中秋の名月はこんな感じ

中秋の名月
 2019年9月13日(金)

はじめに、毎年中秋の名月を目指して発売を開始していた「はからめ月のカレンダー」と「はからめ月の手帳」ですが、今年は、少し発売日を遅らせて10月14日の満月発売とさせて頂きます。ただいま心を込めて制作中ですのでもう少しの間お待ちくださいませ。

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中秋の名月と呼ばれる月が見える今晩、よし子は家族用事で関東に行っており、はからめランドには僕一人。寂しくはない・・・。
一人で一人分のコーヒー豆を挽いて、一人分のコーヒーを入れる。パンを切るのも一人分だし「いただきま〜す」の声も一人分の声だけが部屋に響くだけ。「今日は洗濯しようか?」と聞かなくても、自分がそう思ったならば一人で洗濯をすれば良い。「今日のお昼は何食べようか?」なんて聞かなくても、自分で考えた通りの食事をすれば良い。あれやってとかこれやってとか言われることもない。いつも暮らしている家が広く感じる。今日とか明日はヘンリー・D・ソローがウォールデンで暮らしていた小屋よりちょっと広いくらいが良い。
一人でも自然と声を出すことがある。朝、目を開けてみると時計は6時30分ちょっと前、そのまま寝ててもいのだけれど「起きた方がいいよね」と何かに話しかけて「んん〜ん」って言いながら起きる。外に出ると「おはよう」、これはよし子がいても毎日何かに挨拶をする。小鳥がいつものところにいると「おつとめご苦労さま」と、これは何かではなく小鳥に向かって挨拶をする。倉庫に入るときは「お邪魔しま〜す」と必ず挨拶をする、その相手は一応ヘビにということにしているのは「今から入るから上からボトッて落ちてこないでね」というニュアンスを含めて。そして「今日も1日よろしくお願いしま〜す」と、何かに向かって。
そんな何かと一緒にここでの生活をしているのを一人でいると、二人の時よりも感じる。そんな何かと一緒に僕、僕たちは月の暦を作っているわけだ。使える体は僕とよし子の2体しかないけれど、今のところは2体で大丈夫、それ以上のことをやろうとはしていない。
そして、僕が暦を通してできるだけ多くの人に伝えたいのは実はこの「何か」ってさっきから言っているやつのこと。これを難しくない言葉にして伝えられるように僕はいま勉強中なのだ。

そんなことを考えている一人の中秋の名月だ。
「一人でも寂しくはない」と言える相手がいた方が良いので二人の方がいいかな。

佐賀、千葉で仲間が支援活動を行なっている。自分は福島にいながらできることを。OPEN JAPANの緊急支援プロジェクトチームの活動をぜひ気にしていただけると有難い。


関連サイト :  OPEN JAPAN


はからめ月のカレンダーの制作風景

重陽
 2019年9月9日

今日は陽数の極である9が重なるめでたい日といわれる新暦の重陽です。旧暦の時代の暦が新暦に置き換えられると数字だけでその日を特定することになりますが、本来は月の満ち欠けで行われていたことを思い出せば、そこから考えることができます。

各地で台風の被害がありました。こちらの森では小川が増水して対岸へ渡る橋を濁流が越え、林道だったところが川となり対岸へは渡れない状況でした。午後になり台風が過ぎ去り辺りを見ると、水は引いていましたがコスモスや菊芋など真っすぐ上に伸びる植物はすべてなぎ倒されていました。明日の片付けが大変です。

ここ数日机に向かって絵を描いています。カレンダーの12枚の絵は手書きしたものを加工しています。

さて、ここ数年中秋の名月を発売日としておりました「はからめ月のカレンダー」の2020年版の発売日を決めました。10月14日、長月の望月といたします。

郵便料金も消費税の影響を受け、カレンダーの価格も消費税の影響を受け、私たちの生活も消費税の影響を受けます。消費税10%とは、10分の1が消費税、ものの1割は消費税です。税金を払うことにより、この国がより生きやすく暮らしやすく幸せな社会となればいいのですが、果たしてそれを実感できるのでしょうか。

