A Moon Calendar of the people

ひで(左)とあすか(右)とにゃんこ2006年5月 Pai Thailand あすか&ひで宅

アジアを旅する2人の手元にカレンダーが渡った。「こんなページを作っているんだ、協力しておくれ」と頼んだら写真と文章を送ってくれた。嬉しい。嬉しいので、以下は送ってもらった文章をそのまま載せることにした。

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ムーンカレンダーを使って2年目になりました。私たちは今、Thaiの北部、ミャンマーとの国境付近の小さな町paiというところに住んでいます。ムーンカレンダーを旅のお供にと、バックパックに詰めこみ旅をかじめて 2006ねん。 いざ、カレンダーをつかおう!となったら家が出来て、生活がはじまって...旅はお休みに入り、ムーンカレンダーも我が家のカベを飾る生活の一部として定着しています。

わたしたちの家は、ぞうのうんちと土の家。素材も自然に還るものから出来ていて(屋根は葉っぱ、壁はぞうのうんちと土)土着な生活をしています。にわとり&ひよこ親子、ヤギさん、ウシさん、ねこちゃん、わんちゃん達に囲まれ、早寝早起き、土を耕し、肥やし、畑を作り、野菜を育てたり、釜戸でパンを焼いたり、どーのこーの。特に忙しくはないけれど「あっという間の毎日」を過ごしています。自分たちで作ったものに囲まれて生活をしたい。と思っている私たちは、生活に関わるものを出来るだけ自分の手を通してつくっていきたいと思っています。

部屋のカレンダー ここでの天気の良い夜は星も月もとてもキレイに見えます。日本より西南に位置しているので月の満ち欠けも、時間はもちろん、角度も少し変わって見えます。空が広く、闇が濃いので、月の1日1日の変化の大きさ、そして新月近く、月が光らない日にも月の存在を感じ「あぁ、月はこの地球の周りをまわっているんだなぁ」と実感できます。
月の形をみて、太陽を想ったりします。
太陽に感謝、月に感慨無量です。

月の引力は地球上で大きな働きをしています。満月の夜、神秘的な出来事が起こりやすい様に、わたしも自分のリズム(波)と月の動きとの関係を照らし合わせて観察したりしています。(自分の事なのに、自分でもわからない事がたくさんあるものですね)
予想もつかない程の人間ドラマ、動物ドラマが目の前で繰り広げられ、生きとし生けるもののちからづよさと、儚さ、そして廻り続けるつながる命を感じて、せめて私たちも目の前にある小さなことから大切にしていけるようにと、思って生活をしています。

右下にハート発見 つよく
やさしく
おおきく
いけるように。
そんなふうに、ないたり、わらったり、はしったり、ころんだりしています。
おいしいごはんと豊かな人生を!!!

あすか&ひで

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以上があすかとひでが書いてくれた文章と写真だ。本当にありがとう。
右の写真であすかが持っている巨大ウリは、後ろに見えるあすかとひでの家の裏になっていた物で、すでに食べて美味しかったと言っていた。太陽と共に体を動かし、月と共に心を動かす、2人からはそんな生活観を感じられる。
広く大きな所なんだろうなぁ、広く大きかったら自分もどこまでも広く大きくなれるなぁ。そんなところにもカレンダーが掛かっているのが嬉しい。

現在「PONCHO」という雑誌に、今回の旅の話をあすかが書いている。自ら撮った写真も載っているのでぜひ立ち読みしてほしい。(余裕があったら買っても) (匠)

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