キセキレイの卵、今期2度目

令和二年七月豪雨
。 2020年7月10日(金)

大雨による水害の支援について、ボランティア団体OPEN JAPANのメンバーたちとZoom会議をしました。現在熊本県ではコロナ対策として県外ボランティアの受け入れをしておらず、県内ボランティアを中心として活動を行っています。

全社協被災地支援・災害ボランティア情報

今現在宮城県にて活動拠点をつくっているOPEN JAPANの緊急支援チームは、KVORD(くまもと災害ボランティア団体ネットワーク)、JVORD(全国災害ボランティ支援団体ネットワーク)と連絡をとりながら今後の動きに関しては調整中です。

卵を温めるキセキレイ

OPEN JAPAN代表であり、日本カーシェアリング協会代表のタケちゃん(吉澤武彦)は飛行機で熊本入りし、車を失った人たちへ向けての支援を始める手はずを整えています。
OPEN JAPAN理事であり、ヒューマンシールド神戸代表の助さん(吉村誠司)は発災後すぐに重機を積んで熊本入りし、現在現地で救援活動を続けています。

現地から限られた電波でZoom参加したタケちゃんは、
「現在県外ボランティアは受け入れないと言っているけれど、専門ボランティアの力は必要だと思う。現地でのコディネートやテクニカルなことは県内ボランティアだけでは時間がかかるし大変だ。日本カーシェアリング協会は、前回の熊本での災害支援活動のつながりから今回も要請を受けて支援活動を開始することになる。今後専門職のボランティアの受け入れを早急に決めた方がいいし、必要になると思う。」と熱く語ってくれました。

現在はOPEN JAPANでは代表と理事が、それぞれ自分の活動団体として現地入りしています。災害とコロナという恐れていた事態が始まってしまった今、組織として動くこと、ボランティアを募り現地で活動することには慎重にならざるを得ません。とはいえ、必要とあれば動く人たちが待機しています。気になるのは、熊本だけでなく、他の地域でも水害が起こっているということ、今後さらに起こりうる可能性があるということです。

朴葉

岐阜県でも土砂崩れが起こり、避難を余儀なくされる方々がいます。地域の方々で助けあって復旧しつつあるところもあるようですが、他県に住む家族は気が気ではありません。そういう方がたくさんいますが、感染拡大というものにブロックされて、すぐに家族のもとに駆けつけられない場合もあります。物資を送る、支援金を送る等、いろいろなサポートが出てきます。支援活動は長期にわたって必要とされることがあります。今必要とされることと、数日後に必要とされることでは異なることもありますので、何を支援するのかについては現地の方と連絡を取り合って行うことが望ましいです。届いた物資を仕分けして配るのにも人手がいります。ものが必要な場合と、今後失ったものを買い換える資金が必要な場合とがあります。できるときに、できる人が、できることを。

匠くんはOPEN JAPANの緊急支援のホームページ立ち上げを急いでいます。ホームページを作るチームを編成して準備していた矢先に災害が起こってしまいました。災害が起こると現場で活動するチームの原稿などのデスクワークがストップしてしまうので、できるときにやろうとしていたのですが、自然は人間都合など待ってくれるはずもありません。
わたしたち人間は、人間の都合よりも自然の動きを読み行動を臨機応変に変えていくことを学ばなければなりません。災害時だけでなく、常日頃からそういう生き方を選択する練習をしていくことが大切です。いきなり本番よりは練習の積み重ねの上での本番の方がいいと思います。

朴葉ご飯

飛騨高山のことを思いながら、伐採した朴の木の葉でご飯を包みました。枝についたまま巻いてお弁当とする話を長野県の美麻村にいたときに聞いたので、どんな感じになるのかやってみました。


関連サイト :  OPEN JAPAN

オンラインでこよみのお話会

「月のこよみのはなし」
シリーズ化。 2020年7月6日(月)

大雨が続く日本列島です。九州地方での水害、そしてこれからやってくるかもしれない可能性を、どこにいても感じながら過ごされていることと思います。ここは大丈夫だ、といえない状況が各地で起こっています。備えと避難、みなさまご安全に。

