カレンダーを綴じるワークショップ

月のカレンダーをつくるワークショップ&お話会@三軒茶屋 2015年10月30日(金)

ふろむあーす&カフェオハナで葦紙を使ったワークショップを開催しました。作ったものは「はからめ月のカレンダー2016」とノートの2つ。参加者は満員10名の方々で、カレンダーを愛用してくれている人、初めて使う人とさまざまでした。まず最初に月のカレンダーを作ります。好きな紐を選んでもらい、和綴じという綴じ方を教えます。みなさん上手に完成したあとは、無地の葦紙各種から好きなサイズ選んでもらい、折ったり切ったりしながら自分だけのオリジナルノートを和綴じで完成させます。今度はおさらい、みなさん自分で考えて縫い上げ仕上げることができました。みんなで同じものを作ったあとに応用編として自由な発想で作ってもらうと、覚えるのも早く個々におもしろいアイデアが満載、とっても有意義なワークショップとなりました。
オハナでオハナし会
19時からは月の暦のお話会&交流会です。たくさんの方にお集りいただきました。スライドを映しながら説明をしていきます。このカレンダーと手帳に記載してあること、潮の満ち引きが影響を及ぼしているという水の動き、そして新月の願い事に至るまで簡単にお話させていただきました。いい質問をしてくれる方がいて、かなり熱い話になった部分もあり楽しかったです。
月とカヌーの活動として、夏に広島に献水した「太田川、水への祈り」のカヌー旅のことや、豪雨災害へのボランティア活動の報告もさせていただきました。常総市ではまだ仲間が活動していると伝えるとオーナーの藤田さんが「茨城へのカンパ」を集めてくれました。
月の暦もカヌー旅も水害支援もどれもばらばらのようで、水というキーワードでつながっています。あらためて地球は水の惑星なんだと実感した夜となりました。(よ)


関連サイト ふらむあーすカフェ・Ohana


狩野川のほとりで

月の暦のお話会&交流会@修善寺tutty cafe。 2015年10月29日(木)

「午前中に着くよ。」「カヌーに乗りたいんだけど。」
友人tutty cafeご家族と久しぶりの再会はカヌー@狩野川からスタートすることになりました。ちびっこ二人も上手に漕げて、楽しい時間を過ごします。
tuttycafeにてポットラックお話会
夕方から一品持ちよりでお話会がスタートしました。野菜と穀物の美味しい食事を提供しているtutty cafeに集まる方々のお料理はどれも美味しくて、なんとも贅沢な会となりました。美味しい食事のあとにはスライドを使ってみなさんに月のカレンダーの説明をさせていただきました。
ご家族でいらしてくださったので、小学生にも分かりやすいようにと心がけて月と地球と太陽の関係を説明します。「これは知っているかな?」「うん。知ってる。」そんなアットホームな会となれたのもtutty cafeの日頃の積み重ねがあってこそ。農業や食に携わっている方々はより密接に月との関係を感じていらっしゃるので、そんな方々にお話を聞いていただけてとても嬉しかったです。(よ)


関連サイト tutty cafe


琵琶湖のほとりでラジオ体操

Little Eagle@西尾。 2015年10月28日(水)

