はからめ月のカレンダー、2025
はからめ月のカレンダー2025発売日
 2024年10月3日(木)

長月の朔月です。
2025年版のはからめ月のカレンダー、月の手帳、ムーンサークルカレンダー、それぞれの発売となります。
1月の絵は今年の2月に地元の方に案内してもらった能登半島にある弁天島を描きました。

はからめ月のカレンダー、月の手帳2025

この島に続く道は左右から波が押し寄せ、潮が引いているときには歩いて渡ることができます。
右からも左からも波が打ち寄せる様子を「隠と陽なの。」と表現し、わたしたちを案内してくれたのは染色家である雅(みやび)さん。彼女は福島県でつくられているとても繊細な川俣シルクを能登の植物で染め上げていました。それはまるで天女の羽衣のような美しさでした。

今年の1月、地震の被害があった珠洲市へ炊き出しに行っていた際に出会い、その後川俣シルクのお届けから断水していたコインランドリーの給水支援まで、福島から能登半島へとご縁をいただきました。 →はからめ暦2024年1月

はからめ月のカレンダー2025

21世紀は平和な時代といわれています。
戦争や、飢餓や疫病で命を落とす人の数が激減しているからです。
飢餓で命を落とす人よりも肥満で亡くなる人の方が多く、戦争で亡くなる人よりも自殺で命を断つ人の方が数を上まわっているそうです。けれど、平和になったのかと言われれば、誰もそうだと言い切れないと思います。
戦争はなくならず、医療の発達とともに病気も増えました。自殺者が出るほど生きにくい社会です。いつの時代になっても問題はなくなりません。人ができることの素晴らしさもありますが、人は感情で動く生き物なので間違いを犯すこともあります。どんなに偉い人だって間違えることはあるのです。わたしたちは何を指針として生きていけばいいのでしょうか。
答えは自然界に散りばめられています。
太陽や月、星の運行や自然界の摂理は感情に流されることもなく間違えることもありません。
暦を味方につけてこの世界を俯瞰してみることができたら、世界は少し変わるかもしれませんね。
たくさんの方にこの月の暦を手にしていただきたいと思っています。



関連サイト :  はからめ月のカレンダーのページ

ムーンサークルカレンダー2025
ムーンサークルカレンダー2025
 2024年10月1日(火)

布製の月のカレンダー、ムーンサークルカレンダーが仕上がりました。
ハワイに伝わる月暦と日本の旧暦とを合わせてデザインした風呂敷タイプの月のカレンダーです。

2025年のテーマは「Sprit never die.」

ムーンサークルカレンダー2025

ハワイ島在住Little Eagle デザイナーのKaorikoさんからこのテーマがあがってきたとき、どんな絵を描こうかとすぐには思いつきませんでした。
8月の満月の夜に急に目が覚め、まるで自動書記のように考えもせずに一気に描きあげました。
あとから数えたら三角の数が108つだったりと、意図せず意図したような出来栄えに、自分が描いているのか見えない力が作用したのか、不思議な感覚でした。

ムーンサークルカレンダー2025

添えている説明書には ハワイ語のメッセージとともに、以下の言葉を記しています。

「死」を感じてこそ「生」を生きる
魂は永遠に続く
わたしたちは 無限∞の旅の途上…

10月3日、新月から発売となります。



関連サイト :  ムーンサークルカレンダー2025のページ

能登半島豪雨支援
能登半島豪雨支援について
 2024年9月25日(水)

(この記事の写真は OPEN JAPAN の Facebook より)
地震の復旧から立ち直りかけていた矢先の水害に、なぜまた能登が…と多くの人が心を痛めていると思います。災害が起きるたびに「すぐにかけつけられないもどかしさ」や「現地に行けない無力感」を感じて気持ちが沈みます。現地に行くことだけが支援ではないと言ってはいても、現地でまず必要なのはマンパワーであり今日動ける人員であることは確かです。すぐに動ける人はぜひOPEN JAPAN他、縁ある団体と連絡をとって力をかしてください。

能登半島豪雨支援

この国に住むほとんどの人は、現地での支援活動に行くことは少ないと思います。
身を置くことはできないけれど、これならできる、ということが見つかればぜひ勇気を出して行動してみてください。

能登半島豪雨支援

水害で困るのは、移動手段である車が流されたり浸水して使えなくなることです。
日本カーシェアリング協会の現地での活動を知っていただき、サポートしていただくことも支援になります。使えるけれどもう乗らないという車があればぜひ役立たせてください。OPEN JAPANの代表を務めている吉澤武彦は東日本大震災のあと日本カーシェアリング協会を立ち上げ各地で支援活動を続けています。こちらの団体をサポートしていただくことも現地の役に立ちます。

