新生わしだ鍼灸院への道 1日目
 2021年7月31日(土)

治療室となる部屋のクローゼット部分を改造します。作業開始
まず石膏ボードを剥がし、木枠の部分の加工をします。釘が打ってあるので、切る前にひとつひとつ釘を抜いていきます。大工さんが建てたときの作業を逆回転で戻して行くような作業です。

解体解体

家は解体することを前提に作られていません。どこに何箇所釘が打ち付けてあるのか見ただけでは不確かです。一本だと思えば同じ箇所に二本打ってあったり、よく調べて探していきます。リフォームするまわりを傷つけないように慎重に行なうことが大事、壊すところと使うところがセットになっているのがリフォームですから。
釘を抜いてから丸ノコで木枠を引き割り、柱に打ち付け新しい下地を作ります。

解体・石膏ボードを剥がす

玄関部分の屏風壁の解体。
変わった作りになっていて、この部分に柱が入っている可能性があり、壁の石膏ボードを剥がしてから中を覗いて柱を確認します。構造材となる柱であれば抜くわけにはいきません。
ここで施主のワシくんに連絡します。
「ちょっと相談があるので、来られる時間ある?」
やはり柱が構造材になっていて、当初の予定の壁をぶち抜く案を変更する相談です。

案1 柱を残して中を抜く。
案2 柱を残して中を抜いてはめごろしでガラスを入れる。
案3 壁のまま残して無垢の板材を張る。

「無垢の木の壁にして、後ろは漆喰を塗るっていうのもいいかなぁ。」
ワシくん案が出てきました。
当初とは異なる予定変更も、一緒に作り上げていく過程で自分たちの発想が出て来て、もっとよくイメージできるという面白さがあります。奥さんのチッシーと相談してみるということになりました。

相談しよう、そうしよう

石膏ボード剥がしは水害にあった家屋の解体作業で何度か経験しました。水を吸った石膏ボードは柔らかくてすぐに割れますが、濡れていない石膏ボードはとても丈夫で固いものです。今回は解体ではないので、一部残すところとの境目をきれいに始末するという細かい作業に時間を使いました。丁寧にやればそのあとの仕事が綺麗に仕上がるので、先のことを考えながら次の動作を考えます。子どもたちやチッシーも見に来ました。
自分たちの住む家が変化して行く過程を見るのは面白いでしょうね。

今日はここまで

掃除機をかけて掃除を終えたあとに、
「明日の作業がはかどるように、やっぱり今日やってしまおう。」との匠の一声。
玄関屏風壁の石膏ボードをすべて剥がすことに踏み切りました。
木を張るにせよ、漆喰を塗るにせよ、クロスと石膏ボードは剥がすことになるだろうから、とのことで、再び粉まみれになりました。
むき出しの構造物が出てきて、かなりすっきり。
これでだいぶイメージしやすくなります。
剥がし終えたところで施主登場。
家族全員が揃いました。
ここでこの屏風壁をどうするかが話し合われました。
なんだかいい兆しのような気がします。


関連サイト :  わしだ鍼灸院

前夜祭
新生わしだ鍼灸院
への道 前夜祭 2021年7月30日(金)

首都高を通り抜けて横浜に来ました。
東京オリンピック開催期間中の首都高速料金はロードプライジングという1000円値上げ措置がとられています。渋滞緩和のためとのことですが、車線規制が行われていて渋滞していました。ETCなので料金はピッとなるだけで実感はわきませんが、有無を言わさずすべての車から徴収しているとなるとすごいこと、逆みかじめ料みたいな感じです。
首都高の雨のカーテンを抜けたら横浜はピーカン晴れ。
日本の夏、気候の変化を体感します。

雨雨雨

ガス屋さんと入れ替えでちょうどいいタイミングでわしだ邸に到着しました。
まず道具と材を下ろし、壁に設置されている棚や扉を外しはじめます。

夕方ヨッシーが来て、わしだファミリーと2階で初日の夜を祝いました。
ヨッシーは木工家、TIDAFIKAという屋号でオーダー家具をメインとした作品を制作、販売しています。
わしだ邸キッチンの棚をヨッシーに作ってもらうことになりました。

よっしーと打ち合わせ

子どもたちがバックギャモンをやりたがって、ボードゲームが盛り上がっています。先週一緒に過ごした続きで、距離がくっと近くなりました。
はからめランドに来た時に壊れたと思っていた電子ゲーム機が実は壊れていなかったらしく、復活したそうです。森の中に入ると、その時だけ使えないという不思議なこともあるんです。

バックギャモンは本当に面白い

気になる横浜の街情報。
横浜もコロナの影響で、ほとんどの人は外に飲みに行くことをしていないそうです。
飲食店の営業は夜8時まで、8/2からは緊急事態宣言になるのでさらに外出が制限されます。
みんな静かに家飲みしているそうです 。



関連サイト :  わしだ鍼灸院 ・ TIDAFIKA WOOD STUDIO TOKYO

虹
太田川 水の祈り
 2021年7月29日(木)

8月5日に広島の太田川のほとりで開催される「水の祈り」のサイトをアップしました。
今年も水合わせが行われます。

太田川・水の祈り http://canoeday.com/hiroshima/

製材

2015年から毎年福島のはからめランドで水を汲み、広島まで運んでいました。
太田川の上流から原爆ドームまでカヌーで水を運び、夕方にはポプラの木の前で水合わせをして献水させていただいておりましたが、今年はその日に広島に行くことができないので、水を送ることにしました。
福島から広島へ、わたしたちが水の旅を続けてきた中で導かれた水合わせ、今年はどんな水の祈りとなるでしょうか。
毎年違う水が合わさり、毎年違う顔が出会います。一期一会の祈りの機会、現地に行けなくても参加することができます。(zoomとかじゃなく、水を送ることで。)