朝の開館と同時に水鳥センターを出発し、愛知県西尾市を目指します。途中「長浜の縄」に寄りました。ちょうどかよちゃんがキュータローとのお散歩から戻ってきたところで、入り口で会えました。一年ぶりくらい?とキクりん。嬉しい再会です。長浜の縄はかつて東京の恵比寿「縄」として人気のあったお店です。中庭にティピーを立ててライブをしたり、縄の市をしたりと都会の真ん中でぬくもりあふれる場所でした。なによりかよちゃんのお料理はとっても美味しくて、食事を楽しみに行く人でいつもいっぱいでした。それが「長浜の縄」として琵琶湖にできてはや数年。わたしたちが水鳥センターへ行く時にはいつも立ち寄りたいと思っているとっても素敵なお店です。お二人と懐かしいお話ができて嬉しかったです。「長浜の縄」、入り口に月のカレンダーを貼って定休日をお知らせしてくれているのです。実は福島にある大好きなお店「さかな家」さんも同じように活用してくれていて、どちらのお店もお酒もお肴も絶品なのです。毎月お店のお知らせカレンダーを見る度に嬉しくなります。
リトルイーグルのオフィスにて
一瞬の再会を楽しんだ後は名古屋駅経由西尾市Little Eagleさんのオフィスを訪ねます。常総市へ向かうイマちゃんを名古屋駅で送って、午後には西尾市に到着しました。「素敵な建物ですね〜。」「初めまして。お会いできて嬉しいです。」といつもメールでやりとりさせていただいている澤さんにご挨拶。Little Eagleさんとは月の手帳カバー、ムーンサークルカレンダーの制作でお世話になっています。デザイナーで設立者のかおりこさんとは昔からのご縁ですが、一緒にものづくりをさせていただくようになったのは震災後の四年前から。Little Eagleさんの姿勢にはいつも気づきをいただき、学ばせていただいているありがたい関係です。
今回お会いしてご挨拶をしたいと思っていたので、お時間を作っていただきました。西尾のスタッフ方々はみなとっても素敵な方々で、愛と笑顔に溢れていてまさにLlittle Eagleイメージそのものでした。ハワイ在住のかおりこさんともスカイプでお話ができ、楽しい時間を過ごさせていただきました。明日は修善寺tutty cafeでお話会。再会と出会いが楽しみです。(よ)


関連サイト 長浜の縄 ・ Little Eagle


満月カヌー

お月見カヌー&ポットラックパーティ@琵琶湖。 2015年10月27日(火)

夕方5時、薄暮れの中、静かに琵琶湖からカヌーを出します。誰もいない湖畔にはたくさんの水鳥たちが渡ってきています。ちょうどいい距離を保って浮かんでいると、鳥たちにとってもわたしたちが大きな渡り鳥の集団のように見えたかもしれません。
だんだん夕暮れが深まり月が昇り始めました。雲の中から少しずつ光が見え、丸く大きくオレンジ色の月が昇っていきます。みな口々に月への美しさを賞賛しています。わずか一瞬の出来事だったのですが、永遠に見ていたいと思うような時を忘れた時間でした。
月が隠れてしまてから遅れて到着したゲストの方々を迎えにカヌーで岸まで戻ります。みんなを乗船させたカヌーは暗闇にゆらゆら揺れて、賑やかな人陰がまるで海賊のように見えました。目が慣れると薄暗い中でも風景が見えてきて、近くの魚礁や竹生島、湖岸に生えているうっそうとした木々の森やゆらめく水面も見えました。幻想的な月夜の暗闇カヌー、みんなは時間を忘れてしばらく水の上に浮かんでいました。
琵琶湖のほとりでポットラックパーティー
場所を水鳥観察センターに移して一品持ちよりのポットラックパーティを楽しみました。自家製無農薬のお野菜でつくった美味しいお料理や地元の幸が並びました。みなさんのセンスの良さと腕前の良さ、丁寧な暮らし方が伺えて食事も会話も弾みます。ポットラックパーティってすごくいいですね。食事のあとはわたしたちが昨年旅したバングラデシュの木造船のスライドを流してお話会です。10年前、車にカヌーを積んで旅をしていたときにWooden Boat Centreの俣野さんに会いに来て、その日出会った井上さんと話した翌日に四泊五日の琵琶湖から大阪湾河口までのカヌー旅が実現しました。そのときのご縁が繋がって今夜があります。ありがたいことです。今夜は大阪から井上家の卓也くんも来てくれて、いい夜を過ごしました。
滋賀県の六分の一の面積を持つ琵琶湖。京都、大阪の水源となるその水は流域のみんなに愛されています。(よ)


関連サイト 新旭水鳥観察センター


チームシェルパにてラジオ体操

チームシェルパ〜琵琶湖。 2015年10月26日(月)

