オープンジャパン総会
総会。 2019年6月28〜7月1日

都内でオープンジャパンの総会が執り行なわれました。半数以上がオンライン参加ではありましたが、代表タケちゃん、緊急支援担当ヒーサーと会って4時間以上にわたって話し合えた貴重な時間でした。オープンジャパンは災害時のみならず、平時から助け合える態勢を整えていくことを考えています。
近々に処理しなければならない事務的な問題も、みんなの意見で後伸ばしにならないように考えます。個々の問題として個人で責任を持つか、みんなの問題として全体で責任を持つか。プロジェクトの責任をどう始末つけるかについては、大きな学びであると受け止めています。
関わる仲間、企業、支援者、地域住民、すべてがつながり合って今に至っています。オープンジャパンという大きな名前をいただいたからには、日本を目覚めさせる活動にシフトしていくと思って、私個人は関わり続けています。コアに関わるメンバーだけでなく、これまでの仲間も含めてすべての繋がりがあって今があると思っています。
竹のストロー
郁さんに会いに新横浜へ。タイから帰国したその足で待ち合わせしました。来週にはアメリカに一時帰国、その後ウクライナで会議だそうで、会える機会に時間を使います。
郁さんはサンタフェ(アメリカ)でフリースクールの運営と指導をしています。
タイのお土産にいただいたバンブーストロー。日本にも竹があるので、こういう商品が流通するようになればいいですね。
ストーリー付きのコーヒー
かつて麻薬の原料となるオピウム(ケシ)を育てていた農家が、前国王の農業改革により珈琲豆の栽培をするようになりました、とのストーリー付きでいただいた珈琲豆です。

旅人が運んでくれるのはモノだけではありません。旅先での経験や見聞をわかち合い、刺激し合って、またそれぞれの地へと旅立って行く、その風の交叉のような出会いこそが今を生きている実感を与えてくれます。


関連サイト OPEN JAPAN


五右衛門風呂設置
夏至。 2019年6月21〜23日

一年で最も昼が長く、太陽のエネルギーが高い日といわれている夏至です。
暦のない時代にも人々は天体の動きをよみ、一年の長さやサイクルを刻むために石を置いて影を見たり、光の角度をよんだりしてこの時間を記録しました。世界中に見つかる遺跡にはその跡が見られます。
遠野より来た友人
遠野から友人が来ています。
近くにご先祖のお墓があるそうで、お墓参りと夏至の祈りへと神社参りへ出かけて行きました。
晶美ちゃんと出会ったのは2003年頃のこと。わたしたちに「カタカムナ」を教えてくれた人です。カタカムナの研究をしていた宇野多美恵さんについて勉強していたことがあるそうで、本やネットでは学べないことを教えてくれました。
四葉のクローバー
夏至の日の祈りがいろいろなところで捧げられています。祈るということは、時と場所を選んでも選ばずとも繋がれる行為です。人とも大いなる存在とも、魂とも自然界とも繋がることができます。その場にいても、いなくても。
五葉のクローバー
23日、沖縄慰霊の日の朝を3人で迎えました。
沖縄に起きていることは今わたしたちに起きていることです。玉城デニー知事の言葉は、すべての人に降り注がれています。

【全文】玉城デニー知事の平和宣言(2019年慰霊の日・琉球新報)

自然の摂理には逆らえませんが、人間がやることは人間がやめさせることができます。まちがえていることがあれば正しい方法を選ばなければなりません。玉城知事は対話という方法を望んでいます。戦争はもう誰も経験したくありませんから。
五右衛門風呂、完成までもうちょっと
雨が降れば内作業。自然のリズムとともに、来年の月のカレンダーも祈りの中で作り続けています。


五右衛門風呂設置
いちご満月。 2019年6月17日(月)

一週間ぶりの我家です。匠くんは家で作業中、わたしだけ単身赴任をしていました。
帰ってきたら、いろいろ変化に反応します。
まず、畑のじゃがいもが全滅していました。柵をぶち破って何者かが侵入してじゃがいもを1つ残らず無くしてしまいました。このあたりではみなイノシシ避けに電柵を用いているのですが、はからめランドでは電柵は用いずに手作りの竹柵にしていました。どうやら何者かがじゃがいも目当てに柵の弱い部分を見つけてぶち破ったみたいです。帰ってきたら新じゃがを掘るのを楽しみにしていたのでショックは大きいのですが、森での暮らしを再認識させてくれる出来事でした。
五右衛門風呂設置
畑のショックとは対極な嬉しいこともありました。匠くんがお風呂作りに着手していました。
「お風呂は工房ができてから」という話だったのですが、早く作る気持ちになってくれました。何よりその気持ちがありがたいです。
竹で補強
という訳で、早速畑の柵の応急処置を施しました。私一人でできる処置は簡易的なものでしかありませんが、菊芋も植えているので、塞がなければ秋の収穫時期に再びやられてしまいます。そのうち大幅改革をすることになりそうですが、電柵は感電させて防御するというイタイシステムなので、できればやりたくないのです。なんとかいい方法を考えなければ…。
ヒナが孵りました
キセキレイにヒナが生まれました。何度も工房に巣をつくっては撤去されを繰り返し、諦めて家の東側にたてかけてあるコンパネの裏の隙間に巣を作りました。ほんとはコンパネを片付けたいところですが、工房の巣作りを諦めてもらったので、こちら側も見守る態勢でコンパネ撤去を諦めました。ここ数日温めているなぁ、と思ったら小さな産毛がふわふわ動いています。
「生まれた!」
「今日はヒナまつりだね!」
いちごができました。
起こる事すべてには意味があり、気づかせてくれることに感謝しながら生きる、これしかありません。失うもの手放すものから得ることは、真実の生き方への道筋だと思います。