はたけ

入念に明日の準備をしています。
材料と道具を用意していた匠くん、連日の雷雨で湿度が高く、研いだノミが錆びてしまったとがっかり。研ぎ直しています。
購入した材以外で持っていきたいものがあるようなのですが、ピンとくるものがなく、何度か山に入って以前切り倒した杉、ヒノキを運び出していました。製材して見ると虫食いがあったりして使えないと再びがっかり。
山の環境は人のために整えられているものではありませんから、思うようにいかないことがほとんどです。その都度直したり整えたりし続けなければなりません。がっかり、うっかり、しょんぼりの連続です。それに向き合って学ぶこと、鍛えられることの継続なくしてここでは暮らせません。どこまで環境を整えるか、木を切って道を開き、コンクリートで固めて電気を通して建物を建て、そこまでしても自然の力には及びません。湿度や山の虫、微生物まではコントロールできないからです。わたしたちがコントロールできない森の中で、安全に暮らさせてもらっているという謙虚さがなければここに住み続けることはできません。もちろん恩恵に与かれることもたくさんありますから、厳しいだけでなく喜びとともに暮らしています。
家は住み続けなければ朽ちるように、あっという間に森に取り込まれます。動き続けなければ死んでしまう生き物のようなもの。さて、それを感じながら、明日からの準備をしています。

掃除・ヨガ

日中は働いていますが夜は自由なので、久しぶりの横浜の暮らしを楽しみたいと思っています。もしかして、不要不急の外出自粛は続いているのでしょうか。友人と会えたりするのかしないのか、福島県の山の中では街の様子がまったくわからないので、現地調査、生の声を聞いてきたいと思っています。

虹
土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし)
 2021年7月28日(水)

七十二候、土潤いて溽し暑し、土が潤って蒸し暑いときです。
晴れたり雨が降ったり、梅干しを干せない天候が続きます。

今日は土用の丑の日。
はからめ月のカレンダーでは青いアンダーラインの上に小さくうなぎのイラストを描いています。丑の日にうなぎを食べる風習は江戸時代の学者、平賀源内の宣伝コピーによるものと言われています。時とともに天然のうなぎの数も減り、今では国産ものも少なくなってきました。絶滅危惧種になる日がくるかもしれません。丑の日にちなんでいるなら「う」がつくものならなんでもいいとの説もあります。「梅干し」「うどん」「うり」暑い夏の食べ物っぽいですね。

製材

今日匠くんは1日製材作業をしています。
工房では機械を回す音が響いています。
雨と雷のあと、大きな虹がかかりました。

はたけ

わたしは月のカレンダーのイラストを描いています。
明後日から大工仕事の手伝いに入るので、今集中して描きあげたいところ、
だんだん自分を追い詰めてやらざるを得ないところまできました。
集中力にも限界があるので、行き詰まったときの気分転換を何パターンか用意しています。
草むしり、ヨガ、料理、掃除、SNSを見る。
その中で一番効果的だったのは掃除でした。

掃除・ヨガ

頭が冴えないといいものが描けません。そういうときは一旦手を休めて、まず環境を整えるようにしています。ヨガやストレッチなどもいいですが、そもそも頭がいっぱいの時に無理して瞑想モードに入るのはよけいに大変、リラックスよりトレーニングのようになってしまいます。
こんなときは頭を空っぽにできる掃除が一番。じめじめ感も払拭でき、部屋が綺麗になると自然と精神も落ち着きます。その上で机に向かう、鉛筆を持つ、描き始める。構想はすでにありますから、あとは形に起こすのみ。

母のスケッチ

スケッチブックが終わったので、新しいものを探していたら母のスケッチブックが出てきました。中には母の描いたスケッチが入っていました。人のスケッチを見れるのは貴重なこと、一番の気分転換でした。

ドラッカー著・ポスト資本主義社会
ドラッカー読書会
 2021年7月27日(火)

月に一回開催している「穀菜食堂なばなのドラッカー読書会」通称「なばドラ」に参加させてもらいました。
マネンジメントの父と呼ばれるピーター・F・ドラッカーの著書を読み解く勉強会です。
今のテキストから初参加させていただいていて、画面上でお話すること5回目となりました。はじめましてだった方ともおすすめ本などを介して少しづつ距離が近づいてきたような気がします。

ファシリテーターの鬼ちゃんは長崎県壱岐島からオンラインで繋がっています。今回は対馬という島を教えてもらいました。名前は聞いたことがありましたが、どこにあるのか、どういう歴史を持った島なのか知らなかったので勉強になりました。 今日は「倭館」という言葉を教えてもらいました。

市場の中の女の子

なばなのひさみさんが尼崎で取り組んでいる市民活動も興味深いお話でした。
尼崎市民に愛されている小田山公園を阪神タイガースの二軍のキャンプ地にするために整備するという事業が締結されたそうで、その公園を残したい人々の思いから派生した尼崎の歴史を調べる聞き取り活動などを伺いました。かつての尼崎を知る現在94歳になる方やそのお弟子さん(も80代)からお話を伺っているそうで、今やらなければ永遠に聞くことのできない生の声を記憶と記録に残そうとしています。
このオンラインのドラッカー読書会、それぞれの活動や地域のことを知れる学び処となっています。現代版寺子屋みたいな感じでしょうか。年齢や背景にとらわれずに、学びたい意欲のある人たちが自由に学べ意見を交換しあえる場所です。
初心者のわたしはドラッカーの言葉の解説やみなさんの意見から学ばせてもらっています。

なぜドラッカーに興味を持ったのかというと、ドラッカーはナチスドイツ時代の全体主義による苦しみを経験していて、国が全体主義に傾かないための術としてマネンジメントを確率していったということを知ったからです。そこには経済発展や成功の前に人々の幸せが先にあり、社会が全体主義に傾かないためのノウハウを導き出すことで人々の暮らしを救おうとしたこと、そしてそれは身分や能力の高さではなく、学ぶことで成されるということがわかったからです。著書はちょっと難解なので、読書会という形でドラッカー研究者から学ばせてもらっています。