久しぶりに中央高速に乗って滋賀県を目指しています。「この辺り、シェルパさんちだね。」急遽途中下車してチームシェルパに寄りました。今夏広島の太田川を一緒にくだった松波さんとかつて一緒にお仕事をしていたというヒメと話が盛り上がります。ヒメとラジオ体操の話題をしていたらシャルパさんの書いたBe-PALの記事を見せてくれました。そこには夏期巡回ラジオ体操を追いかけた記事と、ラジオでしか聞いたことがなかった解説者とビアノ伴奏者の方の写真が掲載されていました。「な、なんと…(うらやましい…)。」その後シェルパさんがラジオを持って来て、「三時からもあるんだよ。」「わたしも毎朝ラジオ体操やっているんです。」「何年くらいやってるの?」「二年くらいですかねぇ。」「あ、オレ三年くらい(ニヤっと笑って勝った!という表情で)。」「手はこうやるんだよ。これは背筋を伸ばす運動だから。」そうして本場仕込みのシェルパさんのワンポイントレッスン付きでみんなでラジオ体操が始まりました。四万十塾20周年イベント以来のラジオ体操参加になるとーるくんケンくんもご一緒に。
楽しい再会に別れを告げ、再び中央道へ戻ります。空にはくっきりとした彩雲が出ていました。
月も昇りきった頃、ひたすら走って滋賀県の琵琶湖に到着しました。明日開催のお月見カヌーの準備に水鳥センターに寄り館長石川くんにご挨拶。その後家作りの大先輩小笠原さん宅を訪れさせていただきました。福島で建築中の家の写真を見ながら楽しい夜を過ごさせていただき、シェルパさん宅と同じ形のログハウスで眠らせていただきました。(小笠原さんご夫妻がご自分たちで建てたログハウスはシェルパさんたちが建てたログハウスと同じ形のものなのです。)


関連サイト チームシェルパ


カフェアリスにて手帳作りワークショップ

月の手帳作りワークショップ@Caffe ALICE。 2015年10月25日(日)

埼玉県飯能市にあるcaffe ALICEで月の手帳作りワークショップを開催しました。10名いっぱいの参加者のみなさんとの楽しいワークショップです。手帳を使ってくださっている方、初めて使う方、フランスから福島まで会いに来てくださった方など、驚く出会いにとても楽しいワークショップとなりました。三時間で仕上げるためにみなさん真剣そのもの、全員とてもきれいに縫い上げ完成させることができました。ご自分で折って縫い上げた月の手帳、きっと素敵な一年をともに刻んでくれると思います。
夜は月の暦のお話&交流会です。前回一緒にカヌーに乗った方、月の影響と密接なお仕事をされている助産師さん、毎年会いに来てくださる方、なんとトランペットの演奏披露まで、さすがアリス効果で、月の暦から宇宙の話、そして量子や光子の話へと時間と空間を飛び越えた不思議な国での魔法の夜となりました。(よ)


関連サイト Caffe ALICE


カーサロータスにて

月とカヌー秋のツアースタート。 2015年10月24日(土)

手術後のはからめ号はまるでターミネーターの片腕のような新ボルトで固定されたタイヤが付いてひとまず退院できました。要点検ではありますが、無理をさせないように気をつけながら秋のツアーへ向けて出発することにしました。映画やドラマはいつもギリギリでなんとかなるものです。
向かうは群馬県前橋市にある『Casa Lotus』さん。月のカレンダーをお取り扱いくださっているお店です。今回手帳のワークショップのお話をいただいていたのですが、まだ訪れたことがなくどんな感じで開催できるのかイメージをつかみたかったため、第一回目はお茶会という形で顔合わせをさせていただきました。なんと今日は『やっぱり○○が好き』というセレクトショップのオープンの日でした。長女次女三女役の三人の個性溢れる素敵な女性たちプロデュースによる、三人が好きなものだけを集めたというこのショップ、さすがに素敵なものたちが並んでいます。新月仕込みの石鹸や手作りキャンドル、クリスタルやジュエリー、麻グッズなどなど。その中にわたしたちの作る月のカレンダーも仲間入りをさせていただけることはとても嬉しかったです。
お茶会は今日の月のブレンドで入れたハーブティをいただきながら、みんなで輪になってトーキングスティックを持った人がお話をしていくというスタイルではじまりました。月のカレンダーへの質問や使い終わったカレンダーのリサイクル法、月と体のリズムについて、ボイドタイムや新月の願い事などなど多岐に渡りあっという間の二時間でした。次への展望もイメージでき、素敵な三人の魔女と天使たち小さな妖精たちと出会えたとても楽しい『Casa Lotus』さんでした。(よ)