日本カーシェアリング協会のWEBサイト
https://www.japan-csa.org/

クラウドファンディング:
https://for-good.net/project/1000838

Yahoo!ネット募金:
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4432018



一年で最もカレンダー仕事が忙しいとき。
現地に行くことができなくて心苦しいですが、今私たちにできることをしていきたいと思っています。
災害は予測なく起こるものです。今暮らしている自分たちの生活環境や暮らし方を再確認し、まずは自分たちが安全に過ごせるか、何かあったときに誰かを助ける余裕を持てるか、何かあったときにどう行動するかを考えながら過ごしていくこと、当たり前だと思っている今日は当たり前ではないと気づくこと、今日という日は二度と経験できない1日。今日という日、今を大切に生きることが大きな意味でこの世界を明るくしていくことになると思います。



関連サイト :  OPEN JAPAN 災害支援

秋分
秋分
 2024年9月22日(日)

昼夜の長さが等しくなる頃、秋分です。
「暑さ寒さも彼岸まで」、夏の暑さも秋分までには和らぐという意味を通して「辛いことも時期が来れば去っていく」という諺として用いられています。

能登半島、地震の被害から復旧されつつあるところに大雨による水害が起きてしまいました。 心折れそうになる出来事が続き、人々の身の安全と地球規模での変化に身を引き締める思いです。

毎年のように起こる災害、未だ続いている戦争、私たちが何を選択して生きていくべきかという問いに答えられない人たちが増えてきたら怖いですね。
添加物や遺伝子操作された食べ物が当たり前のように並び、種子の取り扱い方までが法律で制限されていく時代です。ふつう、に生きることが困難になってしまったら、どうやって生き残る知恵を身につけたらいいのでしょう。

命をかけて、今日も戦っている人がいます。戦うとは、誰かを攻撃したり破壊したりする行為でなく、その犠牲になった人たちのためにできることをしている生き方をいいます。

忘れない、パレスチナの子どもたちを

友人から教えてもらった映画です。
『忘れない、パレスチナの子どもたちを』
10月4日(金)よりアップリンク吉祥寺・アップリンク京都ほか全国順次公開
ELEVEN DAYS IN MAY(原題)
空爆で命を落とした子どもたちとその家族のドキュメンタリーです。
心が痛みます。80年前の日本を覚えている人はわずかでしょうが、戦争は今も続いています。現状を変えることは難しいでしょうが、知ることからできる変化を起こしていければと思います。

ディアブロキャニオン原発周辺事情

9月24日13:00より、衆議院第二議員会館地下第一会議室にて、
ディアブロキャニオン原発周辺事情の集会があります。
アメリカ、カリフォルニア州にあるディアブロキャニオン原発。廃炉予定だったこの原発にバイデン政権が11億ドルの予算を提供したというニュース、調べなければ知ることすらありませんでした。
核の問題は日本だけでなく、世界中に影響を及ぼす問題です。

中秋の名月 はからめ月のカレンダー2025発売

月とカヌーのインスタグラム

秋分の前後3日間は秋のお彼岸です。
先祖供養の行事が行われますが、本当の意味での先祖供養はもしかしたら今生きている私たちの生き方を鑑みることかもしれません。

月のカレンダー、10月3日新月発売に向けてちくちくと手製本にて和綴じしています 。
カレンダーを通して、みなさまのところに素敵ないいことが届きますように。



関連サイト :  はからめ月のカレンダー2025のページ

中秋の名月 はからめ月のカレンダー2025発売
中秋の名月
 2024年9月17日

旧暦8月15日、中秋の名月といわれる十五夜です。
秋の真ん中とはいえ、今年はまだまだ暑い日が続きます。

中秋の名月 はからめ月のカレンダー2025発売

はからめ月のカレンダー2025、完成いたしました。
これから店舗様へお知らせし、10月3日(長月朔日)からの発売となります。



関連サイト :  はからめ月のカレンダー2025のページ

橋の下世界音楽祭2024
橋の下世界音楽祭2024
 2024年9月10〜16日

愛知県豊田市で9月13日から15日まで開催された『橋の下世界音楽祭』にOPEN JAPANのメンバーとして参加しました。
今年元旦に発生した能登半島地震の支援活動で橋の下チームも一つ屋根の下一緒に過ごしたご縁から今回参加させてもらうことになりました。当時の状況下で一緒に活動をすると、なんとなく仲間意識が生まれます。そのときの出会いを大切に、個人的にもとても楽しみにしていました。

会場の中に設けた「奥能登横丁」には能登町と珠洲市からの出店者が並んでいて、その一角にOPEN JAPANのテントを立て、写真展とボランティアの募集、物販や支援の募金も募らせていただきました。たくさんの方にお立ち寄りいただき、能登半島や山形への水害に関心を向けてもらいました。貴重な機会をいただき感謝です。