先日「ドラッカー入門」という本を読みました。企業は社会のために存在する、会社は個々の幸せのために何をするかの集合体であるとの考え方に深く頷きました。
消費税率が上がることにより、カレンダーの本体価格の見直しを検討しています。


はからめ月のカレンダーの制作風景

はからめ月のカレンダー製作中
 2019年9月5日

ムーンサークルカレンダーの入稿を終え、今は同時進行しているはからめ月のカレンダーのデザインをしている日々です。この一年、体験したこと感じたことを通して2020年の暦を作っています。変わらない規則的な情報もあれば、変わりつつある時代の流れのようなものもあります。言葉で表現するもの、絵で表現するもの、気持ちを込めるもの、ひとつひとつ綴っています。

2020年というこれから体験する一年間を12枚の紙に表して使えるものとする作業は、これまでそとへそとへと向かっていたものからうちへうちへとこもる段階へ入りました。とはいえ世界は動いていますから、森で暮らす自分たちの生活だけが切り離れている訳ではありません。

いろいろなことが起こります。地球規模で、国内規模で、町のあちこちで、そして自分のまわりで。大きな事も小さな事も、他人事でも自分事でも、すべてがまるで呼応しあっているように感じます。あなたに起きていることは、わたしにも影響している。すべてが関わり合って、つながり合ってその連鎖がこの地球を作りました。あまりにも多様化して、まるで自分と他人は切り離れて存在しているかのような錯覚に陥りますが、細胞の分子の粒子のレベルまで遡らずとも、地球というひとつの生命体の中に生きているいのちという共通点を見れば、すべてが影響し合って今があることを信じられるのではないでしょうか。ぶっとんだ話のように聞こえるかもしれませんが、今この世界で起きている事は確実に自分のことにつながっています。だからこそわたしはこの暦を作るのです。自分のためだけでなく、つながるすべてのもののために。


久慈川の支流にはこんな場所も

カワガキ養成講座2019
 2019年8月23〜25日

茨城県大子町にあるキャンプ場「キャンプ村やなせ」の梅さんから声をかけていただき、カワガキ養成講座に参加させていただいた。結果、僕がカワガキにならせて頂いたこととなった。
まずはテント設営から
思いがけない再会、そして出会いがあり、とても嬉しい時間でもあった。
水の触れる
水に触れる、水に浸かる、心が洗われる、心が表われる。
体を使える人の状態で水に包まれるというその状況は、ずーっと長い間そうできなかった人がやっと今、それを感じられているんだ、それができている今なんだと自分を認識する瞬間であるのかもしれない。だから水に包まれることで心から思う本当の自分を感じられたり、思い出したりするのではないかなって思う。
人は多分、水に浸かっているときに嘘をついたりしないんじゃないかな・・・。
カヌーに乗って水の上にいるときもそれに似ている感じがあるのだが、それはカヌーと自分はくっついていて、カヌーが自分で、自分がカヌーだからなのだろう。


