当日の様子

四万十塾20th記念 カヌーデイ40010 2015年7月30〜8月2日

高知の夏は10年ぶりです。忘れていましたこの熱さ、人と会う毎にだんだん肌で記憶が呼び戻されます。「おかえり〜。」「ただいま〜。」と迎えてくれた四万十塾ファミリー。イベント前なので機材の多さがハンパありません。早速四万十塾20周年イベント「カヌーデイ40010」の準備にとりかかります。
色々な経験塾長とーるくん、スタッフけんくんを筆頭に、ゲンちゃんおばPさんジュリマミ、そして ユミちゃんミオチュウヤが到着しみんなで手分けして準備をします。四万十塾に家族が揃い、当時の懐かしさと子どもたちの成長に目を見張りました。もう子どもではなく立派な大人になっていました。
会場は四万十塾の四泊五日カヌートリップのスタート地点「ふるさと交流センター」です。タープを張りテントを張り出店ゾーンにぞくぞくとお店が彩られていきます。 カヌー、SUP( Stand Up paddling)、ラフティング、星空観察などさまざまなアクティビティとライブ、ワークショップなど盛りだくさんのイベントです。高知の灼熱の熱さ、黙っていてもみんな次ぎ次ぎに水に入って涼をとります。これが日本の夏の風景、豊かな自然がここにあります。
最後に残ったみんな
素晴らしい出会いや驚きの再会などミラクルも起こるイベントとなりました。いいことも悪いことも、大きな課題も感じました。イベントが大きくなればなるほど人のサポートが必要となります。四万十塾がここまで大きくたくさんの仲間たちに支えられてきたということ、そしてこれからどこへ向かって行くのか、同じ方向を目指していく仲間たちとの関係をもう一度丁寧に考えていくときなのかな、不眠不休の三日間、撤収時の大雨雷の中いろいろ感じることがありました。いいことも悪いことも含めてこの世界は成り立っている、のではなくて、支えあっている仲間たちがなんとか崩れないように成り立たせているのだということを今の日本と照らし合わせて感じる機会をいただきました。撤収後、松山港から最終便のフェリーに乗って広島へと向かいます。次は「太田川、水への祈り」と灯籠流し、日本の夏、広島の夏を経験します。(よ)


関連サイト 四万十塾


高知にて

高知 2015年7月27〜28日

和歌山港からフェリーに乗って四国、徳島に入りました。ここから四万十川を目指します。途中東京から高知県本山町に移住した友人めぐみめぐる農園夫妻を訪ね、翌日二人を誘って南国市にある『ビスタリ食堂』にランチに行きました。紹介後すぐに意気投合し早速お仕事に結びついたようです。二人とはここで別れて私たちは高知市内にある『ドゥニクリスタル』というクリスタルショップにご挨拶をして窪川に住む友人もっちゃんみさっちゃんを訪ねました。翌朝もっちゃんのご案内で五社さんにお参りをして『四万十手仕事市』を開催している井上ご夫妻にご挨拶。素敵なお店『カサネル』さんで清清しい朝のひとときを過ごしました。四万十川の河口にある山みず木でランチをして中村の町を一巡り、日本一お酒に情熱を注いでいると思われる熱い男リーチさんが経営する酒屋『ことぶき屋』さんにご挨拶をして四万十塾に向かいました。(よ)