ドラッカーのことを教えてくれたのは「穀菜食堂なばな」のひさみさん。月のカレンダーを通して知り合いました。穀物菜食のお店を営み、料理教室や勉強会などを通してご自身の表現をされています。地元愛も強く、食から政治、市民活動、今住んでいるところをよくしたいという思いが社会へのアプローチとなり、すべての活動がつながりあって成り立っていることをひさみさんの姿から学んでいます。
いつかリアルに会えたら楽しいだろうな、そういう思いを持ってPCの前にいる人たちが世界中にいるでしょうね。


関連サイト :  穀菜食堂なばな

押田製材所にて
キエーロ
 2021年7月26日(月)

「これ知ってますか?」
「コンポストですか。いいですね。」
材木を購入しに、矢祭町にある押田製材所に行ったときに目にした木製コンポストです。
押田製材所の材木を使って工務店さんが制作したものだそうです。
これが一家に一台、となれば町も変わりそうです。
「そうなんですよ、いいでしょ。そうなればいいなぁと思って。環境にもいいですしね。」
と説明してくれたのは社長の押田洋平さん。
見た目、サイズともによさそうです。あとは使い心地。
「これ、使ってみたいです。」
「いいですよ。積みましょうか。」

キエーロ

購入した材木の上に積んでもらいました。運べるサイズというのもよいです。今日は材木を買いに来たのですが、思わぬいいものを見つけました。
材木はメールで注文して届けてもらうこともできるのですが、匠くんは直接社長に会って材料を見せてもらいたいとのことで、山を降りてついでに買い物もしようとついてきたのがいい見つけものでした。材もその場でお願いして製材してもらったものもあり、足を運んでよかったです。木は木目や色などが少しづつ異なりますから、見せてもらって選ばせてもらえるのはありがたいこと。こういうひとつひとつの丁寧なやりとりが次へとつながることなのだと、コンポストを見るたびに思い出すことでしょう。

このかわいいコンポストの名前は「キエーロ」くん。
材はヒノキとスギで作られていました。
木で作られたコンポストは見た目もよく、生ゴミを土に還すというコンセプトにもぴったりです。
友人のレストランでは出た生ゴミをコンポストに入れて、その土を堆肥にして野菜を育てるという循環を楽しんでいました。それこそが豊かな営みです。

キエーロくん、欲しい方は押田さんに注文すれば制作してもらえます。
現在国産材が売れていてヒノキの金額が値上がりしているとのことなので、キエーロくんの人気次第では他の材になることもあるかもしれませんが、木の温もりのあるコンポストがあると、生ゴミ(=捨てる)という観念から土づくり(=地球)という循環へとシフトしていきやすくておすすめです。


関連サイト :  押田製材所 Facebook ・ キエーロ twitter

ちったら
時間をはずした日
 2021年7月25日(日)

今日は現代に作られた「ドリームスペル」という暦の「時間をはずした日」です。
作者はアメリカ生まれのニューエイジ思想家・オカルティストのホゼ・アグエイアス氏。この暦は1990年に作られ「13の月の暦」とも呼ばれ、日本にも普及してきました。
マヤ暦の時間のサイクルを元に作られた新しい暦で、古代マヤ暦とは異なるものです。
1ヶ月を28日周期とし、一年を13ヶ月と考えます。
28日x13ヶ月=364日 これに1日足して365日として一年としています。
7月24日が大晦日、7月26日が新年最初の日、7月25日は+1日の日で「時間をはずした日」と呼ばれています。

梅を干す

世界にはまだ知らない暦が存在しています。
住む地域や宗教、文化、時代背景など、人々の暮らしがあって暦が作られていますから、使う暦によって、日にちや行事が異なります。
151年前までは日本で用いられていた暦は太陽太陰暦というものでした。
現在では西洋に習って、グレゴリオ暦といわれるものを用いています。
今の日本では好きな暦を用いることができますが、かつて暦は自由に作ることも、他の暦を使うことも許されていなかった時代があります。
多くの人が同じ暦を使うようになっても、新しい考え方に基づく新しい暦が生まれ、その暦のサイクルで暮らす人たちがいるというのはとても興味深いことだと思います。

ズッキーニ
満月
 2021年7月24日(土)

今日は水無月の満月。
月のカレンダーのデザインもペースアップして進めています。

https://www.youtube.com/watch?v=p2l-jCADEgY

梅を干す

紙屋さん、印刷屋さん、服屋さんとのお月愛に加え、今季からはまた新しいチャレンジを考えています。 ひとりで見る夢はただの夢ですが、みんなで見る夢は現実になります。現実の世界をいかに美しく彩ることができるか、それがわたしたちのチャレンジです。
今日もいい1日を。

https://www.youtube.com/watch?v=WJpQJWpVJds

ギターのメンテ
大暑、海の日、スポーツの日
 2021年7月23日(金)

大暑、一年で最も暑いとされる時期です。
はからめランドは森の中、暑いとはいえ清涼感溢れる小川が流れ、クーラーの必要はありません。
「この魚は海から上がって来たの?すげぇなー。」
「この水は海に注ぐけれど、ここの魚は海から来たんじゃなくて、川で生まれたんだよ。」
「じゃぁ、最初はどこから来たの?」
魚の卵を産んだ魚はどこから生まれたのでしょう?