関連サイト : 野田知佑の川遊び教室 ・ キャンプ村やなせ


ムーンサークルカレンダーのデザイン中

葉山で打ち合わせ。
 2019年8月21〜22日

リトルイーグルのデザイナーKaoricoさんと葉山でムーンサークルカレンダーのデザイン打ち合わせをしました。Kaoricoさんがちょうどハワイから帰国中で、ハワイ島で起きているマウナケアの国立天文台TMT建設に関するニュースなどを聞きながらの打ち合わせとなりました。
葉山のスープカレー屋さん南葉亭にて
私たちは現代を生きやすく、自分自身の指軸となればとの思いで暦を作っています。
リトルーグルと共同で作っているムーンサークルカレンダーは、かつてのハワイの暦と日本で使われていた旧暦とを合わせて現代でも使えるようにデザインして作ったものです。
ハワイも島国なので、農業漁業を月の満ち欠けや潮の満ち引きと照らし合わせて行っていました。以前ハワイ島を訪れた際にこのムーンサークルカレンダーなるものを探してみましたが、現在では使っている人はほとんどいないようでした。日本の旧暦と同じように、グレゴリオ暦(西暦)社会になってしまうと過去の暦の英知は忘れ去られてしまいます。でも残したい知恵や知識もありますから、こうして形にすることがわたしたちの楽しみでもあり喜びでもあります。今回はそこに社会問題、時事問題がデザインとして含まれるものとなります。
葉山のスープカレー屋さん南葉亭にて野田さんと
東京在住時代に同じNPOで活動していた野田はるみさんの事務所を訪ねたら、仕事を終えて夜会いに来てくれました。野田さんは現在横須賀市議会議員として活躍中です。
その夜は匠の同級生のぬいぐるみ作家たまちゃんと鍼灸師りょうちゃんにお世話になりました。
葉山を歩く
葉山では打ち合わせしているお店にみんなが来てみんなが知り合いというすごい打ち合わせとなりました。たまたま食事に来ていたお客さんがわたしたちがリトルイーグルに依頼して作ってもらっている手帳カバーの縫い子さんだったというミラクルまで起こりました。こういう世界はシャーリー・マクレーンの「アウト・オン・ア・リム」では当たり前のように書かれていますね。
イメージとラフ画が固まったので、本格的デザインに入ります。


三浦海岸

高校生のサマーキャンプ。
 2019年8月19〜21日

高校生のサマーキャンプに講師として参加させていただきました。今回私たちは高校2年生の学生たちに向けて、旅を通して培われたわたしたちの人生観やボランティア活動、福島での森の生活のことなどをお話させていただきました。

私たちのお話以外のプログラムには、パラリンピック公式種目である「ボッチャ」の体験や、国連が提唱しているSDGsを学ぶためのカードゲーム、英語でヨガ、企業家の方のお話などがあり、盛りだくさんでした。ボッチャの神奈川県支部の会長さんから直接指導を受け、生徒と一緒に参加したボッチャは年齢や体力、運動能力に関わらずに楽しめることを体験しました。
三浦海岸
ありがたいことに、「英語でヨガ」というプログラムのサポートをさせていただきました。生徒たちの学びとともに、私自身も深い学びをいただくこととなりました。ヨガへの道は常に学びとともにあります。

会場は神奈川県三浦海岸にあるホテルです。すべてのプログラムが終わってから、夜に私たちの部屋に来ておしゃべりしてもいい、という特別企画がありました。夜中までのおしゃべり、話は恋愛や遊びについてかと思いきや、今関わっている活動への大人たちとのやりとりの困難さについてのアドバイスを求められたり、経済への懸念、ボランティア活動への興味など、参加した学生たちの意識の高さに高校生と話している事を忘れ、一緒に社会を作っていくための仲間としてここに存在しているのだと思いながら接していました。自主的に「あ、もうこんな時間だから部屋に戻ろう、」と言ってみんなで去っていた姿が高校生っぽかったです。もはや自分の頃とは比べられません。

貴重な体験の場をつくっている方々との出会いは、学生のみならず私たちにとっても大変学び深き事でした。教科書や学校生活だけでは得られない経験です。社会をつくるとは、こういうアプローチが大切な要素となると感じた2泊3日のサマーキャンプでした。貴重な機会を与えてくれた匠の恩師に心から感謝します。


マウナケアの山頂にて (2017年撮影)

