いのちの祭り オープニング
いのちの祭り
 2024年8月27〜9月2日

長野県鹿島槍で開催されたいのちの祭りに参加しました。
いのちの祭りは12年に一度、辰年に開催されているお祭りです。88年、2000年、2012年、そして2024年と実行委員も変移しながらお祭りは続いています。今回の会場にはそれぞれ個性あふれる8つのエリアが設けられ、わたしたちはその中の一つ、縄文エリアの奥に基地を作らせてもらいました。27日の設営から9月2日の撤収までの一週間、たくさんの人たちとともに過ごしてきました。

いのちの祭り 縄文土器 野焼き

縄文エリアでは名前の通り、野焼きで縄文式土器を焼くという企画があり、28日から野焼きが始まりました。地元の薪を調達し、縄文式土器の製作から野焼きまで、陶芸作家の大薮さんのもと、夜通し火が焚かれていました。雨の中、夜通し火を守り続け、はじめから終わりまで、ご神事のように感じられる縄文式土器の野焼きでした。

いのちの祭り 月とカヌーのブース

わたしたちは縄文エリアのスターシェードの側にWood& Canvas Canoeを2艇並べて展示させてもらい、休憩所を設けて友人知人たちのお休み所として場を作らせていただきました。

いのちの祭り 月とカヌーのブース

台風の予報もあり、大雨対策や避難所としても機能するようにと装備を整え、1日一升のお米と味噌汁を作ると決めて臨んだいのちの祭り。 持参した7升のお米がきれいになくなりました。
みんなのご飯場所になったり、赤ちゃんのおむつ替えの場所になったり、大雨の時の避難所として、時には麹づくりワークショップの場となったり、味噌づくりの大豆仕込み場となったり、クロージングセレモニーの打ち合わせ&リハーサル場となるところまで、たくさんの友人知人たちが訪れてくれました。 みんなに「ここが一番居心地がいい。」と言ってもらえて嬉しかったです。
初日の草刈りからはじまり、キャンプ地を整備し、最後には法螺貝を吹いてこの場をお返しするにいたるまで、様々な人々が行きかう場となりました。

いのちの祭り

いのちの祭り、たくさんの出会いと学びの場でした。言葉で伝え合えない人たちにどう理解してもらえばいいのか、日々考えながら行動していました。ゴミを出さないようにしていても人が集まればゴミが出てしまいます。土足禁止の表示のところも泥だらけになっており、スタッフの声が響きます。見つけたら自分からゴミを拾う、ぐちゃぐちゃになっている長靴を並べて雑巾をたたみ、泥だらけのバケツの水を綺麗な水に取り替えるなど、いろいろチャレンジしてみました。集団意識は変えられなくても、一人一人の意識に働きかけることはできたのではないかと思いました。
あまりにも濃すぎてすべてを言葉に残すことはできませんが、楽しいライブや有意義なワークショップもいろいろありましたが、何より人に会えたこと、魂の同窓会のようないのちの祭りでした。



関連サイト :  いのちの祭り2024

ムーンサークルカレンダー原案
ムーンサークルカレンダー入稿
 2024年8月26日

来年のムーンサークルカレンダーのデザインを仕上げ、入稿しました。
2025年のテーマは「spirit never die」。
満月の夜に描き上げた絵を元に、ハワイと日本でやりとりしながら仕上げました。

デザインしてから時間をかけるのが色です。
色見本をもとに何色かのパターンをつくり、選んだ後に色を指定して入稿します。

その指定する色に最後の最後までこだわり、決定して入稿して、仕上がってその色を見るのは1ヶ月後となります。
ドキドキワクワクな時間です。

杉の伐採

木はお盆過ぎに切るのがよいと言われているように、先日から国有林の伐採が再開されました。チェーンソーの音、メキメキッ、バターッと大地が揺れ響きます。音だけでは判断がつかなくても、倒れる木を見て伐採している位置を知ることができます。かなり近いところで作業をしていることが伺えました。これまで国有林と森続きだったはからめランド、とうとう境目まできました。木がどんどんなくなっていき、その分空が開けてきました。

みんなで

国有地の木が切られ、この森の様子がはっきりしてきました。それと同時に、わたしたちの周りのものごとも明らかになっていきます。世界はつながっていて、マクロがミクロを表すこともあり、連鎖反応が起こればスピードは加速します。
いかにこの世界を楽しんで戦い抜くか。