沢遊び

横浜から来た友人家族の二泊三日の夏休みは森の生活体験合宿となりました。
来た早々に電子ゲーム機が故障、強制的に画面では遊べない状況が用意されます。
川遊び森の散歩虫取り五右衛門風呂エレキギター木工教室温泉焚き火料理花火バックギャモンドミノ腕相撲。
やれることはすべて全力でやりきりました。

大人の木工

よく食べよく飲みよく笑い、そしてよくしゃべりました、
子どもも大人も人格を持った1人の人間ですから、それぞれに個性やペースがあります。共同生活の中で自分たちで自由に過ごす環境を作るのは大きなグループワークのようなもの。この森のエネルギーと同調して、それぞれに記憶に残る思い出となってくれることを願います。人生とは何度も何度も繰り返し成長の機会が訪れる学びの場。わたしたちもそうやって新しい風を受け、明日への活力とさせていただきながら大人になってきました。

バックギャモン大会

Wifiパスワード争奪アナログゲーム大会

みんなで。

来週は彼らの新居のリフォーム仕事。
森から都会へ伺います。

ゆり
大犯土(おおつち)
 2021年7月21日(水)

陰陽五行思想による六十干支の組み合わせのうち、庚午〜丙子の7日間を大犯土といいます。はからめ月のカレンダーではモグラのイラストから始まる茶色いラインでその期間を表しています。
暦の本によると、この期間は土を犯してはならないといわれ、穴掘り、種蒔き、木の伐採などの土いじりは慎む日とされてきました。
土用の期間と相まって、土いじりには不向きな期間といえますね。
これから満月に向かう時でもあり、この夏の陽気で木はたくさんの水分を含んでいます。時期的にも木の伐採には向かないでしょう。

土用や大犯土

気候によるものなのか、昨日今日と蚊が出始めました。暑さと湿度によるものかもしれませんが、土用や大犯土の期間は虫の気が盛んな気がします。

ムーンサークルカレンダー

朝6時、来年のムーンサークルカレンダーについてのオンラインミーティング。
早朝ミーティングは清々しくて頭も冴えてよいです。
リトルイーグルは只今奈良で展示会中です。
お近くの方は足を運んでみてください。

洗濯物

午後には遠方より友人家族がやってきました。
都会からやってきた子どもたち、テレビなしインターネットなしの山奥で過ごせるでしょうか。
さっそく長靴も服も乾かすことに。

ハンモック

ロフトにハンモックを設置してみました。

カヌーのフォーム
夏土用
 2021年7月19日(月)

夏の土用がはじまりました。土用は立秋の前日8月6までの期間です。
暦の本によると、土用の期間は土を犯すことを忌むとされています。
土を犯すとは、井戸掘りや墓掘りなど、大きく土を動かすことを意味しているようです。
現在では水道が整備され、土葬も行われていない地域がほとんどでしょうから、土用の禁忌もピンとこない人がほとんどでしょうね。
土用の養生という言葉の方がわかりやすいかもしれません。
季節と季節の間の期間なので、体調の変化や疲れが生じやすいときでもあります。
この期間に土から生えてきたものを食べたり、季節の恵みで養生して暑い夏を乗りきりましょう。
土という期間ですから、グラウディングやアーシングなど、大地に根ざした生き方を見つめる時間にあてたり、直接大地のエネルギーを感じたりするのもいいかもしれません。

梅を干す

夏の土用といえばコレ。
土用の梅干しです。

「カヌー製作、今日はお休みです。」
刃物を研ぎならが匠くんがつぶやいています。
集中しないと怪我につながるので、この時期は暦の製作に力を注ぎます。

製材
UFOFURO
 2021年7月16〜17日

ALLYカヌーの取り扱いをしている北村さんがはからめランドに立ち寄ってくれました。今回はカヌーではなく、お風呂の納品に郡山の方へ行くとのことで、設置のお手伝いを頼まれました。

北村さんは海外のアウトドアの製品を取り扱っています。カヌー、テント、ランタン、薪ストーブ、野外用の大きなお風呂。私たちのお風呂も野外ではありますが、大きさだけでなくデザイン、質感や使い方も全く異なるこのお風呂は、洗うためのものというよりは楽しむためのもの、おとなの遊び道具という感じでしょうか。キャンプ好きの人は見たら欲しくなってしまうでしょうね。暑い日差しの中での設置、水を入れたら薪をくべなくても入れそうです。

canoe tacks

お昼は銀河のほとりへお連れしました。須賀川にある穀物菜食レストランです。雑穀コロッケやスピルリナのナゲット、車麩のカツなど、工夫に富んだ美味しい食事がいただけます。料理上手という北村さんに、克子さんは自然食や快医学に関しての知識を教えてくれました。犬連れだったので特別席を用意していただき、梅ビール?(ノンアルです)も味わわせていただき、フェリーに向かう時間までゆっくりさせていただきました。
北村さんはこれから北海道まで向かうとのこと、このご時世、仕事を通して旅ができるのはいいですね。ものが人を運んでくれます。


関連サイト :  北村さんの会社 ファロスインターナショナルのWebサイト ・ 銀河のほとり

製材
釘届く。
 2021年7月15(木)

カヌーのパーツとなる材を製材しています。木は古くなっても、製材すれば表面の退色が削られて新しい材として使えるのがいいところです。木工家が古材を大事にとっているのがよくわかります。薪にするのは最後の手段、今使わない材でも保管できる場所さえあれば置いておきたいというのが正直な気持ちです。