終戦記念日、お盆、満月、マウナケア。
 2019年8月15〜16日

満月お盆の終戦記念日、魂と過ごす日ですね。
台風10号の影響で変わりやすい天候となっていて、盆踊りや灯籠流しなど地方のお祭り行事も左右されているようです。

旅から戻り、体の回復とともに片付け事、消耗したキャンプ道具の修理など雑事に追われる日々です。74年前の今日がどんな日だったのか、今日がその時だったらどう過ごしていたのでしょうか。
ムーンサークルカレンダー
アパレルメーカー「リトルーグル」と一緒に製作しているムーンサークルカレンダーのデザインを起こす過程で、今ハワイで起きているマウナケアの問題にフォーカスしました。

ハワイ島にある4205mの山マウナケアには現在13個基もの天文台が建てられています。今問題視されているのは新たに建設される国立天文台TMTに先住民初め各国から建設中止を求める抗議活動が行われていいるということです。抗議活動により工事は延期になったとのニュースが流れましたが、現実は異なるようです。 環境に配慮した天文台の建設とうたわれてはいますが、建設されるのは軍事利用を伺わせる建物で、高さ18m地下4階に至る大がかりな建造物のようです。

数年前にマウナケアに行った際には、ここは先住民族の聖地であるため、一日に通行できる車の数も制限されていて、これ以上の建築物は建てられる事はない、と聞いていました。古代から守られてきた先住民の聖地として、一般人が踏み入れられないエリアもありました。それが今や新たな建築物に新たな道路、地下まで掘り下げれば太古から湧き出ている湖がなくなるという環境破壊行為にまで及んでいるというのです。
一般的なニュースでは高精度の天文台の建設に先住民が反対して工事が延期というものでしたが、ハワイに住むリトルイーグルデザイナーのkaoricoさんから聞いたところ、事実は異なっていました。しかもその建設に多くの資金を出しているのが三菱重工などの日本企業だそうです。他人事ではありません。

これはハワイの環境破壊というだけでなく、地球規模での大きな問題です。
マウナケアに象徴されてはいますが、世界規模で至る山々へと続く問題です。富士山も然り、軍需産業が自然を破壊していく過程はひとつ許せば世界中に広がっていきます。
今ハワイ島にはハワイの先住民だけでなく、世界中の先住民をはじめとするあらゆる人々が集まって、いのちをかけて抗議活動をしています。 山に身を置き、体を張って工事を止めています。まるで沖縄、高江ヘリパッドの建設反対や辺野古埋めたて工事のときのようです。
世界で起こる物事は個々に起きているようでつながっています。古代から聖地として美しく残されてきた最後の場所が奪われていきかねない時代なのです。

ありのまま残そうとしているのも人間、壊してあらたに作ろうとするもの人間ですが、自然は人間が作れるものではありません。何万年もかけて育まれてきた自然を数年単位の人類の考えでなくしてしまっていいものでしょうか。後悔しても一度失ってしまったいのちは作る事が出来ません。 今生きているわたしたちだけの問題ではなく、後に残る子どもたちのその先の子どもたちへと続く問題です。
ムーンサークルカレンダーの製作を通して向き合うマウナケアの問題は、天文台建設反対という問題だけではないのだと知りました。

ひとつの山に13基もの天文台があります。以前マウナケアの山頂で天文台群を見たときに、
「ひとつの天文台を世界中の研究者で一緒に使えるようにしたらいいのにね、」と話していた事を思い出しました。
2020年のムーンサークルカレンダーは、そんな私たちのメッセージを込めたデザインとなります。
(上の山の写真は2017年にマウナケア山頂で撮影したものです。)


関連サイト :  Maunakea Lahui Japan


ただいまランド
ただいまランド。 2019年8月12日(月)