さて、先日7月4日の「アンコール開催 月のこよみのはなし」オンラインzoomを終えての報告です。
前回と同じ夏編とはいえ、6月の開催から一ヶ月が経ち、季節は少しづつ動いております。6月は夏至の話をしましたが、7月は七夕の話、月の満ち欠けと旧暦の行事の意味などにも触れました。リピーターの方々にも楽しんでいただけたら幸いです。

オンラインでこよみのお話会

終わってから主催者のchaabeeさんと話し合い、面白かったので「月のこよみのはなし」をシリーズ化してみようということになりました。季節ごとに開催して、一年間やってみます。各季節1回の開催にして定員を設けず、希望者は誰でも参加できるようにしようと思います。
というわけで、次回秋編を開催します。前回今回参加できなかった方々も、次回がありますのでお楽しみに。

オンラインの面白さというものがだんだんわかってきました。
しばらく会っていない友人、知人とつながれたり、会ったことはないけれどお互いに存在を知っている方々と画面を通して会うことができたりします。
つながるきっかけさえあればすぐにコンタクトできる、必要なタイミングで人とつながれる、思ったよりも簡単に、使おうとすれば誰もが使える一種のテレパシーのように思います。
メールやyoutubeとは異なり、それぞれの場所で今を一緒に体験するということが面白いのです。

オンラインでお話会

月のカレンダーは2002年から作り始め、来年で20作目となります。
旅をしている時も震災の時も、ボランティア生活をしている時もテント生活の時も、部数の変化こそありましたが、使ってくださる方々がいるおかげでなんとか作り続けることができました。
ほとんどの工程を自分たちでやっているのでいい点もありますが、印刷が安定しないことが悩みの種でした。わたしたちの環境では天気や湿度によって同じものを印刷しても日によって色に変化が生じてしまうのです。その問題点を改善するべく、専門職の方の力をかりようと思います。

移動したテント

限りなく真理に近づくこと。To be as close to the truth as possible. 
2020年7月1日(水)

梅雨の日々、カレンダー制作を進めながらはからめランドにも手を入れていきます。

工房の谷側のスペースを平らにして砂利を敷き、倉庫テントを移動しました。劣化したテントの屋根も張り替える予定ですが、分解して垂木を組み直してから屋根をかけるので時間がかかります。

移動する様子

お世話になっている電気屋さんの木を伐採をするチームが来てくれて、4日かけてはからめランドから国道までの電線にかかる木の枝を切ってくれました。切った木は薪としていただけるように頼んでおいたので、雨の合間をみて軽トラ3往復で木の回収をします。
雨が止んでいる時には外作業、雨が降ったらデスクワーク、梅雨時の仕事は天候に左右されます。できるときにできることをやる、まるで人生のトレーニングのようです。

7月4日のZoomでの「月のこよみのはなし」が近づいてきました。
人の住んでいない原野を開墾して10年、テント生活からスタートして現在は山の木で建てた家で暮らしています。ケータイは届きませんが、インターネット回線は引いています。この山の中からオンラインでお届けするこよみの話は、卓上のこよみだけでなく、こよみと関わるここでの暮らしもちょこっとご紹介しようと思います。(アンコール開催のアンコールはないので、夏バージョンはこれが最後です。)

「月のこよみのはなし 夏編 from はからめランド」 イベントページ

今月のカレンダーのメッセージは「限りなく真理に近づくこと To be as close to the truth as possible.」。

日々の生活の中にその答えがあると思っています。

今日は山を降りていわきに行きました。カレンダーを作り続けていくために、わたしたちも次のフェーズへと進んで行きます。
いい出会いがあり、ここからまた新しいチャレンジが始まりそうです。


関連サイト : ChaabeeのWEBサイト

レンガの壁を作る

工房に薪ストーブを設置する 
2020年6月18〜20日

一つ一つできることを淡々と進めろ、悩んでないで体を動かせ、自分にそう言い聞かせる日々が続いている。なかなか設置できずにいた薪ストーブの設置作業に取り掛かる。耐火壁をどのようにしようかなと悩んだ結果、レンガの薄い面を使って壁とすることにした。