関連サイト Casa Lotus ・ SOTO CAFE 


Back to the Future

タイムトラベラー。 2015年10月22〜23日

匠くんの手元には「Back to the Future」のブルーレイが届き、はからめランドには友人ヒロアキがやってきました。約一年ぶりの来ランドです。届いたディスクを前にタイムトラベルの話になり、そこからパラレルワールド、技術的特異点へと話は続きます。映画の話題になると熱くなる二人、ヒロアキの知識の広さはすごいです。今夜も話しながらカレンダーをちくちく。明日はからめ号が修理からあがる予定、明後日からはツアーが始まります。明日午前中出発を目指して準備準備。はからめ号を迎えに川崎のトヨタのディーラーまで向かいます。(よ)


薄紅の花びらに囲まれて

Back to the Future。 2015年10月18〜21日

はからめ号は入院中。わたしたちは匠の実家に戻り匠母誕生日を祝いました。怪我の功名?的な展開に鈴木家はしばし和み中。実は明後日から匠母妹甥がはからめランドに来てその後家族旅行という計画があったのですがこんな理由で横浜で一緒に過ごしています。このはからめランド家族旅行、先月予定していたのですが豪雨水害のため延期してもらったので今回ばかりは家族をがっかりさせる訳にもいかず、近所の匠同級生の親友ゆうちゃんに車をかしてもらい(ゆうちゃん&みどりちゃんどうもありがとう!)18日福島へとなんとか戻り、19日、匠母妹甥をランドへご案内。建築中の家、生活しているテントなどなどを見学、その夜は近場の温泉ホテルに宿泊、翌日みんなで栃木県の那須塩原温泉に向かいます。川辺にある温泉で上げ膳据え膳温泉三昧、一歳の甥っ子は温泉初デビュー、みんな楽しそうです。
宿でもカレンダー製作
夜は宿にカレンダーを持ち込んでちくちく縫い作業、文豪が宿で執筆している姿を思い浮かべて頑張っています。翌朝もみんな朝湯を楽しんでから出発、那須の紅葉、コスモス畑やマクロビオテックランチをご案内、こうして鈴木家の家族旅行は楽しく無事終了しました。
那須で別れてからカレンダーの納品、明々後日からのツアーの計画を練り直します。ラジオからは「Back to the Future」の曲が流れています。2015年10月21日、PM4:29分。時速144キロのデロリアンには乗れませんでしたがスーパージェットコースターに乗ってる気分です。
今日は友人ヒロアキの誕生日、「おめでとう。来たね、Back to the Future.」とメールしたら、「来ちゃいました、福島。」とお返事が…。(つづく)

この度はからめ号のアクシデントを心配して友人たちから連絡をいただきました。車をかしてくれるという申し出まであり、ありがたい限りです。持つべきものは友人、何にも代え難い宝物です。今年の誕生日はいのちと宝物という天からの贈り物をいただきました。ひとつ歳を重ねる毎に、生かされている有り難さをかみしめるものなのかもしれません。さて、この先は何が待っているのでしょう。


首都高横羽線にて

まさかの…。 2015年10月17日(土)

