満月 2021年2月27日(土) 暖かくなったと思えば再び氷点下、今朝は雪が降っていました。 新月の日から一つづつ素材を混ぜ合わせて作ってきたキフィは、13日目にブドウをワインに漬け込み、14日目にはちみつを混ぜ合わせ、15日目に全てを合わせます。 こうして毎日一つづつの薬草や鉱物を擦り合わせたものを、満月の今夜から次の満月まで月光に当てながら熟成させます。完成は3月の満月。月のリズムで調合し熟成させていくキフィ、どんな香が出来上がるのか楽しみです。
メープル 2021年2月22日(月) 暖かな日が続いたので、そろそろかもしれない、とメープルの樹液採取の準備をしました。 年によって寒い日が続いたり、暖かな日が続いたりと、毎年同じ日はありません。早く設置してしまうと凍りついてしまい、遅くになれば採取量は少なくなります。 はからめランドでは雪解けの2月から3月の数週間だけの恵みです。 まず1本の木でチェックして、翌日の樹液具合を見てから他の木に施すタイミングをはかります。一年に一度のメープルシロップ作りのシーズンがはじまります。 郵便局から手帳カバーを発送しました。 月が満ちていく頃にはお手元に届くと思います。 月の手帳とともに、2月の満月をお迎えくださいね。
月の手帳カバー 2021年2月20日(土) 注文していた月の手帳カバーが仕上がりました。 年が明けてから手帳のご注文をいただき、先に手帳だけをお届けさせていただいておりました方々へ、これから説明書を添えてカバーの発送をさせていただきます。 手帳カバーを仕上げてくださったリトルイーグルのスタッフの方々、そして手帳カバーを楽しみにお待ちいただいているご注文をくださった方々、どうもありがとうございます。 これでようやく2021年の暦の発送を終えることができます。 月のリズムと共に日々の暮らしが刻まれ、豊かな時をお過ごしされますよう願っております。 今日は匠くんの誕生日です。 昨年は温泉宿へ行きお祝いをしました。どこかへ行ってお祝いをするか悩みましたが、先日の地震のことや、取り掛かり中のOPEN JAPANの報告書作業のこともあり、家で過ごすことにしました。 匠くんが家で過ごしたかった一番の理由はどうやら他にあったようです。 匠くんの大好きなアーティストのオンラインライブがあり、チケットを購入して楽しみにしていました。夕方になるとPCをプロジェクターにつなぎ大きなスクリーンに写し出し、音はスピーカーにつないで準備万端です。 リアルライブ会場でのオンライン配信だったので、アーティストの熱がオンライン上でもひしひしと伝わってきました。アーティストメンバーは歌と演奏を通してメッセージを発信していました。この状況下でコンサートや演劇など自由に活動ができない社会の自粛先導ムードに対しても、大きなメッセージとなったのではないでしょうか。 年を経て変わっていく姿を毎年経験していきます。変化していくことは誰もが受け入れなければなりません。その変化も楽しめるような生き方ができることが、宇宙からの最大のギフトかもしれません。お誕生日おめでとう。
地震 2021年2月16日(火) 13日の夜11:08、大きな揺れが起こり、しばらく続きました。 翌日のニュースによると、東日本大震災の余震だそうです。 10年前の余震? 今回の揺れはあのとき以来、一番大きな揺れでした。記憶が蘇ります。 怪我もなく家屋の損傷もなく、二人とも無事でいます。 それから毎日地震が起こっています。 イヤな予感がしますが、放射能の心配以外はこの山にいる方が安心です。 水は山から引いていて枯れることはなさそうです。電気が使えなくなっても、薪があれば暮らしていけるでしょう。食料は自給していなくとも、これから山菜が出始めるはずで、春の野草で生きることはできそうです。 ちょうどこの時期、OPEN JAPANの報告書を制作していて、10年前からの災害支援活動のときの写真を選んでいたところでした。10年目にしてまさかの大災害、とならないといいな、と思いながら過ごしています。 地震が起こる度に原子力発電所からの放射能漏れの心配を(誰もが)気にするようになりました。 今回は大丈夫でも、次も大丈夫、永遠に大丈夫、なんて世界はあり得ないのです。 