っていました。ようやく安心できたのでしょう。4時に発券してもらうそうで、それまで2時間あるのでランチしようと街を歩きます。オフィス街、みつけたカフェもハンバーガーやサンドイッチばかりでときめかず、結局領事館のあるビルのフードコートでそれぞれに好きなものを買って食べました。アリトコハルはパンダエキスプレスというチャイニーズのファーストフード。旅の始まりにみんなで一度食べました。匠くんはファミマ!というコンビニのテリヤキシャケ弁当。普段日本ではコンビニ弁当を買わないのにアメリカに来てチャレンジしてます。わたしはギリシャ料理、ファラフェルという野菜のコロッケのようなものとブラウンライス。ファラフェルは当たり、シャケ弁ははずれ、パンダは妥当、という感じです。やっぱりもう外食はいいや、そろそろ日本食が恋しくもなる頃です。(よ)
ロサンゼルスにて
無事に領事館にてパスポートならぬ「帰国のための渡航書」を手に入れる事ができた。パスポートを発行してもらうには申請してから1週間ほどかかるため、帰国に間に合わない場合は72時間のみ有効の「帰国のための渡航書」を発給してもらう事となる。海外でパスポートを無くしても順序立ててするべき事を考えられれば焦る必要はないという訳だ。でも帰国当日だったら大変だけど。
帰り道に、僕が行きたい行きたいって言っていたハリウッドをちらっと通った。ハリウッドの中心街で一瞬車を降ろさせてもらい、ハリウッドスターの手形があるチャイニーズシアター前と、お隣にある毎年アカデミー賞授賞式が行われるドルビーシアターあたりをチラ見。色々な映画の登場人物の格好をしたモノマネさんが沢山いてモノマネさん同士が世間話をしている。
夕方、LAに着いた初日の夕方に行ったサンタモニカビーチで夕日を眺め、夜はエレーンの家でラストナイト自炊。ちなみに忙しいエレーンとは昨晩はみんなで一緒に夜を過ごしたのだが、今朝ラスベガスへ向かって旅立った。アメリカは明後日の独立記念日に向けてどこかへ出かける人が多いみたいだ。街中では何かしらのイベントの準備をしている様子が沢山目についた。僕たちは独立記念日の前日に日本へと帰る。そういえば3月にバングラデシュから帰る日は、バングラデシュの独立記念日の当日だったのを覚えている。だから?って? (匠)


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サンタバーバラにて

San Francisco - Los Angels 2014年7月1日(火)

昨夜の事件でみんなしょんぼりしています。6月30日は日本では夏越の祓えの日。「厄落としだよ、他にもっと大変な事態にならなくてよかったよ、みんな無事だし、事故にもあっていないし…。」幸い2人とも保険に入っていたとのことで失ったものは購入できるとのこと。
今夜中にLAのエレーンの家に着けるようにハイウェイをひたすら走ります。本当だったらパシフィックコーストハイウェイという素晴らしく景観のいい海沿いを3日かけてキャンプしながら戻る予定、途中ワイナリーにもよれたらいいな、なんて思っていたのですが、心配事を抱えてキャンプしてもワインを飲んでも楽しめないのでLA直行で交代で運転をします。「ワイナリーに行けないだろうから…。」と先日ワイナリーめぐりをしてきたリッチがみんなに1本ずつワインを持たせてくれました。
途中サンタバーバラあたりの街を見つつ無事LAに到着。エレーンのお家にお世話になり、明日はダウンタウンにある日本領事館へ行く予定、買ってきたビールで乾杯、明日はワインを飲むぞ。(よ)
サンフランシスコにて
朝早くエレーンとアリトくんが窓ガラスを割られたレンタカーを交換してもらうために同じレンタカー会社のサンフランシスコ支店へ。帰ってきたアリトくんが一言「少し大きくなった。」。契約と同じグレードの車がなかったらしく、ワンランク?ツーランク?グレードアップした車、シボレーがやってきた。
昨日残ったピザを食べて朝食とする。リッチが入れてくれたコーヒーをGoogleと描いてあるマグカップになみなみ頂く。昨晩、車の中から何一つ残さず袋に詰め込むようにしてにリッチの家に運び込んだので、それらの荷物をまとめて出直しだ。リッチとエレーンに別れを告げてロサンゼルスに向かって出発だ。向かう先はロサンゼルス、サンタモニカのエレーンの家。到着した頃には先ほど別れた飛行機で先に帰っているであろうエレーンが家にいるという変な感じ。
サンフランシスコを出るその日になって気付いた事がある。それはサンフランシスコが小さいという事だ。僕の勝手なアメリカの大きな都市のイメージは、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、シアトルなどなど。僕はサンフランシスコも先に並べた都市のように大きな町なのかと思っていた。確かに周辺の町と一緒に大きな都市ではあるのだが、サンフランシスコと呼ばれる場所は、大きな都市の一部なのだ。どれくらい小さいのか興味がある方はGoogleMapへレッツゴー。(匠)


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