29日からはじまる「いのちの祭り」、縄文エリアのお手伝いをしています。
一万年以上続いたといわれている縄文時代は、実は未来だったという考えを今夏に聞きました。
わたしたちは過去の姿に未来を見ているのかもしれません。
1988年、2000年、2012年、2024年と12年ごと辰年に開催されるいのちの祭り。
カウンターカルチャーがメインカルチャーに近づいているような気もします。



関連サイト :  いのちの祭り2024

ララ14歳
ララ14歳
 2024年8月21〜22日

埼玉県在住の友人テルちゃんが宮崎県在住のララさんと一緒に遊びにきました。
テルちゃんは埼玉県加須市でヨガ教室「yoganoma」「hifumi yoga」を主催しています。
畑もやっていて、「noma farm」という名でイベントでケータリング出店することも多く、クッキーやヴィーガンマフィンなどのスイーツも作っています。
さて、そのテルちゃんのところに友人の娘ララさんが2週間ほど滞在するとのことで、その貴重な1泊2日をはからめランドにて過ごしてくれました。

ララ14歳

ララさんは中学2年生。ひと月以上信州の山小屋で働いてから埼玉のテルちゃんのところにやってきました。鴨川でバスを家として暮らしたり家族でキャンピングカーでヨーロッパ旅をしてきたり、かなり経験豊かな14歳です。学校には通っているそうですが、学校を休んで山小屋で働いたり自由に過ごしているそうです。自分で考え自分で決めて行動しています。

みんなで

匠くんからバックギャモンを習い、ボードゲームを楽しんでいました。
もはや年齢は個人の個性と関係なく、一人の人間として接することができるのだと改めて感じさせてくれた出会いでした。

ララさんのお父さんは匠と同い年。宮崎でVAN de COSMICAという宿をやっているそうですが、宿は一つのかたちであって、生き方そのものを表現しているご家族のようです。お会いしたことはないのですが、テルちゃん含め共通の友人がいるのでそう遠くない未来に会えるような気がします。



関連サイト :  yoganoma & hifumi yoga  ・ VAN de COSMICA

カレンダーのデザイン完成
カレンダー入稿
 2024年8月19〜20日

福島の山に帰ってきたら、インターネットがつながらなくなっていました。ケータイの電波も届かないので連絡するために電話の届く場所まで行かなければならず、復旧するまでに数日間を要しました。
困ったこともあればよかったこともあり、数日間のデジタルデトックスは体験してみてよかったと思えます。いろいろな気づきがありました。
普段当たり前のように繋がっていると思っていた世界が当たり前でなくなる日は突然やってきます。その時になって気づくかもしれません。そもそもわたしたちは繋がっているのか、それとも繋がれているのか…。
戦争や災害に巻き込まれたらインターネットを自由に使えるかどうかわかりません。使えないと思った方がいいかもしれません。たとえ使えたとしても、限りなく制限された情報網の中だけで繋がっている世界で、そこで生き残るしかないとしたら、何を信じるか。
生き残るには運が大きく明暗を分けるでしょう。その運とは普段どれだけ自然界の声に耳を傾けているのかで感覚として捉えることができるようになります。小さなサインに気づく、自然の状況を観察する、自分のまわりの環境を見る等、すべて今の自分にバッチリの状況で物事は起こるのだと理解できれば、運は自ずと開けます。そして誰もがその術を知ることで共通概念が生まれ、シンクロニシティが起こってくるのだと思います。

満月の夜に

さて、そんなアクシデントも乗り越え、お陰でアナログな作業をする機会もいただき、無事に2025年の月のカレンダーのデザインを仕上げることができました。印刷はいわき市にある植田印刷さん。今回で6年目のお月愛となります。 おかげさまで綺麗な色で安定して仕上げることができるようになりました。
仕上がりは9月になります。


アリスの2人と
和暦七夕祭り@竹寺 in 飯能
 2024年8月10日(土)

埼玉県飯能市の竹寺で開催された和暦七夕祭りに参加してきました。この祭りは1988年生まれのタカくんが中心となって開催しているお祭りで、友人カフェアリスの二人も出店しているというので会いに行きました。88生まれのタカくんが88年から12年ごとに開催しているいのちの祭りの縄文ブースを担当しています。メッセージのやり取りだけでなくリアルに会って話せる機会を持とうと、このタイミングで和暦七夕祭りの会場である竹寺へ伺いました。

山の上の鐘

明るいうちに着いたので、山の上の鐘楼まで歩いてみました。山の上から観音像や仏舎利等を見晴らすことができます。ここはアジアの辺境か…。すごいところです。
竹寺は神仏混合の寺で、鳥居をくぐって本殿へ向かいます。弁天池があり寺の屋根は茅葺で、山を登れば権現社と鐘楼があります。現代にこの場所を守っていること自体がすごいことのように思われます。