関連サイト めぐみめぐる農園 ・ ビスタリ食堂 ・ ドゥニクリスタル ・ 四万十手仕事市


かがり綴じワークショップ

和歌山、サ行研究所。  2015年7月24〜27日

22日都内での打ち合わせを経て23日横浜出発、三重県亀山市で仮眠をとり、24日和歌山に到着、前回咲いていた桃が今回は実を付けていていました。
25日、サ行研究所で「紙を綴じる」ワークショップを開催しました。月の手帳と同じかがり綴じという方法でヨシ紙を縫っていきます。集中していくにつれて没頭しかなり瞑想的なサ行であると感じます。「過去に戻るのではなく、今のところからはじめて〜」など、手帳作りではまるで人生の一辺を象徴しているかのような言葉が出て来ることもしばしば。予約の方々だけでなく偶然が重なって当日参加できたという方、うれしい飛び入り参加の方もいて、さすがマヤ暦に関連する「時間をはずした日」、楽しいワークショップとなりました。
二回目のワークショップは「紙を自由に綴じる」というフリースタイルで開催しました。和綴じやホチキス、千代紙や布地など、素材を選んで作りたいノートを作ります。創造力豊かな方々のご参加で完成品はとてもバラエティに富んだ素晴らしいものに仕上がりました。一人では想像もできないようなものもみんなで作ることにより刺激を受けて次々と新しいアイディアが生まれ、もの作りのおもしろさと発想力の豊かさが幾重にも重なるとすばらしい作品ができるのだと感動しました。
カレンダーを綴じる
26日朝「祝福の海(いのりのうみ)」という映画を観に市内まで向かいました。サ行研究所の友人イマちゃんが「是非二人に見てほしい」と勧めてくれたので、午後からのワークショップに間に合うように午前の回に参加しました。ひとことでは伝えきれませんが、とても素晴らしい映画でした。友人知人、会った人みんなに是非機会を作って観てくださいと言い続けています。上映前と上映後監督の東条さんとお話しました。また話したい、また会えるんじゃないかな、そんな気持ちを胸に午後からの「月のカレンダーを作る」ワークショップに向かいます。うれしいことにたくさんの方がご参加くださいました。一枚一枚カレンダーを合わせ、穴をあけて綴じていきます。絵のエピソードや縫い上げたものにいのちを吹き込む瞬間まで、月のカレンダーを作る一連のサ行をみなさんと共有しました。
交流会
夕方には暦のお話会と交流会を開催し、月のカレンダーと手帳に記載されている内容の説明や、わたしたちの福島での生活をお話させていただきました。当初震災のことや当時のボランティア活動についてはお話する予定ではなかったのですが、今朝観た映画の影響を受け、伝えることがあるかもしれないと過去に作った活動報告のスライドを流しながらの交流会。予定を上回る参加者の方々に来て頂き場の空気もとてもいい感じ、この瞬間を全員で共有しました。嬉しいことに上映会終了後に東条さんも来てくださって、みんなとの輪がいつまでも続きました。
今回のご縁をつないでくださった方々、一緒に素晴らしい場を作り上げてくださった方々に心より感謝を捧げます。次への展望も広がり新たな兆しを感じました。万葉の国和歌山、美しき人々と和の文化が息づくところです。(よ)


関連サイト サ行研究所 ・ 映画『祝福(いのり)の海』


サ行研究所でのワークショップ

【月とカヌー】ツアースケジュール(和歌山〜高知〜広島〜山形)

7月25日〜9月13日にかけて、月とカヌーのツアーが始まります。遊びに、会いに来てください。

●7/25〜26
製本ワークショップ+暦のお話&交流会
場所:和歌山 サ行研究所 チラシはこちら
7/25 13:00〜14:30 ヨシ紙を綴じるワークショップ(かがり綴じ)
7/25 15:00〜16:30 ヨシ紙を自由に綴じるワークショップ(和綴じ、他)
7/26 14:00〜15:30 月のカレンダーを製本するワークショップ
7/26 18:00〜21:00 暦のお話会&交流会
中秋の名月(9/27)発売予定の2016年版はからめ月のカレンダーの先行販売あります。

●7/31〜8/2
カヌーデイ40010 四万十塾20周年キャンプイベント
場所:高知県四万十川 ふるさと交流センター
四万十川のほとりで3日間のキャンプイベントです。 カヌーに乗ったり、四万十川流域の方々と交流したりの楽しいイベントです。
仲秋の名月(9/27)発売予定の2016年版はからめ月のカレンダーの先行販売あります。

●8/4〜5
太田川、水への祈り
場所:広島市内を流れる太田川
原爆投下から70年。カヌーで太田川を下り、 全国各地から持ち寄った水を合わせるセレモニーを行います。  

●9/11〜13
月の手帳製本ワークショップ&タロットリーディング
場所:山形県山形市 ギャラリー et カフェ迦哩迦
月の手帳製本ワークショップ&タロットリーディング
中秋の名月(9/27)発売予定の2016年版はからめ月のカレンダー、 サークルムーン カレンダーの先行販売あります。


テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ。
テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ。  2015年7月16日 (木)

蟹座の新月です。はからめランドは雨が降っています。
強制採決に対する国会前のデモはオールナイトで続いていたそうですね。フェスやイベントと異なり自分たちの意志を国に伝えるための集まり、真剣そのもの、暑い国になってきました。

世の中の事物の変化や発展を本質的に理解するための方法として弁証法という法則があります。ドイツの哲学者ヘーゲルが唱えた「テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ」という言葉が有名です。テーゼとはある命題、アンチテーゼとはそれと矛盾するもしくはそれを否定する反対の命題、ジンテーゼとはそれらを本質的に統合した命題と訳されます。辞書には「自分の内にある矛盾を自らの発展によってなくし、新しく統合された統一に達する理論」と説明されています。「正、反、合」とも訳されます。
正しいと決めつけるのでなく、反対する意見を無視して進めるのでなく、ジンテーゼを見つけ出そうと努力していくことで発展してく道を見つけ出していくにはどうすればいいのでしょうか。
人は間違いを犯すけれど自然のリズムは間違えない。だから人も自然の一部であると感じて自然のリズムを感じよう、わたしたちは自分たちの作るものを通してメッセージを伝えていきます。(よ)


カヌー族来る

カヌー族来る  2015年7月11〜13日

石巻から友人阿部ちゃんふみえちゃんご夫妻が訪れてくれました。楽しみにしていたお二人との再会、初来ランドです。たくさんの心のこもったおみやげとお料理、スペシャルな2日間でした。飲んで笑って過ごしました。お手伝いもありがとうございました。一週間くらい暮らせるんじゃないかと思う差し入れに「ほんとに一泊二日で帰るの?」「テントたたむの?」と何回言ったことでしょうか。
「今連絡があって、4時間後にとーるさんが来る。」と匠くん。阿部ちゃんふみえちゃんは先日とーるくんと飲んだばかり、「ご縁だね〜。」「帰るのやめたら?もう一泊していきなよ。」阿部ちゃんはちゃんと断れる芯の通った強い男性でした。断る技術も回を追うごとに上達しています。次回はパピヨンごっこをして遊びたいと思います。みんなでお昼ご飯を食べてからとーるくんと3人で後ろ髪をひきひき阿部ちゃんふみえちゃんご夫妻をお見送りしました。
とーるくんとはいろいろな場所で会いますが、はからめランドを訪れてくれたのは4年以上ぶり、震災前のまだ建築を始める前のことです。匠くんの家作りはとーるくんから学んだことが多く、建築途中の家を見てもらって話ができるのは貴重な機会です。 家を何棟も建てた経験を持つだけあってここはこうした方がいいとか、こうすればこうできるなどのアドバイスをしてくれました。
今夜も夜が更けていきます。石巻の話、四万十の話、瓶が軽くなるとともにまぶたが重くなる…。今月末は四万十、高知で会えるみんなとの再会が楽しみです。そして8月、四万十川の水も広島での祈りに捧げられることになります。


関連サイト 四万十塾 ・ 石巻カヌークラブ


サ行研究所でのワークショップ

7月25日、26日、暦のお話会&WSを開催します。

和歌山県海南市にある素敵なカフェ「サ行研究所」で葦紙を用いたワークショップを開催します。月の手帳と同じ手法「かがり綴じ」と月のカレンダーの「和綴じ」で作るノート作り、そして来年の月のカレンダーを製本するワークショップを開催します。
25日13:00〜14:30 「紙を綴じる(かがり綴じ)」
   15:00〜16:30 「自由に紙を綴じる(和綴じ、他)」
26日14:00〜15:30 「月のカレンダーを作る」
18:00〜21:00は暦のお話会&交流会を開催します。月のカレンダーのお話、そして福島での私たちの生活など、サ行研究所のこころとからだにやさしいお食事をいただきながらみなさんと交流させていただきたいと思います。
この日はマヤ暦をもとに作られたドリームスペル暦でいう「時間を外した日」、「銀河の新年」にあたります。何かワクワクすることが起こりそうな予感、仲秋の名月(9月27日)発売予定の来年のはからめ月のカレンダーを一足先に手にできるというミラクルをご用意してお待ちしております。