横浜で小休止、移動中はなかなかPCに向き合う余裕がなく、やることが溜まっていきます。
関東地方、驚く程暑いですね。冷房がないと過ごせない温度、この気候はこの先もずっと続くのでしょうか。
気になっていた体の不調をなんとかしようと、綱島にある周気堂治療室へ行くことにしました。
9年前にお世話になったことがある鍼灸の治療院です。今回匠くんが強く治療を望んでいて、このタイミングで二人とも診てもらうことにしました。
先生が体の痛みや不調の原因を教えてくれるのですが、今回も驚きの原因で、自分で気づかなかったことを教えてもらいました。治療とはいっても本来自分の体は自分で治していくものなので、自然治癒力を高めてくれるような手助けをしてもらいます。痛みや現象など体に現れてくるものの根本的な原因が分かると、自ずとそれを認めることができ、自然治癒していくことができるのではないかと思います。詳しくは先生の著書「気の治療学」を購入したので、そちらで勉強したいと思います。

福島への帰路、途中大子町にあるキャンプ村やなせの梅さんから連絡をいただいていたので帰りがけに寄らせてもらいました。
お盆休みってこれか、というくらいの人人人テントテントテント。たくさんの人がキャンプを楽しみに来ていました。130組、というのですからここのキャンプ場の規模の大きさが伺えます。
草ぼうぼう
日が暮れる前にはからめランドに到着しました。
案の定、畑のみならず草ぼうぼう、もはや手が付けられないくらいに繁っています。


関連サイト :  周気堂治療室 ・ キャンプ村やなせ


旅立ち
広島への旅 後編 2019年8月7〜10

8月7日、キャンプ地で最後の珈琲を入れてそれぞれ旅立ちます。
今回広島で見つけた珈琲屋さんで購入した豆が毎日のテーマとなりました。
豆は3種類購入しました。
初日のカヌーで太田川を下った日は「忍耐ブレンド」。暑くて長いカヌー旅にはこれが必要です。
2日目は原爆の日、灯籠流しの日は「魂ブレンド」。灯籠流しは魂へ捧げているものです。
3日目の今日は「大和ブレンド」。多分珈琲屋さんの店名から名付けられたのだと思うのですが、バンちゃんは大和魂についてアツく語ってくれました。まさに旅立ちの日にふさわしい珈琲でした。
ちゃんやま、ちはるちゃん、山田くん、ゆっきー
私たちは再び日本海側を目指して旅立ちます。道中、広島でいつもサポートしてくれている「アロハストーブ」の千春ちゃんやまのお宅にご挨拶。なんと、仙台で会った山田くんがいるではありませんか。山田くんは今旅する大工を実践中。仕事をしながら旅をしているのか、旅をしながら仕事をしているのか。「ちいさき花まつり」のときのなつかしい思い出話に花が咲きました。
安野光雅美術館
今日の目的地は津和野にある「安野光雅美術館」です。こちらの美術館は大きいので、ゆっくり時間をとりました。併設されているプラネタリウムが故障で見られなかったのは残念でしたが、とてもいい美術館でした。
島根県の日本海側でキャンプ
今夜も日本海側でキャンプ、道中の有福温泉のレトロなお風呂で癒されました。

古代出雲歴史博物館

8月8日、数年前から気になっていた銅鐸を見に行くチャンス、キャンプしていた場所からそう遠くない古代出雲歴史博物館を訪れました。銅剣は358本が同じ場所から出土されていて、銅鐸は50個出土されています。何のために作られたものなのか、ずっと気になっていたのです。博物館のボランティアガイドさんがとても親切に教えてくれるました。祭事に使用された節が有力ですが、やはり目的は謎なのだそうです。
出雲
そこから歩いてすぐのところにある友人夫妻の営むベジレストラン「まないな」に寄りました。お店はお休みでしたが、郡司さんひとみちゃんが在宅で、しばしお話しました。ひとみちゃんは古代出雲薬草研究会を主宰していて、店内には薬草が展示されていました。話題は自然とマコモの話へ。出雲大社の奥にはマコモのしめ縄があるというのは有名な話ですが、マコモで地球を救うという趣旨の研究会の会合がこちらであるそうで、植物の力を感じた出雲の旅でした。
川で人々がつながる地図
日が暮れてから辿り着いたのは6年ぶりにおじゃまする出口家です。でぐっちゃんはオーガニッククロッシングという名のオーガニック八百屋さんを営む友人です。東日本大震災のときのボランティア活動で知り合いました。今では月のカレンダーのお取り扱いもしてくれています。
「何時まで、って時間を決めて飲もう。」といいながら、日付が変わって決めた時間を経過してからも語り続けてしまいます。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。

