カヌー製作
旧端午の節句 
2025年5月31日(土)

旧暦五月五日。「端」ははじまりを意味し、端午とは月のはじめの午の日という意味。菖蒲の節句ともいい、菖蒲湯に入って邪気払い、ちまきや柏餅を食して祝う風習があります。またこの日は薬日といわれ、午の刻(正午前後)に降る雨を「薬降る」といい、この雨が竹の節にたまった「竹の神水」で薬を製すれば薬効が増すといわれています。(はからめ月の手帳より)

工房が手狭になってきたので、艇庫をつくることにしました。
艇庫をつくるためには土地を整地しなければなりません。
整地するためにはまず木を移植しなければならず、移植を終えて整地のための土を運びます。
土を運ぶためには土を掘り出さなければならず、土を掘り出すためには山を削らなければなりません。そんな作業を繰り返しながら、時には誰かの話を聞きに、時には誰かが訪ねてきたりと、新緑が深緑に移り変わるように、人の動きも深みを増していきます。日々生きるために生きるような生活です。
土地の整地はお天気次第、急ぎのカヌーの製作に集中することにしました。

わか

バイクのレースに福島側から出場するとのことで、長野から友人ワカが訪ねてきました。
レースは太平洋側からサンライズとともにスタートして、サンセットまでに日本海側の石川県の千里浜にゴールするのだそうです。途中道の駅やチェックポイントなどを経由し、仲間とともに旅を楽しみながら進むとのこと、大人の遊びだと言っていました。
レースの話や腎臓・肝臓移植の話など、知らないことをたくさん聞かせてもらいました。

かのあなおき


北海道支笏湖でカヌーのガイド業を営むCANOA(かのあ)のナオキくんが、福島県の裏磐梯でコースをつくるお手伝いに来たタイミングで寄ってくれました。カヌーの話やパドルの話など、カヌー好きな人との話は尽きることがありません。翌朝裏磐梯まで戻るというので、夜更かしなしの楽しい夜を過ごしました。

つねき

先日異次元政治家として活動している大西つねきさんのお話を聞きに行きました。
「みんなこの話を知ったらいいのに」と思います。
わたしたちは政治に関してお金に関して、本当のことを知らないのだということがわかりました。政治を変えるためにはまずお金のシステムを理解してからでないと話にならないので、つねきさんはお話会を開催してみんなにお金と政治の話をわかりやすく説明しています。この話はとても面白く、具体的なデータをもとに解説してくれるので疑いようがありません。
販売していた書籍を購入しました。
お話会で話されている内容はほぼ陰(上巻)の本に書いてありました。これを読めばわかります。
世界一お金を持っている国の国民がなぜこんなに貧困化しているのか、それを改善することは可能なのだということを教えてくれます。全国民が聞いた方がいい話です。そして誰より、まず既存の政治家が聞いた方がいいと思います。国会で話してもらいたい、全国民に関係する深刻な話です。

土地整地

日々、山菜や野草を摘み、家事をしていると日が暮れていきます。
今を生きることには優劣も成功・失敗もありません。ただやりたいようにやるだけです。
やりたいことが何なのかわからずに悩む人が多い世の中なのだそうです。何かをやらなければならいという考えがそもそも必要ないかもしれません。ただ生きるだけ、それだけでも十分にやることがあります。



関連サイト : 支笏ガイドハウスかのあ  ・ 大西つねきのインスタグラム

大日向マルシェ
大日向マルシェ、飯沼靖博展
2025年5月10日(土)

栃木県那須塩原市図書館「みるる」で開催中の「飯沼靖博展〜キミノ根ハ?〜」を観に行きました。
ちょうど那須町アワーズダイニングの庭で開催中の「大日向マルシェ」にも立ち寄り、那須の仲間たちにも会えた嬉しい時間でした。

大日向マルシェ

能登半島地震への支援も募ってくれていて、飯沼さんを通して今回も「アジア学院」と「大日向マルシェ」の関係者の方々から、顔の見える団体へ寄付をしたいとのお声を受け、オープンジャパンへのご支援を賜わりました。ありがたいことです。

飯沼靖博展

黒磯駅前にある図書館「みるる」はかなり素敵な現代的図書館で、カフェやギャラリー、勉強できる空間も幾層にも工夫して配置されていました。その素敵空間にあるギャラリーで飯沼さんの原画展が5月11日まで開催されています 。
植物や昆虫を観察して描いた絵や、「アースデイ那須」や「大日向マルシェ」のポスターとなった絵が展示されていて、たくさんの方々が訪れていました。絵を見ると、飯沼さんの生き物への愛が伝わってきます。細部まで細かく描かれていて、普段なら見過ごしてしまうような小さな植物たちへの気づきもあり、とても新鮮な目でひとつひとつを拝見させていただきました。