関連サイト サ行研究所


鳥の巣移動
不思議な日  2015年7月10日 (金)

「そういえばホタル見ないね〜、」と話していた今日、電気を消して就寝した瞬間天井に光るものを発見。「匠くん、光ってるよ!」「ホタルだ!」「テントの中…だよね、外じゃないよね…。」どうやって入ったかのかは分かりませんが、テントの中でホタルが光っていました。匠くんが外に逃がしてあげたのですが、「私の話聞いていたのかな?」「うーん…。」どうやってテントに入ってきたのでしょうか、しかもホタルの話をしていた今日…。

修理に時間がかかっていたユンボくんにキセキレイが出入りしているのを見かけました。「匠くん、キセキレイがユンボの隙間から中に入っていたよ。」「まさか巣でも作っているんじゃ…。」それから数日。「やばい。ユンボの中に鳥の巣がある。絵に描いたような巣と卵が…。困ったな、どうしよう。」「きっとあのキセキレイだよ。すごくかわいかったよ。」「でもユンボの中は困るな…。」
結果、巣箱を作ってあげて木に移設することにしました。いろいろ手順があるらしく、いきなり移動すると親鳥が来なくなってしまうので、まずはユンボを木の下に移動して巣箱をユンボの上において認識させてから木に取り付けることにしました。完成した巣箱を持ってユンボに近づいたとたんに「ヘビだ!」。よりによってまたなぜこんな時に!追い払って鳥の巣は無事でしたが、親鳥はどこかへ逃げてしまいました。
カヌーの次はユンボか…。はからめランド、鳥はたくさんいますが、鳥の巣がこんなに身近に作られる年は始めてです。先日七夕前の日にはカササギらしき鳥を、今日は青い鳥(多分ルリビタキ)を見ました。昨年の8月にカワセミの絵を描いたらその月にカワセミを見た匠くん、それ以前もそれ以降もカワセミには出会っていません。偶然といえば偶然ですが、自然界の生きものたちとテレパシー的なコミュニケーションでつながっているような気がします。「ヘビ困ったね。」と話していたら目の前で木の上にいるヘビを発見。さっきのセキレイを狙っていたヘビとは別のへビです。ヘビだってここで生活している生き物だしな…、困ったって言われたって困るよ、そういう感じでしょうか。話していたものが目の前に現れるという、映画のような現象が続いています。(よ)


ジャガイモ収穫

七夕、小暑。  2015年7月7日 (火)

梅雨明けに近く、暑気が強くなる頃といわれる小暑です。畑のジャガイモの葉が枯れてきたので一気に収穫、空いたスペースにはあちらこちらに点在している紫蘇の苗を植えました。
新暦の七夕です。笹の葉に願い事を書いた短冊をつるしたり、素麺を食べたりする風習があります。夜空の天の川は旧暦の七夕頃が見頃なのではないでしょうか、新暦旧暦どちらでも、また二回とも楽しむこともできると思えば楽しみも倍になりそうですね。(よ)


完成したカレンダーとアヤメ

半夏生、7月の満月。  2015年7月2日 (木)

夏至から数えて11日目、梅雨の時期にあたりどんな気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣がありました。半夏(はんげ)とは烏柄杓(からすびしゃく)という植物のことで、はからめ月のカレンダーには烏柄杓の絵を描いています。農家にとっては大事な日だそうで、この日までに畑仕事を終えるとか、田植えを終わらせるという目安の日にしているそうです。
ぼんでんとテント
建築作業をお休みして作り続けている月のカレンダー、本日デザインが上がりました。長かった〜、例年より早いスタートとはいえ、やることがあちらこちらから飛んでくるのでカレンダーモードに切り替えるのに力を使いました。今日から手帳のデザインに入ります。直ったはずのユンボくんの配線が間違えていたようで、修理してもらうまでにまた更に数日かかります。もうこれは暦作業に従事せよとの天のお告げと受け止めています。(よ)

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