イマジン盆踊り部

日が暮れるとイマジン盆踊り部の盆踊りが始まりました。先日能登で会った盆踊り部の直美さんと歌い手山口愛さんとも会えました。思いもかけず、東京に住んでいた時に出会ったなつかしい方々とも再会し、「次はいのちの祭りで。」とまるで合言葉のように声をかけます。
旅の終わりに導かれた竹寺、この秘境に来れたことに感謝します。



関連サイト :  caffe ALICE  ・ 和暦七夕祭り

しんじゅく〜
リトルイーグル展@東京新宿伊勢丹
 2024年8月9日(金)

ハワイ島在住のkaorikoさんがデザインする衣服リトルイーグル展が、新宿伊勢丹5階のイーストプロモーションで開催中、このタイミングなら行けると、来年のムーンサークルカレンダーのデザインを起こす前に会いに行きました。

リトルイーグル展

インターネットが繋がればハワイと日本でもすぐに連絡を取り合うことができますが、リアルに会える機会は貴重です。

みんなで

昨年西尾で開催したマウイ島チャリティイベントで会ったsea sauna shackのオーナーであるタイシくんサヤカちゃんとも再会し、ピーターさんも一緒に御苑近くの野菜のお店で楽しい時間を過ごしました。
今回のムーンサークルカレンダー、テーマを決めた後に会って感覚を合わせるということから始まっています。


関連サイト :  リトルイーグル  ・ sea sauna shack

ヒルマンハウスにて
浜名湖。
 2024年8月8〜8月9日

二月に能登のOPEN JAPANベースで会った佐藤さんを訪ねさせていただきました。
能登で出会ってからもう一度お会いしたいと思っていて、広島から福島へ戻るこの帰路のタイミングで連絡をしたところ、ホームパーティの日で快く参加させていただけることになりました。

佐藤さんは浜松でBISTRO HILLMAN’Sというお店をやっていて、能登には何度も炊き出しに来てくれました。宮城県丸森町の水害のときにも支援活動をされていて、OPEN JAPANとの縁で出会うことができました。佐藤さん、一度会ったらまたお会いしたいと思うようなとても魅力的な方です。

ヒルマンハウスと呼ばれるお家はまるで佐藤さんの民藝館のような素敵な一軒家 でした。集う方々も宮大工やピアニスト、カヤックのガイドと個性的な面々で、居心地のいい畳のお部屋で和蝋燭を灯してのお食事会でした。お部屋には能登で被災したところから救出した作りかけの藍染の着物がかけられていて、処分される前に目利きの佐藤さんが救出されたと伺いました。
日常の中で使われている日本の手仕事作品はとても奥深く美しいものですが、手仕事から工業製品に移り変わり日常の中から手仕事の美が消えつつあります。その大切さに気づき丁寧に使われている場がここにありました。

佐藤さんとOPEN JAPANをつないだというなかしょうじさんにもお会いしました。お話しているうちに共通の知人がいて、野草社の石垣さんのこともよくご存知だということがわかりました。
石垣さんとは2016年に仙台でお会いし、そのお話に感銘を受け、以前野草広場を訪ねたことがあります。

ヒルマンハウスにお世話になり、素晴らしいおもてなしを受けました。出会いに感謝です。

野草広場にて

なかしょうじさんと石垣さんの話ができたのもメッセージかと、野草社の石垣雅設(まさのぶ)さんを訪ねました。
突然の連絡にお会いすることが叶い、不思議なお話を伺うことができました。
石垣さんとの出会いは2016年10月に仙台で開催された小さき花祭りです。
「石垣さんの不思議な話がはじまるよ〜。」との呼びかけから始まりました。
そのときに伺った不思議な話はもう不思議ではなくなりましたが、今日伺った話は不思議な話でした。
水を運んで琵琶湖、広島太田川、浜名湖へと旅をしてきた私たち、水を運ぶのではなく水に運ばれているのではないかと思うような旅となっています。



関連サイト :  BISTRO HILLMAN’S  ・ 新泉社・野草社  ・ 野草広場

尾道
尾道。 2024年8月7〜8月8日

TSUKI ACADEMYの姉妹校となった坂道美容室のナカちゃんと匠の同級生ノリオに会いに尾道に寄りました。坂道美容室のナカちゃんはTSUKI ACADEMYでこよみの話を聞いてくれたことがご縁で今回初めて訪ねさせてもらいました。そのうちこよみの話会を坂道美容室でも開催できる日がくるかもしれません。