canoe tacks

アメリカメイン州より、注文していた釘が届きました。日本にはないタイプのカヌー用の釘なので、扱っているカヌービルダーにオーダーして送ってもらいました。彼と出会ったのは15年前ですが、毎年カレンダーを送って交流をしていたので話も早く、お互いを信用できる間柄だということが今になってとても役立つことにつながっています。
人との出会いは何にも代え難いものです。15年前の旅が今につながるとは当時は思ってもいませんでした。
その旅に送り出してくれたのは琵琶湖で一緒にカヌーを作っていた奥琵琶湖Wooden Boat Centerの俣野さんです。俣野さんは日本におけるガラス工芸の先達者で、そのガラス界のお仲間のKuroki Rikaさんをご紹介していただいた縁で、月のカレンダーのメッセージの英訳をRikaさんに頼んでいます。驚くことにバンクーバー在住のRikaさんとの間には共通の友人がいたり、感覚的なものや美的センスなどがとても素晴らしくて、出会った年から迷わずRikaさんにお願いしました。日本語のメッセージの訳しにくいニュアンスや感覚を英語で表してくれる面白さもこのカレンダーの魅力のひとつです。
「はからめ月のカレンダー」はメイン州のカヌービルダーのところでも使われています。アメリカ旅で彼らに会ったというご縁で、カレンダーを通してつながっているアウトドア関係の知人もいます。アメリカに渡ったカレンダーが日本で縁をつないでくれるとは思ってもみなかったので嬉しかったです。
月のカレンダーとカヌー、一見関係なさそうですが、関係とは人と人とで作り上げていくものなのだと感じています。日本にいるカヌー仲間もメイン州にいるカヌー仲間も、同じ暦を見ながら過ごしています。カレンダーとカヌー、いつかわたしたちを飛び越えて出会うことがあるかもしれませんね。

カヌーのフォーム
ガンネルバッカー
 2021年7月13(火)

先日スチームベンディングしたパーツ、ガンネルバッカーをカヌーのフォーム(型)にくっつける作業。ガンネル(英語だと「Gunwale」、本当はガンウェル?)とはカヌーの縁のラインに沿ったパーツの名前だ。そのガンネルをここに固定してくださいね〜という下地、ガンネルのバック(後、背)にあるからガンネルバッカー(Gunwale Backer)、というわけだ。
カヌーのデザインによってはスチームしてあらかじめ曲げなくても、自然な木のしなりだけで設置することもできるのだが、このIndian Girlというカヌーのデザインは、ガンネルのそりが特徴でもあるデザインなので、どうしてもスチームベンディングが必要となる。

横から見たところ

先日のスチームベンディングは成功したものもあれば、割れて失敗したものもあった。原因はわかっているので、それを踏まえて近いうちにまたスチーム、スチーム!
日々勉強だ。 (匠)

はすはじめてひらく
蓮始開
 2021年7月12(月)

蓮始開(はすはじめてひらく)、七十二候の第三十二候、小暑の末候、7月12日〜16日頃までの季節の暦です。
地域によって、この時期蓮の花が開いている風景を見られるところがあると思います。
はからめ月のカレンダーの今日の欄には蓮の花のイラストが描かれています。
昨年、このイラストの描かれた日に初めて家の蓮の花が咲いたと連絡をくださった方がいました。暦の通りなのですが、なんだか嬉しいですね。
自然のリズムを身近に感じた、同調したというささやかなエピソードは、生きる歓びや豊かさにつながります。

テーブルソー x キセキレイ

ここ数日、キセキレイの動きが活発で、窓辺に来てこちらの様子を伺ったり、工房の中に入ってきたりしています。
「怪しい…。まさか…。」
ありました、工房の中に巣を作りはじめています。
まだ作りかけだったので撤去すると、今度は外水道の流しの下やスコップ置き場の棚の上など、あっちがダメならコッチに作ると、だんだん動きが加速していきます。
キセキレイはかわいいし、巣もじゃまにならないところに作ってくれればいいのですが、先日のようにユンボのアームの中やプレーナーの隙間など、機械の中に作られると困るので匠くんは常に目を光らせてチェックをしています。
ヘビや野生動物からヒナを守るために、人の住む近くに巣を作る習性があるらしいのですが、どう考えてもこの森の中でヘビから身を守るのは難しく、この工房の付近だけでも3匹のヤマカガガシが暮らしているので、わたしたちの目につくところはヘビにも見られているということになるのです。
仕事をしていてもいきなり窓辺にやってきて存在をアピール、作業に集中できないくらいの頻度になってきました。
「もうあきらめて作らせてあげようか。ヘビにやられるならそれも仕方ないよ、」
キセキレイはあきらめませんから、こちらが根負けしそうです。
「工房にヘビが入ってきたらやだなぁ。」
この森の住人も工房を使うようになってきました。
こういうのもシェアオフィス(シェアハウス?)といえるのでしょうか。


匠 x うめ


はからめランドの梅が色づいてきました。
自然に落ちるのを待っていたのですが、日々起こる雷雨とこちらの都合もあり、今日すべての梅を獲りました。
苗木を買って植えてから数年、初めて収穫と思える実りを授かりました。
中バケツ一杯くらいです。
これも梅干しに。

ドラッカー x 社会学

月一で参加させていただいている「なばなのドラッカー読書会(通称なばドラ)」のファシリテーター鬼ちゃんからおすすめいただいた本を図書館にリクエストしました。

「コロナ後の知識社会へ」とあるのが興味をひきます。ドラッカーはコロナ前に亡くなっていますから、ドラッカー研究者である著者が、ドラッカーの言葉を今の時代にどう生かせるのかを鋭く解読、考察してくれます。
著者の1人である井坂康志さんが2005年にドラッカーにインタビューをしたとき、テクノロジーの変化をどう見るかとの問いに対してドラッカーは、「重要なのはテクノロジーの変化以上に、意識の変化である」と答えたそうです。
IT化はますます加速し、AI(人工知能)が暮らしの中に当たり前のように組み込まれていきます。将棋の世界でも人工知能が優勢になっている現在、人間にしかできないことって何なのでしょうか。
井坂さんはこう記しています。
「知識労働の究極の形は、芸術なのではないかと私は考えています。」

著者の対談の中に、「地縁」という言葉がありました。関心ある知識や経験による、立場に左右されないコミュニティです。これからの社会に求められていくことは、地縁によるコミュニティ、居場所づくりなのかもしれません。分断の時代だからこそ、意思を持ったつながりや目的のあるコミュニティが生まれていくときです。
ドラッカー読書会がまさにその「地縁」なのだと本を読んで理解しました。