橋の下世界音楽祭2024

実はこの旅の出発前に月のカレンダーの印刷が仕上がり、製本する余裕がなく現場で仕上げようと、道具と材料を持ってきました。隙間時間にちくちくと和綴じ、橋の下世界音楽祭の中で仕上げ、出店していた「トライバルアーツ」さんに納品させていただきました。
まだ発売前ですが、2025年の月のカレンダーの初お披露目ができました。

橋の下世界音楽祭2024

橋の下世界音楽祭、作っているものが凄かったです。
ステージも店舗も日本の街並みを彷彿させる芸術的センスを持って作り込まれていて、見ているだけでも圧倒されました。木遣り歌を知ったのも初めて、さらに初めて知るいいパフォーマンスのミュージシャンも多く、かなり刺激を受けました。3日間だけの祭り、どこにもない世界が豊田市の橋の下に出現していました。

いのちの祭り同様、今回もみんなのためにご飯を作りました。毎回一升の小豆玄米ご飯を炊いて、梅干しとお味噌汁、ときどきカレーで過ごしました。
出店者もとても多かったので外食も楽しめましたが、お肉を扱うお店が多かったです。

橋の下世界音楽祭2024

OPEN JAPANの仲間と祭りの会場で一緒にキャンプをしたのは初めてでした。これがなんと気づきと学びの多かったことか…。
良いと思うこともありましたが、わたしたちがやってきたことは何だったのか 、がっかりと反省の帰りの道中でした。

いのちの祭り橋の下世界音楽祭と野外でキャンプをしてきて、自然の中で暮らす知恵とその心構えを持っている人はものすごく少ないのだとわかりました。いかに人が自然界から切り離され、太陽や土や木や水すらも管理されたものしか知らないのかと驚きと衝撃の連続でした。

これではこの国はだめになってしまいます。
人も物もどんどん消費され、使い捨てのような人生に飲み込まれてしまいます。
祭りのエネルギーと今の現状への憤り、無力すぎた自分に怒りすら感じて久しぶりに頭に血が昇りました。

橋の下世界音楽祭2024

毎日本当に暑くて、OJの仲間も体調を崩しホテルで休養する人も出ていました。
祭りへの本気度と心構えがある人のエネルギーでこの気候の中で無事に開催し成功させたそのことがすべてを物語っているように思えます。それを見ている側に立つのか見せる側に立つのか。災害があったときに助ける側に立つのか助けてもらう側に立つのか。今一度自分たちの振る舞いをよく考える必要があります。

橋の下世界音楽祭2024

橋の下世界音楽祭、いろいろな意味でたくさんの刺激をもらいました。
久しぶりに友人知人と再会できたことも嬉しかったです。
「出会い直し」なんて言葉も生まれました。


これからわたしたちはもっとよく考え、強くあらねばなりません。
楽しいだけじゃないお祭りはとても意味深いと思います。



関連サイト :  橋の下世界音楽祭2024

豊田市美術館 エッシャー展
エッシャー 不思議のヒミツ
 2024年9月10日

9月13日から開催される『橋の下世界音楽祭』に参加するため、愛知県豊田市にきました。11日の朝の準備前にどうしても観たい展覧会があったので、1日早く出発して豊田市美術館を訪れました。

豊田市美術館 エッシャー展

実は6月に能登へ行った際に立ち寄った富山市でエッシャー展を開催していることを知り、ボランティアの帰りに観ていこうと思いきや叶わずがっかりしていたところ、9月に豊田市で開催することを知りました。
なんというベストタイミング!
今度こそは、帰りではなく先に行こうと決めて美術館を目指しました。

豊田市美術館 エッシャー展

会場に入ってすぐに声をかけられました。
昨年西尾市で開催していたリトルイーグル展で会った海老原明くん、みずもちゃん。このタイミングでここで会えるとは!こういう偶然も答え合わせのように思えます。

豊田市美術館 エッシャー展

エッシャー展、とてもよかったです。
エッシャーの版画の先生メスキータの作品もありました。エッシャーの天地創造の6日間や初めて目にする作品も多く、体験コーナーもエッシャーの世界観を楽しめる企画となっていました。
豊田市美術館は空間も造形美も面白く、隣には博物館も隣接していて、美術・博学を学ぶことができるいい環境が整っています。今後の企画展も興味深いものでした。近所に住んでいたら年間パスポートを購入して通っていると思います。