坂道美容室

坂道美容室は植物を用いて髪を整えてくれる美容室で、ほんとに坂道にありました。昔の赴き残る3階建の家屋を素敵に内装し、美容室としています。3階の美容室から眺める風景もとてもよいです。
ナカちゃん(下の写真右)と友人ノリオは歩いて行ける距離に住んでいるということがわかり、四人で会おうということになりました。

ノリオとナカちゃん

ノリオ(写真左)はミラーボーラーというチームの顔を持つ一方、個人でzign(ジゲン)としてアートデコレーションなどをやっていて、パーティーやレイブ、イベントなどで活躍しています。作品として素敵なピアスも作っていました。

あやちゃんの元へ

帰路に着く道中に広島で太田川を下ったカヌーを笠岡のアヤちゃん宅にお届けしました。
このカヌー、笠岡のユカちゃんから預かり→福島→能登→広島と旅をして笠岡のアヤちゃんのもとへ。福島でドッグインしメンテナンスしてOLD TOWN CAMPERが蘇りました。
旦那さんのオンチュは特殊伐採の仕事をしていて木工が得意。きっとカヌーラックを作ってくれることでしょう。



関連サイト :  坂道美容室  ・ zign(ジゲン)  ・ MIRRORBOWLER

HOLOHOLO STOREにて
水の祈り、広島。 2024年8月4〜8月6日

広島に来ました。
今夜は可部でキャンプなので、市内まで行かずに加計にあるHOLOHOLO STOREの千春ちゃんにご挨拶に行きました。思いがけず、10年前にこの水の祈りがはじまる打ち合わせに行ったときの道中を通りました。あのときにお会いした旧暦カレンダーとカヌーを作っていた松村さんを思い出します。今は魂の存在となった松村さん、あのときお会いできたことが奇跡のように思えます。縁は同じところを回りながら螺旋状に上昇していくものなのだと教えてくれます。

HOLOHOLO STOREにて

途中、ひょうたみちゃんにばったり会いました。ひょうたみちゃんは千春ちゃんの妹さんで、明後日6日の日からお隣にお店をオープンさせるというタイミングでした。
千春ちゃんのお店は進化していて、週末には千春ちゃんのランチが食べられるようになっていました。遅めのランチ、最後の2食のスペシャルご飯を用意してくれました。デザートにオリジナルの黒蜜きな粉のかき氷まで。
会いたいと思っていた人たちに会えて楽しいひととき。

柳瀬キャンプ場をスタート

岡山県笠岡市在住のアヤちゃんと息子天心(テンジン)と柳瀬でキャンプ、
5日早朝、水の祈り、カヌーで水を運ぶ旅が始まりました。

ランチタイム

山の風景から里の風景、そして街の風景へと変わっていく太田川。数少ない日陰でランチタイム。

原爆ドームまで漕ぎました。

夕暮れ前に原爆ドーム前に到着。
水合わせと祈りの時間を持ちます。

水の祈り

30名近くの方々が集まり、48箇所の水を一つに合わせて太田川に献水させていただきました。
この10年で町の様子も変わり、中央公園だった広場にはサッカースタジアムが立ちました。10年という月日が短いのか長いのかはわかりませんが、一区切りのような気持ちになります。

平和と美術と音楽と

6日、広島での世話人、中川圭子さんが旧日銀で開催している「平和と美術と音楽と」 へ。
以前は重く感じていたこの旧日銀の雰囲気が軽くなっているのを感じました。
アートと音楽の力はすごいです。

86広島に集まる仲間たち

6日、灯籠流しをカヌーでサポート。
今年の灯籠流しにはアメリカに住む甥と姪の書いた灯籠メッセージを預かっていて、直接流すことができました。アメリカフィラデルフィア日本語補修校が毎年灯籠メッセージを送ってくれています。

灯籠流しサポート

今年の灯籠流しのカヌーチームは、四万十塾のとーるくん、アメリカサンタフェから帰国中のイクさん、徳島在住のた〜(広島はお母様の故郷でした)、2年前に太田川を一緒にくだった鳥取在住災害ボランティア仲間のタカ。広島で毎年ライブがあり毎年来ているというユカリちゃんにも会え、縁ある方々と再会できました。今年の灯籠は例年よりも穏やかに、風の影響も潮の影響もほとんど問題なく、綺麗に流れていきました。魂たちも誰かの体をかりて、この光景を見ていたことでしょう。