古いものをバラバラにして組み直して新しいものに作り変えていく、その方法は戦後の日本が生き延びてきた知恵だと思います。この「あたらしい戦争」(著者のひとり多田治さんは「もうひとつの戦争」という言葉を使っていました)に参戦せずに生き抜く方法は、残すものとそこから拾い上げて作り出していくものを、個々のつながりのなかで表現していくことなのではないのかな、と考えています。その表現は時代とともに変化し続けます。形を伴うものは形を変えて生き残り、時代をつくります。
避けられない不条理な出来事も、分断された社会を新しく組み直していけるチャンスとみなして、そこから得られるものを拾い集めていけたらいいな、と思っています。

スチームベンディング
スチームベンディング 2回目
 2021年7月11(日)

「10:20に工房に来て。」
二度目の実験、ガンネルとステムをスチームベンディングしました。
前回の改善点を踏まえて今回はうまくいくでしょうか。
今回曲げた木材は、タモとオークとサワラ、3日間程固定してからクランプを外します。

工房の書斎にて

工房の事務所にもネット環境を整えました。
今日から匠くんは工房の事務所?書斎?でカレンダー制作をしています。
お互い別々の部屋で仕事をすることで、 集中できるようになりました。

植えてないジャガイモと植えたジャガイモ
<植えてないジャガイモと植えたジャガイモ>

植えていないところからジャガイモの芽が出てきていたものを、そのままにしておきました。葉が枯れてきたので掘ってみると…。植えたジャガイモが少量の小芋だったのに対して、植えていないジャガイモからは大きなサイズのジャガイモが数個収穫できました。去年も同じように芽が出て大きなジャガイモが4個ほど獲れたので、なんとなく期待はしていました。先日友人が来たときにひとつの株を収穫し、今日残りの二つを掘り起こしてみました。
この畑には柵をしていないので、ジャガイモを植えたことはないのですが、数年前のコンポストから発芽して毎年ひとつかふたつ、穫りこぼした小芋が種芋となって種がつながれています。
手をかけたものと自然に任せたものとの違いが、こうして形に現れてくるのは興味深いことです。

土に触れるということは、土から教えてもらえる機会を持てるということです。
自然は変化に富んでいて予想できないかたちを残します。同じ時に蒔いた種が3年後に発芽したり、どこから運ばれてきたのか今までに見なかった植物が生えてきたり。
この自然の摂理の中にこそ、人類を救う叡智があるのではないかと思います。
そうやって人々は1万年前から旅をして定住の地を探し求めてきたのですから。

一万年の旅路

この本の帯を書いた立花隆さんが今年4月30日に旅立ちました。
ジャーナリストとして活躍し、社会を見続けてきた立花隆さんが70歳の時に東大ゼミで「20歳の君へ」という講義を行いました。社会の歴史を追ってきた立花さんが、自身の歴史を振り返ってこれから生きる人へ伝えたメッセージは、20歳でなくても響きます。

リンク → 文春オンライン
「数年以内に君たちは人生最大の失敗をする」
立花隆が“6時間の最終講義”で東大生に語っていたこと
『二十歳の君へ』より

新月
水無月朔日
 2021年7月10(土)

今朝は大雨による特別警報で、朝のラジオ体操の放送がありませんでした。

ラジオ体操はYoutubeにもあります。

津軽三味線によるラジオ体操第一(津軽弁)
https://www.youtube.com/watch?v=Ud_QwqoRt0I

第二(佐賀弁)
https://www.youtube.com/watch?v=1w8zArpWpNY

約3分でご当地を感じられ、身体もほぐれて一石二鳥です。気分転換にどうぞ。

新月のソウルメイキング

水無月朔日、蟹座の新月です。
新月の日とその前後は大潮になります。大雨による警報の出ている地域の海の近くや海に近い河川の側にいる方々は、いつもより水位が高くなる時間帯がありますので注意が必要です。

新月の日は潮汐のように目に見えて起こることと、目に見えない影響とがあります。
気分がすぐれなかったり、逆にいつもより気分が高揚したりと個人差がありますから、今日はこう過ごしましょうとは言えませんが、新月の日は太陽と月と地球が一直線上に並び、地球には太陽と月の引力が働いているということを覚えておきましょう。海や地表だけでなく、わたしたちも太陽と月に引っ張られています。

月は蟹座に位置しています。
地球から見て太陽が地球を中心としてえがく円を黄道といい、12星座の位置を表した黄道12星座の蟹座の位置に月があるので、今日は蟹座の新月ということになります。
蟹座の司るところは家族やファミリー。新月の日に願い事をすると叶うといわれていますが、星座の持つ意味も含めたお願い事をすると、より叶いやすいという傾向があるようです。

ベンディングの型を強化
<ベンディングの型を強化>

スチームベンドして固定していたガンネルとステムの様子を見てみました。
うまく曲がってくれたところ、そうでないところなど、実験は必要、これを繰り返して木のことを知る、「百聞は一見にしかず。」です。

イヌビユ
<食べたゴーヤの種を蒔いたら発芽しました。>

「かてもの」
イヌビユのことを掲載したら、イヌビユは米沢藩が救荒食物としてまとめた「かてもの」に入っていると教えていただきました。
「かてもの」とは、度重なる飢饉を経て、代用食となる動植物の調査を行い、1802年に米沢藩によって刊行されました。1803年(天保3年)の凶作、翌年の天保の大飢饉のときにこの「かてもの」に掲載されている植物を食べて飢えをしのぐことができたそうです。明治維新後も「かてもの」の版木が引き継がれていて、旧米沢藩出身の兵士がこれを愛読していたので、屯田兵だった時の飢えをしのいだ記述があるそうです。太平洋戦争直前には米沢市長が活字体に直して刊行し、食糧不足に備えていたのだそうです。