飯沼靖博展

絵も素晴らしいし、この施設もコンセプトも素晴らしい、那須の環境意識の高さが伺えて、わたしたちも頑張ろうという気持ちになりました。刺激し合える仲間がいるのはありがたいことです。



関連サイト : 大日向マルシェのインスタグラム  ・ 飯沼靖博のインスタグラム

カヌーのクラス
荒沢湖でカヌー
  2025年5月6日(火)

タキタロウ公園のほとりにある荒沢湖で、カヌーに乗って自然散策を楽しむツアーを開催しました。
午前の部と午後の部の2回に分かれて実施、ランチタイムはみんなで楽しいひとときを過ごします。
昨日の「こよみのお話会」にご参加くださった方々もいて、今回はまさに“月とカヌー”、月の暦にまつわるお話とカヌー体験が一体となった企画となりました。

カヌーのクラス

今回のように両方の企画を同時に体験できる機会はまだ少なく、お話会に参加された方から「カヌーにも乗ってみたい」との声をいただき、「明日体験できますよ」とお伝えできたのは、manosubeさんの企画力のおかげ、貴重な機会をいただきありがたいです。

サポートはオープンジャパンの仲間でもあるスターンこと草島進一さん。鶴岡の市議会議員で山伏でもあり、スターンというニックネームでカヌー乗りだということがわかる人もいるかと思います。昨年はアースデイ鶴岡の企画でカヌー体験会を企画してくれました。

カヌーのクラス

ランチのメインは、この時期ならではの郷土料理「孟宗汁」です。
タケノコと椎茸、厚揚げを酒粕と味噌でじっくり煮込んだ一品で、鶴岡の人々にとってはおなじみの味です。家庭ごとに味わいが異なるのも手作りならではの良さ、みなさん楽しみにしてくれました。今回は主催の真紀子さんが朝取りの湯田川のタケノコを使って作ってくれました。
山菜に詳しい真紀子さんと一緒に山菜料理も手がけました。朝摘みのカタクリやスミレ、青コゴミ・赤コゴミ、ウルイ、シオデ、花山椒など、春の恵みをふんだんに使った料理を味わっていただきました。おやつには、その場で摘んだヨモギを使ったパンケーキに、手作りのメープルシロップを添えて。まさにこの季節ならではの山菜づくしの食に、皆さんとても喜んでくださいました。

カヌーのクラス

料理は焚き火で作ります。まだ肌寒い季節でもあり、暖を取ったり料理をしたり、火の特性を感じられるのもお話会から続く物語です。木火土金水、見聞きしたことを自然に体験してもらえるツアーだと思います。

差し入れに鶴岡名物の「笹巻き」をいただきました。
昨年、直売所で笹巻きを購入したとき、きなこと黒蜜が別売りだと知らずに、味のない笹巻きをそのまま食べてしまったことが思い出されます。今回は、きなこと黒蜜を添えて味わい、灰汁で黄色く染まった笹巻きの美味しさを存分に堪能しました。きっと昨年のことを覚えていて、差し入れてくださったのでしょう。郷土料理の奥深さのなかには、やさしさとおもてなしの心が感じられます。

カヌーのクラス

荒沢湖は本当に素晴らしい場所でした。桜が咲き、カタクリの群生や野鳥にも出会え、豊かな自然を五感で楽しむことができました。
参加された皆さんも、この自然に囲まれた暮らしをあらためて実感されたようで、「来年も楽しみにしています!」との嬉しい声もいただきました。

カヌーのクラス

今回のツアーは、天気予報では3日間すべてが雨と雷、降水確率も80%以上という予報でした。
天気に味方してもらいたいと願いながら臨んだ「こよみのお話会」とカヌー体験。ありがたいことに、雨にも雷にも見舞われることなく、爽やかで心地よい時間を過ごすことができました。
天気と通じ合えたようなこの体験は、私にとって大きな学びであり、心から嬉しい出来事でした。

カヌーのクラス

月山と鳥海山、そして庄内平野を一望することもでき、雪解けの中、尾根に残る白い雪と新緑、そして山桜が同時に見られるという、まさにこの季節の美しい風景に出会うことができました。
壮大な自然に触れ、人の手の及ばない大きな存在がこの地を静かに守っているのだと感じます。人々もまたその大きなものに包まれた世界で生きていることを忘れずに暮らしている――そのことに深く心を打たれました。