今トヨタのディーラーに来ています。高速道路ではからめ号のタイヤが外れました。避けるスペースもない狭い首都高、たくさんのトラック、「これって緊急事態…。」まず落ち着いて次の行動を考えます。パトロール隊が来ました。レッカー車で移動するしかないからまず保険会社に電話をとの指示をくれます。「どうなるんだろう…。」まず携帯電話でレッカー車の手配と近場のディーラーを探してもらい揺れる首都高で待つこと一時間。はからめ号はレッカー車に積まれトヨタのディーラーまで運んでもらいました。「かなり怖い思いをしましたね〜。」と言われるまで怖かったのかどうかもよく分りません。信じられないことに、なんとタイヤを止めているボルトが折れてしまったのでした。「ボルトが折れるっていうことあるんですか?」「うーん、まあ、なくはないですが、うーん、考えられる原因はですねぇ、うーん…。」しばし放心状態でしたが、「怪我もなく他の車を巻き込まずよかった。」「渋滞を引き起こさなくてよかった。」「横浜の実家の近くでよかった。」など、不幸中の幸いを見つけます。今日は匠母の誕生日、「出発前に渡したプレゼントとカードが遺言にならなくてよかった」「明後日の家族旅行が葬式にならなくてよかった。」、よかった探しは続きます。以前母から誕生日近くに死ぬ人は生を全うした人が多いって聞くよ、と教えてもらいました。もし今日明日で人生が終わっていたら私の人生は全うされたことになったのか、生きているからまだ全うしていないのか、一日早い天からのプレゼント?思いもかけず「もし死んでいたら」を考える機会をいただきました。とりあえず、二人とも体は無傷、はからめ号は修理待ち。最近よく聞く災害支援仲間の車の故障続きにまさかの仲間入り。今回はかなりのダメージです。来週からはじまる月とカヌーのツアー、さてさてどうなるでしょうか。(つづく)(よ)
みんなで
昨日の朝、常総市、仲間たちとの会話。「助さんの車とか重機、次から次へと壊れてるよね・・・休んだ方が良いよっていうサインかもね・・・」なんて事をみんなで話していた。「明日は我が身」の「あ」の字もその時の僕は感じていなかった。
で、上でよし子が書いた通りになった。細かく言うと・・・高速道路に入った瞬間「ガタガタガタガタ」と何かが壊れた音、とりあえずハザード、左いっぱいに寄るけれど首都高横羽線、車幅の半分以上は本線にかかっている。結構な左カーブなので停まる訳にいかない、ガタガタは右前のタイヤっぽい、窓を開けて足下を覗くとタイヤは付いている。直線になり、後続車が除けられる距離が充分にあるところまでなんとか走って停まる。渋滞が始まっているのが見えるが仕方ない、いままで何年間も渋滞で我慢してきた時間を今使わせてもらおう(何だその考え方は?)。赤い三角形を組み立てて2、30mは慣れたところに置く。あらためてタイヤを見るとタイヤを留める6個あるはずナットが1個しか残っていない。よく1個残ってたな・・・と。何も言わなくても道路公団のパトロールカーが多分5分経たずに到着。2、30m離れたところからマイクで「車の故障ですか?」と問われるのだが、「そうです」と言っても聞こえるはずがないので”うん”とうなずく。最初ナットが外れただけだと思ったのだが、見てみるとナットを締めるボルトが5本折れてしまっている。「アウト!」って言葉が降ってきた。パトロールの方と話しなんとか避難待機スペースまでゆっくり走ってみましょうという事になり。歩くスピードでゆっくりと先の避難待機所までなんとか到着。保険屋さんに電話、レッカー待ち、レッカー車に乗せられるはからめ号。
折れてしまった・・・。
行き先はTOYOTAのディーラー。なんとかディーラーまでたどり着き、レッカー車から降ろされて車を駐車場にと整備士さんが運転している時に「ガタン!」最後の1本のボルトが外れ車が動かなくなった。ドック内にいる整備士さんたちがみんな集まりジャッキと人力で駐車スペースまで。普段それぞれの仕事を担当されている方々がみんなで力を合わせて同じ目的に向かって・・・なんだか楽しそうに見える。そしてそれをやってくれている方々は昨日のTOYOTAのボランティアさんと同じツナギを着ている方々なのだ。昨日見た光景は何かのメッセージだったのだろうか・・・、不思議な感じだ。無事に駐車スペースに収まったはからめ号に手を当てて「よくがんばったね。」とひと言。
さてこれからどうするか、まずは修理までどれだけ時間がかかるのかを見てもらう事から。修理予定が立たないと僕たちの予定も立たないので、こうパソコンの前で記事を書いていると言う訳だ。長々とおつきあい頂きありがとう。(匠)


関連サイト TOYOTA


被災地での仲間たち

水害被災地、常総市の現状。 2015年10月15日(木)