出口家の人々と
8月9日、オーガニッククロッシングの店舗に寄らせていただいてから、紹介していただいた尼崎にある「穀菜食堂なばな」さんへ伺いました。カレンダーのお取り扱いをしていただいたので、ご挨拶したかったのです。
なばな、金岩日佐美さん
でぐっちゃんが予約を入れてくれていたのでおいしいランチをいただくことができました。ドラッカーの本がたくさん置いてあり、聞けば勉強会も開いているそうでちょっと興味がわきました。
ブラウンタビー
ここから大阪を通って静岡へ向かいます。東大阪にはカレンダーを扱ってくれている友人の店「ブラウンタビー」があります。ほんのひとときではありましたが、店主のユンボくんとカヌー話などできて楽しかったです。
バンドソーの積み込み
そして、目的地のもうひとつ、静岡の大工のやっさんのお宅へと到着しました。
やっさんとは熊本地震のボランティア活動で匠が出会ったのがきっかけ、その後大工の腕を生かして石巻に移築したオープンジャパンの事務所の組み立てにも力を貸してくれました。
今回は匠がカヌー工房で使いたいバンドソーを譲ってくれるというので、取りに伺いました。
奥様順子さんの楽しみにしていた2年越しのうなぎもご馳走になり、ボランティア活動で出会ったご縁から今へとつながっていることにありがたさをかみしめる旅となりました。
ITAL TREE淳子ちゃん
8月10日、わたしの東京時代の友人が同じ磐田市で「ITAL TREE(アイタルツリー)」というオーガニックヘアサロンを営んでいます。こちらの淳子ちゃんにも会いに行きました。
今回は会いたい友人たちに会えたら会いに行こうと決めていました。いつでも会えると思っていても、実は時間って限りがあるものだと先人たちから教えてもらったからです。
野草広場
旅の締めくくりに、野草社の石垣さんに会えたことはとても大きなギフトだったと感じています。3年前の仙台で開催された「小さき花まつり」のティピの中で石垣さんの「不思議な話」を聞いてから、ずっと会ってお礼が言いたいと思っていました。
袋井にある「野草広場」という自然食を扱っているお店で突然にも関わらず、お話を伺うことができました。
広島で会った山田くんも「小さき花まつり」で出会ったご縁、偶然なのか必然なのか、広島への旅はまだ終わっていないようです。(よ)


関連サイト :  アロハストーブ ・ 安野光雅美術館 ・ 古代出雲歴史博物館 ・ 
オーガニッククロッシング ・ 穀菜食堂なばな ・ ブラウンタビー ・ Ital Tree ・ 野草広場


原爆ドームまで
水の祈り、灯籠流し。 2019年8月5〜6日

5日、太田川、水の祈り。
朝7時、川辺でカヌーレクチャーからスタートです。
スタート地点
いつも下り始める太田川源流は岩がたくさん出ていて初心者向きではありません。基本的には自艇参加者のみ(カヌーを持っている経験者)と下ることとしていますが、今回はレクチャーの時間をとって、ガイドである匠がしっかりとカヌーの操作を教えるという事で初心者である二人と一緒に下ることにしました。被災地で共に活動してる仲間でもあり、自己責任で参加するという意思表示を受けてのことです。
太田川を下る
「本気のドロー!」を何回連発したかわかりませんが、本気度を受けてくれて無事原爆ドームまで辿り着きました。今回水量がとても少なかったのですが、水がとても奇麗で、魚や鳥たち、川辺からは鹿までもが見に来ていました。
ドーム付近では明日の灯籠流しの準備が行われていました。
「可部から下って来ました〜。」と言うと、「えっ!!」とみなさんビックリされます。朝出発して途中で堰をポーテージし、河原でランチして夕方のお水合わせに間に合ってゴール、という一日コースです。この暑さの中、よくやるなぁ、といったまなざしです。
水合わせ
夕方18時、ポップラの前に人が集まってきます。
水を合わせ、捧水します。静かな祈りの時間です。
ことばを捧げて水を流すと、一枚の葉っぱがまるで水を求めているかのように近づいてきました。合わせられた水に、魂が呼応しているかのように感じました。
夜はキャンプ場に戻り余韻に浸ります。