山の家

夜は山の家、中川圭子さんが管理する茅葺き屋根の日本家屋にみんなで泊めていただきました。昨年掛け軸がかかっていたところには素戔嗚の絵が飾られ、剣が奉納されていました。どんどん変化していく山の家、寺子屋のように、人が集い学び合うところとなってきているようです。
昨年お世話になったときにお勧めした雑巾掛けの代わりに水拭きできるモップを購入したと聞き、しかも米のとぎ汁まで冷蔵庫でとっておいたというので、出発前にみんなでお掃除してきました。この場所が人の手でどんどんよくなっていくのを感じます。

ゆらり

道中、お腹が空いて探して寄った「Natural food cafe&bar ゆらり」でオーダーを取りにきてくれた方が月のカレンダーを使ってくれていることがわかりました。こうした偶然が起こると嬉しいもので、旅の答え合わせをしている感じがします。



関連サイト :  HOLOHOLO STORE  ・ 水の祈り  ・ 平和と美術と音楽と
Natural food cafe&ber ゆらり

TSUKI ACADEMY
暦の話会@琵琶湖長浜〜高島から吉備笠岡へ
 2024年7月31〜8月3日

滋賀県長浜市にあるTSUKI ACADEMYの講座で「こよみと暮らす暦のクラス」を開講しました。
今年はTSUKI ACADEMYさんの新拠点として加わったリノベーションされた素敵な古民家での開催となりました。POCAPOCAさんのサロンや旧小学校の音楽室など、毎年来ていても新しい場所での開催となると新鮮な気持ちで臨めます。
嬉しかったのは、一昨年西尾でのお話会に参加してくれた美容師ナカちゃんがTSUKI ACADEMYに入学してくれたこと。TSUKI ACADEMYでわたしたちの暦を知ってくれた方もいいれば、暦の話からTSUKI ACADEMYを知ってくれる方もいます。この繋がりが同じ世界を多面的に捉えていることの確認のように思えます。

TSUKI ACADEMY

サプライズもありました。
この月のカレンダーを1番最初に扱ってくれたのは友人の紹介で仲良くなった美容師チカちゃんの当時原宿にあったお店TRIBE、2001年のことでした。チカちゃんはクラブでパフォーマンスなど前衛的な遊びをしていて仲良くなりました。今ではそのお店はなくなってしまったのですが、当時TRIBEで働いていたカナちゃんが今TSUKI ACADEMYで学ばれています。時を経てここでまた再会するという喜び。
いつか美容業界でも月の満ち欠けや自然界のリズムを刻んだこの暦が役に立てたらいいな、と思っていた23年前が蘇ってきました。あの時に願っていたことが叶いつつあり、そのことを思い出させてくれた再会でした。

三谷旅館のご夫妻と

今回も長浜の老舗、三谷旅館にお世話になりました。

縄のカヨちゃんとキクリン

長浜の縄にもお世話になりました。
TSUKI ACADEMYのおかげで毎年カヨちゃん、キクリンと再会できるご縁をいただいています。

矢部さんのボート

高島市にある奥琵琶湖Wooden Boat Center、新旭水鳥観察センターへ 。
私たちと琵琶湖とのご縁、カヌー作りのきっかけをくれたのはボートビルダーの俣野宏司さん。水鳥を観察するセンターの半地下に奥琵琶湖Wooden Boat Centerがあります。
俣野さんはちょうど大きなセイリングボートを製作している最中で、ボートオーナーの矢部さんご夫妻ともお会いできました。

骨董品倉庫

偶然にもご近所に舟工房を持つ中村泰造さんにもお会いできました。
俣野さんに針江の古民家と骨董を見せてもらい、古き良き琵琶湖周辺の佇まいを残そうとしている方々の心意気を感じました。

おおかみ?

広島へ向かう道中、夜は岡山県笠岡市の薬効染め物あるでばらん の中村ご夫妻にお世話になりました。中村ご夫妻は太田川に献水する「水の祈り」の世話人です。ちょうど夏の保養キャンプ「ウェルカム笠岡」の期間中でした。8月の広島に向かう前にお二人と貴重な夜を過ごさせていただきました。

あるでばらん、ふみちゃんと

薬効シルク染めの製品を扱うあるでばらん。衣は大薬、いつも養生させていただきありがたいです。


関連サイト :  TSUKI ACADEMY  ・ 長浜の縄  ・ 奥琵琶湖Wooden Boat Center  ・ あるでばらん
2024年9月<  >7月