モルタルを練る

ただセメントでくっつけただけでは、ちょっとした地震ですぐに倒れてしまうのが容易に想像がつく。そこで寝ながら考えたのがこんな工法。

ビスビス作戦

壁にいらなくなったビスを無数に打ち付ける作戦だ。壁から約1cmは一面にモルタルが塗られるので、頭が1cm出るようにビスを。レンガの継ぎ目も約1cmあるのでそこには長いビスを。間柱が入っているところには強烈に効く長いビスを。薄い板のところにも打ち付ける角度を変えたりしながらちょこちょこビスを。これで壁とモルタルが一体化し、モルタルとレンガはうまくくっ付いてくれればかなり丈夫な壁となるであろう。とイメージ。それが吉と出るか凶と出るか、試験とその結果は次の大きな地震が来た時となる。

移動はユンボくんで。

長いことシートに覆われていた鋼板の薪ストーブ。「お待たせしました」と声をかけ、ユンボくんの力を借りて、ようやく予定の位置に落ち着くことに。

工房に設置された薪ストーブ

火を入れるのはもう少し後になるかな。置いてみるまで見えないものが確実にあり、形にするとまた次のイメージが湧いてくるのだなと感じる。(匠)

お風呂小屋、建て方

お風呂小屋、建て方 
2020年6月15〜16日

建て方(たてかた)とは、建築用語で主要な構造材を組み立てる工程(屋根の一番高いところ「棟(むね)」にくる「棟木(むなぎ)」を設置する「棟上げ(むねあげ)」まで)のことを言う。
ただ、木を置いて釘や金具でくっつけるのとは違い、今回も工房と同様に木を加工して組みあわせる「木組み」の工法をとったので 材が全て間違いなく刻まれていれば、木が曲がったり反(そ)ったり捻(ねじ)れていたりしても、刻みにミスがなく組むことができればガチッと整うはずだ。

お風呂小屋、建て方

結果、ガチッと整った。ほっ・・・。
360度開放的だった五右衛門風呂の周りに、木が組み上がった。なんとかよし子と二人(&ユンボくん)で棟上げまで。よし子に重い思いをさせないようにちょっと支えてもらう程度の作業行程 を考えるのもかなり頭を使った。

お風呂小屋、建て方

使った木材は杉、檜、松、栗など、太い構造材は全て家の周りに生えていた木を使った。母屋を建てて、工房を建ててと、もう随分な数の太い木を製材をしてきたこともあり、製材屋さんからは「製材屋泣かせだな」とのちょっとした褒め言葉をいただけるほどまでになった。(実際に柱材や床材、壁材などの木は製材屋さんから購入しているので製材屋さんは泣いてはおらず喜んでいるはず)

木組み

製材をした後は墨付け、刻みだ。よく「建物は3棟建てろ」と言われるのだが、その意味がすごく分かったのが今回のお風呂小屋。1棟目の母屋を建てた時はとにかく製材が大変だった。2棟目の工房を建てた時、できるだけ製材する箇所を減らそうと、墨付けと木組みの技術を勉強して製材する(刃を入れる)面積をできるだけ減らすことができた。それで良いかと思っていたら、壁張りやその他内装の段階に入った時に丸太の面を綺麗に覆うことに時間がかかることに気がついた。曲線ではなく直線の方がそれに合わせた材を加工するのが何倍も楽なのだ。というわけで今回は小さいけれど3棟目となるお風呂小屋を建てるにあたって、ようやく無駄のない製材、木取り、加工を考えられるようになったような気がする。

間柱、筋交いを入れる

間柱、筋交いを入れるところまで完了。これで屋根を張る準備が整い、次は屋根材を納品してもらう天気待ち。雨が続いているからカビのこと考えなきゃいけないな・・・。(匠)

月のこよみのはなし from はからめランド

アンコール開催「月のこよみのはなし from はからめランド」
2020年6月13日(土)

先日開催したオンラインでのこよみのはなしが好評だったことを受けて、アンコール開催させていただくことになりました。

日時 7月4日(土)10:30〜12:00

前回定員に達してしまい聞けなかったという方のために、前回と同じ内容で開催します。

詳しくはこちらをご覧ください。

「月のこよみのはなし 夏編 from はからめランド」 イベントページ

卓上のこよみだけではなく、実際に暮らしているわたしたちの生活を紹介しての楽しい構成としております。オンラインでの開催といってもライブ感満載です。質問の時間には直接お話できるので、距離や場所、人目を気にせずに繋がりあえるという今の時代のいいところを実感できるのも興味深い体験です。こよみという媒体を通して、この世界の扉を開いていく絶好のチャンスです。扉の向こうには何があるのか、新しい世界のはじまりです。