大きな扉設置
大きな扉。 2019年6月8〜10日

カヌー工房建築。どんなに小さいことでも1つ何かをやれば確実にひとつ完成に近づく。その思いを持ち続ければ必ず完成する。そういつも自分に言い聞かせている。
ドミノじょインターとタイトボンドIII
工房の大きな開口部を閉ざすための大きな扉。なんとか作ってみた。枠はケヤキの古材を製材、埋め木をして使えるようにし、内側の部分は幅は違うけれどよく乾燥したスギを購入し製材した。断熱効果を得るためにある程度厚みのある扉にした。高さ2600mm、幅1820mm、厚みは枠が50mm、スギの部分は38mm。それを2枚。ジョイント部分はホゾは取らずにドミノという機械と接着剤。もちろんこんな大きな物を作っても持ち上げられないから、よし子とユンボ君に手伝ってもらう。ここでこれを組んだらもう動かせないからこの方向で組み始めなければとか、手で持てないということは、最初からここにこれを挟んでおいた方がいいなとか、ユンボ君に手伝ってもらうはいいけれど地面を引きずるわけにいかないからここにこれを作っておいた方がいいとか・・・。色々考えながらの作業だった。
枠にスギをはめ込む
構造は吊り戸。そのための金具やレールの鉄、それを設置するための金具は、色々考え購入してあったものを設置。地面にレールを引きたくなかったので吊り戸にしたのだが、計算通りに上手く納まってくれて小指一本で開閉できる軽さ。後ほどストッパーや前後の振れを止めるアンカーなどを設置予定。
よし子とユンボ君に手伝ってもらいながら

工房なんて適当に建てて早くカヌーを作った方がいいんじゃないか・・・、他人からそう言われることもしばしば。確かにそういったやり方もアリと思う。が、こういったやり方もアリだと思う。僕は、1つの物事を形にするときに、その手段がいくつかある場合、「僕は最終的に何をして死んでいこうと思っているのだろうか」自問自答すれば、すぐに答えは出るものだ。
数年前に「カヌーを作るということを通して人生の色々なことを学ぶアニメ」を全52話観た理由が今になって僕に響いているのだと感じている。 (匠)


はからめ月のカレンダー6月
無知の知、知の知。 2019年6月1〜7日

6月になりました。
令和時代になり、ひと月が経ちました。
カレンダーも半分がめくられて、一年も半分が過ぎました。これから梅雨が来て、夏至を経て原爆と終戦記念日を思い出し、お盆を迎えて中秋の名月へと時は流れていきます。
いちごと二十日大根
人は間違いを犯しますが、天体の動きはいつの時代もリズムを刻み間違わない、と思っています。
人の概念や善悪は時代とともに変わります。過去には善とされたことも今になってみれば悪になり得ます。どんなにすばらしい人でも間違うことがあるかもしれません。
自分の心や信念が揺れ動く時、誰かの意見に左右される前に、太陽と月、地球や他の天体の動きを通して自分の立ち位置を確認し、自分がどう行動するのかを自分で読み解けるようになれたらいいなと思っています 。 わたしたちも宇宙の一部です。大いなるもののひとかけら、この大地に蒔かれたひと粒の種のようなものなのかもしれません。
枠を組む
扉の枠のケヤキ材の下準備ができ、枠の中にはめる杉板の加工をしています。

ニラはニラ醤油に
〜ニラ醤油の作り方〜
ニラ醤油はここ数年よく仕込んでいるもののひとつです。
新鮮なニラが手に入ったら、きれいに洗って水気をきり、2〜3cmくらいに刻んで醤油に漬けるだけ。あとは冷蔵庫に入れておけばいつでも好きなときに使えます。ニラを使い切ったあとの醤油もニンニクのような香りがしてかなり美味しく使えます。
これは2016年に熊本で地震があったときに、ボランティアでお手伝いに行った先の奥さんに教えてもらいました。ニラ醤油を仕込む度にそのときのことを思い出します。

〜応用編〜
そのもっと前に、伊豆でお店をやっている友人から「万能ニラ醤油の作り方、刻んだニラに醤油、酢、ごま油を3:2:1の割合で注ぐ、好みで唐辛子。」と教えてもらったことがあります。
こちらもお勧めです。お酢の代わりにみりんを入れるレシピもあります。

生ゴミの使い方
〜生ゴミの処理〜
これまで野菜くずなど、生ゴミといわれるものはコンポストに入れて堆肥化するまで放置していました。昨年から「菌ちゃん土作り」という方法を試みています。
生ゴミと糠(ぼかし)をまぜて空気に触れないように容器に密閉して、ぬか漬けみたいな漬け物を作ります。ある程度たまったら土と混ぜてシートをかけて、雨に濡れないようにして菌が分解してくれるのを待ちます。(夜露がかからないようにシートとの間に落葉を入れています。)
うまくいけばひと月くらいで微生物の豊かな土になっています。
これは那須野が原生きものネットワークの飯沼さんから教えてもらいました。
生ゴミの量が少ないので範囲は狭いのですが、捨てるという概念から土に還す、土を作るという感覚になれます。コンポストを購入する必要もありませんし、匂いやコバエの心配も入りません。お庭に土がある人にはお勧めです。

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