豊田市美術館 エッシャー展

エッシャーのあとは『橋の下世界音楽祭』の会場に向かいます。
今日から矢作川の橋の下で6泊7日のキャンプが始まります。



関連サイト :  豊田市美術館

カヌー進水式
カヌー進水式
 2024年9月5〜6日

福島県の裏磐梯、ホテリアアルトの鼓が池にて、Wood&Canvas Caanoeの進水式を行いました。
昨年一緒にカヌーに乗った以来の水の上です。初めてのカヌーがWood&Canvas Caanoe、その後ご注文くださって本日進水式となりました。ご家族もご一緒にパドリングを覚えていただき、みんなで水の上に浮かびます。裏磐梯のホテリアアルトの美しい風景に溶け込みます。

カヌー進水式

午後からホテリアアルトにご到着のゲストの方々にもカヌーに乗っていただきました。
能楽士の大倉正之助さん、映画監督の川瀬美香さん、ピアニストのケイコ・ボルジェソンさん、明日の八光建設60周年記念の祝賀会のためにお集まりになられました。

ホテリアアルトの宗像剛さんとのご縁をつないでくださったのは大倉正之助さんです。
宗像剛さんと大倉正之助さんとの出会いのお話もとても面白いのですが、そのご縁でカヌーがこちらにやってくる運びとなり、こうして本日ご一緒できることに感慨深さを感じています。

カヌーの上で大鼓

6日朝、大倉正之助さんが命名した鼓が池にて大鼓の調べをカヌーの上から奏でることになりました。大地の上で演奏するときとは異なり、水の深さや岩のある場所によって響き方に微妙に違いが生じます。ゆっくりとカヌーを動かしながら、池全体に音が響き渡る朝の調べでした。

「まるでモネの世界ね。どこを撮ってもモネのようだわ。」
美しい景色はそれだけで人の心を動かします。

カルデラ湖雄国沼

その後裏磐梯から会津若松までのご案内ツアーに同行させていただき、標高1150mの山の上にあるカルデラ湖雄国沼を拝見し、会津若松の古民家でお蕎麦をいただきました。

八光建設60周年記念祝賀会

郡山の開成山大神宮にて八光建設60周年記念祝賀会に参加させていただきました。
川瀬美香監督作品「神々の宿る樹」の上映会の後、ご祈祷、祝賀会と盛大な記念祭でした。
この素晴らしき日にご縁をいただき感謝申し上げます。



関連サイト :  いのちの祭り2024

美麻村遊学舎
美麻村 遊学舎
 2024年9月2〜3日

長野県大町市となった美麻村に住む懐かしい人、吉田精子さんに会いにいきました。
2003年に美麻村遊学舎でお世話になりました。燃えてしまった遊学舎跡地に、当時フリースクールとなっていた遊学舎で学んでいた生徒たちと一緒に建てた家に精子さんはお住まいで、挨拶に寄ったら泊めていただくことになりました。約20年ぶりの遊学舎です。この家は匠が棟梁(一時的に)となってはじめて建てた家、当時の記憶が蘇ってきました。

美麻村遊学舎

「今日ね、北海道からの人たちも泊まりに来るから。」
聞けば、いのちの祭りの準備期間中に亡くなったレゲエバンド「Zion High」のベーシストじゅんぺさんが亡くなる前をこの家で過ごしていたというではありませんか。そのファミリーが今夜、火葬を終えた後にここに泊まる予定だとのこと。
実は、いのちの祭りでじゅんぺさんに会えることを楽しみにしていたのですが、まつりの前日に会場でお会いした時はみんなに太鼓と歌で送り出される儀式のときでした。十数年ぶりの再会は、魂となったじゅんぺさんでした。じゅんぺさんのことを思い出していたら、なんと祭りの後にご縁のあるファミリーと一緒に夜を過ごすことになりました。
じゅんぺさんは多くの知恵を持つラスタマンで、たくさんの人に慕われていました。お子さんもたくさんいるようで、第一夫人(と紹介されました)のマリアさんとお会いしました。

美麻村遊学舎
( 遊学舎の故吉田比登志さん(写真右))

お元気な時の激しくエネルギッシュだった吉田比登志さんのことを今もよく思い出します。
比登志さんに教えてもらって初めて仕込んだどぶろくは、あの寒かった冬のみんなのコミュニケーションツールとなりました。いい思い出のひとつです。

美麻村遊学舎

精子さん(赤いワンピース)、お元気でした。
北海道からのファミリーと一夜を過ごし、アイヌの文化やお祭りのことを伺いました。北海道に行ったらぜひまたお会いしたいと思います。肉体は終わっても魂は存在していて、こうして次のつながりを用意してくれる、じゅんぺさんの存在に感謝します。

雑誌 Muzinzo 無尽蔵

なつかしい話をしていたら、1996年の冊子「無尽蔵」をいただきました。巻頭ページには大倉正之助さんのインタビュー記事が掲載されていました。



関連サイト :  いのちの祭り2024
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