「イヌビユ」から「かてもの」を知ることに、200年以上前に生き抜くために食べられていた野草のひとつだっと思うと、先人たちの苦労と知恵が今へとつながることを願ってやみません。
「かてもの」とは糧物です。
食べられる野草、知っておけば役に立つときが必ず来るでしょう。

収穫したジャガイモ
温風至
 2021年7月8(木)

小暑の初侯、7月7日〜11日頃、七十二候の「温風至(あつかぜいたる)」
暖かい風が吹いてくる頃です。
沖縄、奄美地方では梅雨明けしたそうですが、東北地方はまだ梅雨空です。
はからめランドも湿気でジメジメしています。朝晩冷え込むとはいえ、日中の暖かい風により曇り空でもアブが出始めました。
洗濯物は乾きにくく、日照不足でソーラーの発電量も減っています。
それでも家の中で過ごしていれば雨には濡れず、東北電力からの電気で電力もまかなえています。
避難所生活や支援活動などで家で過ごせない方々、森でテント生活をしている人たちには忍耐の時ですね。
どちらも経験したので梅雨時期の不便さは身にしみています。
環境が心に影響するので、気分が落ち込んだら外出して気分転換をはかりましょう。同じところにじっとしてジメジメしていると気持ちもしっとりしてしまいます。

収穫したジャガイモ

ジャガイモの茎が枯れてきたので、雨が降る前に急いで収穫しました。
今年は種芋がなく、植えるタイミングも過ぎ諦めていた頃にご近所さんが植え残ったジャガイモを処分するところに遭遇し、いただいて遅めの植え付けをしました。
日照不足もあり、案の定小芋しか実っていませんでしたが、数回分の食事にはなりそうです。

福島には「味噌かんぷら」という郷土食があります。
皮付きのままの小芋を油で揚げて甘味噌でからめたもので、農家が売り物にならない小芋を用いて作ったのがはじまりとか、お米が取れない食糧難のときの主食としていたなどの謂れがあります。
皮を剥いたらなくなってしまうくらい小さなお芋を美味しく食べる知恵だったのでしょうね。

色とりどりの花たち

家の周りの生活圏だけでもいろいろな花が咲いているのに気がつきます。
自然界はカラフル、形もバリエーションに富んでいます。
名前を知らない植物たちも、植物図鑑を編纂した先人たちの偉業のおかげで植生を知ることができます。

イヌビユ

畑に見慣れない植物が生えてきました。
名前が分からないので検索してもなかなか見つけられず、日に日に成長してきて雑草として抜く前にどうしても知りたくなり、図書館で雑草図鑑を借りて調べました。
「イヌビユ」という名の雑草でした。
さらに調べると、「イヌ」と名付けられるものは食べられないものがほとんどなのだそうですが、このイヌビユは食べることができるみたいです。
観察した後、さっそく食べてみました。
塩茹でして水にさらしてお醤油をかけていただきました。
なんと、味はほうれん草。
けっこういけます。
食材の乏しいときにはリピートしてもいいと思える味わいでした。
特別なところに生息しているものではないらしく、雑草図鑑には
「畑地、庭、道端、あき地などに普通に生息」
「夏の畑地広葉雑草代表種の一つ」
とありました。
食べられる野草、まだまだ知らないおいしいものがあります。

たけ
七夕・小暑
 2021年7月7(水)

五節句のひとつ、七夕です。
かつては旧暦の行事でした。

七夕伝説は中国に古くから伝わる牽牛星(アルタイル)、織女星(ベガ)の伝説に基づいた夏祭りの説話が日本古来の農耕儀礼や祖霊信仰と結びついたと言われています。(はからめ月の手帳より)

二十四節気では小暑、梅雨明けに近く、暑気が強くなる頃です。

金山町からお客様

金山町からお客様。
ユウマくんはカナダからアラスカまでユーコン川を5ヶ月かけて旅をしたという経験を持っています。中古のカヌーを買って、一人でユーコン川をくだりました。川辺でインディアンやイヌイットにお世話になりながら、川旅でカナダからアラスカまで国境を越えます。食事はどうしていたんだろう、熊やグリズリー、狼との出会いなど、一晩かけてゆっくりとお話を聞かせてもらうことができました。この勇気ある冒険はまるで現代のヴィジョンクエストのようです。出会う動物がメッセージを運び命を助けられた逸話や、自分の直感を信じて生き延びた話、ユウマくんはこの旅で新しい人生の扉を開いたのだと思います。すごい人がいるものです。

タマキさんは織姫として昭和村でからむし織の技術を習得した方、今は金山町でユウマくんと一緒にゲストハウスを始める準備をしています。
からむし織とは、からむし(苧麻)という植物を育て、その繊維から糸をつむぎ、草木で染めて織り上げるという昭和村の伝統工芸です。かつては日本のあちこちでも織られていたものですが、現在では数少なくなり、昭和村でその固有種の植物の栽培と織の技術を残しています。

現実の世界の織姫とアルタイルがはからめランドにやってきたような感じです。

スチームベンディング

カヌーづくりのスチームベンディング。
ガンネルとステムを曲げました。
スチームする時間、木の材質、使う木の製材の仕方、「本番だけど実験、」という言葉がなんとなくわかります。いろいろなパターンを試してみなければわかりません。本に書いてあることやネットで調べてみても、実際にやって見なければわからないことの連続でした。理論上はできるはずですが、この木に含まれている水分量や粘性によりその通りにはなりません。スチームボックスも改良の余地あり。スチームボックスがスチームされて反ってきたり、先は長しです。一歩ずつ丁寧に、人生は「実験だけど本番、」の連続です。