起こる前にその不安要因をなくすしかありません。その不安要因をなくせなかったこと、地震が来ても大丈夫ではなかったことが原因で、10年前から現在に到るまで放射能の影響が継続しています。 セシウム137の物理学的半減期は30年。あと20年、半減するのは2041年です。 プルトニウムの物理学的半減期は2万4千年、わたしたちの生きている間にはなくなりません。 今の時代に原子力発電所がなくなって電力不足で生きられない人がいるのでしょうか。 現代の技術を革新すれば、自然エネルギーや生活イノベーションでいかようにもライフスタイルは向上できます。宇宙旅行が可能になった時代なのですから、原子力開発をフリーエネルギー開発に転換して、自国優先の考え方から地球規模でのものの考え方に移行するときだと思います。そもそも国境をつくったのは人間で、海も空もつながっているのですから、水や空気が汚染されて困るのは国単位ではありません。
今回の震度6の地震で、福島第一原発の使用済み核燃料プールの水が溢れ出たそうです。 汚染水と呼ばれる高濃度の放射性物質を含んだ水の排出先はいまだに見つからず、薄めて海に流すくらいしか方法がないとしています。 次の地震で何かが起こらないとの確証はなく、何かが起こってからの対処法もないのですから、放射能による恐怖を取り除くには放射能を使わないことしかないのではないかと思うのです。 総理大臣をAIにして、かっこいいアニメで人物像をつくったら世界と仲良くなれそうですね。 日本が誇れる総理大臣として機能していただいて、人気がなくなったら新しいキャラクターでモデルチェンジ。今は夢のように思えますが、夢とは一瞬のまたたきです。今では誰もがスマホを使うように、慣れればそれが現実になります。 キフィも5日目となりました。 日々香りが足されて調合されていきます。 この儀式的な香りの調合は、心身にも影響を及ぼしていると思います。
旧暦元旦 2021年2月12日(金) 睦月朔日、旧暦元旦、旧正月です。 友人と一緒についたお餅を食べて1日がスタートしました。 年々旧暦元旦を意識する人たちが増えてきているように感じます。 月の暦で暮らしている人たちが繋がり始めているのかもしれません。 「kyphi」を作りはじめました。 作り方 新月から始まり、満月まで毎日1つづつ丁寧に材料を加え混ぜていきます。 混ぜ終わり、次の満月まで熟成させればできあがりです。 kyphi キフィとは 古代エジプトで日没後に焚かれていたものだそうです。 「神々を迎える香水」と呼ばれ、心身を浄化し、静寂と平安をもたらすとのこと。 月のリズムで作り、月のリズムで熟成させて完成させます。 昨年の誕生日にtsuki academyさんからいただき、新月のタイミングを選んでいました。 新月から満月まで一つづつ祈りを込めて調合していくので、落ち着いた環境で行えるときを待っていたら旧正月のこのタイミングとなりました。 今日から毎日一つづつの素材を混ぜ合わせていきます。 みなさまの心身が浄化され、静寂と平安がこの世界にもたらされますように。
建国記念の日 2021年2月11日(木) 古事記・日本書紀にて、初代の天皇である神武天皇の即位日 紀元前660年1月1日(旧暦)を明治に入り 新暦に換算した日付が2月11日です。現在は国民の祝日となり「建国をしのび、国を愛する心を養う日」としています。 明日は睦月朔日。旧暦の元旦、旧正月になります。 毎年旧正月に年賀状のお返事をしておりましたが、今年は賀状という形ではなく、お一人お一人にお便りをすることにいたしました。喪中のお知らせもしませんでしたので、慣習にとらわれずに新しい生活様式を実践していきたいと思っております。