灯籠流し
6日、原爆の日、灯籠流し
キャンプ地にて黙祷、74年の歳月が流れました。
早めの出発で平和記念公園に到着し、灯籠流しの実行委員会の方にご挨拶します。
カヌーを運び、準備が整ったところで
「広島といえば、お好み焼きだよね、」とお好み焼きを楽しみにしていたみなさんと一緒にランチをしました。
夕方までは時間があるので、それぞれ自由行動です。展示が新しくなった原爆資料館へ行ったり、旧日銀で開催されている平和とアートの祭典に行ったり、公園内で開催されている音楽祭や祭壇に心を手向けたり。今の広島を自分の目で感じます。
灯篭流し
日が暮れる前にカヌーでスタンバイします。
今年は潮汐の関係で引き潮で、流れるはずの灯籠が干潟に寄せ集まってしまい、カヌーで水の上に流す作業をやり続けました。ひとつひとつ運んだり、カヌーで一気にまとめて流したり、かなり慎重なカヌーの操作が必要でした。ひとつひとつの灯籠はひとつひとつの魂です。壊さずに消さないように、丁寧に丁寧に受け取っては流していきます。
灯籠流し
今回私は旧日本銀行広島支店の3階に展示されていた高校生が描いた被爆体験者の絵を見に行きました。今では奇麗に見える灯籠流しも平和の催しも、74年前に起こった原爆の体験を忘れずに参加しなければ、という強い思いがありました。人は忘れる生き物です。どんなに大切なことでも、自分が体験していなければ記憶に残りません。過去の記憶を思い起こさせてくれる語り部も少なくなりました。戦争体験者の声を記録した高校生の絵は実になまなましく、言葉にすることが難しいものでした。岡山の友人が言っていました。
旧日銀にて
「絵で描かれている世界はすごいんだよ、上手ヘタじゃない、その人の見た世界だからね。」との言葉が印象的で、一人で絵を見に行ったのです。写真とは明らかに異なる訴えがそこにはありました。戦争を経験していない今の高校生が描いた、被爆者からの話を絵にしたものです。見る機会があったら是非見てもらいたい、この気持ちを感じてもらいたい、それが今の社会に影響を与えることになると思うのです。
灯籠流しは無事に終わり、静かな時間が流れます。
今夜もキャンプ地に帰って、広島最後の夜を過ごします。 (よ)


関連サイト 太田川 水の祈り


鳥取砂丘
広島に到着。 2019年8月4日

広島への道中、鳥取を通りました。
「鳥取といえば鳥取砂丘だね。」
「通るよ。」
ということで、朝食のサンドイッチを作って砂丘で朝ご飯にしました。
7時というのにもう日差しが強く、砂丘を乗り越えて海まで出るか出発するか、迷う事無く旅を続けます。
屋敷の滝