関連サイト : ChaabeeのWEBサイト

刻み

梅雨入り
 2020年6月11日(木)

はからめランドも梅雨入りしました。
屋根のない五右衛門風呂を焚いている時に激しい雨が落ちてきて、沸かしたのに入れませんでした。
屋根のある工房では、匠くんがお風呂の屋根をかけるための木材を刻んでいます。
激しい雨でも屋根があれば作業ができます。当たり前のことですが、屋根をかけるまでが大仕事。森の木を切り出して皮を向いて製材します。製材したものを組み上げる為にさらに細かく製材します。柱、梁、モヤ、すべてを刻み終えなければ組み上げることができません。
山の木から製材するのは構造材までにして、屋根材は隣町の材木屋さんに注文しました。目的はお風呂に入る、であるということを忘れてはいけません。無理せず完遂させることを学んでいます。

ここ数日間は晴れていたので、家と工房周りの草むしりをしながらコスモスの苗を移植しました。通り道や開墾する場所などから発芽してきたので、踏まれてしまう前に救出しています。
畑の草取りをしていたらトマトの苗を見つけました。生えてきたカボチャやジャガイモも伸びています。種をまかなくてもコンポストやこぼれ種から生えてきました。上手に種取りをしてつないでいく人もいますが、種をまかなくても自然の摂理にのっとって食べたものを土に返せば循環していくのが植物のサイクル、これもまた楽しい発見です。

ひなげし

今年は一株だけヒナゲシが咲きました。街ではよく見かけるかわいらしい花ですが、この山奥で見たことはありませんでした。鳥が運んできたのか車や人が運んできたのか、出どころ不詳ですが嬉しいです。ユンボの通り道なので、踏みつけないように目印を置いて種ができるまで育てています。

梅雨入り早々、集中豪雨のような雨が降っています。
ここ数年激しい雨が多く、山の地形が変わってしまったり橋が流されたりしています。昨年の台風の復旧もまだできていないのに梅雨入りしていしまいました。自然の中で暮らすには野生の勘を鍛えなければならないことを感じています。

月とカヌー

オンラインイベント無事終了
 2020年6月8日(月)

オンラインで「月のこよみのはなし」を開催しました。
わたしたちにとっては初めての試みでした。
東京のイベントスペースchaabeeさんからご提案をいただいてから一週間ほど、90分のオンラインで暦の内容をどう伝えていくか、会って話している臨場感のないオンラインでどこまで飽きずに聞いてもらえるかなど、かなり考えました。

二人でリハーサルをして、カメラの位置や紹介する場所の映りをテストして臨みます。この準備期間でかなりのエネルギーを使い、本番大丈夫かな、とさらに心配になりました。

月とカヌー

ありがたいことに満席となり、開催前日の緊張はピークに。
そして当日の朝を迎えました。
90分、待った無し本番生中継です。
回線も音も映像も、トラブルなくほぼ予定通り遂行し、はじまってからはあっという間の時間でした。
終了後、数人の方から感想メッセージをいただき、楽しんでいただけたようでホッとしました。

初めてのことにトライする緊張感、この経験はとても貴重なものでした。
機会を与えてくださったchaabeeさん、ご参加してくださった方々に心より感謝いたします。オンラインのよさは、一方的な配信ではなく、一緒にその時間を過ごしているというライブ感にありました。初めての試みを一緒にスタートさせたみなさん、どうもありがとうございます。

chaabeeさんとその後の振り返りをした中で、好評だったのでもう一度やりましょうという話が上がっています。まだ決まってはいませんが、あの緊張をまた経験するのか…という思いがよぎりました。初めてよりも2回目の方がより伝えやすくできるでしょうし、改善できるところは改善して臨めます。次回までは別の段階の緊張度を保てそうです。

何事もはじめなければかたちにならず、かたちになるところから新しい物語が生まれます。この新しいはじまりの物語を、みなさんと一緒に作っていけることに感謝しています。
2021年のこよみ、出会った方々との世界を通して綴られていきます。


関連サイト : ChaabeeのWEBサイト
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