事八日 2021年2月8日(月) 2月8日は12月8日と並んで事八日(ことようか)といいます。 どちらか一方が「事始め」、もう一方が「事納め」とされます。どちらか、というのは地域によって異なります。 12月8日が事納め2月8日が事始めの地域と、12月8日が事始め2月8日が事納めの地域とがあります。また、「カミ」の場合と「ヒト」の場合で異なるという説もあります。 カミ事として12月8日にお正月の準備を始める「事始め」2月8日にお正月の片付けを終える「事納め」、ヒト事として2月8日に農作業の準備を始める「事始め」12月8日に農作業を終える「事納め」との事です。 「事八日」には一つ目妖怪が出るので、玄関口に目の多いザルやカゴを魔除けとして吊るすなん風習もあったそうです。 現在でもよく知られているのは針供養でしょうか。 折れたり曲がったりした針をお豆腐やこんにゃくなどに刺して供養する行事です。 この日は針仕事をお休みして裁縫の上達を願う、と言われていますが、その起源は明らかではありません。中国からの言い伝え、平安時代に始まった江戸時代に広まったなど諸説あります。 なぜ針なのかは不明なのですが、事八日の日は身をつつしむために針仕事をお休みし、玄関には妖怪の魔除けをするなど、物忌みの日であるように伝わっています。 この日は里芋ゴボウ人参大根こんにゃくなどを入れたお味噌汁「おこと汁」を食すという記述もありました。 いわれや風習の起源を知ることが容易ではない時代となり、「なぜそうなるのか」が不明なことは、時とともに衰退していくことになるでしょう。時代とともに暦も変わっていくさだめ、今の時代の暦が必要とされる所以だと思います。
立春 2021年2月3日(水) 冬が極まり、春の気配が立ち始める立春です。冬至と春分の中間にあたります。この日から立夏の前日までが暦の上での春となります。 二十四節気の第一番目、この日を一年のはじまりとする立春正月という言葉もあります。 禅寺では立春大吉と書いて門や玄関口に貼る風習もあります。左右対象に書いてあるため、入ってきた鬼が来た方向を間違えて出ていってしまうのだとか。 九星気学では一年のはじまりの日でもあります。 冬至の頃より日の出が10分ほど早く、日の入りが40分ほど遅くなり、日照時間が50分伸びたことにより昼間の時間が長くなってきたことからも春の訪れを感じられます。 地域によっては梅の開花や水仙、ふきのとうの芽生えを見つけられる頃です。 124年ぶりの2月3日の立春ですが、次の2月3日の立春は2025年となります。 来年の立春は2月4日、節分は2月3日です。 暦がないとわからないですね。 今日は立春正月、2月12日は旧暦の元旦、旧正月です。
節分 2021年2月2日(火) 季節を分ける日、節分です。本来は立春、立夏、立秋、立冬の前の日を指しています。 江戸時代以降、四季が一巡する立春前日を節分というようになったようです。 2月2日の節分は124年ぶり、1897年(明治30年)以来です。 地球は1年かけて太陽の周りを一巡します。この1年という暦は、正確には365.2422日、365日+6時間弱となります。この6時間弱という端数は4年経つとほぼ1日となるため、うるう年を設けることで解消することができます。この補正を行うと今度は約45分増やしすぎた状態となり、このずれを解消するためには、うるう年を400年で3回減らすことが必要です。
こうした補正が繰り返されることで、立春、立夏、立秋、立冬などの日付が変わり、それに伴い節分も変動することになります。 このように私たちが使っている暦と地球が太陽の周りをまわる時間のずれとが生じるため、今年の立春は2月3日になります。よって立春の前日である2月2日が節分になるのです。 はからめ月の暦の販売は節分までとしております。 暦のご注文をいただきましたみなさま、どうもありがとうございました。 同じ暦を使っている同士、もしどこかで出会うことがありましたら、ぜひ繋がりとご縁の楽しさも味わっていただけましたら幸いです。 「あ、そのカレンダー私も使っているよ。どこで手にしたの?」と聞くと、 友だちの友だちはみな繋がっているねー、ということになるかもしれません。 暦の話会を通して出会ってくださったみなさま、暦を通して人生の旅を深めていっていただけましたら嬉しいです。そしてまた旅のどこかでお互いの答え合わせができる機会があればいいですね。 春になる前の大晦日、昨年からやろうと思って1年経ってしまったことをやりました。 3年ぶりのヘアードネイション。 二人とも35cm程をバッサリと切りました。 自分の髪が誰かのお役に立てていただけるなんて、ありがたいことです。