岡山県に入って導かれるかのように通りがかった屋敷の滝。とても気持ちのいい場所だったので、滝壺まで歩いて水を汲みました。
三宅商店(休日)にて
月のカレンダーをお取り扱いいただいている「三宅商店」さん、本日はお休みでした。またの機会にご挨拶に伺いたいと思います。
はおにろファミリーと
埼玉から岡山に移住した友人夫妻を訪ねました。家族が増えて賑やかな「はおにろ」ファミリー。ヒロアキは造形アーティストとしてフェスや映画の美術などで活躍中です。
「これ何?」ビールの空き缶のアルミを見て尋ねます。
「これはこの前パリに行ったときにね〜、」
「パリ?」ドレッドヘアーにビーチサンダル、草刈り中のお父さんヒロアキ氏からは想像出来ないおフランスでの仕事の話に、作られたアルミ缶のリサイクルパーツよりも反応してしまいました。家族5人、元気でがんばっています。

明るいうちに広島に到着しました。
3泊4日のキャンプのための買い出しをしてキャンプ地へ向かいます。
夜になって、明日の川下りの仲間が到着しました。
今回のメンバーはオープンジャパンの仲間であるナオちゃんとバンちゃんです。旅の途中に連絡をもらい、川下りと水合わせ、そして灯籠流しへと行動を共にします。(よ)


関連サイト 三宅商店


紙の神
広島への旅 前半 2019年8月2〜3日

今年も太田川を下って水を捧水し、8月6日の広島灯籠流しのお手伝いする旅に出ました。
福島から広島へ、長旅なので道中は会いたい人や行きたいところへ寄っての10日間の旅となりました。
からころ堂

8月2日。
新潟県上越市にある、月のカレンダーをお取り扱いいただいている「からころ堂」さんに初めて伺わせていただきました。
店内にはホメオパシーの本が並んでいます。聞けば店主の小島利恵さんはホメオパスだそうで、今日お店で私たちの相手をしてくださった吉川さんもホメオパシーでお世話になっているそうです。
ストーンショップ日月
富山に到着、月のカレンダーをお取り扱いいただいている「ストーンショップ日月」さんに初めて伺うことができました。こちらのお店は震災後、私たちを通してオープンジャパンを支援してくれています。オープンジャパンの「バウの道中記」もお取り扱いいただいており、話はバウさんの活動から、宇宙や魂の話で盛り上がりました。
日和子・黒田くん
月のカレンダー製作2年目に一緒に作ってくれた友人日和子ちゃんを訪ねました。東京時代の若かりし頃とはうってかわっておしゃれな暮らしをしていました。富山県は海も川も山もあっていいところ、食も豊かで環境もよく、富山県人の懐の深さを感じました。
山田兄弟製紙株式会社
8月3日。
日本海側を通って広島へ向かっています。福井県鯖江市のガイアキッチンさんに連絡をしたところ、お会いしてすぐ旦那さんの勤める葦紙の製作元である山田兄弟製紙株式会社に案内してくれました。この山田兄弟製紙さん、実は「はからめ月のカレンダー」の紙を製造してくださっている会社です。休日にも関わらず社長の山田さんにお目にかかることもでき、山口さんに工場内を案内していただけることになり、思いもかけず嬉しいおもてなしを受けました。出会いに感謝、あいがたいことです。
ここは越前和紙の町です。山口ご夫妻に紙の神様が祀ってある岡太神社へご案内いただき、神社のすぐそばにある山口さんご実家で作られている手透きの和紙をいただきました。
月のカレンダーを作り続けてきて、まさか紙が作られるところで紙を作ってくれている方々からお話を伺い、紙を祀っている神社へご挨拶させていただけるとは、カミに導かれているかのような旅のはじまりに、気持ちもしゃんとしていきます。
森の中の家 安野光雅館
今回日本海周りの旅に決めた目的のひとつ、「森の中の家 安野光雅館」に到着しました。副館長の伴さんとお話させていただくことができ、目的のひとつが達成されました。
夕方鳥取近くの日本海の風景
鳥取手前の日本海の海辺にテントを張って眠ります。 (よ)

安野光雅館での目的については後日詳しく話せればと思う。(匠)


関連サイト からころ堂 ・ ストーンショップ日月 ・ GAIA KITCHEN
 山田兄弟製紙株式会社 ・ 森の中の家 安野光雅館
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