OPEN JAPAN災害支援と土中環境

熱海伊豆山の土石流のニュースとともに、山の開発、メガソーラーの建設や道路建設の盛り土など、自然破壊が災害を引き起こしていることが現実に現れてきました。
現地入りして調査している仲間の綴る発信からも、その様子が感じ取れます。
今はボランティアの受け入れも物資や炊き出しの要請も県外の団体個人への依頼はなく、日々自衛隊の捜索と復旧活動が行われています。
災害が起こる毎に、「人災」という言葉を耳にするようになりました。
人間の本能はどこへ向かっているのか。
自然界に身を置かずして、自然を理解することはできません。地球は自然であり、その一部に暮らすわたしたちはその環境を知らなければ危険に遭遇することがあります。間違いに気づけばやり直せますが、やり直せる命とエネルギー、そして間違いを直そうとする意思と見解が必要です。ただ黙って恩恵だけを受けとることはできません。共存するために努力をするか、さもなくば代償を差し出すことになります。代償はお金で代えられるものではありませんから、いかに感覚を研ぎ澄ませてメッセージやサインを読み取れるか、生物本来の能力を目覚めさせることができるかにかかっています。平和な暮らしのようでいて、毎日がサバイバルです。

経験しなければわからないことはやってみるしかない、自然の中に身を置いて感じることや直感を信じる力を失わないこと、地球はたくさんの学びの宝庫です。


関連サイト :  OPEN JAPAN 災害支援

カラスビシャク
半夏生
 2021年7月2(木)

夏至から11日目の梅雨の時期。この後は気候不順でも田植えをしない、という習慣がありました。(はからめ月の手帳より)

七十二候では半夏生ず(はんげしょうず)。
半夏(ハンゲ)とはカラスビシャクという植物の別名で、この植物が生える頃までには田植えを終えましょうという目安とされてきました。(上記の葉がカラスビシャク)

SDGs 11

「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030 アジェンダ」

このアジェンダ(検討・議論すべき課題)は、人間、地球及び繁栄のための行動計画である。これはまた、より大きな自由における普遍的な平和の強化を追求ものでもある。我々は、極端な貧困を含む、 あらゆる形態と側面の貧困を撲滅することが最大の地球規模の課題であり、持続可能な開発のための不可欠な必要条件であると認識する。

人間
我々は、あらゆる形態及び側面において貧困と飢餓に終止符を打ち、すべての人間が尊厳と平等の下に、そして健康な環境の下に、その持てる潜在能力を発揮することができることを確保することを決意する。

地球
我々は、地球が現在及び将来の世代の需要を支えることができるように、持続可能な消費及び生産、天然資源の持続可能な管理並びに気候変動に関する緊急の行動をとることを含めて、地球を破壊から守ることを決意する。


これは「SDGs(エスディージーズ)」の前文の一部です。
2015年に国連総会で採択されました。
2030年までに目指す目標として17のゴールと169のターゲットが掲げられています。

SDGs 16

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は学校や企業の取り組みなどで知る人、実行している人もいると思います。
17のゴールだけを見ると標語のように捉えがちですが、この前文にある「地球を破壊から守る」との言葉を見て、人類の行動により地球が破壊される可能性があるのだと実感しました。
ハリウッド映画では宇宙からの侵略により地球が破壊されるイメージがありますが、このままでは地球を破壊するのは地球に住む人類とういうことになります。
また、人間のタイトルのところには
「健康な環境の下に、その持てる潜在能力を発揮することができることを確保する」とあります。
健康な環境とは、国や政府が管理して維持するものだと思われ、私たちは社会に依存しがちです。社会では規模が大きくなればなるほど、少数派や弱者が取り残された政策が採択されます。なぜなら社会とは力のあるものが多数の支持者を集め、多数決によりものごとを決めて成り立っていくからです。正しい正しくないではなく、真実か真実でないかでもありません。勝ち抜いて歴史を作ったものが正しいとされ真実とされます。戦争に負ければ犯罪者として殺されますが、戦争に勝てば地位を与えられます。偉人として名を残すことはできるかもしれませんが、社会を変えることはできません。なぜならこの世界は生き抜いたものたちが作ってきたから、それが証です。

SDGs

今ここに17のゴールと169のターゲットがあります。
SDGsは政府による政策や企業によるメリットにより取り組むものだと思われている方もいると思います。実際にその通りだと思います。内容よりもメリットのために取り組む企業があるとしても取り組まないでいるよりはずっといいと思います。社会的影響力のある側には社会的責任を果たす義務があります。個人に至っては、社会を動かすための選択をし続けることがこの世界を変えていくことへのアクションです。署名や抗議デモももちろん社会的アクションですが、力のないものはつぶされます。力のあるものをつくる、力のあるものを支持する、力のないものを力のあるものへと作り出すことも考える必要があります。
歴史から学べば、時の権力者は目的により力のある者と結合して勢力を強めて敵を撃つ、の繰り返しです。覇者となっても仲間や臣下に裏切られ、その地位を奪われることもしばしば。常に力のあるものが力のないものを支配する世界です。今は戦国時代でも戦中でもありませんから、身の危険を感じるのは病くらいでしょうか。しかれば敵、戦うべきものは何かを見極める必要があります。今が平和だと思っているのは、今日襲われる心配がないからです。明日から世界が一変してしまえば1日で失われる平和です。一般市民のところまでその影響が及ぶのにはタイムラグがありますから今日いきなり変わるとは思えませんが、そういう砂上の生活であることに気づくこともできないほどに世の中がコントロールされているとしたら…。
市民が声をあげても国の政策だからと行われる催事、それはなぜなのかを考える必要があります。今はスポーツだからいいかもしれませんが、これがメダルや名誉をかけるものでなく、命をかけるものとなればどうでしょう。「ハンガーゲーム」という映画を思い出します。
SDGsから飛躍しましたが、このアジェンダが守られなくなればどうなるのかを考えると、取り組まないという選択はないと思います。


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