先月の関東東北豪雨から1ヶ月が経った今、被害が大きいと言われている常総市の現状を把握しようと思い、災害が起ってからずっとボランティア活動を続けている仲間と連絡を取り少ない時間ではあるが現地に向かった。
今回の水害の後、すぐに「何か必要な物があれば言って下さい。」と声をかけて下さったのはアウトドアメーカーのコールマンジャパン株式会社。1ヶ月前、僕たちはやはり被害の大きかった鹿沼市の災害支援を行っていたのだが、より支援機材が必要であると思った常総市に必要機材を送っていただいた。それらの機材がどのように活躍しているのか、そして今何が求められているのかを肌で感じるためには現地に足を運ぶしか方法がないと思ったのも今回、短時間でも足を運ぼうと思った理由のひとつだ。
常総市の風景
常総市に到着すると、まず被害にあった地域が、ひとつの場所に集中しておらず、広い範囲に点在しているという現状を知った。現地で活動している仲間たち、「オープンジャパン」&「ゆいまーる」のひーさー、同じく「ゆいまーる」のトムちゃん、とおるくん。他、はっちゃん、コイシさん、なおちゃん、すみれちゃん、ベースに戻るとチャン、コバケンさん、NPO連絡会議ミーティングでは、クロさん、マっちゃん、マナミちゃんなどなど、災害地でしか会わない・・・そんな事ないか、頼もしい顔ぶれ。
常総市NPO連絡会議
地元の方々や仲間たちの話しを聞き常総市の現状を感じる。「昨日初めてボランティアが入った地域があるのだけれど、入ったのは床上1mの1軒、ってことはこの住宅地の他の人達って・・・。」や、「ある地域は1ヶ月間ボランティアを断ってきた。その結果・・・。」「2階の床下浸水(普通は床上2mとか言う)、2階に住みながら1階の片付け、畳も上げられずカビはじめている」「未だ避難所となっている体育館、暖房は無く明日冬用の布団が配られる」などなど。
社会福祉協議会が立ち上げたボランティアセンターとの連携、役所、行政との連携、他の団体との連携、上手くいくところとそうで無いところとが徐々に見えてきている。
集まっているボランティア
夜はよし子が以前送った材料でカレーを作り、それを囲んで色々な話しが飛び交う。みんなで笑いながら話すのだが、全て本気、本音、の話しなところが時間がもったいなくないなと感じる。
16日朝、ラジオ体操参加者は数名。朝早く出るつもりだったが、ほとんどボランティアが入っていない地域があるという話しを聞いたので寄ってみる事にした。1軒のお宅では、ご夫婦で口を揃えて「これから1年かけてゆっくりと片付けをしようと思っていました・・・。」と。僕たちがその話しを聞いているお隣の家では、おじいちゃんが完全に水に浸かった納屋を1人で片付けているのだが、物量とおじいちゃんの動きを見ているとこう想像してしまう。「もしこのおじいちゃんがこの先も1人でこの納屋を片付けていくのであるとしたら、このおじいちゃんの残りの人生片付けで終わってしまうであろう。」と。そんな家がまだまだ沢山ある、これが現状だ。
常総市の風景
アウトドア用品は災害時には日用品となる。現在は土日休日に行われている炊き出しなどには各団体がOPEN JAPANのベースに保管してある、イージーキャノピー(ワンタッチタープ)やテーブル、チェアーなどの機材を借りに来て野外炊き出し場を作るという流れになっているという。また、各地域の受け入れスタッフは1、2週間で「サテライト」と呼ばれるボランティア受け入れポイントを移動しながら活動している。そんなサテライトでも、コールマン機材は大活躍。なんだかコールマンの宣伝のようになってしまったが、これも現状である。1日に思いを集中してやってくる何人ものボランティアさんの気持ちを一滴も無駄にしないように地元に流すために、一日中頭を使って最善の方法を考えているボランティアもいるのだ。
僕たちが常総市を離れる時間はちょうど到着したボランティアさんが活動を始める時間だった。今日のボランティアさんはTOYOTAの社員さん団体。車の整備士さんのツナギを着ているとなんだか頼もしいね、と話しながら現場を後にしたのだが、まさか翌日同じツナギを着た方々にお世話になる事になるとは誰が想像したであろう・・・、と、まあ話しはとっておいて、常総市を出た僕たちは八王子にある木工工場「WOOD YOU LIKE COMPANY」で冬支度をさせてもらい、厚木にある毎年カレンダーを扱って下さっている「晴れ屋」でコーヒーを飲み、長津田で夕飯を食べ、横浜で来週からのツアーで必要な機材を準備し、福島に戻る予定だったのだが、実際は力尽きて横浜でバタン。無理はしない方が良いと自分に言い聞かせ。(匠)