奥深い山々への畏敬の念が自然と湧き上がり、ここが信仰の地となり得ることに、改めて納得させられるような“地の力”を体感する旅でもありました。

まさに幸運に出会う旅、出会えたすべての存在に感謝します。



関連サイト : manosubeのインスタグラム  ・ スターンこと草島進一のWEBサイト

こよみのクラス
立夏、暦と暮らすこよみのクラス
  2025年5月5日(月)

二十四節気の立夏です。暦の上での夏、夏の気配が感じられる頃。(はからめ月の手帳より)

早朝に進水式を迎え、その足で鶴岡市羽黒町にある創造の森交流館へ。
こよみの話会「暦の暮らすこよみのクラス」を開催しました。
主催は昨年も市内で開催してくれたmanosubeの齊藤真紀子さん。

今回サプライズがありました。ランチをお願いしていたALFAさん、お届けに来てくれたのは15年前に琵琶湖でカヌーを作っていた時に会っていたバンブーさんでした。久しぶりの再会にびっくり。バンブーさんはご結婚して鶴岡に住んでいて、ALFAさんは奥様のお店でした。

こよみのクラス

創造の森は桜が満開で、庄内平野を見渡せる素晴らしい眺望の一室でお話会を開催させていただきました。
こうして何度も鶴岡に足を運ばせていただき、その度毎に鶴岡の自然豊かなおもてなしを受け、鶴岡が大好きになりました。

明日は荒沢湖でカヌーです。
地元の温泉に寄ってキャンプ場へ戻り、火を起こして明日のツアーに備えます。

◆◆◆ 荒沢湖でカヌー! ◆◆◆
2025年5月6日(火・振)  山形県 鶴岡市
《 タキタロウ公園オートキャンプ場〜荒沢湖の水没林 》
場所:山形県鶴岡市大鳥高岡55−8
時間:9:00〜12:00(午前の部 ) /13:30〜16:30(午後の部 )
定員:午前、午後の部、共に8名ずつ
申込・問合先:こよみのクラスと同じくmanosube 齊藤まで



関連サイト : manosubeのインスタグラム

荒沢湖でカヌー
みどりの日
  2025年5月4〜5日

「自然に親しむと共にその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」日として定められた国民の祝日です。
山形県鶴岡市のタキタロウ公園のキャンプ場にやってきました。

今日明日明後日と3日間、こちらの場所をベースとして、こよみの話会とカヌーの体験会を開催します。この場所はこの時期水没林になり、とても美しい景色がみられます。ここでキャンプしながら明日は創造の森交流間でこよみの話会、明後日はここからカヌーに乗ってゲストのみなさんと自然散策をしたいと思います。

荒沢湖でカヌーの進水式

開催にあたり、今回持参した新艇Wood&Canvasカヌーの進水式を行いました。
完成してから半年以上なかなか進水する機会がなく、ついにこのタイミングを迎えました。図らずも5月5日立夏に執り行うこととなりました。

嬉しいことに、鶴岡の地酒でお清めし、地元の未来ある少年少女が最初に漕ぎ出してくれました!


こよみのクラス
八十八夜、こよみの話会
  2025年5月1日(木)

立春から数え88日目、新芽を出した作物に対しての遅霜に注意をする日。「八十八」は一字に重ねると「米」になるため、縁起を担ぎこの日に苗代作りや種籾をおろしたりしました。また、緑茶の季節でもあり、この日に摘み取られたお茶を飲むと一年間無病息災で過ごせるといわれています。(はからめ月の手帳より)


ゴールデンウィーク中5月5日、山形県鶴岡市の創造の森にて、こよみの話会を開催します。
参加者募集中です。


◆◆◆ 暦と暮らす こよみのクラス ◆◆◆
2025年5月5日(月・祝)  山形県 鶴岡市
《 創造の森交流館 》
主催:manosube
場所:山形県鶴岡市羽黒町川代字向山628
時間:10:00〜14:30
お問い合わせ:090-2796-1118(齊藤) またはインスタのDMより
manosubeのInstagram

◆◆◆ 荒沢湖でカヌー! ◆◆◆
2025年5月6日(火・振)  山形県 鶴岡市
《 タキタロウ公園オートキャンプ場〜荒沢湖の水没林 》
場所:山形県鶴岡市大鳥高岡55−8
時間:9:00〜12:00(午前の部 ) /13:30〜16:30(午後の部 )
定員:午前、午後の部、共に8名ずつ
申込・問合先:こよみのクラスと同じくmanosube 齊藤まで


山形でカヌー

翌日はカヌーの体験会を開催します。(写真は昨年の山形で)
午後の部はあと数名ご参加可能です。

月山湯殿山羽黒山、出羽三山を巡る旅は死と再生をたどる「生まれ変わりの旅」といわれます。この機会に、奥深い信仰の地を訪れてみませんか。



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