関連サイト OPENJAPAN ・ トム吉の災害支援ブログ ・ コールマンジャパン


壁の穴埋め作業

朝練、作業、発送、作業。 2015年10月9日(金)

ボランティアから帰ってから毎日朝練を継続中です。天井張りは思ったより細かい作業が多く予定よりかかってしまいましたが、同時進行で壁張りに着手、スライドノコで材をカットしエアーコンプレッサーでピンネイルを打ちつけていきます。朝の1時間ちょっとの作業ではありますが、一週間蓄積すれば一日分くらいの作業量に値する訳で、軽く見ずに日々継続しています。その後カレンダー作業を9時から17時頃まで、夕食後に再び継続、となるのですが、本日は山を下りて発送作業をして参りました。隣町にある大好きなお店Get well soonさん、さかな家さんへ。カレンダーがつないでくれるご縁にひとしおの感謝、おいしいものをいただける喜びにしばし疲れを忘れます。はからめランドも氷点下に近づいてきました。年内にはテントから家に移動するつもりでいますが、この感じだと確実に住みながらの家作りになりそうです。(よ)


お手伝いをしてくれたユカさん

常総市より。 2015年10月6〜8日

友人ユカさん&ヒカリがやってきました。ユカさんは常総市で「元気村」というボランティアセンターを立ち上げ、三週間事務局をまわしていました。「元気村」でのキャンプ生活からはからめランドにテントを移動、しばし静かな三日間を過ごしています。現地では今も仲間たちが活動を継続中、現場の状況などいろいろな情報を教えてもらいました。
常総市では約400人くらいの方が避難所(体育館等)で生活をしているそうです。未だ座布団を敷いて寝ている人がいる、炊き出しのあるところもあるがパンとおにぎりだけのところもある、程度の良くない古着が物資としてたくさん送られてくるが貰い手が無く処分に困っている、まもなく避難所も統廃合される予定、ボランティアとして活動している人たちのモラルの問題やゴミの問題、いくつもいくつもあげられます。現場によって、また関わっている活動内容によって問題は様々、解決していくためには経験と忍耐強さが必要だと感じます。
ひかりさん
さてさて常総市でがんばってきたユカさんにはしばし静かな三日間を、と思いながらも、わたしたちは今が一年で一番忙しいとき。「お手伝いするよ〜。」と言ってくださったのでカレンダー作業をお手伝いしていただきました。阪神淡路大震災、東日本大震災、そして今回の関東東北豪雨災害の現場を見てきてユカさんから聞く話はつきず、あっという間に時間が過ぎていきます。
ユカさんは非暴力コミュニケーション:通称NVC(Nonviolent Communication)のワークショップを受け、自身も人々に「ありのままコミュニケーション」というタイトルで共感を生むコミュニケーション法を伝える伝道師として活動中とのこと。NVCとは相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、共感を持って臨むコミュニケーションの方法で、個人間の問題だけでなく紛争地域へも講師を派遣して平和的解決を試みているそうです。ユカさんはまもなくこれまで住んでいた中越から四国へと拠点を移すそう、今後のご活躍を応援したいと思います。(よ)


何かの卵?

ギフトエコノミー。 2015年10月5日(月)

最近話題になっているギフトエコノミーという概念、たとえば自分で金額を決めるドネーション(寄付)やカンパ制、ポットラックパーティ(一品持ち寄り) などのことを「ギフト経済」として説明する考え方があるようです。このギフトエコノミー(たとえばカンパ制や持ち寄りパー ティなど)で企画したイベントは参加する人も主催する人もお金で得るもの以上の価値を一緒に共有できるかもしれません。言い方を変えれば 「priceless(プライスレス)」、人によっては「物々交換」になったり、そこから派生して地域通貨という考え方に発展していったりする可能性もありそうです。まさにギフトエコノミーからギフトエコロジーへとつながる考え方だと思います。
自分が受けた恩恵を、今度は自分が誰かのためにお返ししていく。こうした連鎖の中でこそ、資本主義経済でだけでは成し得ない、ギフトが生まれるのかもしれません。このような考え方に基づく経済活動のあり方と社会活動をしている諸先輩たちがいてくれるからこそ、はからめ月のカレンダーが今もこうしてみなさんのところにメッセージを発信し続けていけるのだと思っています。月のカレンダーを通してご縁をつないでくださっている店舗さん、個人のみなさまに感謝の気持ちを贈ります。(よ)


関連サイト Greenz.jp(ギフトエコノミーの参考記事)


月とカヌー、秋のツアー

月とカヌー、秋のツアー。 2015年10月2日(金)

月のきれいな季節になりましたね。お陰様で月のカレンダーが完成、めでたく発売となりました。暦のお話会やワークショップ、そして満月の下でカヌーに乗って夜空を感じる機会を作ります。お近くの方、この機会に是非会いに遊びに来てください。
●10月25日(日)十三夜 埼玉県飯能市カフェアリスにて手帳作りワークショップ&暦のお話会
問い合わせ:カフェアリス 
https://www.facebook.com/caffe-ALICE-172570666145182/timeline/

●10月27日(火)満月 滋賀県高島市奥琵琶湖Wooden Boat Centreにてお月見カヌー
(17時〜18時 定員10名要予約)
18時30分より新旭水鳥観察センターにて暦のお話会(無料:一品持ち寄り制)
問い合わせ:月とカヌーまで(右下のメールアドレスを直接打ち込んで下さい。)

●10月29日(木)静岡県修善寺tutty cafe 暦のお話会
問い合わせ:tuttycafe(トゥッティーカフェ)
tutty cafe http://www.tuttycafe.com/

●10月30日(金)東京都三軒茶屋ふろむあーす&カフェオハナ 葦紙で作るノート&月のカレンダー作りワークショップ 19時から暦のお話会
問い合わせ:ふろむあーす&カフェオハナ
http://www.cafe-ohana.com/

●11月1日(日)東京都日比谷公園 土と平和の祭典
http://tanemaki.jp/saiten2015/index.html 
イベントに遊びに行きます。例年は楽屋裏食堂のお手伝いをしていましたのでその可能性もあり。

月のカレンダーや手帳をお使いの方、まだ使ったことはないけれどご興味をお持ちの方、カヌーにご興味がある方などなど、みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。 


カレンダー発売

はじまりの風、おしまいの予感。 2015年10月1日(木)

月のカレンダーが発売となりました。昨日山を下りてご注文いただいた方へ発送して参りました。毎年毎回のことなのですが、送り出すまでドキドキです。梱包して宛名を書いて切手を貼って窓口へ。初発送が無事に終えられたのでホッとしました。ご注文いただいた店舗さんでは本日から発売していただいていると思います。来年の月のカレンダー、どうぞよろしくお願いいたします。

朝練を再開しました。朝の一時間は建築作業に従事、ここ三日ほどは途中になっていた天井張りをしています。加工が必要な箇所があり、あと二日くらい(2朝練)かかりそうです。その後はデスクワークに従事しています。はからめランドはかなり冷え込んできました。ストーブの火が落ちると寒くて手がとまります。今夏は薪作りを怠っていたため、冬の準備が滞っています。さらに建築中の家作りも停滞していて、カレンダー発売の一年で一番忙しい時期にすべてのしわ寄せがやってきました。忙しい方が仕事ができる、と以前本で読んだ事があったのでその言葉を信じて一つ一つやっていく所存です。まずは道具と材料と梱包用品に囲まれたテント内を片付けて作業がしやすいように整頓します。目の前のことにとらわれると紙や段ボールが山積みになっていくので、片付ける片付ける、そうやって仕事も片付けていく、自分に言い聞かせながら取り組んでいます。はじまりあるものは終わりがある、明後日には天井を張り終えて壁に取りかかる予定です。(よ)

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